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フィットネスだけ戻らない|施設運営の客単価データ

料金や人員計画の前提として業界の相場を確かめるとき、比べる相手の業態はそろっているでしょうか。経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」の長期データで2024年の売上高をコロナ前の2019年と比べると、ボウリング場115.3%・ゴルフ場114.4%・ゴルフ練習場113.3%とそろって超えた一方、フィットネスクラブだけが86.9%にとどまっていました。内訳は延べ利用者数89.0%・客単価97.6%で、減ったのは単価ではなく人数のほうです。
本レポートは、売上高・延べ利用者数・従業者数という公表値を割り算し、4業態の客単価(ゴルフ場10,178円、フィットネスクラブ1,284円)、月別の季節指数(2022〜2024年平均)、従業者1人あたり売上高、正社員の割合を同じ物差しで並べた21ページの資料です。この調査は2024年12月分で終了しており、同じ定義で4業態がそろう最後の基準線になります。
本ページおよびレポートに掲載した数値・表は、出典を明記いただければ自由に引用・転載いただけます(事前のご連絡は不要です)。報道・研究・社内資料のいずれでもご利用いただけます。
出典表記の例
出典:Human Soar「スポーツ施設4業態の客単価と季節変動 ゴルフ場・練習場・ボウリング・フィットネスの10年」(About The New株式会社)
https://www.human-soar.com/ebook/trend/sports-facility-unit-price-seasonality-2026/
4業態を同じ物差しで並べる
2024年の年間値を業態ごとに並べ、割り算で出した客単価・従業者1人あたり売上高と、2019年比・季節の振れ幅を加えました。売上の規模が違っても、客単価や繁閑の波で見ると業態ごとの特徴がはっきり分かれます。
| 業態 | 売上高 | 延べ利用者数 | 客単価 | 売上高の2019年比 | 季節の振れ幅 | 従業者1人あたり売上高 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フィットネスクラブ | 2,910億円 | 22,661万人 | 1,284円 | 86.9% | 11ポイント | 6.9百万円 |
| ゴルフ場 | 1,050億円 | 1,031万人 | 10,178円 | 114.4% | 67ポイント | 10.2百万円 |
| ゴルフ練習場 | 330億円 | 2,175万人 | 1,516円 | 113.3% | 28ポイント | 7.9百万円 |
| ボウリング場 | 199億円 | 977万人 | 2,037円 | 115.3% | 39ポイント | 12.3百万円 |
対象:2024年の年間値(標本調査の集計値)。売上高・延べ利用者数・従業者数は公表値、客単価(売上高÷延べ利用者数)、2019年比、季節の振れ幅(月別指数の最大−最小、2022〜2024年平均)、従業者1人あたり売上高は当社の計算値です。出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」長期データ(2026年9月7日取得)。
客単価の10年
客単価を2015年・2019年・2024年で比べました。会費制のフィットネスクラブは、会費を来た回数で割った値になるため、料金表の金額とは一致しません。
| 業態 | 2015年 | 2019年 | 2024年 |
|---|---|---|---|
| ゴルフ場 | 9,848円 | 9,871円 | 10,178円 |
| ゴルフ練習場 | 1,559円 | 1,492円 | 1,516円 |
| ボウリング場 | 1,980円 | 2,021円 | 2,037円 |
| フィットネスクラブ | 1,385円 | 1,315円 | 1,284円 |
対象:各年の年間値。客単価=売上高÷延べ利用者数(当社の計算値)。出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」長期データ(2026年9月7日取得)。
この資料でわかること
- ゴルフ場・練習場・ボウリング場・フィットネスクラブの客単価
- 2019年比の売上高と、その内訳(利用者数と客単価)
- 月別の季節指数と繁閑の振れ幅
- 従業者1人あたり売上高と正社員の割合
- 2000〜2024年の延べ利用者数と10年分の客単価
目次
- 要点|フィットネスだけが2019年に戻っていない
- この資料の使い方
- 特定サービス産業動態統計調査とは|毎月、事業所に聞いていた
- 売上と人数を割って、1回いくらかを出す
- 2024年の規模|売上と利用者で、順位が入れ替わる
- 客単価|ゴルフ場とフィットネスで7.9倍ちがう
- 2019年比|3業態は超え、フィットネスだけが86.9%
- フィットネスで減ったのは、客単価ではなく人数
- 繁閑の波|ゴルフ場は67ポイント、フィットネスは11ポイント
- 4業態の繁閑を、同じ表で並べる
- 従業者1人あたり売上高|ボウリングが12.3百万円
- 正社員の割合|ゴルフ場43.9%、フィットネス20.1%
- 延べ利用者数の推移|2000年から2024年まで
- 客単価の10年|自社の料金設計を測るための基準線
- 自社の数字と、どこを突き合わせるか
- 自社に当てはめる|5つの手順
- よくある誤解と、読むときの注意
- データの見方|用語と算出方法
- 出典一覧
こんな方におすすめ
- スポーツ施設の運営を見る経営企画・事業部
- 料金や会員制度を設計する担当
- 新規出店・撤退を判断する担当


