大の里の横綱昇進はいつ|成績・優勝回数と企業の若手育成

大の里の横綱昇進はいつ|成績・優勝回数と企業の若手育成を表すアイキャッチ スポーツアスリート

大の里の横綱昇進が決まったのは2025年5月28日で、第75代横綱として同年7月の名古屋場所から土俵に上がっています。初土俵から13場所での昇進は、年6場所制となった1958年以降に初土俵を踏んだ力士で最も早い記録です。

横綱になってからの成績は、2026年9月場所までの8場所で66勝28敗26休、優勝は2回。幕内優勝は通算6回になりました。左肩のけがで休場が続いた時期もあり、数字だけを見ると起伏の大きい1年あまりだったんですよね。

この記事では、日本相撲協会の公式記録をもとに昇進の時期・成績・優勝回数を整理し、最速で抜擢された若手を組織がどう支えるかという視点まで掘り下げます。

大の里の横綱昇進はいつ|2025年5月に第75代として決定

大の里の横綱昇進はいつかを示す年表。2023年5月の初土俵から2025年5月の横綱昇進決定までの流れ

大の里の横綱昇進は、2025年5月28日に日本相撲協会の番付編成会議と理事会で正式に決まりました。協会は公式サイトで「第75代横綱 大の里の誕生」と発表しており、翌29日に綱打ち、30日に明治神宮での奉納土俵入りが行われています。

番付のうえで横綱として記載されたのは令和七年七月場所(2025年7月の名古屋場所)からです。協会の歴代横綱一覧でも在位の始まりは「令和7年7月」となっているので、「いつ決まったか」は2025年5月、「いつから横綱として相撲を取っているか」は2025年7月、と分けて覚えておくと混乱しません。

昇進を伝える使者に対する口上では、「唯一無二の横綱を目指します」と述べました。大関昇進のときと同じ「唯一無二」という言葉を選んだ理由について、本人は会見で自分にぴったりの言葉だと思ったと説明しています。土俵入りの型は、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と同じ雲竜型です。

(参考)協会からのお知らせ「第75代横綱 大の里 誕生」 – 日本相撲協会

(参考)歴代横綱 – 日本相撲協会

(参考)大の里「唯一無二の横綱」に 大関と同じ口上(2025年5月29日) – デイリースポーツ online

Q. 大の里はいつから横綱ですか?

昇進が正式に決まったのは2025年5月28日で、第75代横綱です。番付のうえでは令和七年七月場所(2025年7月の名古屋場所)から横綱として土俵に上がっています。

初土俵から13場所での横綱昇進は年6場所制以降の最短記録

大の里は2023年5月場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏み、そこから所要13場所で横綱に昇進しました。共同通信の配信記事によると、これは輪島の21場所を抜き、年6場所制となった1958年以降に初土俵を踏んだ力士で最速(最短)の記録です。

「最短」という言葉は、どの範囲で比べるかで意味が変わります。ここで確認できているのは「年6場所制以降に初土俵を踏んだ力士のなかで最速」という条件つきの記録で、相撲の全歴史を通じた最短という意味ではありません。数字を社内資料や講話で引用するときは、この条件をそのまま添えるのが安全です。

昇進が決まった時点の通算成績は、協会の発表で135勝44敗(13場所)、幕内では101勝34敗(9場所)、幕内優勝4回でした。日本出身力士の横綱昇進は、師匠の稀勢の里が2017年初場所後に昇進して以来8年ぶりです。

短期間で番付を駆け上がった背景には、本人が会見で振り返った腰割り・すり足・四股・てっぽうといった基礎稽古の積み重ねがあります。土台づくりの考え方は、一流アスリートのコンディショニング完全ガイドでも睡眠・栄養・リカバリーと合わせて整理しています。

(参考)大の里が横綱昇進、日本出身8年ぶり(共同通信配信・2025年5月28日) – 日本経済新聞

Q. 大の里の横綱昇進は最短記録ですか?

初土俵から所要13場所での昇進は、年6場所制となった1958年以降に初土俵を踏んだ力士で最速です。それまでの記録は輪島の21場所でした。

横綱になってからの成績は8場所で66勝28敗26休

大の里が横綱になってからの成績は、新横綱だった2025年7月場所から2026年9月場所までの8場所で66勝28敗26休、優勝2回です。日本相撲協会の力士プロフィールに載っている星取表を場所ごとに拾い、流れが分かるよう3つの時期に分けて集計しました。

時期 場所と成績 主な出来事
新横綱から初優勝まで 2025年7月 11勝4敗/9月 13勝2敗(優勝) 昇進2場所目で横綱として初優勝
左肩のけがと休場 2025年11月 11勝4敗/2026年1月 10勝5敗/3月 0勝4敗11休/5月 0勝0敗15休 千秋楽休場・途中休場・全休の3度
復帰から2度目の優勝まで 2026年7月 9勝6敗/9月 12勝3敗(優勝) 6場所ぶりの優勝

大の里の横綱在位8場所の成績(2026年9月場所終了時点)。出典:日本相撲協会 力士プロフィール「過去の星取表」をもとに作成。合計の66勝28敗26休は各場所の成績を足した値で、不戦敗2つを敗に含む

新横綱から初優勝まで|2場所目に13勝2敗で賜杯

新横綱として臨んだ2025年7月の名古屋場所は11勝4敗でした。続く9月場所は13勝2敗で横綱豊昇龍と並び、優勝決定戦を制して5度目の優勝を果たしています。昇進2場所目で、横綱としては初めての優勝でした。

4日目に平幕に敗れたあと、5日目から白星を重ねて13日目に単独首位に立った場所です。序盤のつまずきを引きずらずに立て直した点が、この時期の特徴といえます。

あわせて読みたい豊昇龍の体重推移|来日66kgから横綱148kgまでの体づくり›

左肩のけがと休場|初の負け越しを経験した4場所

2025年11月の九州場所は、14日目まで11勝3敗で優勝争いの首位に並びながら、「左肩鎖関節脱臼」の診断書を提出して千秋楽を休場しました。初土俵以来、初めての休場です。

2026年1月場所は10勝5敗で皆勤したものの、3月の春場所は初日から3連敗し、「左肩関節脱臼」で4日目から休場。再出場せずに負け越しが決まり、初土俵から続いていた連続勝ち越しは17場所で止まりました。5月場所は「左肩腱板損傷」で、入門以来初めての全休となっています。

あわせて読みたい照ノ富士が明かす、膝の故障と糖尿病を越えた復活の体づくり›

復帰から2度目の優勝まで|9勝6敗の翌場所に12勝3敗

2場所連続の休場を経て2026年7月の名古屋場所で復帰し、9勝6敗で15日間を取り切りました。続く9月場所は大関安青錦との千秋楽相星決戦を制し、12勝3敗で6度目の優勝を飾っています。

優勝インタビューでは、千秋楽の朝に「弱気にならない相撲をとる」と腹を決めていたと話しました。けがで結果が出なかった時期を経て、気持ちの持ち方そのものを言葉にしている点が印象的です。

(参考)大の里 泰輝 力士プロフィール(令和八年九月場所 千秋楽時点) – 日本相撲協会

(参考)横綱大の里が2場所ぶり5度目の優勝(2025年9月28日) – 日本経済新聞

(参考)大の里が千秋楽休場、左肩脱臼(2025年11月23日) – デイリースポーツ online

(参考)横綱大の里が左肩脱臼で休場(共同通信配信・2026年3月11日) – 日本経済新聞

(参考)大の里、初土俵からの連続勝ち越しが17場所でストップ(2026年3月14日) – 中日スポーツ・東京中日スポーツ

(参考)大の里休場 診断書提出「左肩腱板損傷」(2026年5月8日) – デイリースポーツ online

(参考)横綱大の里が涙の復活V(2026年9月27日) – デイリースポーツ online

大の里の優勝回数は幕内6回|横綱としては2回

大の里の優勝回数6回それぞれの勝ち星を比べた棒グラフ。横綱としての優勝は2025年9月と2026年9月

大の里の幕内優勝は、2026年9月場所終了時点で通算6回です。内訳は横綱昇進前が4回、横綱になってからが2回で、日本相撲協会の力士プロフィールにも「幕内優勝 6回」と記載されています。

昇進前の4回は、2024年5月場所(小結・12勝3敗)、2024年9月場所(関脇・13勝2敗)、2025年3月場所(大関・12勝3敗)、2025年5月場所(大関・14勝1敗)です。横綱としての2回は、2025年9月場所(13勝2敗)と2026年9月場所(12勝3敗)でした。

6回の優勝を並べると、勝ち星はすべて12勝から14勝のあいだに収まっています。全勝優勝はまだ無く、最も良かったのは横綱昇進を決めた2025年5月場所の14勝1敗です。優勝の回数だけでなく「どの地位で、何勝で」まで押さえておくと、成績の読み違いを防げます。

(参考)大の里 泰輝 力士プロフィール「過去の星取表」 – 日本相撲協会

Q. 大の里の優勝回数は何回ですか?

幕内優勝は2026年9月場所終了時点で通算6回です。そのうち横綱として挙げた優勝は、2025年9月場所と2026年9月場所の2回です。

「大の里 横綱 弱い」と検索される背景は左肩のけがと金星の多さ

大の里が「弱い」と検索される背景には、左肩のけがによる3度の休場と、平幕に敗れて与える金星の多さという2つの事実があります。どちらも記録として確認できるもので、評価とは切り分けて見るのが大切です。

新横綱だった2025年7月場所では、平幕に4敗して金星を4個与えました。中日スポーツは、4個目の金星配給が昭和以降の新横綱で単独最多だと報じています。さらに2025年11月から2026年5月にかけては、千秋楽の休場、途中休場、全休と休場が3度続きました。

一方で、15日間を取り切った場所で負け越したことは一度もありません。協会公式の星取表で全21場所を確認すると、皆勤した場所の最少は9勝6敗です。初めての負け越しとなった2026年3月場所は、けがで4日目から休んだ場所でした。

つまり「弱い」という検索語の中身は、けがで出られなかった期間と序盤の取りこぼしに集中しています。復帰2場所目の2026年9月場所で12勝3敗の優勝を挙げたことを踏まえると、体調が整った場所では優勝争いに加わっている、と読むのが記録に沿った見方です。

(参考)大の里、昭和以降ワースト4個目の金星配給(2025年7月25日) – 中日スポーツ・東京中日スポーツ

Q. 大の里は横綱として弱いのですか?

記録のうえでは、横綱在位8場所で優勝2回、15日間を取り切った場所での負け越しはありません。成績が落ちたのは左肩のけがで休場した2025年11月から2026年5月の時期で、新横綱場所に金星を4個与えたことも検索の背景になっています。

最速昇進と休場の1年から企業が学べる若手育成の2つの視点

大の里の歩みは、早く抜擢した若手を組織がどう支えるかを考える材料になります。昇進の速さよりも、その後の1年あまりに起きたことのほうが、育成を設計する立場には示唆が多いからです。企業側の現状は、厚生労働省が2026年7月31日に公表した令和7年度「能力開発基本調査」の数字と重ねると見えやすくなります。スポーツを人材育成に生かす全体像は人的資本投資とスポーツ活用の解説にまとめています。

抜擢した後こそ基礎をやり直す時間を計画に入れる

大の里は昇進時の会見で、以前は大事にしていなかった基礎稽古を部屋に入ってから続けてきたと振り返っています。地位が上がった後も、土台の反復を日課から外していないわけです。

企業ではここが抜けやすいんですよね。能力開発基本調査(事業所調査・常用労働者30人以上の事業所が対象・2025年10月1日時点)によると、正社員に計画的なOJTを実施した事業所は60.6%でした。対象を職層別に見ると、新入社員(入社後3年程度まで)が52.3%なのに対し、中堅社員は38.7%、管理職層は24.9%まで下がります。

早く昇格した人ほど、計画的に教わる機会が早く終わってしまう構造です。若手をリーダーに引き上げるときは、登用と同時に「昇格後1年間で何を・誰から・どの頻度で学ぶか」を計画書に書いておくことをおすすめします。アスリートの経験を人材の強みとして捉える考え方は、スポーツ人材の全体像も参考になります。

あわせて読みたい白鵬の生活習慣|45回優勝を支えた「弱さを受け入れる」最強横綱のルーティン›

結果が出ない時期に向き合う相手を先に決めておく

休場が続いた2026年5月、師匠の二所ノ関親方は弟子の状態について、自分と向き合う以外にないと語りました。横綱を経験した師匠が、結果の出ない時期にそばで見ていたことになります。

同じ調査で、能力開発や人材育成に何らかの問題があるとした事業所は80.1%にのぼります。内訳で最も多かったのは「指導する人材が不足している」の59.5%で、「人材を育成しても辞めてしまう」51.6%、「人材育成を行う時間がない」45.5%が続きました(複数回答)。

抜擢された若手が初めて壁に当たったとき、相談できる上位者が決まっていない職場は少なくなさそうです。登用を決める会議で、評価者とは別に「不調の時期に話を聞く役」を1人指名しておく。大の里の休場から復活優勝までの流れは、その役割の重みを示す実例として読めます。

(参考)令和7年度「能力開発基本調査」の結果を公表します – 厚生労働省

(参考)令和7年度 能力開発基本調査 調査結果の概要 – 厚生労働省

まとめ|大の里の横綱としての記録と育成への生かし方

大の里の横綱昇進と、その後の成績の要点を振り返ります。

  • 横綱昇進の決定は2025年5月28日、第75代。番付上は2025年7月の名古屋場所から横綱
  • 初土俵から所要13場所は、年6場所制となった1958年以降に初土俵を踏んだ力士で最速
  • 横綱になってからの成績は8場所で66勝28敗26休、優勝2回(2026年9月場所終了時点)
  • 幕内優勝は通算6回。昇進前4回、横綱として2回
  • 成績が落ちた時期は左肩のけがによる休場と重なり、皆勤した場所での負け越しは無い

最新の成績は場所ごとに更新されるので、数字を引用するときは日本相撲協会の力士プロフィールで直近の場所を確認してください。そのうえで、自社で直近1年に昇格した若手を1人思い浮かべ、昇格後の育成計画と相談相手が決まっているかを確かめるところから始めてみるのがおすすめです。

元気な社員が、いちばんのマーケティングになる。

社員のウェルビーイングを高め、
その元気が自然と外に伝わる仕組みをつくります。

インナーマーケティングを知る →

About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

コメント

タイトルとURLをコピーしました