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会場は学校にある|総務・広報の施設データ

会場は学校にある|総務・広報の施設データの資料表紙

社内のスポーツイベントや部活動支援で会場を探すとき、まず思い浮かぶのは民間のスポーツ施設ではないでしょうか。ところがスポーツ庁「体育・スポーツ施設現況調査」(令和6年度・3年に1度の全数把握)で全国21万7,745か所を持ち主ごとに分けると、民間施設は15.0%にすぎません。57.4%は学校の施設で、その数は12万4,994か所。民間の3.8倍あります。

本レポートは、この学校体育施設が実際にどれだけ地域に開かれているかを、施設の種類・学校段階・47都道府県の3方向で割り直した22ページの資料です。使用料の分布と9年間の推移も同じ物差しで並べています。

引用について

本ページおよびレポートに掲載した数値・表は、出典を明記いただければ自由に引用・転載いただけます(事前のご連絡は不要です)。報道・研究・社内資料のいずれでもご利用いただけます。

出典表記の例

出典:Human Soar「学校体育施設の地域開放 施設種別・都道府県別の開放率レポート2026」(About The New株式会社)
https://www.human-soar.com/ebook/org/school-sports-facility-opening-2026/

体育館は83.9%が開いている一方、屋外プールは6.9%

公立学校が持っている施設のうち、地域に開放している割合は施設の種類で12.1倍の差がありました。体育館は83.9%とほとんどが開いているのに対し、屋外プールは17,866校が持っていながら開放は1,236校にとどまります。「学校の施設が使える」とひとくくりにすると、実際には借りられない種類のものまで数に入ってしまいます。

施設の種類 保有している公立学校 うち地域に開放 開放率
体育館 28,720校 24,108校 83.9%
屋外運動場 28,163校 20,869校 74.1%
武道場 7,236校 3,392校 46.9%
水泳プール(屋内) 523校 109校 20.8%
屋外庭球場 8,983校 1,523校 17.0%
水泳プール(屋外) 17,866校 1,236校 6.9%

対象:公立の小学校・中学校・高等学校等(私立は開放の集計に含まれない)。開放率=開放校数÷保有校数で、学校段階ごとの実数を合計してから算出。同じ率が第143〜148表でも公表されており、6種類すべてで一致することを確認済み。出典:スポーツ庁「体育・スポーツ施設現況調査」令和6年度 第246〜251表/第143〜148表(2026年9月7日取得)。

同じ体育館でも学校段階で差があり、小学校95.3%・中学校92.2%に対して高等学校等は33.2%です。都道府県別に見ると佐賀95.6%から京都43.1%まで52.5ポイント開きます。使用料は、開放している公立小学校の体育館の89.0%が500円未満でした。

9年で増えているのは学校の施設で、公共施設は横ばい

同じ調査の年次統計で平成27年度からの4回を並べると、公共スポーツ施設は52,719か所から51,747か所とほとんど動いていません。一方で学校の施設は116,029か所から124,994か所へ増えています。会場の選択肢を広げようとするとき、実際に増えている在庫は学校の側にあります。

設置者 平成27年度 平成30年度 令和3年度 令和6年度
学校体育・スポーツ施設 116,029 113,054 121,901 124,994
公共スポーツ施設 52,719 51,611 51,740 51,747
大学・高専体育施設 7,621 6,122 7,838 8,281

単位:施設箇所数。民間スポーツ施設は令和3年調査から按分(小数)で数えるようになり、前後で単純比較できないためこの表には載せていません。出典:スポーツ庁「体育・スポーツ施設現況調査」年次統計 平成8〜令和6年度(2026年9月7日取得)。

資料ではこのほか、施設の種類ごとの持ち主の偏り(屋外プールは91.7%が学校、ゴルフ練習場は96.0%が民間)、同じ県でも体育館と屋外運動場で開放率が食い違うこと、開放率が低い県では保有していても使えない実態を扱っています。出典は統計表名・取得日・除外項目まで全件記載しているため、社内提案や自治体への相談資料としてそのまま引用できます。

この資料でわかること

  • 全国21万7,745か所のスポーツ施設を、持ち主(4区分)で分けた構成
  • 公立学校が持つ6種類の施設の保有校数・開放校数・開放率
  • 学校段階別(小学校・中学校・高等学校等)の開放率
  • 47都道府県別の開放率と、体育館の使用料の分布
  • 平成27年度から令和6年度まで、4回の調査でみた施設箇所数の推移

目次

  1. 要点|場所を探すとき、民間施設だけを見ると大半を見落とす
  2. この資料の使い方
  3. 体育・スポーツ施設現況調査とは|3年に1度の全数把握
  4. スポーツ施設の57.4%は学校のもの
  5. 公表の開放率と一致することを確かめてから使っている
  6. 施設の種類で開放率は12.1倍ちがう
  7. 屋外プールは17,866校が持っているのに、開放は1,236校
  8. 体育館は小学校95.3%、高等学校等は33.2%
  9. 開放している体育館の89.0%は、使用料500円未満
  10. 体育館の開放率|佐賀と京都で52.5ポイント開く
  11. 開放率が低い県では、保有していても使えない
  12. 施設の種類ごとに、全国にどれだけあるか
  13. 屋外プールは学校に、ゴルフ練習場は民間に偏る
  14. 同じ県でも、体育館とグラウンドで開放率は違う
  15. 学校の体育施設は、民間の3.8倍ある
  16. 4回の調査で、増えているのは学校の施設
  17. 自社に当てはめる|5つの手順
  18. よくある誤解と、読むときの注意
  19. データの見方|用語と算出方法
  20. 出典一覧

こんな方におすすめ

  • 社内のスポーツ施策の会場を探す人事・総務の方
  • 地域連携・CSRを担当されている広報の方
  • 運動施設を使う事業の企画担当の方