1日1食を17年続ける郷間勇太騎手の生活リズム
高知競馬場に所属し、騎手デビュー17年、地方競馬通算500勝を達成した郷間勇太騎手は、中学3年生の頃から1日1食という生活を続けている。騎手を志した当初から胃袋を小さくする必要があると周囲に言われ、若いうちから体づくりの習慣を身につけてきたという。開催日翌日の休日でも、起床後に家事をこなし、夕方に自炊をして18時前には食事を済ませるというリズムを守っている。
騎手を志したきっかけは、子供の頃から小柄で高い身体能力に注目した知り合いの馬主からの勧めだったという。中学生という早い段階で明確な目標を持ち、そこから逆算して生活習慣を組み立ててきたことが、17年という長期間にわたる継続の土台になっている。
好物はタン塩や肉だといい、レースがない時期は白いご飯を好きなだけ食べるが、レースが近づくにつれて量を減らしていく。開催中の土曜の晩は少量の白いご飯と納豆程度に抑え、水曜の投票日で自分の騎乗予定を確認したうえで、木曜の晩から炭水化物を抜く調整に入るという。
好きなものを我慢しすぎず調整するという考え方
郷間騎手が語る印象的な考え方は、肉が食べたい、ケーキが食べたいという欲求そのものを否定しないという点だ。「抗えないほどではない」としながらも、よっぽど食べたいものがある時は、肉を多めに食べた分だけ米を減らすといった形で、全体のバランスを調整するという方法を取っている。
これは、特定の食品を完全に禁止するタイプの制限とは異なるアプローチだ。若い頃からずっと続けている習慣だからこそ、極端な我慢に頼らずに済んでいるとも語っており、長期間続けてきたことで自分に合ったバランスの取り方が身についていると考えられる。
一般的なダイエットでは、特定の食品を「食べてはいけないもの」として禁止するほど、かえって反動で食べ過ぎてしまうリスクが指摘されることがある。郷間騎手のように、好きなものを取り入れつつ他で調整するという発想は、無理な禁止によるストレスを避ける工夫として参考にできる。
飲まない・過食しない体質との付き合い方
郷間騎手はお酒をまったく飲まず、飲みの席ではコーラを選ぶという。また、食べ過ぎると顔がむくんでしまうといい、過食になる前に「もういらない」と感じる感覚があるとも語っている。長年の習慣によって、自分の体の反応を把握できていることがうかがえる。
この感覚は一朝一夕に身についたものではなく、17年という時間をかけて積み重ねられてきたものだ。むくみや満腹感のサインに早い段階で気づけるようになったことが、結果的に大きな食べ過ぎを防ぐ仕組みとして機能している。
週単位でメリハリをつける減量サイクル
郷間騎手の減量は、水曜の投票日を起点に組み立てられている。木曜の晩から炭水化物を抜き、金曜には調整ルーム入りを早め、湯船とサウナを併用して汗をかくという。まず湯船に5分から10分浸かって汗腺と毛穴を広げ、クールダウンを挟んでからサウナに入るというサイクルを2から3セット繰り返す方法だ。サウナだけに頼らず湯船を組み合わせる工夫は、効率よく汗をかくための知恵として語られており、単純な我慢比べではない技術的な側面がうかがえる。
日曜の晩から翌月曜にかけては、減量を気にせず外食を楽しむ時間にあてているという。焼肉など好きなものを食べる時間を明確に確保することで、1週間を通じたメリハリを作っている。
(参考)ジョッキーに学ぶ ダイエット~郷間勇太騎手編~ – 高知けいば
35歳になっても変わらない体重管理の実感
一般的には代謝が落ち体重維持が難しくなるとされる年代でも、郷間騎手は「体重管理の仕方は若い頃からずっと一緒だし、実感的にも変化はない」と語る。運動については、調教に加えてヨガやウェイトトレーニング、水泳など、ケガをしない体づくりを目的にジムに通っていた時期もあったという。多い時は週5回、平均すると週3回ほどのペースでジムに通い、柔軟性や筋力の維持に取り組んでいたと振り返っている。
手首の太さを握って確認するという独自のチェック方法も語られている。体重が軽い時と重い時で握った時の太さに差が出るといい、体重計だけに頼らない自分なりの物差しを持っていることが分かる。
体重増加は摂取と消費のバランスから見直す
郷間騎手は一般のダイエットに取り組む人に向けて、落とすことばかりを意識するのではなく、消費する以上に摂取してしまっている現実を見直すことが大切だと述べている。食べる量や内容を徐々に見直し、ジョギングなどの有酸素運動を取り入れることを勧めている。極端に減らすのではなく、少しずつ量や内容を見直していくという段階的な発想が繰り返し語られている点は、リバウンドを避けるうえでも参考になる。
体重増加の背景にはさまざまな要因が絡み合っている。摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態が続けば体重は増えていくが、そこには生活習慣の乱れや運動量の変化も関わってくる。郷間騎手が実践してきたように、無理のない範囲で食事と運動のバランスを整えていく姿勢が、長く続けられる体重管理につながるといえる。


よくある質問
1日1食は体に負担がかかりませんか
郷間騎手は中学生の頃からこの生活を17年以上続けており、本人はむくみや過食を避ける感覚が身についていると語っている。長期間かけて習慣化されたものであり、急に同じ食生活を始めることは推奨されない。
好きなものを我慢できない時はどうすればよいですか
郷間騎手は、肉を多く食べた分は米を減らすというように、全体のバランスで調整する方法を取っている。完全に禁止するのではなく、置き換えや配分で対応する考え方が参考になる。
加齢によって体重管理は難しくなりますか
個人差はあるが、郷間騎手は35歳になっても体重管理の実感に変化はないと語っている。若い頃から続けてきた生活リズムを保つことが、変化を感じにくくしている可能性がある。
まとめ
- 郷間勇太騎手は中学時代から1日1食の生活を17年以上続けている
- 好きなものを完全に我慢せず、全体のバランスで調整する方法を取っている
- 水曜を起点に木曜から炭水化物を抜き、金曜に汗取りを行うサイクルを持つ
- 日曜夜から月曜にかけて外食を楽しむ時間を確保しメリハリをつけている
- 手首の太さなど、自分なりのチェック方法を持つことも体重管理の一助になる
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