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観戦したい訪日客は、した人の5倍|企画担当の国籍別データ

観戦したい訪日客は、した人の5倍|企画担当の国籍別データの資料表紙

訪日客のうち、日本でスポーツ観戦をした人は2.2%です。ところが「次回はしたい」と答えた人は11.6%いて、した人の5.2倍にのぼります。スキー・スノーボードも同じ形で、した人2.9%に対し、次回したい人は17.9%(6.2倍)です。調査が聞いている体験のなかで、希望が実施を上回る倍率はこの2つが上位2つでした。

誰が観ているかは、国・地域ではっきり分かれます。観戦をした人の割合は豪州・米国・カナダ・英国の順に高く、訪日客の多数を占める韓国・台湾・香港・中国は1.1%以下です。スキーは豪州が突出し、「次回したい」は東南アジアで高くなります。同じスポーツでも、届ける相手が違います。

本レポートは、観光庁が出国する訪日客に聞いている調査を2019年から2025年まで読み、スポーツ観戦・スキー・その他スポーツについて、「今回したこと」「次回したいこと」「お金を払った人の割合と金額」を国籍別に並べたものです。2025年の回答者は30,005人。訪日客向けの商品・販促・地域連携を考える企業が、自社の顧客の国籍に当てて読めるよう、24ページにまとめています。

引用について

本ページおよびレポートに掲載した数値・表は、出典を明記いただければ自由に引用・転載いただけます(事前のご連絡は不要です)。報道・研究・社内資料のいずれでもご利用いただけます。

出典表記の例

出典:Human Soar「訪日客のスポーツ観戦・体験 国籍別の実施率と消費額」(About The New株式会社)
https://www.human-soar.com/ebook/trend/inbound-visitors-sports-watching-experience-2026/

「次回は観戦したい」は、6年で7.9%から11.6%へ上がった

「今回した」と「次回したい」を年ごとに並べました。観戦の希望は2019年の7.9%から2025年は11.6%へ上がっています。実施のほうは、ラグビーワールドカップがあった2019年の2.9%が最も高く、2025年は2.2%です。スキーの希望は18.0%から17.9%で、高い水準のまま動いていません。

年 回答者数 観戦をした 次回は観戦したい スキーをした 次回はスキーをしたい
2019年 35,034人 2.9% 7.9% 2.8% 18.0%
2023年 35,732人 1.9% 10.3% 2.2% 15.1%
2024年 33,491人 2.0% 10.0% 2.7% 15.9%
2025年 30,005人 2.2% 11.6% 2.9% 17.9%

対象:日本を出国する訪日外国人のうち、空港・港での調査に答えた人(全国籍・地域)。いずれも複数回答で、割合は調査の公表値です。2020・2021年は年間の集計が無く、2022年は試算値のため載せていません。出典:観光庁「インバウンド消費動向調査(2023年までは訪日外国人消費動向調査)」暦年集計表(2026年10月5日 取得)。

Q. 訪日客のうち、日本でスポーツ観戦をする人はどれくらいいますか?

2025年の調査では、今回の滞在でスポーツ観戦をした人は2.2パーセントです。一方で「次回したい」と答えた人は11.6パーセントで、した人の5.2倍います。「次回したい」は2019年の7.9パーセントから上がっています。

観戦は欧米豪、東アジアは1%前後。国・地域で10倍近い差がある

2025年について、観戦をした人の割合が高い4市場と、訪日客の多い東アジア4市場を並べました。豪州は9.5%、韓国は0.8%です。「次回は観戦したい」は英国が39.2%で、実施との差が最も大きくなっています。ただし回答者の数は東アジアのほうがずっと多く、率と人数の両方で見る必要があります。

国・地域 回答者数 観戦をした 次回は観戦したい スキーをした 次回はスキーをしたい
豪州 877人 9.5% 29.3% 17.2% 40.7%
米国 3,028人 7.1% 30.0% 2.8% 19.3%
カナダ 545人 7.0% 28.8% 3.9% 23.3%
英国 594人 6.4% 39.2% 3.7% 17.8%
韓国 3,437人 0.8% 6.7% 0.3% 4.6%
台湾 2,468人 1.1% 7.1% 4.8% 22.9%
香港 3,740人 1.0% 7.1% 3.4% 19.6%
中国 5,668人 0.6% 4.3% 1.5% 20.1%

対象:2025年に日本を出国した訪日外国人(国籍・地域別)。上の4行は観戦をした人の割合が高い順、下の4行は東アジアの4市場です。割合は調査の公表値で、順位は回答者400人以上の市場に限って付けています。出典:観光庁「インバウンド消費動向調査(2023年までは訪日外国人消費動向調査)」暦年集計表(2026年10月5日 取得)。

Q. スポーツ観戦やスキーをする訪日客は、どの国・地域に多いですか?

観戦をした人の割合は豪州の9.5パーセントが最も高く、米国、カナダ、英国が続きます。韓国・台湾・香港・中国はいずれも1.1パーセント以下です。スキー・スノーボードをした人は豪州が17.2パーセントで突出しています。割合は回答者400人以上の市場で比べています。

Q. 訪日客は、スポーツ観戦やスキー場のリフトにいくら使っていますか?

2025年に買った人1人あたりの額は、スキー場リフトが24,584円、スポーツ観戦が13,582円です。スキー場リフトを買った人の割合は2.05パーセントで、2019年の1.6倍になりました。どちらも旅行全体の消費額に比べると小さな費目で、宿泊や飲食を含めて見積もる必要があります。

この資料でわかること

  • スポーツ観戦・スキーを「今回した」人と「次回したい」人の割合と、その倍率
  • 2019年から2025年までの推移と、国際大会があった年の動き
  • 観戦・スキーをした人、したい人の国籍別の違い
  • スキー場リフト・観戦・ゴルフ場にお金を払った人の割合と、1人あたりの額
  • 自社の顧客の国籍から企画の入り口を決める手順

目次

  1. 要点|したい人は多く、した人は少ない。その差が最大の体験
  2. この資料の使い方
  3. スポーツ観戦を「次回したい」人は、した人の5.2倍いる
  4. スキー・スノーボードは、希望17.9%に対して実施2.9%
  5. 希望が実施を上回る倍率は、19の体験でスキーと観戦が上位2つ
  6. 「次回は観戦したい」は、2019年の7.9%から11.6%へ上がった
  7. スキーは2019年の水準を超え、観戦は大会のあった年に届いていない
  8. 観戦をしたのは豪州・米国・カナダの順。東アジアは1.1%以下
  9. 英国は4割が「次回は観戦したい」。実施との差が最大
  10. スキーをした人は豪州が17.2%で突出している
  11. 「次回はスキーをしたい」は豪州と東南アジアで高い
  12. 観戦は欧米豪、雪は東南アジアと豪州。届ける相手が違う
  13. スキー場リフトを買った人は2.0%。2019年の1.6倍になった
  14. 買った人の1人あたりは、リフト2.5万円・観戦1.4万円
  15. リフトを買ったのは豪州の15.6%。観戦は欧米豪が4%台以上
  16. した人の9割以上が満足している
  17. スポーツが主な目的の訪日客は0.3%。2019年は0.9%だった
  18. 2019年、英国からの訪日客は4人に1人が観戦した
  19. 自社に当てはめる|顧客の国籍から逆算する
  20. よくある誤解と、読むときの注意
  21. データの見方|用語と算出方法
  22. 出典一覧

こんな方におすすめ

  • 訪日客向けの商品・販促を担うマーケティング・宣伝の担当者
  • 新規事業・地域連携を担う事業開発・経営企画の担当者
  • スポーツ協賛を集客に生かしたい広報の担当者