石川・星稜高からドラフト3位でヤクルトに入団し、入団5年目で主軸打者として存在感を放つ内山壮真選手。捕手登録ながら外野も兼任するスラッガーが、以前は課題としていた「夏に体重が減る」という悩みをどう克服したのか、本人インタビューと読者が応用できるウェアラブルデバイスの活用法をあわせて整理する。
「頑張ってご飯を食べてキープ」という基本方針
以前は夏場に体重が落ちやすかったという内山選手だが、現在の変化について「頑張ってご飯を食べて、なんとかキープしているという感じです」と語っている。特別なサプリメントに頼るのではなく、まず食事量を確保するという基本を徹底している点が特徴だ。昨オフに腰の手術を受けたことを踏まえ、「筋トレは週に1度やって、体重を落とさないようにしていますし、ストレッチなどの体のケアも今まで以上にちゃんとやるようになりました」と明かす。その結果、「きょうはめっちゃ体が重いな」「変だな」と感じる日が大きく減ったという。トレーニングは下半身をメインに据え、上半身は軽めに済ませる配分にしている。
打撃ルーティンの固定がもたらす安定感
好不調の波が少なくなった理由について、内山選手は「ずっと同じルーティンで練習しているので、感覚の確認ができるようになった」と語る。早出練習で10〜12種類の置きティー、その後正面からのティー、試合前練習ではトスのティーを5種類ほど行うという流れを継続してきたことが、感覚のブレを減らしているという。「ウエートトレーニングも例年以上に継続的にやっています」と話す内山選手は、フィジカル面と技術面の両方が充実していることが今季の飛躍要因だと分析している。
(参考)丸ごとSwallows特別版|内山壮真選手 SPECIAL INTERVIEW – O-EN HOUSE PROJECT
ウェアラブルデバイスで体重・体調を管理する方法
内山選手本人がウェアラブルデバイスを使用しているという情報は確認できていないが、体重や筋量の増減を日々把握するという考え方自体は、一般のトレーニーやアスリートにも応用できる。スマートウォッチや体組成計と連動するアプリを使えば、体重・筋肉量・睡眠時間といったデータを自動で記録でき、「今日は体が重い」といった感覚を数値で裏付けられるようになる。まず起床後の体重・体組成を毎日同じ時間帯に測定し、アプリに自動同期させる。次に週単位・月単位の推移をグラフで確認し、体重が想定より減っている、あるいは増えているタイミングを早期に把握する。心拍変動(HRV)を計測できるデバイスであれば、睡眠の質や疲労の蓄積度合いもあわせて確認でき、筋トレの頻度やご飯の量を調整する判断材料になる。
感覚だけに頼らないという発想
内山選手が「体が重いな」「変だな」という感覚の変化を語っていたように、体調管理は本来、感覚と数値の両方を照らし合わせることでより精度が上がる。ウェアラブルデバイスは、感覚を過信せず異変に早く気づくための補助ツールとして位置づけると活用しやすい。体重や筋量が試合期を通じて増減すると、スイングの軌道やタイミングにも微妙なズレが生じやすくなるため、数値で早めに変化を捉えることは打撃フォームの安定にもつながる。
データ研究と冷静な打席への向き合い方
体づくりに加えて、内山選手は「野球の研究を頑張っています」とも語る。アナリストの部屋を訪れ、対戦投手の球質や回転軸などのデータを研究しているといい、試合前練習後の食事前や練習のない日に時間を見つけて取り組んでいるという。以前は試合に出る間隔が空くこともあり「毎打席、入り込み過ぎていた」と振り返るが、現在は「配球とか、試合状況とか、いろいろ考えながら打席に入っています」と、冷静に考えられるようになったと明かす。体重や体調の安定が、こうした精神的な余裕にもつながっている可能性がある。
数字で見る今季の目標設定
今季の目標について「数字的にいったら、打率2割9分、3割を目指したい。OPSもシーズンが終わったときには7割5分から8割くらいでいたい」と具体的な数値を挙げている。体重や筋量を安定させることが、こうした数字を積み上げるための土台になっているとみられる。
複数ポジションをこなす負荷分散という考え方
内山選手は捕手登録でありながら外野手も兼任している。守備位置によって身体への負荷のかかり方は大きく異なり、両方のポジションをこなすためには特定の筋群に偏らない体づくりが求められる。下半身を中心に鍛えつつ上半身は軽めに保つという配分は、こうした複数ポジションをこなす上での負担分散にもつながっていると考えられる。プロ野球のシーズンは長期にわたり、夏場の暑さや連戦による疲労が食欲の低下や体重減少を招きやすい。内山選手が意識的に食事量を確保する姿勢を強調しているのは、こうした長丁場のシーズンを見据えた対策とも言える。
お母さんの弁当と米大リーグの映像研究という原点
「応援メシ」として挙げるのは母親の弁当だという。中学時代から作ってもらい、高校からの寮生活でもその味を思い出として大切にしている。特に鶏の空揚げを好物として挙げており、実家に帰ると今でも食べたくなるという。体づくりの基本には、こうした家庭での食習慣が根づいていることがうかがえる。また、米大リーグの打者の映像もよく見ているといい、鈴木誠也選手(カブス)の「体の使い方とか、タイミングの取り方」に注目していると明かす。特定の項目を決めて見るのではなく、感覚が似ている選手を探しながら参考にしているという。試合後にグラウンドからクラブハウスへ戻る際にもファンから声をかけられることに触れ、「本当に温かいなと思います」と語る内山選手。日々の体調管理という地道な取り組みを続けられる背景には、こうした周囲からの応援も一つの支えになっていると考えられる。
よくある質問
内山壮真選手はどのように体重管理をしていますか
特別な方法に頼るのではなく、しっかり食事を摂ることを基本にしている。加えて週1回の筋トレとストレッチなどの体のケアを継続し、体重を落とさないようにしていると語っている。
好不調の波が少なくなった理由は何ですか
打撃練習のルーティンを固定し、同じ流れで練習を続けることで感覚の確認がしやすくなったことに加え、フィジカル面の安定も理由に挙げている。
ウェアラブルデバイスはどう活用すればいいですか
体重・体組成・睡眠時間を毎日同じ時間帯に記録し、週単位・月単位の推移で変化を早期に把握する。心拍変動が測れるデバイスなら疲労の蓄積度合いの参考にもなる。
まとめ
- 内山壮真選手は以前の課題だった夏場の体重減少を、意識的な食事量の確保で克服している
- 腰の手術後は週1回の筋トレとストレッチを継続し、体の重さを感じる日を減らしている
- 打撃練習のルーティンを固定したことで、好不調の波が少なくなったと分析している
- ウェアラブルデバイスで体重・筋量・睡眠を記録すれば、感覚に頼らず異変に早く気づける
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