板倉滉KCPが福岡初上陸!W杯直後の「ありがとう」イベントを現地レポート

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スタジアムのゲートをくぐった瞬間、外の34度の熱気と、子供たちの歓声が一緒になって押し寄せてきた。

2026年7月12日、日曜日の午後3時。日本代表が北中米ワールドカップを戦い終えて、まだ2週間も経っていない。福岡・ベスト電器スタジアムのピッチには、板倉滉、冨安健洋、菅原由勢、谷口彰悟という顔ぶれがそろっていた。W杯で世界と戦ったばかりの4人が、今度は小学生と向き合っていた。

KCP「Ko Creation Project」の福岡大会——テーマは「ありがとう〜Next stage〜」。板倉選手が2022年のカタールW杯後に立ち上げたプロジェクトの九州初上陸だ。イベント開始から終了まで、6時間を現地で過ごした。その体験をそのままお伝えする。

KCPとは?知らずに来ると驚くスケール感

正直に言うと、会場に入るまで「選手のトークショーイベント」程度のイメージを持っていた。だが実際は違った。フィールドに200人の小学生が広がり、選手たちが本気でボールを蹴り、トークショーで本音が飛び出す——この日のプログラムは、スポーツ体験・交流・コンテンツが一体になっていた。

KCP(Ko Creation Project)は板倉選手が立ち上げたコミュニティプロジェクトで、「社会貢献」「子供に夢を与える」「日本食文化を広める」の3軸で全国47都道府県を巡る。2022年のカタールW杯直後に始まり、今年で5年目。今回の福岡が7都道府県目だ。

日本代表が北中米ワールドカップを終えて2週間も経っていないこの日、福岡・ベスト電器スタジアムに板倉滉選手のKCP(Ko creation project)が初上陸しました。テーマは「ありがとう〜Next stage〜」。カタールW杯後に始まったこのプロジェクトが5年目を迎え、九州の大都市・福岡で開催された今大会を現地で体感してきましたので、その全貌をレポートします。

34度のピッチで「チーム板倉」対 小学生200人

午後3時を回った頃、ピッチに小学生が一斉に出てきた。九州在学・在住の小学2〜6年生、200人。コートに広がるユニフォームの列は、壮観だった。

「チーム板倉」——板倉・冨安・菅原・谷口で構成されるチームが相手だ。予想に反して、選手たちは手加減をしていなかった。最初こそ笑顔でパスを回していたが、気温34度の猛暑の中で子供たちが本気で向かってくるにつれ、徐々にギアが上がっていった。

板倉は守備側に回りながらも、子供たちの動きに的確な声がけをしていた。日本代表キャプテンが、200人の前で「先生」になっている。その光景が妙に胸に刺さった。

フルコートでの本気サッカー

午後6時を過ぎたが、まだまだ日差しが強い。日本一ワクワクする芸人サッカーチーム「SMILERS(スマイラーズ)」とフルコートでのサッカーが始まった。試合中はMC・遠藤玲子アナ(フジテレビ)が先導し、応援も行っていた。

フルコートに出た4選手の動きは、ミニゲームとは別物だった。スペースがある分、それぞれのクラブで磨かれたものが出てくる。菅原のランニング、冨安のポジショニング、谷口のカバーリング。「これを見れていいのか」という声が周囲から聞こえた。自分もそう思った。

板倉滉の本音

板倉選手がW杯の舞台裏を語り始めた。遠藤航の負傷離脱によるキャプテン就任について聞かれると、少し間を置いてからこう言った。

「結構きつかったです。正直、キャプテンに指名された後しばらく、お腹が全然空かなくて。ご飯が喉を通らなかった」

会場が静かになった。あのW杯のフィールドで飄々として見えた板倉が、それほどの重圧を感じていたとは。

来季の去就についても話が及んだ。昨季はアヤックスで負傷に苦しみ、出場機会が思うように得られなかった。「来年どうするの?」という問いに対して、板倉は正直に答えた。

「まだ自分がどうなるかというのも、分からないです。でも、どこにいても怪我をせずにやることが一番大事だと思っています」

W杯の悔しさも、来季への不確かさも、隠さなかった。それがこの人らしいと思った。

(出典:FOOTBALL ZONE – 2026年7月13日

KCPが見せる「アスリートの新しい在り方」

帰りの車に乗りながら、6時間を振り返った。何がこのイベントを特別にしているのかを考えると、選手が本気で関わっているからだと思う。W杯直後のタイトな日程で、4人の代表選手が九州まで来て、子供200人と汗をかく。「仕事だから」では継続できない熱量だ。

海外では、選手がコミュニティを持つことがブランド価値に直結している。KCPは日本版の先行事例として機能している。板倉選手が現役のうちに47都道府県を達成するかどうかはわからない。でも、その過程で積み上げられている何かは、確実に子供たちの中に残る。スタジアムを出る時に、子供が走り出すスピードが速かった。それで十分だと思った。

あわせて読みたい板倉滉が「やるよ、俺は!」と言える理由——W杯キャプテンの思考と成長哲学

まとめ

  • KCP(Ko Creation Project)は板倉滉が2022年カタールW杯直後に立ち上げたプロジェクト
  • 2026年福岡大会は「ありがとう〜Next stage〜」をテーマに、北中米W杯直後・九州初開催として実施
  • 小学生200名とのミニゲーム、PRブースエリア、フルコートサッカーやトークショーが行われた
  • 冨安健洋・菅原由勢・谷口彰悟・スマイラーズが参加。気温34度の中、菅原が”大会得点王”に輝いた
  • トークショーで板倉は「結構きつかった」「お腹が空いてなかった」とキャプテンの重圧を告白。来季は「まだ分からない」と率直に語った

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