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運動部員は16%減、加入率は上昇|採用担当の母集団データ

高校の運動部の登録者数は、2003年度の142.5万人から2026年度は119.4万人へ、23年で16.2%減りました。ただし同じ間に、高校の生徒数は25.3%減っています。登録者数を生徒数で割った加入率は37.4%から42.0%へ、むしろ上がりました。起きたのは「運動部離れ」ではなく、生徒そのものの減少です。
中身は入れ替わっています。登録者が5,000人以上の20競技のうち、増えたのはバドミントン・陸上競技・登山・ハンドボールの4競技だけでした。バドミントンは30.8%増えて3番目に多い競技になり、柔道・空手道・ソフトボール・体操は半分以下になりました。男子の加入率は49.6%から56.3%へ上がり、女子は24.9%から26.0%でほぼ横ばいです。運動部経験者の採用を考える企業にとって、母集団の大きさと顔ぶれは20年前と同じではありません。
本レポートは、全国高等学校体育連盟と日本高等学校野球連盟が毎年公表する登録者数を2003年度から2026年度まで24年分集め、文部科学省の学校基本調査の生徒数で割って、加入率・男女・競技ごとの増減を23ページにまとめたものです。採用計画や社内提案の根拠として、そのまま引用できる形にしています。
本ページおよびレポートに掲載した数値・表は、出典を明記いただければ自由に引用・転載いただけます(事前のご連絡は不要です)。報道・研究・社内資料のいずれでもご利用いただけます。
出典表記の例
出典:Human Soar「高校運動部員24年 競技別の登録者数と加入率 体育会系人材の母集団」(About The New株式会社)
https://www.human-soar.com/ebook/hr/high-school-sports-club-members-24years-2026/
登録者は16%減ったが、加入率は上がっている
登録者数・生徒数・加入率を節目の年度で並べました。加入率の最高は2016年度の43.5%で、2026年度はそこから1.6ポイント低い位置にあります。団体で行う球技の登録者は全体の49.0%から50.2%でほとんど変わっていません。
| 年度 | 運動部の登録者数 | 高校の生徒数 | 加入率 |
|---|---|---|---|
| 2003年度 | 1,425,054 | 3,809,827 | 37.4% |
| 2010年度 | 1,389,294 | 3,368,693 | 41.2% |
| 2016年度 | 1,440,703 | 3,309,342 | 43.5% |
| 2020年度 | 1,266,192 | 3,092,064 | 40.9% |
| 2026年度 | 1,194,003 | 2,845,117 | 42.0% |
対象:高体連の加盟・登録状況(各年度の専門部の合計)と高野連の部員数統計(硬式・軟式)の合計。登録者数は競技ごとの延べ人数です。加入率は登録者数を学校基本調査の生徒数で割った当社の計算値で、生徒数の範囲は資料内に記載しています。出典:全国高等学校体育連盟「加盟・登録状況」、日本高等学校野球連盟「部員数統計」、文部科学省「学校基本調査」(2026年10月5日 取得)。
Q. 高校の運動部員は、この20年あまりでどれくらい減りましたか?
高体連と高野連の登録者数は、2003年度の142.5万人から2026年度は119.4万人へ16.2パーセント減りました。同じ間に高校の生徒数は25.3パーセント減っています。部員の減り方は生徒の減り方より小さく、運動部を選ぶ生徒の割合が下がったわけではありません。
Q. 高校生のうち、運動部に入っている割合はどれくらいですか?
登録者数を生徒数で割った加入率は、2026年度で42.0パーセントです。2003年度の37.4パーセントより高く、最高は2016年度の43.5パーセントでした。男子は56.3パーセント、女子は26.0パーセント(2025年度)で、男女の差は大きいままです。登録者数は競技ごとの延べ人数である点に注意が必要です。
競技の顔ぶれは入れ替わった
2026年度の登録者数が多い競技を、2003年度からの増減とあわせて並べました。同じ「運動部経験者」でも、経験した競技の構成は変わっています。採用要件に特定の競技経験を置いている場合は、母集団の増減を先に確かめてください。
| 競技 | 2026年度の登録者数 | 2003年度比 |
|---|---|---|
| サッカー | 147,734 | −1.2% |
| バスケットボール | 135,895 | −14.9% |
| バドミントン | 125,171 | +30.8% |
| 硬式野球 | 124,116 | −19.5% |
| バレーボール | 112,596 | −5.0% |
| 陸上競技 | 97,626 | +5.1% |
| テニス | 65,848 | −45.4% |
| ソフトテニス | 65,128 | −28.8% |
対象:2026年度の登録者数の上位8競技(男女計)。硬式野球は日本高等学校野球連盟、それ以外は全国高等学校体育連盟の公表値です。増減率は2003年度の登録者数に対する当社の計算値です。出典:全国高等学校体育連盟「加盟・登録状況」、日本高等学校野球連盟「部員数統計」、文部科学省「学校基本調査」(2026年10月5日 取得)。
Q. 部員が増えた競技と減った競技はどれですか?
登録者が5,000人以上の20競技のうち、2003年度より増えたのはバドミントン・陸上競技・登山・ハンドボールの4競技だけです。バドミントンは30.8パーセント増え、登録者数で3番目になりました。柔道・空手道・ソフトボール・体操は半分以下に減っています。
この資料でわかること
- 高校運動部の登録者数と加入率の24年の推移
- 男子と女子で分かれた加入率の動き
- 増えた競技・半分以下になった競技と、順位の入れ替わり
- 団体球技・武道など、経験の種類ごとの構成比の変化
- 採用要件に競技経験を置くときに確かめること
目次
- 要点|運動部離れではなく、生徒が減り、競技が入れ替わった
- この資料の使い方
- 24年分・38競技の登録者数を、同じ物差しで並べた
- 登録者数は、23年で16%減った
- 生徒数は25%減り、登録者数は16%減にとどまった
- 加入率は37.4%から42.0%へ上がった
- 2020年度に落ちた加入率は、翌年度に42.6%へ戻った
- 男子の加入率は56%へ上がり、女子は26%のまま
- 最多はサッカーの14.8万人。上位10競技で全体の83%を占める
- バドミントンは6位から3位へ、テニスは4位から7位へ
- 2003年度より増えたのは、20競技のうち4つだけ
- 柔道・空手道・ソフトボール・体操は、半分以下になった
- 団体球技の経験者は、23年たっても全体の半分のまま
- 女子の最多はバレーボールの5.7万人。上位3競技で女子の43%
- 部のある学校も減った。サッカー部は4,288校から3,681校へ
- 通信制の生徒は19.0万人から31.2万人へ増えた
- 2031年に入社する世代の母集団は、2016年度より17%小さい
- 採用要件を見直すときの4つの手順
- よくある誤解と、読むときの注意
- データの見方|用語と算出方法
- 出典一覧
こんな方におすすめ
- 新卒・若手採用を担当する人事の方
- 採用要件や人員計画を決める経営層・事業部長
- 運動部経験者の育成・研修を担う人材開発の担当者


