大阪で事業をしていて、地元のクラブを応援したい。セレッソ大阪のユニフォームやスタジアムの看板に並ぶ社名を見て、うちの会社でもできるのだろうかと考える。けれど、どんな会社が、いくらで入っているのかがわからない。
結論から言うと、セレッソ大阪のスポンサーは10区分・126社で、クラブは料金の目安を「おおよそ300万円以上からの契約が多い」と公表しています。ユニフォームへの広告は数千万円から億単位です。ユニフォームの胸はヤンマーで、2026年4月からはスタジアムの名前もヤンマーになりました。この記事では、区分ごとの社数、料金、ユニフォームの掲出企業、決算、スタジアムの仕組みを、クラブと自治体の公表資料で整理します。数字は2026年10月9日に確認したものです。
セレッソ大阪のスポンサーは10区分・126社

クラブ公式サイトの「パートナー・スポンサー一覧」を2026年10月9日に数えると、トップチームの協賛企業は10区分・126枠でした。区分をまたいで重なる企業はなく、実数も126社です。
上から、トップパートナー6社、プラチナパートナー6社、ゴールドパートナー14社。その下に、オフィシャルパートナー29社とオフィシャルスポンサー58社が続きます。用具などを提供するオフィシャルサプライヤーが9社、チケットや歯のケアなど分野を決めたパートナーが4社です。
最上位のトップパートナーは、ヤンマー、カプコン、ヨドコウ、日本ハム、ニッコン、ミズノの6社です。クラブは協賛企業を「パートナー」と「スポンサー」の両方の名前で呼んでおり、区分の名前にも両方が使われています。
クラブ自身は、協賛企業のつながりを「関西120社超のパートナーネットワーク」と説明しています。一覧は動いており、2026年7月以降も新しい契約の発表が続いています。Jリーグ全体の中での位置は、Jリーグのスポンサー収入ランキングで確かめられます。
Q. セレッソ大阪のメインスポンサーはどこですか?
ユニフォームの胸に社名が入っているのはヤンマーです。最上位の区分であるトップパートナーは、ヤンマー、カプコン、ヨドコウ、日本ハム、ニッコン、ミズノの6社です(2026年10月9日時点、クラブ公式サイト)。
セレッソ大阪のスポンサー料金は300万円以上からが多い
区分ごとの料金表は公表されていません。ただ、クラブは公式サイトの「よくあるご質問」で、金額の目安を答えています。公表されている金額を4つにまとめました。
| メニュー | 公表されている金額 | 補足 |
|---|---|---|
| パートナーシップ | おおよそ300万円以上からの契約が多い | 300万円未満も相談できる |
| ユニフォーム広告 | おおよそ数千万円から億単位 | 掲載する場所で変わる |
| 法人シーズンシート | 85,500円〜285,000円 | 2026/27シーズンのホーム19試合 |
| ハナサカクラブ | 1口3,000円から | 育成組織を支える制度。法人も対象 |
セレッソ大阪が公表している金額(税の扱いは原典に記載なし。出典:セレッソ大阪 公式サイト。2026年10月9日確認)
パートナーシップ|300万円以上からの契約が多い
クラブは「お客様によって契約内容・権益・金額は異なりますが、おおよそ300万円以上からの契約が多いです」と答えています。あわせて、300万円未満でもできないわけではないので、気軽に連絡してほしいとも書いています。
グレードによる違いは、広告の規模や掲載する場所、チケットや接待用の席など、使える権利の種類と数です。個別のメニューの価格は、問い合わせて確かめる形になっています。
ユニフォーム広告|数千万円から億単位
ユニフォームへの広告は「おおよそ数千万-億単位での金額の契約が多くを占めています」とされています。上下を合わせて7つの広告枠があり、掲載する場所と、上か下かで金額が変わります。
法人シーズンシート|19試合で85,500円から
協賛より小さく始めるなら、法人向けのシーズンシートがあります。2026/27シーズンのJ1リーグのホーム19試合が対象で、価格は席の種類によって85,500円から285,000円です。最も高い席には、1階のラウンジが付きます。取引先の招待や社員の福利厚生に使う企業向けの入口です。
ハナサカクラブ|1口3,000円から育成を支える
育成組織を支える「ハナサカクラブ」は、1口3,000円から参加できます。個人だけでなく、法人や団体、店舗も対象です。広告の権利が付く協賛とは別の、応援に近い関わり方です。
あわせて読みたいスポーツスポンサー料の相場|29クラブの公表料金と企業の目安›
Q. セレッソ大阪のスポンサーになるにはいくらかかりますか?
クラブは公式サイトで、パートナーシップは「おおよそ300万円以上からの契約が多い」と答えています。300万円未満も相談できます。ユニフォーム広告は数千万円から億単位です。区分ごとの料金表は公表されていないので、詳しい金額は問い合わせて確かめます(2026年10月9日時点)。
ユニフォームのスポンサーは胸がヤンマーで掲出はトップパートナーに限られる
2026/27シーズンのユニフォームに社名が入っているのは、どれも最上位のトップパートナーです。クラブが2026年6月に発表したデザインでは、次の位置に入っています。
- 胸:ヤンマー
- 鎖骨:ヨドコウ、カプコン
- 袖:ニッコン
- 背中の上:シャウエッセン(日本ハムの商品ブランド)
ユニフォームを作っているのはミズノで、ミズノもトップパートナーです。反対側の袖には、ホームタウンの大阪市と堺市の名前が入っています。クラブはユニフォームの広告枠を7つと説明していますが、発表されたデザインで確認できた企業のロゴは5つでした。
掲出する場所は、年によって変わります。カプコンは2022年8月にトップパートナーになり、当時はパンツの裏と練習着にロゴを入れると発表されました。2026/27シーズンは鎖骨に入っています。同じ企業でも、契約の見直しで位置が動くことがわかります。
(参考)2026/27シーズン 明治安田J1リーグ ユニフォームデザイン決定のお知らせ(2026年6月9日) – セレッソ大阪
(参考)株式会社カプコンとのトップパートナー契約締結について(2022年8月1日) – セレッソ大阪
ヤンマーは出資とユニフォームとスタジアム名でセレッソ大阪を支える

検索の候補に「セレッソ大阪 スポンサー ヤンマー」が出てくるのは、ヤンマーがこのクラブに何重にも関わっているからです。
クラブの始まりは、1957年に生まれたヤンマーディーゼルのサッカー部です。1993年に運営会社が作られ、公募でセレッソ大阪という名前に決まりました。いまも、出資企業の一覧にはヤンマーホールディングスをはじめグループの会社が並び、非常勤の役員もヤンマーホールディングスから出ています。
協賛ではトップパートナーで、ユニフォームの胸に社名が入ります。さらに2026年4月1日からは、ホームスタジアムの長居球技場の愛称が「YANMAR HANASAKA STADIUM」になりました。命名権を取得したのはヤンマーホールディングスで、期間は2031年6月30日までの5年3か月です。金額は公表されていません。
出資企業は21者で、大阪市も入っています。大阪ガス、関西電力、りそな銀行、JR西日本、在阪の放送局なども並びます。このうち、りそな銀行とJR西日本はゴールドパートナーでもあります。出資と協賛は別の関係で、両方を持つ企業と片方だけの企業があります。
(参考)長居球技場の新愛称が「YANMAR HANASAKA STADIUM」に決定(2026年3月6日) – セレッソ大阪
Q. セレッソ大阪のスタジアムの名前は何ですか?
ホームスタジアムの長居球技場は、2026年4月1日から愛称が「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)」になりました。それまでの愛称はヨドコウ桜スタジアムです。命名権はヤンマーホールディングスが取得し、期間は2031年6月30日までです。
決算のスポンサー収入は27億5800万円でJ1の平均を少し上回る
Jリーグが公表している2025年度のクラブ決算一覧(セレッソ大阪は2026年1月期)から、協賛の規模を確かめます。
| 科目 | セレッソ大阪 | J1平均 |
|---|---|---|
| 売上高 | 57億2000万円 | 64億9200万円 |
| スポンサー収入 | 27億5800万円 | 26億7900万円 |
| 入場料収入 | 11億6400万円 | 12億900万円 |
| 営業利益 | 1億3900万円 | 1億1200万円 |
セレッソ大阪の決算(2026年1月期)とJ1平均(数値のある19クラブの平均。決算期の変更で期間が短いクラブを含む。出典:Jリーグ「2025年度 クラブ決算一覧」)
スポンサー収入は27億5800万円で、J1の平均26億7900万円を少し上回ります。数値のある19クラブの中では11番目です。売上高に占める割合は48.2%で、収入のほぼ半分を協賛が支えています。
27億5800万円を126社で割ると、1社あたりは約2,189万円になります。ただし、決算の期間と一覧を数えた時点は一致していません。金額も企業ごとに大きく違うので、平均の規模をつかむための目安として見てください。
売上高は平均より小さい一方で、営業利益は1億3900万円の黒字です。協賛する側から見ると、収入の柱が協賛にあり、経営が安定しているクラブだと読めます。
(参考)2025年度 J1 クラブ決算一覧 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
スタジアムの看板と命名権は指定管理者の収入になっている
セレッソ大阪のスタジアムは、お金の流れに特徴があります。看板や命名権の契約先は、クラブの運営会社ではなく、スタジアムを管理する一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブです。
長居球技場は大阪市の施設です。スポーツ庁の資料によると、改修は寄付を集める団体が主体となって行い、完成した施設を市に寄付しました。そのうえで、一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブが指定管理者として30年間運営する仕組みです。大阪市の公表では、指定の期間は2021年4月から2051年3月までです。
市は運営の委託料を払っていません。そのかわり、命名権や看板の広告を、指定管理者が自分の財源にできます。大阪市に出された令和6年度の報告書では、事業収入が計画の2億8930万円に対して3億6555万円で、計画を26%上回りました。理由は広告収入の増加と書かれています。
つまり、スタジアムの看板や部屋の命名権に協賛すると、そのお金は施設の運営を支えることになります。チームの強化に使われる協賛とは行き先が違うので、何を支えたいのかで選ぶメニューが変わります。
(参考)スタジアム・アリーナ改革 事例資料(長居球技場) – スポーツ庁
セレッソ大阪のスポンサーを検討する企業が確かめる3つのこと
公表されている情報から、問い合わせる前に確かめておける点を3つ挙げます。
目的に合うメニューを選ぶ
クラブは102種類のメニューがあると説明し、活用の型を3つに分けています。採用や福利厚生などの組織の強化、販売やブランドづくり、地域貢献や事業の共同開発です。来場者は年間で延べ35万人、約25%が家族連れだとクラブは公表しています。自社の目的がどの型にあたるかを決めてから相談すると、提案が具体的になります。目的の整理はスポーツスポンサーになる理由が参考になります。
契約の期間を自社の決算に合わせる
契約はシーズンに合わせる企業が多いものの、自社の決算の時期に合わせて結ぶ企業もあると、クラブは答えています。予算の年度とずれると社内の手続きが難しくなるので、期間は最初に相談しておきます。契約書で確かめる項目はスポーツスポンサー契約とはで整理しています。
あわせて読みたいスポーツスポンサーとは|種類・金額・仕組みを企業向けに解説›
自治体との連携を活かせるかを見る
セレッソ大阪は、大阪府と6つの分野で包括連携協定を結んでいます。ホームタウンは大阪市と堺市で、大阪市の東住吉区などの区役所とも協定があります。地域の学校や行事と一緒に取り組みたい企業には、クラブを通じた関わり方があります。スポーツ業界全体の課題はスポーツ業界の課題でも扱っています。
(参考)セレッソ大阪との連携協力に関する協定 – 大阪市東住吉区
まとめ|セレッソ大阪のスポンサーは300万円を目安に目的から選ぶ
セレッソ大阪は、料金の目安を自分から公表している数少ないクラブです。要点を振り返ります。
- スポンサーは10区分・126社で、トップパートナーはヤンマーなど6社
- 料金は300万円以上からの契約が多く、ユニフォーム広告は数千万円から億単位
- ユニフォームの胸はヤンマーで、2026年4月からスタジアムの名前もヤンマーになった
- スポンサー収入は27億5800万円で、J1の平均を少し上回る
- スタジアムの看板と命名権は、指定管理者の一般社団法人の収入になる
まずは、協賛で何を得たいのかを1つに絞ってみてください。そのうえでクラブの資料を取り寄せれば、102種類のメニューの中から、自社に合うものを選びやすくなります。
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