谷川萌々子が愛犬との散歩で整えるオフの心と体

谷川萌々子が愛犬との散歩で整えるオフの心と体|サッカー選手の休養法 スポーツアスリート

パリオリンピックのブラジル戦、後半アディショナルタイムに決めたロングシュートで日本を逆転勝利に導いた谷川萌々子選手。その劇的なゴールの裏には、名古屋の実家で愛犬と過ごすオフの時間があった。世界を舞台に戦う19歳が語る、家族と過ごす休息のかたちを読み解く。

実家での休日は「温泉と愛犬の散歩」

取材当時、久々のオフを迎えていた谷川選手は、実家のある名古屋で「おいしいものを食べにいったり、温泉に行ったり、愛犬2匹の散歩をしたり、ゆったり過ごしています」と語っている(参照:GROWING by スポーツくじ「なでしこジャパン谷川萌々子が見据える世界一の夢」)。世界トップレベルの舞台で戦う選手のオフの過ごし方としては、驚くほど飾らない日常だ。

一方でこのオフ期間中には、2025年に控えたドイツでの新生活に向けて自動車の運転免許を取得するため、教習所にも通い詰めていたという。休むだけでなく、次のシーズンへの準備も同時に進めていた点が印象的だ。

ゴール直後、両親のもとへ駆け寄った理由

パリ五輪ブラジル戦で決勝弾を決めた瞬間、谷川選手は「両親が観戦に来てくれていたので、ゴールを決めたあとは両親のほうに自然と走っていっていました」と振り返る。頭で考えた行動ではなく、身体が自然と動いたという言葉から、家族の存在がどれほど大きな支えになっているかがうかがえる。

幼少期から変わらない「なでしこジャパンで世界一」という夢

谷川選手が3歳でサッカーを始めたきっかけは、6歳のときに見たなでしこジャパンのワールドカップ優勝だったという。「私もこういう選手になりたいと強く思いはじめました」と語るように、幼い頃に抱いた夢を10年以上変えずに追い続けてきた一貫性が、彼女の競技人生の軸になっている。

小学生時代は父親と公園で基礎技術を練習し、「当時はきついなと思っていましたが、お父さんとの練習があったからこそ今の自分がある」と振り返る。厳しい練習も家族との時間の一部として記憶されている点が興味深い。

U-17ワールドカップの悔しさが変えた練習への向き合い方

2022年のFIFA U-17女子ワールドカップでスペインにアディショナルタイムで逆転され、ベスト8で敗退した経験を、谷川選手は「サッカーをしていていちばん悔しいと思った大会」と語る。この敗戦を通じて「世界には自分にはない才能を持った選手たちがたくさんいるんだ」と痛感し、シュートやロングキックという長所を伸ばしながら、守備への戻りを意識的に強化していったという。

落ち込んでいた時期に当時の監督から「落ち込んでいても意味はない、やるしかない」という言葉をかけられたことが、次の一歩を踏み出す転機になった。悔しさを次の努力に変換する思考のプロセスが、その後の飛躍につながっている。

家族と離れた寮生活が育てた自己管理の力

中高時代は親元を離れ、JFAアカデミー福島で寮生活を送った谷川選手。「学校が終わったらすぐ寮に戻って練習して、体をケアする環境が整えられていたり、栄養のあるごはんが用意されていたり」という規律ある生活の中で、サッカーに集中できる環境を得たと振り返る。家族と離れた期間があったからこそ、実家での休日の時間や愛犬との散歩が、より特別なリフレッシュの意味を持つようになったとも考えられる。

一般の生活にも通じる「休息と準備の両立」

愛犬の散歩や温泉といった身近な習慣で心身を整えながら、同時に次の環境変化に向けた準備も進める。この「休みながら備える」という谷川選手の過ごし方は、忙しい日々を送る社会人にも参考になる。完全に何もしない休養と、目の前の準備を淡々と進めることは両立できるという発想は、休暇の使い方に悩む人にとって一つのヒントになるだろう。

AIを使って自分なりの休息の型を見つける

谷川選手のように「自分が本当にリラックスできる時間」を明確にするには、休日にどんな行動をしたときに気持ちが軽くなったかを記録しておくとよい。散歩、外食、家族との会話など、休日の行動と気分の変化をAIチャットツールに書き出し、「この記録から自分に合った休息のパターンを整理してほしい」と尋ねると、忙しさの中で見落としがちな「本当に効いている休み方」が見えてくる。谷川選手にとっての愛犬との散歩のような、自分だけの切り替えの習慣を見つける手助けになる。

まとめ

谷川萌々子選手の強さの背景には、愛犬との散歩や実家での温泉といった、ごく普通の休日の過ごし方があった。幼少期からの夢を一貫して追い続ける姿勢、悔しさを次の努力に変える思考、そして家族との時間を大切にする感覚。これらが積み重なって、パリ五輪の劇的なゴールにつながっている。特別な準備よりも、当たり前の休息を大切にすることの意味を、彼女の言葉は教えてくれる。

よくある質問

谷川萌々子選手はオフをどう過ごしているのか

実家のある名古屋で、おいしいものを食べたり温泉に行ったり、愛犬2匹の散歩をしたりして過ごしている。

パリ五輪のゴール後になぜ両親のもとへ走ったのか

観戦に来ていた両親への感謝の気持ちが自然と行動に表れたと本人が語っている。

U-17ワールドカップの敗戦は競技人生にどう影響したのか

世界との差を痛感し、長所を伸ばしながら守備面を強化するきっかけになったと振り返っている。

一般人がこの記事から学べることは何か

忙しい時期でも、身近な習慣でしっかり休みながら次の準備を並行して進めるという両立の発想だ。

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業にてメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。
現在は独立し、About The New株式会社を設立。教育コンテンツの研究・開発を行い、スポーツの知見を活かした人材育成プログラムを提供している。

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