佐々木朗希の筋トレ|「しない」「嫌い」説の真相と変化

佐々木朗希の筋トレ|「しない」「嫌い」説の真相と変化 スポーツアスリート

佐々木朗希が筋トレを「しない」「嫌い」と語った記録は、今回確認できた報道には見当たりません。確認できたのは、ロッテ2年目の夏にウエートトレーニングを始めたこと、ドジャース移籍後に重量と体重を増やしたことです。「筋トレを重視していなかった時期」と「重視するようになった時期」が、1人の中に並んでいます。

この記事では、2021年から2026年までの報道を4つの局面に並べて、噂と事実を切り分けます。筋トレの重量やセット数は公表されていないので、数字を盛らずに、確認できる範囲だけを書きました。

佐々木朗希は筋トレをしない?|報道から読める取り組みの変化

佐々木朗希の筋トレをめぐる「しない」説と、報道で確認できる事実を比べた図解

「筋トレをしない」「嫌い」という印象は、ロッテ時代の逸話から広がったものですが、報道を読む限り事実とは言い切れません。確認できるのは、重視していなかった時期があったことと、その後に取り組みが変わったことの2点です。

日刊ゲンダイの記事は、ロッテ時代の佐々木が筋力トレーニングにそれほど力を入れていなかった時期を紹介しています。ただし同じ記事は、年間を通して先発ローテーションを守るには体力と筋力が必要だと痛感し、都内のジムに通うなど筋トレに力を入れるようになったとも書いています。

「嫌い」という言葉については、今回確認した記事のどれにも佐々木本人の発言として出てきませんでした。印象と事実を混ぜないよう、以降は、いつ・誰が・何を語ったかを分けて書きます。

(参考)佐々木朗希の超進化を支える“規格外の負けん気” – 日刊ゲンダイDIGITAL(2023年5月31日)

佐々木朗希の筋トレはいつから?|ロッテ2年目から現在までの4局面

筋トレが本格化したのは、ロッテ2年目の夏場とされています。その後の流れを時系列で並べると、「体力不足の自覚」から「重量と体重の増加」へ進んでいるのが分かります。

時期 筋トレの位置づけ 根拠の性格 出典
ロッテ2年目の春〜夏(2021年) 開幕前は投げる体力が不足。夏場に骨端線が消えた後、ウエートを開始 監督発言+関係者証言 BASEBALL KING/livedoorニュース
ロッテ時代(時期不明) 軽い重量でも160キロは出ると答えた逸話 匿名の関係者証言 日刊ゲンダイ
2025年8月(ドジャース) 体重が増え、監督が体のフィジカルさを評価。約156km/hを計測 監督発言 ESPN
2026年6月(ドジャース) 筋トレの継続で重量が増え、体重と筋量も増加 コンディショニングコーチ発言 SPREAD

出典:BASEBALL KING(2021年3月9日)、日刊ゲンダイDIGITAL(2023年5月31日)、ESPN(2025年8月9日)、SPREAD(2026年6月9日)の各報道をもとに、本記事で時系列に整理。

ロッテ2年目の春〜夏|体力不足の自覚とウエートの開始

2021年3月、井口資仁監督(当時)はラジオで、佐々木について「投げる体力がついていないので」と話しました。球数とイニングを少しずつ増やし、夏にローテーション入りを目指す計画も語っています。この時点で最速163km/hを出していましたが、出力に体が追いつくかが課題でした。

livedoorニュースに載った関係者証言の記事は、ロッテ2年目の夏場、骨が伸びる部分(骨端線)が消えた後にウエートトレーニングを始めたと伝えています。元捕手の吉田裕太さんは、当時の佐々木を「朝早くから来て、黙々と励んでいました。」と振り返っています。

(参考)ロッテ・佐々木朗希に井口監督「順調にいけば…」 – BASEBALL KING(2021年3月9日)

(参考)佐々木朗希のロッテ時代の関係者証言を載せた記事 – livedoorニュース

ロッテ時代|軽い重量でも160キロが出るという逸話

日刊ゲンダイによると、佐々木が軽い重量を扱っているのを見た同僚が声をかけたところ、それでも160キロ出ますからと返したとされています。ロッテOBは、まだ筋力が足りないことを一番分かっている佐々木の「強がり」だと分析しています。

この逸話は匿名の関係者や記者の伝聞で、いつの出来事かも書かれていません。「筋トレが嫌い」と読むより、「自分の強みを球の質に置いていた時期の発言」と受け取るのが、記事の書きぶりに近い読み方です。

(参考)佐々木朗希の超進化を支える“規格外の負けん気” – 日刊ゲンダイDIGITAL(2023年5月31日)

2025年8月|ドジャースで体重が増えフィジカルを評価される

2025年8月、ESPNはドジャースのロバーツ監督の話として、佐々木がチームの筋力・コンディショニング担当と取り組み、体重が増えたと伝えました。監督は、より体がフィジカルになったと評価しています。その模擬試合では46球を投げ、最速97マイル(約156km/h)を計測しました。

(参考)Dodgers’ Roki Sasaki shows progress in simulated game – ESPN(2025年8月9日)

2026年6月|筋トレの継続で重量と体重が増える

2026年6月、SPREADはドジャースのコンディショニングコーチ、トラビス・スミス氏の発言を紹介しました。スミス氏は、佐々木の成長の大きな要因を「継続して筋力トレーニングに取り組んできたことが大きい」と話しています。重量も少しずつ増やせるようになり、体重と筋量が増えたとのことです。

(参考)【MLB】「佐々木朗希には素晴らしい勤勉さがある」 – SPREAD(2026年6月9日)

Q. 佐々木朗希は筋トレをいつから始めましたか?

ロッテ2年目の夏場に、骨端線が消えた後でウエートトレーニングを始めたと報じられています。2021年3月の時点では、監督が投げる体力がまだついていないと話していました。

佐々木朗希の筋トレが嫌いと言われた理由|「ストライクが入らない」発言の読み方

嫌いと言われた背景には、首脳陣とのやりとりがあります。日刊ゲンダイによると、首脳陣の1人がメジャーの剛腕投手の体を引き合いに筋トレを促したとき、佐々木は「でも、ストライク、入らないじゃないですか」と返したと伝えられています。

この返答は、筋トレそのものを否定したのではなく、球速だけでなく制球も含めて勝負したいという自己評価として読めます。同じ記事は、自分は球が速いだけの投手ではないと考えていたとも説明しています。

もう1つ押さえたいのは、これらの発言が本人の取材コメントではなく、匿名の首脳陣や同僚、OBの証言として紹介されている点です。発言の日時や場も書かれていません。「嫌い」と断定する根拠としては弱く、「筋トレの優先順位が今より低かった」と整理するのが誠実です。

回復や休息の側面は、佐々木朗希の睡眠管理でもまとめています。

Q. 佐々木朗希は筋トレが嫌いなのですか?

本人が筋トレを嫌いと語った記録は、今回確認した報道には見当たりません。ロッテ時代に筋トレの優先順位が低かった時期の逸話はありますが、その後は取り組みを増やしていると報じられています。

ドジャースでの筋トレ|重量・体重・食べる量が連動した流れ

佐々木朗希の体重と筋量の増加を、筋トレの継続と食事量の増加の足し算で示した図解

ドジャースでの変化は、筋トレの継続と食事量の増加が重なった結果として語られています。スミス氏によると、佐々木は重量を少しずつ増やせるようになり、体重と筋量が増えました。

体が大きくなると必要なカロリーも増えるので、食べられる量が増えたとのことです。佐々木には専属の栄養士とシェフがいて、本人も食事を管理していると紹介されています。筋トレは単独ではなく、食事とセットで設計されているわけです。

ただし、挙上重量、セット数、体重や筋量の数値は、いずれの記事にも載っていません。この記事では、ない数字を推測で補わず、増えたという事実だけを書きます。体重の推移を数字で追いたい人は、佐々木朗希の体重推移が参考になります。

Q. 佐々木朗希は筋トレで体重が増えましたか?

2025年8月にドジャースの監督が体重の増加に触れ、2026年6月にはコンディショニングコーチが、重量が増えるとともに体重と筋量も増えたと話しています。具体的な数値は公表されていません。

Q. 佐々木朗希の筋トレの重量は公表されていますか?

種目ごとの重量やセット数は、確認できた報道に出ていません。コンディショニングコーチが、重量を少しずつ増やせるようになり、体重と筋量が増えたと話している段階です。

筋トレとケガの関係|出力の高い投手が体づくりを急がない理由

佐々木の筋トレで気になるのは、ケガとの距離です。2021年に井口監督は、他の選手より体が大きくケガのリスクが大きいので、慎重に進めたいという趣旨の話をしていました。

21年間プロの選手の体を見てきたトレーニングコーチの菊地大祐さんは、「出力の高い朗希は常にケガと隣り合わせで、いつ壊れるかわからない不安を抱いていると思います。」と語っています。これは1人の専門家の見方で、結論ではありません。

筋力を上げることは、高い出力を受け止める体をつくる意味でも重要だと考えられます。ここは本記事の整理で、佐々木本人や球団が語った方針ではありません。負荷を急に上げず、段階を踏む点は、2021年から2026年まで一貫して見て取れます。

(参考)佐々木朗希のロッテ時代の関係者証言を載せた記事 – livedoorニュース

佐々木朗希の筋トレから学ぶこと|急に重くせず週2〜3日から積み上げる

一般の人が参考にできるのは、重量そのものではなく、段階を踏んで積み上げる順番です。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」は、成人に筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨しています。

佐々木の場合も、体力不足の自覚、ウエートの開始、重量の漸増、食事量の増加という順に進みました。いきなり重い重量に挑むのではなく、体力と食事を整えながら少しずつ負荷を上げる流れは、そのまま取り入れられます。

痛みが出たときや持病があるときは、無理をせず医師や専門家に相談してください。ほかの選手の筋トレも比べて読みたいときは、高橋藍選手のフィジカルトレーニングや、一流アスリートのコンディショニング完全ガイドが入口になります。

(参考)健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 – 厚生労働省(令和6年1月)

まとめ|佐々木朗希の筋トレは「嫌い」ではなく段階を踏んで積み上げ中

佐々木朗希の筋トレについて、ここまでで分かったことをまとめます。

  • 「筋トレが嫌い」という佐々木本人の発言は、確認できた報道に見当たりません。
  • ロッテ2年目の夏場、骨端線が消えた後にウエートを始め、2021年3月時点では投げる体力が不足していました。
  • 2025年8月以降はドジャースで体重が増え、2026年6月には重量と筋量も増えたと報じられています。
  • 重量やセット数は公表されておらず、食事量の増加と専属の栄養士・シェフが筋トレとセットで語られています。
  • 一般の人は、週2〜3日から負荷を段階的に上げる順番が参考になります。

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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