AED11機種を比較|企業が設置前に見る防塵防水と回収情報

AED11機種を比較|企業が設置前に見る防塵防水・オートショック・自主回収情報 スポーツウェルビーイング

企業のAED選びで最初に見るのは、オートショックの有無、防塵防水の等級、消耗品の期限の3点です。メーカー公式サイトで確認できた国内販売の11機種を比べると、重量は約1.1〜2.4kg、防塵防水はIP55〜IP66と幅があり、2025年8月にはオムロンとストライカーの機種で自主回収も始まっています。

工場のライン脇、社内運動会の会場、フィットネス施設のフロア。人が集まって体を動かす場所では、「いざという時に誰でも使えるAEDが、すぐ手の届くところにあるか」が現実の問いになります。導入済みの企業でも、機種ごとの消耗品の期限や回収情報までは把握できていないことが少なくありません。

選定条件は、厚生労働省が公開するAED製品外観一覧に機種が載る8社のうち、メーカー公式サイトで製品情報を確認できた7社(日本光電工業、旭化成ゾールメディカル、オムロンヘルスケア、フィリップス、日本ストライカー、フクダ電子、CU)の主力機種です。日本ライフラインは同じ一覧に載るものの、確認できる公式の製品ページが見つからなかったため、今回は掲載を見送りました。

設置判断の目安は5年に1件・500m四方・5分以内|AEDの配置ガイドライン

AEDを置くかどうかの目安は、日本救急医療財団が2018年12月25日に公表した「AEDの適正配置に関するガイドライン」に数字で示されています。企業が機種を選ぶ前に、まず置く場所と台数の考え方を押さえておくと、比較の軸がぶれません。

このガイドラインは、5年に1件以上の心停止が発生する場所への設置を推奨し、500m四方に1台の配置密度で社会復帰率が最適になるとしています。電気ショックは心停止から5分以内が望ましく、施設内では現場から片道1分以内で届く密度での配置が理想とされています。24時間誰もが使えることが望ましいという記載もあり、鍵のかかった事務所の中だけでは条件を満たしにくいことが分かります。

実際に使われた場面の成績は、総務省消防庁の令和7年版消防白書にまとまっています。令和6年(2024年)中に、一般市民が目撃した心原性心肺停止のうちAEDで除細動が実施された1,449人の1か月後生存率は53.6%、1か月後の社会復帰率は44.4%でした。集計の対象は、市民に目撃され、AEDによる除細動まで行われた事例に限られる点に注意してください。

スポーツと結びつく職場では、運動中の突然の体調急変が想定しやすい場面があります。社内運動会やスポーツ施設の運営では、企業運動会の準備段階で、AEDの設置場所と使える人の確認を入れておくと安心です。夏場の屋外イベントでは、企業向けスポーツ熱中症対策とあわせて救急対応を見直す機会になります。

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(参考)AEDの適正配置に関するガイドライン(平成30年12月25日) – 一般財団法人日本救急医療財団

(参考)令和7年版 消防白書 救急救助 – 総務省消防庁

(参考)AED製品外観一覧 – 厚生労働省

Q. AEDは心停止から何分以内に使うのが望ましいですか?

日本救急医療財団のガイドラインは、電気ショックを心停止から5分以内に行うことが望ましいとしています。そのため、施設内では現場から片道1分以内で届く密度での配置が理想とされています。

AED11機種の重量・防塵防水・オートショックを一覧で比較

11機種を並べると、軽さで選ぶならオムロンとストライカーの約1.1kg、防塵防水を重視するなら日本光電、フクダ電子A1D、CUのIP66という違いが見えてきます。まず表で数字を並べ、続けて機種ごとの特徴を見ていきます。

機種 メーカー オートショック 重量 防塵防水 特徴
日本光電 AED-3150/3151 カルジオライフ 日本光電工業 記載なし 2.4kg(消耗品含む) IP66準拠 3.5型カラー液晶・使用温度-5〜50℃
日本光電 AED-3200 日本光電工業 対応(ショックボタンなし) 約2.3kg(パッド・バッテリ含む) 公式発表に記載なし 体動検知・日英バイリンガル
ZOLL AED 3/AED 3 オートショック 旭化成ゾールメディカル オートショック版あり 公式発表に記載なし 公式発表に記載なし 解析時間3秒のRapidShock・パッド/バッテリ5年
レスキューハート HDF-3500 オムロンヘルスケア 記載なし(ショックボタン式) 約1.1kg(パッドパック含む) IP56 2025年8月に自主回収
ハートスタート HS1+e フィリップス 記載なし 1.5kg(パッド・バッテリ装着時) 公式ページに記載なし 日本限定モデル
ハートスタート FRx+e フィリップス 記載なし 公式ページに記載なし IP55 500kg負荷・1.22m落下に耐える
ライフパック CR2/CR2 オートショック 日本ストライカー オートショック版あり 2.0kg IP55 Wi-Fi接続・8年保証
サマリタン PAD 360P/350P 日本ストライカー 360Pが対応 1.1kg IP56 2025年8月に自主回収
ベネハート C1A/C2 フクダ電子 C2オート版あり 2.0kg/2.3kg IP55 C2は7インチ画面・1.5m耐落下
ダイナハートAED A1D フクダ電子 対応 1.8kg IP66 保証5年・耐用8年
IPAD CU-SPR CU 記載なし 2.0kg IP66 最大8年保証・遠隔監視(オプション)

表:国内販売AED11機種の仕様一覧。数値は各メーカー公式ページ・公式発表の記載(2026年10月確認)。「記載なし」は確認した公式ページに記述がなかった項目で、仕様が無いという意味ではありません。

日本光電 AED-3150|重量2.4kg・IP66で-5〜50℃でも使える

日本光電工業のAED-3150とAED-3151(カルジオライフ)は、2019年3月28日に発売された機種で、3.5型の高輝度カラー液晶にイラストとメッセージで操作方法を表示します。IP66準拠の防塵防水性能を持ち、使用温度は-5〜50℃です。

重量は消耗品を含めて2.4kg、寸法は高さ97×幅206×奥行252mmです。従来品より本体体積を40%、重さを15%減らしたと発表されています。AED-3151は日英バイリンガル対応で、発売時の価格は税抜でAED-3150が500,000円、AED-3151が550,000円でした。

(参考)自動体外式除細動器 AED-3100シリーズ カルジオライフ(AED-3150/AED-3151)を新発売 – 日本光電工業

日本光電 AED-3200|ショックボタンのないオートショックと体動検知

AED-3200は、2025年5月16日に発表された日本光電工業のオートショックAEDで、電気ショックが必要と判断されると自動で実施します。傷病者の体が動いたことを検知すると、警告音と音声ガイドで直ちに離れるよう知らせる体動検知機能もあります。

パネルのランプの点滅・点灯で操作やショックのタイミングを知らせるため、聴覚障害のある人にも伝わりやすい設計です。重量は約2.3kg(パッド・バッテリ含む)で、日本語とバイリンガルの音声ガイドに対応し、価格はモデルにより税込530,000〜649,000円とされています。同じシリーズには2022年に発売されたAED-3250もあります。

(参考)自動体外式除細動器 AED-3200シリーズ(AED-3200) 新発売 – 日本光電工業

ZOLL AED 3|解析時間を6秒から3秒へ縮めるRapidShock

旭化成ゾールメディカルのZOLL AED 3は、胸骨圧迫の深さとテンポをリアルタイムで知らせるReal CPR Help機能を備えた機種です。2019年10月2日の発表では、成人と小児の両方に対応した胸骨圧迫ヘルプ機能と、成人向けに電気ショックの要否を判断する解析時間を最短6秒から3秒へ短縮するRapidShock機能が紹介されています。

2024年3月25日には、電気ショックを自動で行う「ZOLL AED 3 オートショック」が発売されました。大型の高解像度カラー液晶、ボタン一つで切り替えられる児童モード、小学生から大人・未就学児に兼用のパッドを備え、パッドとバッテリーはともに5年間の耐用とされています。重量やIP等級は、確認した公式発表には記載がありませんでした。

(参考)新製品「ZOLL AED 3 BLS」発表について – 旭化成

(参考)電気ショックを自動で行う「ZOLL AED 3 オートショック」を発売 – 旭化成

オムロン HDF-3500|約1.1kgの軽さと18,261台の自主回収

オムロンヘルスケアのレスキューハート HDF-3500は、パッドパックを含めて約1.1kgの軽量機種です。IP56を満たし、米国軍用規格の耐衝撃・耐振動性にも対応します。操作は電源ボタンとショックボタンの2種類で、音声ガイドとLEDの点滅で案内する構成です。

バッテリーは除細動パッド一体型の使い捨て式です。この機種は2025年8月7日に自主回収が始まり、対象は18,261台でした。回収の詳細は、次の「自主回収」のセクションで整理します。

(参考)自動体外式除細動器 HDF-3500 レスキューハート – オムロン ヘルスケア

フィリップス ハートスタートHS1+e|1.5kgの日本限定モデル

フィリップスのハートスタートHS1+eは、日本限定モデルとして位置づけられた軽量・コンパクトな機種で、重量はパッドとバッテリを装着した状態で1.5kgです。CPRコーチング機能を備え、公式ページでは企業、銀行、自治体、ホテル、コンビニ、医療介護施設、学校などへの導入が紹介されています。

フィリップスは、HS1シリーズを販売台数が最も多いモデルとして案内しており、2019年6月時点で世界130カ国に出荷したと記載しています。なお、フクダ電子の公式サイトでもハートスタートHS1+eが取り扱い製品に載っているため、購入窓口は複数あります。

(参考)ハートスタート – フィリップスのAED製品 – フィリップス・ジャパン

フィリップス ハートスタートFRx+e|500kgの荷重に耐えるIP55

ハートスタートFRx+eは、堅牢性を前面に出した機種で、IP55等級、500kgの負荷、1.22mの落下に耐えるとされています。未就学児用キーを装着でき、CPRコーチング機能も備えます。

フィリップスの公式ページが導入先に挙げているのは、スポーツ施設、工場、公共交通機関、観光地、寒冷地です。屋外や搬送時の衝撃を受けやすい場所に置く場合に、候補に入りやすい機種です。重量は公式ページに記載がありませんでした。

(参考)ハートスタート – フィリップスのAED製品 – フィリップス・ジャパン

ストライカー ライフパックCR2|Wi-Fiで保守情報を一元管理

日本ストライカーのライフパックCR2は、重量2.0kg、IP55等級で、バッテリーの待機期間は4年、電極パッドは4年ごとの交換が代表値とされる機種です。Wi-Fi(2.4GHz)に対応し、LIFELINKcentralというAEDプログラムマネージャーで、複数台の保守管理情報をまとめて見られます。

2023年6月には、救助者がショックボタンを押さなくても自動で電気ショックを行う「ライフパックCR2 オートショック」が発売されました。最大360ジュールまで段階的にエネルギーを上げる設計で、騒音下でも聞き取りやすいClearVoiceテクノロジーを搭載し、保証は8年です。

(参考)LIFEPAK CR2 製品カタログ – 日本ストライカー

(参考)多機能型モデルのオートショックAED「ライフパックCR2 オートショック」発売 – 日本ストライカー

ストライカー サマリタンPAD|1.1kg・IP56の軽さと2025年8月の自主回収

サマリタンPAD 360P/350Pは、重量1.1kgのコンパクトな機種で、IP56の防塵防水性能を備えます。ケースに入れたまますぐ使える構造で、音声と光で案内します。360Pは、2021年7月に日本初のオートショックAEDとして製造販売承認を取得しました。

この機種群(350P・450P・360P)は、2025年8月6日にクラスIの自主回収が始まりました。対象台数や理由は、次のセクションで取り上げます。

(参考)サマリタン PAD 360P/350P – 日本ストライカー

(参考)日本初のオートショックAED「サマリタンPAD 360P」製造販売承認を取得 – 日本ストライカー

フクダ電子 ベネハートC1A・C2|2.0kgと2.3kgの2機種で7インチ画面はC2のみ

フクダ電子のベネハートCシリーズは、日本語と英語のバイリンガル、毎日のセルフテスト、小学生から大人と未就学児の切り替えスイッチを標準で備えます。防塵防水はIP55、1.5mの耐落下性能と耐振動性能があり、重量はC1Aが2.0kg、C2が2.3kgです。

C2は7インチ(800×480ピクセル)のTFTカラー液晶で心電図波形も表示でき、C1Aには液晶がありません。電気ショックを自動で行うオートショックAEDとして「ベネハートC2オート」も別に用意されています。

(参考)AEDベネハートCシリーズ – フクダ電子

フクダ電子 ダイナハートA1D|国産オートショックで保証5年・耐用8年

ダイナハートAED A1Dは、フクダ電子が「国産オートショックAED」として案内する機種です。解析でショックが必要と判断すると、音声案内の3カウント後に自動でショックを行い、未就学児モードへの切り替えと日英バイリンガルにも対応します。

重量は1.8kg(バッテリパック・電極パッド含む)、防塵防水はIP66で、保証期間は5年、耐用期間は8年です。バッテリパックは装着から4年、電極パッドは製造から42か月が目安なので、消耗品の交換時期を台帳で管理しやすい機種です。

(参考)ダイナハートAED A1D – フクダ電子

CU IPAD CU-SPR|最大8年保証と遠隔監視RMS-Link

CUのIPAD CU-SPRは、質量2.0kg(バッテリ・電極パッド含む)、IP66を取得した機種です。周囲の騒音に合わせて音量が自動で上がるオートボリューム機能があり、出力は小学生から大人が150J、未就学児が50Jです。

設置情報を登録し、消耗品を適切に交換することで、最大8年のメーカー保証が付きます。オプションの遠隔監視システムRMS-Linkは、セルフテスト結果、バッテリ残量、消耗品の有効期限、位置、異常時通知を確認できるため、複数拠点に置く企業の管理負担を下げる選択肢になります。

(参考)IPAD CU SPR – 株式会社CU

Q. AEDの価格はいくらですか?

公式ページで価格を確認できたのは日本光電の機種だけでした。AED-3150は発売時に税抜500,000円、AED-3151は税抜550,000円で、2025年発表のAED-3200は税込530,000〜649,000円です。ほかのメーカーは公式ページに価格の記載がなく、購入窓口への見積もり依頼が必要です。

11機種をIP66・オートショック・遠隔保守で整理すると選び方が絞れる

AED11機種をIP66・オートショック・遠隔保守の3つの切り口で分類した図

11機種は、防塵防水がIP66か、電気ショックを自動で行うオートショックか、遠隔・クラウドで保守を管理できるか、の3つの切り口で整理できます。下の図は、公式ページの記載をもとに機種を振り分けたものです。

IP66に当たるのは、日本光電AED-3150、フクダ電子ダイナハートA1D、CU IPAD CU-SPRです。屋外の資材置き場や、粉じんの多い工場、雨に濡れやすい出入口に置く場合は、この等級を基準に絞ると候補が少なくなります。夏の屋外作業の暑熱対策として空調服10製品の比較を検討している企業は、同じ屋外環境にAEDを置く前提で等級を確認しておくと安心です。

オートショックは、日本光電AED-3200、ZOLL AED 3 オートショック、ライフパックCR2 オートショック、サマリタン360P、ダイナハートA1D、ベネハートC2オートの6機種です。ショックボタンを押す判断を救助者に求めないため、使い方に不慣れな人が多い職場で選択肢になります。ただし胸骨圧迫などの救助者の役割は残るため、使用者向けの訓練とセットで考えるのが基本です。

遠隔・クラウドでの保守管理に対応するのは、Wi-Fiで保守情報をLIFELINKcentralにまとめるライフパックCR2と、オプションのRMS-Linkを持つCU IPAD CU-SPRです。拠点が多い企業ほど、日常点検を人の目に頼る負担が大きくなるため、この軸の優先度が上がります。

(参考)AED製品外観一覧 – 厚生労働省

2025年8月に2機種が自主回収|設置済みAEDで確認すること

今回の11機種のうち、オムロンのHDF-3500とストライカーのサマリタンPADの2機種は、2025年8月に電気ショックができない可能性を理由とする自主回収が始まりました。すでに設置している企業は、機種名と型式が対象かどうかを最初に確認する必要があります。

オムロンヘルスケアは、2025年8月7日にレスキューハート HDF-3500の自主回収を発表しました。本体内部の回路基板に故障が生じ、電気ショックができない事象が発生する可能性が製造元の品質試験で確認され、メンブレンテール(信号配線部品)の製造上の問題で電気的接続が断続的に失われる不具合も判明したと説明しています。対象は18,261台で、出荷先と設置先にお知らせを送り、準備ができ次第、交換品を発送して対象製品を回収するとされています。

日本ストライカーは、2025年8月6日にサマリタンPAD 350P・450P・360Pの3機種についてクラスIの自主回収を始めました。理由は同様に、回路基板の故障で電気ショックができない事象が起こる可能性が品質試験で確認されたことで、患者使用時の有害事象は報告されていないとしています。対象は350Pが4,590台、450Pが1,033台、360Pが3,530台で、計4,348施設に出荷されていました。

回収の対象かどうかは、機種名の確認だけでなく、メーカーから設置先に届くお知らせで判断します。設置情報をメーカーに登録していない場合は連絡が届きにくいため、購入窓口や公式サイトの回収情報を直接確認してください。業務で複数台を置く企業は、台数・設置場所・購入元を一覧にしておくと、回収の連絡が来たときに交換対応が早く進みます。

(参考)自動体外式除細動器レスキューハートHDF-3500 自主回収のお知らせ(2025年8月) – オムロン ヘルスケア

(参考)自動体外式除細動器(AED)サマリタン PAD 350P / 450P / 360P 自主回収(クラスI)に関するお知らせ – 日本ストライカー

Q. 自分の会社のAEDが自主回収の対象かどうか、どう確認しますか?

まず本体の機種名と型式を確認し、オムロンのレスキューハート HDF-3500、またはストライカーのサマリタンPAD 350P・450P・360Pに当たるかを見ます。対象機種には、メーカーから出荷先と設置先へお知らせが送られる仕組みです。届いていない場合や購入元が分からない場合は、各メーカーの公式サイトにある回収のお知らせから問い合わせ先を確認してください。

設置から更新までは点検・消耗品・回収情報の確認で回す

AEDの選定から設置・点検・消耗品管理・更新までの流れの図

AEDは設置して終わりではなく、日常点検、消耗品の交換、回収情報の確認を繰り返して維持する機器です。日本救急医療財団のガイドラインも、AED管理担当者による定期的な保守管理を求めています。下の図は、選定から更新までを5段階にしたものです。

消耗品の期限は機種で異なります。ZOLL AED 3 オートショックのパッドとバッテリーは5年の耐用、ライフパックCR2はバッテリー待機4年と電極パッド4年ごとの交換が代表値、ダイナハートA1Dはバッテリパックが装着から4年、電極パッドが製造から42か月、CU IPAD CU-SPRのバッテリー容量は最大5年とされています。期限を機種ごとに台帳へ書き出し、更新の時期を一覧で見られるようにしておくと、期限切れでの使用不能を防げます。

運用の入り口は、設置場所の掲示と、使う可能性のある従業員への周知です。ガイドラインは、インジケーターが見やすく日常点検がしやすい場所への配置を推奨しています。職場の健康づくり全体の中での位置づけは、健康経営優良法人の認定基準と合わせて考えると、安全対策としての優先度を社内で説明しやすくなります。

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(参考)ダイナハートAED A1D – フクダ電子

Q. AEDの消耗品はどのくらいで交換しますか?

機種によって異なります。公式ページの記載では、ZOLL AED 3 オートショックのパッドとバッテリーは5年、ライフパックCR2のバッテリー待機は4年で電極パッドは4年ごと、ダイナハートA1Dはバッテリパックが装着から4年で電極パッドは製造から42か月、CU IPAD CU-SPRのバッテリーは最大5年です。導入する機種の公式ページで期限を確認し、台帳で管理してください。

まとめ

AEDは機種の仕様だけでなく、置く場所、消耗品の期限、回収情報まで含めて管理する機器です。今回の要点は次の5つです。

  • 日本救急医療財団のガイドラインは、5年に1件以上の心停止が起きる場所への設置、500m四方に1台、心停止から5分以内の電気ショックを目安にしています。
  • 公式ページで確認できた11機種は、重量が約1.1〜2.4kg、防塵防水がIP55〜IP66で、オートショックは6機種が対応しています。
  • 屋外や粉じんの多い場所ならIP66、使い手が不慣れな職場ならオートショック、拠点が多いなら遠隔・クラウド保守という切り口で候補が絞れます。
  • オムロンHDF-3500とサマリタンPADの2機種は2025年8月に自主回収が始まっており、設置済みの企業は機種名と型式の確認が必要です。
  • 消耗品の期限は機種ごとに4〜5年前後で異なるため、台帳で一覧管理し、更新時期と回収情報を定期的に確認するのが基本です。

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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