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就職率は高いが有期・臨時が3.5倍|人事の採用データ

就職率は高いが有期・臨時が3.5倍|人事の採用データの資料表紙

「スポーツをやってきた学生は就職に強い」と言われます。文部科学省の学校基本調査で確かめると、その印象は半分だけ当たっていました。

2025年3月卒の体育・スポーツ系学部の卒業者は8,627人。自営業主等・無期雇用労働者として就職した割合は75.9%で、全学科平均の74.5%を上回っています。就職はできているのです。問題はその隣にあります。有期雇用・臨時労働者として働き始めた割合は13.1%。全学科平均3.8%の3.5倍で、55の学科分類のなかで3位でした。卒業者数では20位と中位なのに、雇用形態の順位だけが17つ跳ね上がります。

この偏りは縮んでいません。全学科平均との差は2021年の2.9倍から2025年の3.5倍へ広がりました。一方で入学者は2021年度9,658人から2025年度10,201人へ増えており、供給側が細る兆しはありません。

本資料は、卒業者数・志願倍率・雇用形態・産業別就職者数を令和3〜7年度の5年分で並べ、55学科分類のなかでの位置まで25ページにまとめたものです。推計や独自スコアは使わず、悉皆調査の公表値と四則演算だけで構成しています。

引用について

本ページおよびレポートに掲載した数値・表は、出典を明記いただければ自由に引用・転載いただけます(事前のご連絡は不要です)。報道・研究・社内資料のいずれでもご利用いただけます。

出典表記の例

出典:Human Soar「体育・スポーツ系学部卒業者の進路 全数調査レポート2026」(About The New株式会社)
https://www.human-soar.com/ebook/hr/sports-faculty-graduate-career-2026/

就職率は全学科平均を上回る|だが有期・臨時は3.5倍

「スポーツをやってきた学生は就職に強い」という印象は、半分だけ当たっていました。2025年3月卒の体育・スポーツ系学部の卒業者8,627人のうち、自営業主等・無期雇用労働者として就職した割合は75.9%で、全学科平均の74.5%を上回ります。就職はできています。問題はその隣で、有期雇用・臨時労働者として働き始めた割合が13.1%と、全学科平均3.8%の3.5倍にのぼる点です。

区分 体育・スポーツ系学部 全学科平均 倍率
卒業者数 8,627人
自営業主等・無期雇用労働者 75.9% 74.5% 1.02倍
有期雇用・臨時労働者 13.1% 3.8% 3.5倍

対象:2025年3月卒業者。学校基本調査は悉皆調査であり、推計値は含みません。Human Soarが集計。
※有期雇用・臨時の割合は55の学科分類のなかで3位。卒業者数では20位と中位のため、雇用形態の順位だけが17つ跳ね上がる形になります。全学科平均との差は2021年の2.9倍から2025年の3.5倍へ広がりました。一方で入学者は2021年度9,658人から2025年度10,201人へ増えています。
出典:文部科学省「学校基本調査」令和3〜7年度

Q. 体育・スポーツ系学部の就職率は高いのですか?

はい、2025年3月卒の体育・スポーツ系学部卒業者のうち、自営業主等・無期雇用労働者として就職した割合は75.9%で、全学科平均74.5%を上回っています。ただし有期雇用・臨時労働者として働き始めた割合も13.1%と高く、全学科平均3.8%の3.5倍にのぼります。就職率の高さだけでは実態を見誤ります。

Q. 有期雇用・臨時労働者の割合が高いのはなぜですか?

指導者・トレーナー・クラブスタッフなど、契約形態が有期・臨時になりやすい職種に就く割合が高いことが背景にあると考えられます。有期雇用・臨時の割合は55の学科分類のなかで3位で、卒業者数の順位(20位)より17も高い位置にあります。

Q. この傾向は改善していますか?

いいえ、傾向は拡大しています。全学科平均との差は2021年の2.9倍から2025年の3.5倍へ広がりました。一方で体育・スポーツ系学部の入学者数は2021年度9,658人から2025年度10,201人へ増加しており、供給が細る兆しは見られません。

Q. このデータの出典は何ですか?

出典は文部科学省「学校基本調査」令和3〜7年度です。学校基本調査は悉皆調査(全数調査)であり、推計値は含みません。本資料はHuman Soarがこの公表値をもとに独自に集計・整理したものです。

Q. 資料を引用する際に許可は必要ですか?

いいえ、事前のご連絡は不要です。出典を「Human Soar「体育・スポーツ系学部卒業者の進路 全数調査レポート2026」(About The New株式会社)」と明記いただければ、報道・研究・社内資料のいずれにも自由に引用・転載いただけます。

この資料でわかること

  • 体育・スポーツ系学部の卒業者は年8,627人。全学科の1.48%にあたる母集団の規模が分かる
  • 無期雇用などでの就職は75.9%で全学科平均を上回る一方、有期・臨時は13.1%で3.5倍
  • 55の学科分類で並べると卒業者数は20位、有期・臨時就職率は3位
  • 全学科平均との差は2021年の2.9倍から2025年の3.5倍へ広がっている

目次

  1. 就職はできている。ただし雇用の入り口が二極化している
  2. この資料の使い方
  3. 数の大きさではなく、割合と順位の差を読む
  4. この資料が指す「体育・スポーツ系学部」の範囲
  5. 毎年の人材フローを1本の流れで見る
  6. 志願者は減り、入学者は増えている
  7. 入学の枠は保たれ、選抜だけが緩んだ
  8. 卒業者8,627人の行き先を分解する
  9. 無期雇用は増えたが、有期・臨時は減っていない
  10. 全学科平均と並べると、差は1か所に集中する
  11. 有期・臨時での就職率は55分類中3位
  12. 規模で見ると中位、割合で見ると上位
  13. 卒業者の1.48%が、有期・臨時就職者の5.12%を占める
  14. 全学科は改善し、体育・スポーツ系は横ばい
  15. 同じ「教育」区分の中でも位置は異なる
  16. どの産業が受け入れているか
  17. 「いまの水準」と「5年の動き」で分ける
  18. 自社に当てはめるときの読み方
  19. 自社に当てはめる3つの問い
  20. 社内提案の根拠として使うときの組み立て
  21. この資料が扱っていないこと
  22. データの見方|用語と算出方法
  23. 出典一覧

こんな方におすすめ

  • 採用・人材開発を担う人事の方
  • 組織づくりを考える経営層の方
  • スポーツ経験者の採用を検討中の方