企業のウォーキングイベント事例|健康経営の企画

健康経営の一環でウォーキングイベントに参加する人々のイメージ ウェルビーイング

「健康経営の一環で何か始めたいけれど、運動が苦手な社員も多い…」という悩み、よく聞きます。そんなときに取り入れやすいのがウォーキングイベントです。歩くだけなら、ほとんどの人が参加できますからね。

この記事では、企業のウォーキングイベントの企画方法を整理します。健康経営に効く理由から、企画のステップ、参加率を高める工夫、効果測定まで、すぐ使える形でまとめました。

なぜウォーキングイベントが健康経営に効くのか

ウォーキングイベントが選ばれるのは、参加のハードルが低く、効果も期待できるからです。特別な道具や場所がいらず、運動習慣のない人でも気軽に始められます。健康づくりの第一歩として、とても相性がいいんですね。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に対して歩行など3メッツ以上の身体活動を1日約8000歩相当行うことが推奨されています。歩数という分かりやすい目標があるので、イベントの目標設定にも使いやすいのが利点です。

(参考)身体活動・運動の推進(健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023) – 厚生労働省

ウォーキングイベントの企画ステップ

イベントは、思いつきで始めるより手順を踏むほうがうまくいきます。ここでは基本の3ステップを紹介します。この流れに沿えば、初めてでも形にできます。

① 目的と期間を決める

まずは「何のためにやるのか」をはっきりさせます。運動習慣のきっかけづくりなのか、部署を越えた交流なのかで、設計が変わるからです。期間は2週間〜1か月程度が定番で、短すぎると習慣にならず、長すぎると飽きやすくなります。目的を決めておくと、あとで効果を測るときの基準にもなります。

② 計測方法とルールを決める

次に、歩数をどう計測するかを決めます。スマホの歩数計や、無料・有料の専用アプリを使う方法が一般的です。個人戦にするか、チーム対抗にするかでも盛り上がり方が変わります。チーム対抗にすると、お互いに声をかけ合う雰囲気が生まれ、参加が続きやすくなります。ルールはできるだけシンプルにするのがコツです。

③ 盛り上げる仕組みをつくる

3つ目は、続けたくなる仕掛けづくりです。途中経過のランキング発表、目標達成者への景品、社内チャットでの応援などが効きます。結果だけでなく、過程を見せ合えると一体感が高まります。経営層や管理職が率先して参加すると、社内全体に広がりやすくなります。

参加率を高める工夫

イベントは、参加してもらえなければ意味がありません。参加率を高めるには、エントリーの手続きを簡単にすること、業務時間内でも歩ける雰囲気をつくること、そして運動が得意でない人も楽しめる設計にすることが大切です。「順位を競うのが苦手」という人向けに、達成型(目標歩数をクリアすればOK)の枠を用意するのもおすすめです。ほかの健康施策との組み合わせ方はウェルビーイング経営の取り組み事例|中小企業の始め方も参考になります。

効果を測って次につなげる

イベントは「やって終わり」にせず、効果を測ることが大切です。参加率、平均歩数、参加者アンケートの満足度などを記録しておくと、次回の改善や経営層への報告に使えます。経済産業省も、これからの健康経営として連携・協働による健康づくりを後押ししています。一度きりで終わらせず、運動を支える制度につなげていくと効果が長続きします。制度づくりは従業員の運動習慣を支援する制度設計ガイドで解説しています。

(参考)これからの健康経営について(2025年4月) – 経済産業省

まとめ

  • ウォーキングは参加のハードルが低く、健康経営の第一歩に向いている
  • 身体活動ガイド2023は1日約8000歩相当を推奨し、目標設定に使いやすい
  • 企画は「目的と期間」「計測とルール」「盛り上げる仕組み」の3ステップ
  • 手続きの簡素化や達成型の枠で、運動が苦手な人の参加率も高められる
  • 参加率や歩数、満足度を記録し、次回や制度づくりにつなげると効果が続く

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