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運動施設は増えている|18,281事業所の全数調査

従業員の運動機会を福利厚生や健康経営の施策として考えるとき、多くの企業は自社に体育館を持たないため、外部の施設やプログラムを使うことになります。つまり施策が実行できるかどうかは、拠点の周りに供給があるかに左右されます。
本レポートは、総務省・経済産業省「令和3年経済センサス-活動調査」(2021年6月1日現在)と「平成28年経済センサス-活動調査」(2016年6月1日現在)をもとに、日本標準産業分類の小分類804「スポーツ施設提供業」を全国・都道府県別に集計し直したものです。体育館、ゴルフ場、ゴルフ練習場、ボウリング場、テニス場、フィットネスクラブなどが含まれます。標本調査ではなく国が全事業所を対象に行う全数調査なので、推計値は含みません。
集計してみると、この5年で全産業の事業所数は3.5%減っているのに対し、スポーツ施設提供業は15,810から18,281へ15.6%増えていました。全事業所に占める割合も0.296%から0.355%へ上がっています。「運動の場が減っている」という印象とは逆に、供給側は縮んでいません。
一方で中身を見ると、1事業所あたりの従業者数は16.4人で全産業平均の11.2人を上回ります。個人経営の小規模店が中心の業種ではなく、一定の人員を抱えた施設が担っている構造です。従業者に占める女性は51.3%で、全産業平均の44.2%を7.1ポイント上回ります。
都道府県別では、事業所数の多い順と、県の全事業所数で割った密度の順が大きく入れ替わります。数の1位は東京都ですが、1万事業所あたりで見た1位は千葉県で、上位と下位では2.0倍の差があります。全47都道府県の一覧を収録しているので、自社の拠点がある県の密度と順位をそのまま確認できます。
本ページおよびレポートに掲載した数値・表は、出典を明記いただければ自由に引用・転載いただけます(事前のご連絡は不要です)。報道・研究・社内資料のいずれでもご利用いただけます。
出典表記の例
出典:Human Soar「スポーツ施設提供業 全数調査レポート2026」(About The New株式会社)
https://www.human-soar.com/ebook/org/sports-facility-industry-census-2026/
全産業が3.5%減るなかで、スポーツ施設提供業は15.6%増えた
2016年と2021年の経済センサスを比べると、事業所数の動きが逆を向いています。全産業の事業所数が5年で3.5%減ったのに対し、スポーツ施設提供業は15.6%増えました。全事業所に占める割合も0.296%から0.355%へ上がっています。
| 区分 | 2016年 | 2021年 | 増減 |
|---|---|---|---|
| スポーツ施設提供業(事業所数) | 15,810 | 18,281 | +15.6% |
| 全産業(事業所数) | 5,340,783 | 5,156,063 | -3.5% |
| 全事業所に占める割合 | 0.296% | 0.355% | +0.059pt |
対象:日本標準産業分類 小分類804「スポーツ施設提供業」。全産業は「全産業(S 公務を除く)」の民営事業所。国・地方公共団体の事業所は調査対象外。Human Soarが集計。
※人数は2016年「事業従事者数」と2021年「従業者数」で定義が異なるため、時系列は事業所数のみで比較しています。
出典:総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」(2021年6月1日現在)/「平成28年経済センサス‐活動調査」(2016年6月1日現在)
従業者の51.3%が女性|全産業平均を7.1ポイント上回る
2021年時点の従業者は30万545人。1事業所あたり16.4人で、全産業平均の11.2人を上回ります。個人経営の小規模店が中心の業種ではなく、一定の人員を抱えた施設が担っている構造です。女性比率は51.3%で、全産業平均より7.1ポイント高くなっています。
| 項目 | スポーツ施設提供業 | 全産業 | 差 |
|---|---|---|---|
| 従業者数 | 300,545人 | 57,949,915人 | — |
| 1事業所あたり従業者数 | 16.4人 | 11.2人 | +5.2人 |
| 女性比率 | 51.3% | 44.2% | +7.1pt |
対象:2021年6月1日現在の従業者数。Human Soarが集計。
出典:総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」事業所に関する集計
この資料でわかること
- 全産業が3.5%減るなかでスポーツ施設提供業は15.6%増えたという事業所数の推移
- 1事業所あたり16.4人(全産業平均11.2人)という、この業種の規模の特徴
- 従業者の女性比率51.3%と、全産業平均との7.1ポイントの差
- 事業所数の多い県と、県の規模でそろえた密度の高い県が入れ替わる順位ギャップ
- 全47都道府県の事業所数と1万事業所あたり件数の一覧
目次
- エグゼクティブサマリー
- この資料の使い方
- 「スポーツ施設提供業」とは何を指すか
- なぜ、この業種の数字を見るのか
- 事業所数|全産業が減るなかで15.6%増えた
- 規模別の分布|小さな事業所が数の大半を占める
- 人数で見ると、大きな施設に集まっている
- 働く人の構成|女性比率は全産業平均より高い
- 絶対数ランキング|事業所数が多い都道府県
- 率ランキング|県の規模をそろえて比べ直す
- 順位ギャップ|数が多い県が、密度も高いとは限らない
- 拠点によって、施策の実行しやすさが変わる
- 全47都道府県の一覧(前半)
- 全47都道府県の一覧(後半)
- 自社に当てはめる
- 社内提案・稟議に使うときのチェックリスト
- 進め方(活用例)
- データの見方・出典
- 出典URL一覧
こんな方におすすめ
- 従業員の運動機会・健康施策を検討する人事・総務のご担当者
- 拠点ごとの福利厚生の差を把握したい多拠点企業のご担当者
- スポーツ・ウェルネス領域への参入を検討している経営層


