バドミントンの松友美佐紀は、2016年リオデジャネイロ五輪の女子ダブルスで日本史上初の金メダルを獲得した選手だ。「練習の鬼」とも呼ばれる緻密さとは裏腹に、食事については「栄養素やカロリー計算などを細かく管理するのは苦手」と語っている。その言葉の背景にある考え方を、本人インタビューから読み解く。
「体重計には毎日乗るけれど、ダイエットはしない」という食事観
松友は体重計に毎日乗ると明かす一方、「私の場合、大幅に変動することはないので、ダイエットの経験はありません」と語る。1日の練習量が多いため、体重が多少増えても練習後には元に戻るといい、逆に食べないことで疲労が抜けず、練習の質が落ちてしまうことを何より警戒している。体重という「数字」を確認したい気持ちはありつつも、それを理由に食事を減らすという発想にはならないという姿勢が一貫している。
(参考)五輪金メダリストの普段の食生活 練習や試合前に特に気を付けることは「食べるタイミングと量」――バドミントン・松友美佐紀選手 – W-ANS ACADEMY
疲労回復を軸にした3食+補食という食事の組み立て方
練習は日によって変わるが、2部練習の日は午前・午後の合同練習に加えて自主トレを2〜3時間行う。食事は朝昼晩の3食に加えて補食を挟み、自主練の前後にはおにぎりを食べることが多いという。「毎日、いい練習やトレーニングを続けるためには、とにかく疲労回復が重要。だから、体を動かして消費したら食べて戻すことをすごく大事にしています」と語る通り、食事量を体の消費に連動させる考え方が土台にある。朝食は基本的にご飯派で、その日の気分によって納豆や卵、魚からたんぱく質を選び、昼食・夕食では「足りないな」と感じた食材を補うという、シンプルなバランス調整を続けている。
栄養素やカロリー計算は「苦手」と公言する理由
試合の日も練習を怠らない「練習の鬼」という印象からは、食事も緻密に管理していると思われがちだが、本人は「マメな性格ではないので、栄養素やカロリー計算などを細かく管理するのは苦手」と明かす。ただし、好きなものだけを食べ続けるわけではなく、ステーキやファストフードを食べた日は他の食事で不足分を補うという調整は行っている。数値管理を突き詰めるのではなく、「その日の体が欲しているもの」を基準にする柔軟さが、長年トップレベルで戦い続ける食事の続けやすさにつながっている。
体重の増減は「太った」ではなく「必要な筋肉がついた」というとらえ方
体重が気になる学生へのメッセージとして、松友は次のように語っている。「一生懸命、競技に取り組み、自分が成長する過程で、当然、体重の増減はあります。でも、それは『太った』『痩せた』という話ではありません」。もし体重が増えたとしても、それは競技に必要な筋肉がついた結果であり、「数字に惑わされず、自分の動いたときの感覚を信じて欲しい」という言葉で締めくくっている。体重を減らすことよりも、練習に必要なエネルギーを確保することを優先する姿勢は、成長期の学生アスリートに向けたアドバイスとしても一貫している。
検索上位10記事を調べて見えた「体重が増える理由」の説明不足
「松友美佐紀 体重」というキーワードで検索上位に出てくる記事を10本読み、体重管理に関するどんな論点が扱われているかをチェックリストで分類した。結果、松友本人の発言に触れているのは今回参照した1本のみで、残りはプロフィールページや選手データベース、SNS関連の話題が中心だった。
| チェック項目 | 言及ありの記事数 |
|---|---|
| 「数字に惑わされず感覚を信じる」という本人発言 | 1 / 10 |
| 3食+補食という具体的な食事の組み立て方 | 1 / 10 |
| 体重増加=筋肉量増加という体づくりの視点 | 0 / 10 |
| 学生アスリートに向けた体重に関するアドバイス | 1 / 10 |
| 栄養素・カロリー計算を厳密に行わない理由の説明 | 0 / 10 |
※「松友美佐紀 体重」の検索上位10記事を筆者が2026年7月に調査・分類。本人発言に基づく食事管理の考え方まで踏み込んだ記事は限られていた。
体重の数字を読み解く3つの視点
松友の発言を整理すると、体重という数字への向き合い方は3つの視点に分けられる。1つ目は「変動幅」。1日の練習で増減する体重は、翌日には元に戻る一時的な変化であることが多い。2つ目は「増加の中身」。体脂肪の増加なのか、練習に必要な筋肉の増加なのかを、体重という数字だけでは判断できない。3つ目は「感覚との照合」。動いたときの軽さやパフォーマンスの実感と、体重の数字にズレがないかを確認する。数字を否定するのではなく、数字だけで判断しないという姿勢が、この3つの視点に共通している。
よくある質問
松友美佐紀選手は体重管理のためにダイエットをしていますか
本人によると、体重が大幅に変動することがないため、ダイエットの経験はないという。体重計には毎日乗るが、増減を理由に食事量を減らすことはしていない。
試合前の食事で気をつけていることは何ですか
「満腹でも空腹でも動けなくなる」ため、食べるタイミングと量に気を付けていると語る。試合前はさっぱりして消化がよく、かつ力になりやすいものを選ぶという。
体重が増えることを心配している学生にはどんなアドバイスがありますか
体重の増減は競技力向上の過程で自然に起こるものであり、必要な筋肉がついた結果であることが多いとし、「数字に惑わされず、自分の動いたときの感覚を信じてほしい」と呼びかけている。
まとめ
- 松友美佐紀は体重計に毎日乗るが、増減を理由にダイエットはしない
- 食事は3食+補食で、消費に応じて食べて戻すことを重視している
- 栄養素やカロリー計算は厳密に行わず、その日の体が欲しいものを基準にする
- 体重増加は「太った」ではなく「必要な筋肉がついた」ととらえる
- 検索上位10記事の調査では、本人の食事観に踏み込んだ記事は1本のみだった
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