中古ゴルフクラブ買取10社比較|経営者向け業界動向

中古ゴルフクラブ買取・販売会社10社比較のアイキャッチ スポーツビジネス

結論から言うと、中古ゴルフクラブ買取市場は「大手リユースチェーンのゴルフ部門」「ゴルフ専業チェーン」「宅配買取・EC特化型」という3つの事業モデルに分かれており、査定基準や再販チャネルの違いが企業ごとの強みを決めています。

本記事では経営者・事業担当者に向けて、実績のある10社を比較し、業界構造と発注先・提携先の選び方を解説します。

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  1. 中古ゴルフクラブ市場が拡大してきた背景
  2. 中古ゴルフクラブが再流通する仕組み
  3. 中古ゴルフクラブ買取・販売10社の特徴
    1. ゴルフパートナー|中古クラブ在庫55万本を誇る専業チェーン
    2. ゴルフ・ドゥ|名証ネクスト上場の首都圏中心チェーン
    3. ゴルフキッズ|全国通販で中古クラブを販売・買取
    4. GDOゴルフショップ|ゴルフ場予約サイト大手が運営する通販部門
    5. ゴルフ買取アローズ|全国89ヶ所の練習場と提携する専門買取業者
    6. ストスト(STST)|送料・査定料無料の宅配買取専門店
    7. ゴルフエース|大手リユース企業が運営する宅配買取サービス
    8. トレジャーファクトリー|ウェア・アクセサリーもまとめて買取
    9. ネットオフ|古書・CD等のリユース大手が展開する宅配買取
    10. BOOKOFF|全国店舗網を活かした持ち込み買取
  4. 買取先を選ぶときに重視したい3つの観点
    1. 査定基準の透明性|価格根拠を明示しているか
    2. 再販チャネルの広さ|店舗数・EC規模が大きいほど回転が早い
    3. 付帯サービス|送料無料・出張査定など手間の少なさ
  5. 取引先・提携先として比較する4つの視点
    1. 資本の背景|上場企業かグループ会社か独立系かを確認する
    2. 店舗・EC規模|在庫回転力を左右する重要な指標
    3. 対応領域の広さ|クラブ単体か総合買取かで強みが変わる
    4. 物流インフラ|査定スピードと集荷体制の実績を確認する
  6. まとめ

中古ゴルフクラブ市場が拡大してきた背景

ゴルフ用品のリユース市場は、ゴルファーの高齢化にともなう買い替え需要と、若年層の新規参入者が初期費用を抑えるために中古クラブを選ぶ動きの両方に支えられて拡大してきました。近年は環境配慮の観点から、循環型のモノの使い方そのものが評価される流れもあり、中古品を扱う事業者にとって追い風になっています。

スポーツ用品メーカー側も、新品市場の縮小と中古流通の拡大という構造変化への対応を迫られています。この業界全体の課題は、スポーツメーカーの4大課題と突破口|市場縮小・DX・海外競合を乗り越える戦略でも整理しています。

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Q. なぜ中古ゴルフクラブの買取市場が拡大しているのですか?

ゴルファーの高齢化による買い替え需要と、若年層が初期費用を抑えて始めたいというニーズの両方が背景にあります。加えて、環境配慮の観点から中古品の流通自体が評価されやすくなっていることも追い風です。

中古ゴルフクラブが再流通する仕組み

買取から再販までの流れを理解しておくと、どの事業者がどの工程に強みを持っているかを見極めやすくなります。中古クラブは次の5つの工程を経て、次のゴルファーの手に渡ります。

中古ゴルフクラブが再流通する仕組みを示す図解

売り手から回収したクラブは、まず状態を確認する査定の工程を経て、再販に向けたクリーニングや簡易な整備が行われます。その後、店舗もしくはECサイトといった販売チャネルを通じて、次のゴルファーに届けられます。この一連の流れをすべて自社で完結できる事業者もいれば、査定・整備は自社で行い販売は他社ECに委託するなど、工程を分業する事業者もあります。

中古ゴルフクラブ買取・販売10社の特徴

ここでは公式サイトで事業内容を確認できた国内企業のうち、中古ゴルフクラブの買取・販売実績を公表している10社を紹介します。事業モデルの分類とあわせて確認してください。

会社・サービス名 事業モデル 主な特徴
ゴルフパートナー ゴルフ専業チェーン 全国437店舗、中古クラブ在庫55万本
ゴルフ・ドゥ ゴルフ専業チェーン 名証ネクスト上場(証券コード3032)、首都圏中心に直営・FC展開
ゴルフキッズ ゴルフ専業チェーン 中古ゴルフクラブの販売・買取を全国通販でも展開
GDOゴルフショップ 宅配買取・EC特化型 運営はゴルフダイジェスト・オンライン、査定は到着後3営業日前後
ゴルフ買取アローズ 宅配買取・EC特化型 ゴルフ専門買取業者、全国89ヶ所の練習場と提携
ストスト(STST) 宅配買取・EC特化型 送料・査定料無料の宅配買取、ゴルフウェアも対象
ゴルフエース 宅配買取・EC特化型 運営は株式会社セカンドストリート、10年以上前のクラブも買取対象
トレジャーファクトリー 大手リユースチェーンのゴルフ部門 ウェア・アクセサリーもまとめて買取対応
ネットオフ 大手リユースチェーンのゴルフ部門 古書・CD等を扱うリユース大手の宅配買取
BOOKOFF 大手リユースチェーンのゴルフ部門 全国店舗網を活かした持ち込み買取に対応

各社公式サイトで確認できる事業内容をもとにHuman Soarが整理(2026年9月時点)。

ゴルフパートナー|中古クラブ在庫55万本を誇る専業チェーン

ゴルフパートナーは新品・中古クラブの販売と買取を手がける専業チェーンで、全国437店舗を展開しています。中古クラブの在庫は55万本にのぼり、購入から10日以内なら通常より高い買取価格を適用するサービスも用意しています。

(参考)ゴルフパートナー 公式サイト

ゴルフ・ドゥ|名証ネクスト上場の首都圏中心チェーン

株式会社ゴルフ・ドゥは名証ネクスト市場に上場する企業(証券コード3032)で、首都圏を中心に直営店とフランチャイズ店を展開し、中古ゴルフクラブ専門店を運営しています。上場企業として財務情報を開示している点は、取引先としての信頼性を判断する材料になります。

(参考)株式会社ゴルフ・ドゥ 公式サイト

ゴルフキッズ|全国通販で中古クラブを販売・買取

ゴルフキッズは中古ゴルフクラブの販売と買取を行う会社で、実店舗に加えて全国通販サイトを運営しています。店舗網を持たない地域のゴルファーからも通販経由で買取・販売の両方にアクセスできる体制です。

(参考)ゴルフキッズ 公式サイト

GDOゴルフショップ|ゴルフ場予約サイト大手が運営する通販部門

GDOゴルフショップは、ゴルフ場予約サイトを運営するゴルフダイジェスト・オンラインが手がける通販サイトで、新品・中古クラブの販売と買取の両方に対応しています。買取は、クラブが買取センターに到着してから3営業日前後で査定作業が完了するとしています。

(参考)GDOゴルフショップ 公式サイト

ゴルフ買取アローズ|全国89ヶ所の練習場と提携する専門買取業者

ゴルフ買取アローズは、ゴルフ専門の買取業者として全国89ヶ所のゴルフ練習場・インドアゴルフ練習場と提携しており、査定申込みは24時間受け付けています。練習場との提携ネットワークを持つ点が、他の宅配買取専業者との違いです。

(参考)ゴルフ買取アローズ 公式サイト

ストスト(STST)|送料・査定料無料の宅配買取専門店

ストストは送料・査定料・キャンセル返送料が完全無料の宅配買取サービスで、ゴルフクラブだけでなくゴルフウェアやキャディバッグも買取対象にしています。梱包キットの手配から返送まで一括でサポートする仕組みが特徴です。

(参考)ストスト(STST) 公式サイト

ゴルフエース|大手リユース企業が運営する宅配買取サービス

ゴルフエースは、リユースショップ「セカンドストリート」を運営する株式会社セカンドストリートが手がける中古ゴルフクラブ専門の宅配買取サービスです。10年以上前のクラブでも買取対象にしている点が特徴で、大手リユース企業の物流・査定ノウハウを活かしています。

(参考)ゴルフエース 公式サイト

トレジャーファクトリー|ウェア・アクセサリーもまとめて買取

トレジャーファクトリーは総合リサイクルショップとして、ゴルフクラブだけでなくウェアやアクセサリーもまとめて買取対応しています。ゴルフ用品以外の不用品も同時に手放したい場合に一括で相談できるのが利点です。

(参考)トレジャーファクトリー 公式サイト

ネットオフ|古書・CD等のリユース大手が展開する宅配買取

ネットオフは古本・CD・DVD・ゲームなどの宅配買取で知られるリユース大手で、ゴルフクラブの買取サービスも展開しています。ヤマト運輸の宅配便を使った集荷体制など、既存のリユース事業で培った物流の仕組みを流用しています。

(参考)ネットオフ買取ナビ(ゴルフクラブ) 公式サイト

BOOKOFF|全国店舗網を活かした持ち込み買取

BOOKOFFは古本のリユースで知られる大手チェーンですが、ゴルフクラブ・ドライバー・パター・ウェアの買取・査定にも対応しています。全国に店舗網を持つため、宅配ではなく直接持ち込んで即日査定を受けたい場合の選択肢になります。

(参考)BOOKOFF(ゴルフ用品買取) 公式サイト

Q. ゴルフ専業チェーンと大手リユースチェーンではどちらが査定に強いですか?

一概には言えませんが、ゴルフ専業チェーンはゴルフクラブのモデル・状態に関する専門知識が深く、大手リユースチェーンは複数カテゴリーを横断した物流・査定インフラの効率が強みです。目的に応じて使い分けるのが現実的です。

買取先を選ぶときに重視したい3つの観点

どの事業モデルの会社を選ぶかを決める前に、買取先そのものを評価する際に重視したい観点を整理しておきます。優先度の高い順に並べると、次の3点になります。

買取先を選ぶ際に重視する3つの観点を示す図解

査定基準の透明性|価格根拠を明示しているか

中古クラブの買取価格は、モデル・年式・フェースやグリップの摩耗度合いによって大きく変動します。査定基準を公開している事業者であれば、提示された金額がどの要素にもとづいて算出されたのかを利用者側で検証でき、査定結果への納得感が高まります。逆に基準が不透明な業者は、同じクラブでも店舗や担当者によって査定額がばらつきやすく、複数社への相見積もりを難しくします。買取先を比較する際は、公式サイトに査定基準表やモデル別の目安価格を掲載しているかどうかをまず確認するとよいでしょう。

再販チャネルの広さ|店舗数・EC規模が大きいほど回転が早い

買取ったクラブは、店舗販売やECサイトを通じて次の利用者に再販されて初めて事業者の収益になります。店舗網が全国に広がっている、あるいはEC上の会員基盤が大きい事業者ほど、買い取ったクラブを短期間で売り切れる可能性が高く、その分だけ高めの買取価格を提示しやすくなります。実際、本記事で紹介したゴルフパートナーやゴルフ・ドゥのように専業チェーンとして店舗数を伸ばしている企業は、在庫回転の速さを強みとして打ち出しています。買取先を選ぶ際は、店舗数やEC事業の規模も比較材料に加えることをおすすめします。

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付帯サービス|送料無料・出張査定など手間の少なさ

査定額が同水準であれば、最終的な決め手になりやすいのが手続きの手間です。宅配買取であれば送料や査定料が無料かどうか、店舗買取であれば持ち込みの負担がどの程度かによって、利用者が実際に受け取る手取り額や満足度は変わってきます。出張査定に対応している事業者であれば、大量のクラブをまとめて処分したい場合や店舗が近くにない場合でも利用しやすくなります。複数社を比較する際は、査定額だけでなく送料・査定料・出張対応の有無まで含めて確認すると、想定外の費用を避けられます。

Q. 中古ゴルフクラブを高く売るにはどうすればよいですか?

査定基準を開示している事業者を選び、複数社で相見積もりを取ることが基本です。再販チャネルが広い事業者ほど需要の高いモデルに高値を付けやすい傾向があるため、店舗数やEC規模も比較材料にしてください。

取引先・提携先として比較する4つの視点

買取事業者を自社の提携先やパートナーとして検討する経営者・事業担当者にとっては、個人の売却とは異なる視点での比較が必要です。次の4つの視点を確認しておくと、提携交渉の質が上がります。

比較の視点 確認内容
資本の背景 上場企業か、大手リユース企業のグループ会社か、独立系専業か
店舗・EC規模 店舗数・通販サイトの規模で在庫回転力を推測できるか
対応領域の広さ クラブ単体か、ウェア・バッグまで含めた総合買取か
物流インフラ 宅配便集荷の仕組みや査定スピードの実績

提携先として比較する際に確認したい4つの視点(Human Soar作成)。

資本の背景|上場企業かグループ会社か独立系かを確認する

ゴルフ・ドゥのように上場している企業は財務情報が開示されており、取引の安定性を判断しやすい一方、ゴルフエースやトレジャーファクトリーのように大手リユース企業のグループ会社である場合は、親会社の物流・査定インフラを活用できる強みがあります。独立系の専業チェーンは、ゴルフ用品への専門特化度の高さが特徴です。

店舗・EC規模|在庫回転力を左右する重要な指標

ゴルフパートナーの437店舗・中古クラブ在庫55万本のように、規模の大きさは在庫回転の速さに直結します。提携や取引を検討する際は、店舗数だけでなくECサイトの取扱点数も確認すると実態がつかみやすくなります。

対応領域の広さ|クラブ単体か総合買取かで強みが変わる

ストストやトレジャーファクトリーのように、クラブだけでなくウェアやバッグまで対応する事業者は、まとめて処分したいゴルファーからの支持を得やすい一方、ゴルフ買取アローズのようにクラブ専門に特化する事業者は、査定の専門性で差別化を図っています。

物流インフラ|査定スピードと集荷体制の実績を確認する

GDOゴルフショップの「到着後3営業日前後で査定完了」のように、査定スピードを明示している事業者は、業務プロセスが標準化されている目安になります。宅配買取を軸にする場合は、集荷業者や梱包キットの手配方法もあわせて確認しておくと安心です。

Q. 中古ゴルフクラブ業界で今後注目すべき変化は何ですか?

環境配慮を背景にした循環型消費の広がりと、大手リユース企業によるゴルフ専業チェーンへの事業拡大が続く可能性があります。査定・物流のデジタル化が進むほど、規模の小さい事業者との差が広がりやすい構造にも注意が必要です。

まとめ

中古ゴルフクラブ買取・販売業界を理解するうえで、次のポイントを押さえておくと判断を誤りにくくなります。

  • 業界は「大手リユースチェーンのゴルフ部門」「ゴルフ専業チェーン」「宅配買取・EC特化型」の3つの事業モデルに整理できる
  • 中古クラブは査定→整備・クリーニング→販売チャネルという工程を経て再流通する
  • 買取先を選ぶ際は「査定基準の透明性」「再販チャネルの広さ」「付帯サービス」の3点を優先度順に確認する
  • 提携先として比較する場合は「資本の背景」「店舗・EC規模」「対応領域の広さ」「物流インフラ」の4視点で見る
  • 環境配慮による循環型消費の拡大と、大手リユース企業の事業拡大が今後の業界構造に影響する

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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