佐々木朗希の体重は、ロッテ時代の公称が身長192cm・体重92kg、ドジャース移籍後のMLB公式プロフィールでは6フィート2インチ・187ポンド(約188cm・約84.8kg)です。さらに2026年6月の米国報道では、約205ポンド(約93kg)まで筋量を上積みしたと伝えられています。
「163km/hを投げる投手なのに、意外と細いのでは?」と感じた人は多いと思います。実際、プロ入り直後の佐々木投手は体づくりを最優先にされ、1年目は公式戦で1球も投げていません。
この記事では、公式プロフィールの数値、時点ごとの体重推移、増量を急がなかった理由、そしてMLBでの筋量アップの中身を、出典つきで整理します。体重の数字の裏にある「段階的に体を作る」という考え方は、若手の育成や自分のコンディション管理を考えるうえでも参考になるはずです。
佐々木朗希の体重は何kg|公式プロフィールの現在値
結論から言うと、公式の値は日本とMLBで2種類あり、日本では192cm・92kg、MLBでは187ポンド(約84.8kg)と登録されています。どちらも球団・リーグが公表している数値なので、「どれかが間違い」というわけではありません。
NPBの公式記録ページでは、2025年シーズン終了時点の表記として身長192cm・体重92kgが掲載されています。千葉ロッテマリーンズの選手名鑑(2024年)も同じ192cm・92kgです。
一方、MLB公式サイトのプロフィールは6フィート2インチ・187ポンドです。センチとキロに直すと約188cm・約84.8kgで、身長は日本の表記より4cmほど低く、体重も約7kg軽い数字になっています。計測のタイミングや方法が違えば数字はずれるので、記事などで引用するときは「どの出典の値か」をセットで書くのが安全なんですよね。
(参考)佐々木朗希 個人年度別成績 – 日本野球機構(NPB)
(参考)Roki Sasaki Stats, Profile – MLB.com
Q. 佐々木朗希の身長は日本とMLBでなぜ違うのですか?
計測の時期や方法が異なるためです。NPBとロッテの公式表記は192cm、MLB公式は6フィート2インチ(約188cm)で、どちらも公式に公表された値です。引用するときは出典とセットで書くと誤解を防げます。
佐々木朗希の体重推移|4つの時点で比べる
佐々木投手の体重は、ロッテ時代は公称92kgで安定し、MLB移籍後に大きく動いています。公式記録と報道から、時点が特定できる4つの数値を並べると次のとおりです。
| 時点 | 身長 | 体重 | 出典の種類 |
|---|---|---|---|
| ロッテ在籍時(2024年) | 192cm | 92kg | 球団公式の選手名鑑 |
| NPB通算記録(2025年終了時) | 192cm | 92kg | NPB公式記録 |
| ドジャース入団時(2025年) | 6フィート2インチ(約188cm) | 187ポンド(約84.8kg) | MLB公式プロフィール |
| 2026年6月の報道 | ― | 約205ポンド(約93kg) | 米メディアの報道 |
出典:NPB公式記録、千葉ロッテマリーンズ選手名鑑2024、MLB.com、Sports Illustrated(2026年6月6日)をもとに編集部が集計。ポンドは1ポンド=約0.4536kgで換算
表を見ると、日本時代の92kgとMLB入団時の187ポンドの間には約7kgの差があり、そこから1年あまりで約20ポンド(約9kg)増えたことになります。それぞれの時点で何が起きていたのかを、順に見ていきます。
ロッテ在籍時(2024年)|公称92kgで登板を重ねた時期
ロッテ時代の佐々木投手は、球団公式の選手名鑑で192cm・92kgと登録されていました。プロ1年目に体づくりへ専念したあと、登板間隔を空けながら一軍のローテーションを担った時期です。
この時期の体重は、公表値を見るかぎり大きく動いていません。登板の間隔と球数を管理しながら、まずは「投げられる体」を維持することに重きが置かれていたと読み取れます。
NPB通算記録(2025年終了時)|日本での最終的な登録値
NPBの公式記録ページは、2025年シーズン終了時点の表記でも192cm・92kgです。MLB移籍後も、日本での登録値はこの数字のまま残っています。
検索で「佐々木朗希 体重」と調べたときに92kgという数字がよく出てくるのは、この日本側の公式値が参照されているためです。
ドジャース入団時(2025年)|MLB公式は187ポンド
ドジャース入団時のMLB公式プロフィールは187ポンド(約84.8kg)でした。日本の公称値より約7kg軽い数字です。
この数字は2026年10月時点でもMLB公式のプロフィールに表示されたままで、更新はされていません。MLBの公式値は「入団時点の記録」として読むのが自然です。
2026年6月の報道|約205ポンドまで筋量を上積み
2026年6月6日、米Sports Illustratedのドジャース担当サイトは、佐々木投手の体重が約205ポンド(約93kg)になり、入団時からほぼ20ポンドの筋量を増やしたと報じました。
ただし、これは球団の公式発表ではなく報道ベースの数値です。それでも、球速が上がった時期とも重なるため、MLBでの体づくりがはっきり数字に出た例と言えます。
(参考)選手名鑑2024 佐々木朗希 – 千葉ロッテマリーンズ
体重を急がなかった理由|ロッテ時代の段階的な体づくり

佐々木投手は、プロ入り直後に体重を一気に増やすのではなく、まず土台を作り、登板しながら維持し、MLBで筋量を上積みするという3段階で体を作ってきました。上の図は、公式記録と報道から読み取れる流れを3つの段階に整理したものです。
1年目の2020年、ロッテは佐々木投手を一軍でも二軍でも公式戦に登板させませんでした。当時投手コーチだった吉井理人氏は、のちにYouTube番組で「あの状態で投げると本当に1試合で潰れそうだった」と振り返っています。
160km/hを超える球を投げる出力に対して、それを受け止める体がまだ追いついていなかった、ということですね。体重の数字だけを急いで増やしても、動ける体にならなければ意味がありません。
2年目のキャンプではフォームの調整も行い、そこから一軍での登板を段階的に増やしていきました。体づくりと登板管理をセットで考えた育成だったわけです。
休息の取り方については、佐々木朗希の睡眠管理の記事でも詳しくまとめています。
あわせて読みたい佐々木朗希の睡眠管理|163km/hを生む休息の設計›
(参考)吉井理人氏が語る佐々木朗希の1年目(2026年5月18日) – Sirabee
MLBでの体重増加|専用プログラムで筋量を上げた
ドジャース移籍後の佐々木投手は、ストレングスコーチが作った専用プログラムで筋量を増やし、入団時の187ポンドから約20ポンド体重を上げました。日本時代に作った土台の上に、MLBで「量」を足した形です。
報道によると、ドジャースのストレングスコーチ、トラビス・スミス氏が佐々木投手専用のトレーニングプログラムを作成しました。ロバーツ監督も、体重を増やして筋力をつけるために取り組んできたと説明しています。
本人は2026年5月、球速が上がった理由を聞かれ、通訳を通じて「フィジカル面はまだ良くなっている」という趣旨の発言をしています(米Dodger Blueの記事を和訳)。同じ場で「フォームはほとんど変えていない」とも話しており、球速の伸びは体の変化によるところが大きいと本人も受け止めているようです。
一方で、2026年2月のキャンプでは、チームで一番腕立て伏せができない選手を聞かれて「できないのは……僕です」と答えています。筋量を増やしている最中でも、上半身の筋力はまだ伸びしろがあると自覚しているんですよね。
同じドジャースの投手の回復法は山本由伸の睡眠管理、MLB先発投手の休み方は今永昇太の睡眠管理術でも紹介しています。
(参考)Dave Roberts, Roki Sasaki Surprised By Increase In Fastball Velocity(2026年5月31日) – Dodger Blue
(参考)佐々木朗希の腕立て伏せ発言(2026年2月17日) – Full-Count
(参考)ドジャース佐々木朗希の体づくり(2026年6月5日) – ベースボールチャンネル
Q. 佐々木朗希はMLBで体重を増やしたのですか?
はい、2026年6月の米報道では、入団時の187ポンドから約20ポンド増えて約205ポンド(約93kg)になったと伝えられています。ストレングスコーチが作った専用プログラムで筋量を増やしたとされています。ただし球団の公式発表ではなく報道ベースの数値です。
体重を増やすときの栄養の考え方|JSCのエネルギー基準
体重を増やすには、消費するエネルギーより多く食べる状態を続ける必要があります。佐々木投手の具体的な食事量は公表されていませんが、公的機関が示す考え方を知っておくと、数字の意味が読みやすくなります。
日本スポーツ振興センター(JSC)のハイパフォーマンススポーツセンターは、エネルギーが不足すると体重が減り、過剰になると増えるという基本を示したうえで、アスリートのPFCバランス(たんぱく質13〜20%、脂質20〜30%、炭水化物50〜65%)の目安を公開しています。
また、厚生労働省は2024年10月に「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の策定検討会報告書を公表しており、エネルギー必要量の考え方の土台になっています。
投手の場合は、体重を増やしても投球フォームの再現性やキレが落ちれば逆効果です。佐々木投手のように「体を作る段階」と「量を足す段階」を分けて進める考え方は、後藤智香選手の26kg増量の記事や、一流アスリートのコンディショニング完全ガイドとも共通しています。体幹からの出力づくりは大谷翔平の体幹トレーニングも参考になります。
あわせて読みたいプロ野球・ヤクルト内山壮真に学ぶ長打を支える体重管理の流儀とは›
(参考)スポーツ栄養「エネルギー」 – 日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンススポーツセンター
(参考)「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(2024年10月11日公表) – 厚生労働省
Q. 投手が体重を増やすときは何に気をつけるべきですか?
体重の数字より、投球動作を保ったまま筋量を増やせているかを見ることが大切です。JSCはエネルギー収支で体重が変わる基本とPFCバランスの目安を示しています。佐々木投手のように土台づくりと増量の段階を分けて進めるのが一つの考え方です。
まとめ|佐々木朗希の体重は段階を踏んで増えてきた
最後に、この記事のポイントを振り返ります。
- 公式の体重は日本が192cm・92kg、MLBが6フィート2インチ・187ポンド(約188cm・約84.8kg)の2種類ある
- ロッテ時代は公称92kgで安定し、1年目は公式戦に登板せず体づくりに専念した
- 2026年6月の米報道では約205ポンド(約93kg)まで筋量を上積みしたと伝えられている
- 本人は「フィジカル面はまだ良くなっている」と話し、フォームはほぼ変えていないとしている
- 土台づくり→登板しながら維持→筋量の上積みという順番は、若手の体づくりを考えるうえでも参考になる
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