鹿島アントラーズでプレーする柴崎岳選手は、2017年にスペインへ渡った当時から、睡眠環境づくりに強くこだわってきた選手だ。移籍先のクラブが変わっても、遠征先が変わっても崩さなかったのは、寝具と睡眠データを軸にした自己管理だった。海外挑戦で直面した睡眠の課題と、そこから生まれた習慣には、環境が変わる中でコンディションを保つための実践的なヒントが詰まっている。国内復帰を経た今も、その土台は変わっていない。
海外挑戦で直面した睡眠の課題
青森県出身の柴崎選手は、青森山田高校時代から10番を背負い、全国高校サッカー選手権で準優勝を経験した実力派だ。日本代表にも2012年から選出され続けている。
柴崎選手は青森山田高校から鹿島アントラーズでキャリアを積み、2017年1月にスペイン2部リーグのテネリフェへ移籍。同年7月には1部リーグのヘタフェCFへとステップアップした。生活環境も気候も変わる海外挑戦の中で、選手たちが共通して直面するのが睡眠の質の低下だ。
柴崎選手はスペイン移籍が決まった2017年3月から寝具メーカー・エアウィーヴの製品を使い始めている。新しい国、新しいチームという環境の変化の中で、まず整えたのが眠る環境だったという点に、コンディショニングへの意識の高さが表れている。
体格に合わせたオーダーメイドマットレス
2017年6月には、柴崎選手の体格に合わせた完全オーダーメイドのマットレスパッド「エアウィーヴビスポーク」が作成された。既製品ではなく、自分の体に合わせて調整された寝具を使うことで、睡眠の質そのものを底上げする狙いがある。
本人は「ビスポークを使用してから背中が軽くなりました。起きた時の感覚がとても良いです」と語っている。寝具面のみならず、睡眠に関する知識そのものを深めたいと、エアウィーヴの睡眠健康指導士による指導も自ら受けていたという。単に良い寝具を使うだけでなく、なぜその寝具が自分に合うのかを理解した上で選んでいる点に、コンディショニングへの姿勢が表れている。
(参考)急成長を遂げるプロサッカー・柴崎岳選手の睡眠をエアウィーヴがサポートします – 株式会社エアウィーヴ
遠征先でも崩さない睡眠の質
ホームでの試合と違い、遠征先では慣れないベッドで眠ることになる。柴崎選手はこの課題に対して、携帯用の「エアウィーヴポータブル」を自ら持参することで対応してきた。多くのトップアスリートが遠征先に持ち込むというこの製品を使うことで、環境が変わっても普段に近い寝心地を保てるようにしている。
枕についても、仰向けでも横向きでも理想的な頭の高さを保てる「エアウィーヴピローS-LINE」など、複数の製品を組み合わせて使用。かけ布団の「エアウィーヴハイパーダウン」は極細繊維で保温性と軽量性を両立させたもので、遠征の多い1年を通じて、マットレスから枕、かけ布団まで寝具全体でコンディションを支える体制を整えている。
睡眠アプリで「感覚」を「データ」に変える
柴崎選手は日頃からエアウィーヴの睡眠アプリを使い、自分の睡眠状態を計測して毎日のコンディショニングに役立てている。良い睡眠が取れているという「感覚」だけに頼らず、データとして記録する習慣が、遠征を重ねるシーズン中でも自分の状態を客観的に把握することにつながっている。
「スペインでも遠征先でも、いつも良い睡眠を取ることができています。良いコンディションでこれからも試合に臨みたい」という本人の言葉には、寝具とデータの両輪で睡眠を管理してきた実感がにじむ。移籍やチーム事情によって練習環境が変わっても、睡眠という土台を自分でコントロールできる状態にしておくことが、長くトップレベルでプレーし続ける支えになっている。

睡眠アプリで「入眠までの時間」を可視化する
柴崎選手が実践してきたような睡眠アプリでの記録は、特別な機材がなくても今日から始められる。ポイントは、感覚では気づきにくい「眠りに落ちるまでの時間」や「深い眠りの割合」を数字で追うことだ。
「遠征前後」の睡眠データを並べて記録する
睡眠アプリをスマートフォンの枕元に置いて眠るだけで、入眠時刻・中途覚醒の回数・深い眠りの時間を自動で記録できる。試合や移動が多い週は、遠征の前日と当日の夜のデータを並べて記録しておくと、環境の変化が睡眠にどう影響したかが見えやすくなる。
- 入眠までの時間
- 深い眠りの割合
- 中途覚醒の回数
- 総睡眠時間
週の始まりに「睡眠負債」をチェックする
1日ごとの数字よりも、1週間単位の合計や平均を見返す方が生活の傾向をつかみやすい。週の始まりにアプリのレポートを開き、目標の睡眠時間に対してどれだけ不足しているかを確認する習慣をつくる。忙しい平日にたまった不足分を週末にまとめて取り戻そうとするのではなく、毎晩少しずつ整えていく方が、シーズンを通じたコンディションの安定につながりやすい。
- 直近7日間の平均睡眠時間を目標時間と比較する
- 深い眠りの割合が低い日と、前日の行動を突き合わせて振り返る
数値が乱れた週は「寝る前の行動」を疑う
入眠までの時間が普段より長い、あるいは深い眠りの割合が下がっている週が続く場合は、環境よりも先に就寝前の行動を見直す。課題を絞り込むことで、無理なく元のリズムに戻しやすくなる。
- 入眠までの時間が長い → 就寝1時間前のスマートフォン使用を控えて照明を落とす
- 深い眠りの割合が低い → 就寝直前の食事やカフェイン摂取のタイミングを見直す
- 中途覚醒が増えている → 寝室の温度・湿度を普段の遠征前の数値に近づける
よくある質問
柴崎選手はいつから寝具にこだわり始めましたか
スペイン移籍が決まった2017年3月からエアウィーヴ製品を使い始め、同年6月には体格に合わせたオーダーメイドマットレス「エアウィーヴビスポーク」を作成している。環境が大きく変わるタイミングで睡眠環境を整えたことがきっかけだった。
遠征先ではどんな工夫をしていますか
携帯用の「エアウィーヴポータブル」を自ら持参し、ホームと同じような寝心地を遠征先でも再現している。多くのトップアスリートが同様に携帯用の寝具を持ち込んでいるという。
睡眠アプリはどのように活用していますか
日頃からエアウィーヴの睡眠アプリで自分の睡眠状態を計測し、毎日のコンディショニングに役立てている。感覚だけに頼らずデータとして記録することで、シーズン中の体調変化にも気づきやすくなる。
一般の人でも同じような睡眠管理はできますか
体格に合わせたオーダーメイド寝具までは難しくても、スマートフォンの睡眠アプリで入眠時間や睡眠時間を記録することは誰でも今日から始められる。まずは1週間データを取り、自分の睡眠の傾向を知ることが第一歩になる。
環境が変わっても崩さない土台づくり
移籍、海外挑戦、日本代表招集と、柴崎選手のキャリアは環境の変化の連続だった。それでも睡眠の質を保ち続けられたのは、寝具というハード面と、アプリで記録するソフト面の両方を自分の意思で整えてきたからだ。
特別な才能や資金力がなくても、まず今の寝室環境を見直し、次に睡眠を記録する習慣をつくるという順番であれば、誰でも今日から取り組める。柴崎選手の10年近い実践は、その積み重ねが長期的なコンディション維持につながることを示している。
まとめ
- 柴崎岳選手は2017年のスペイン移籍時から寝具メーカー・エアウィーヴを使い始めた
- 体格に合わせたオーダーメイドマットレス「エアウィーヴビスポーク」で睡眠の質を底上げした
- 遠征先には携帯用の「エアウィーヴポータブル」を自ら持参している
- 日頃から睡眠アプリでデータを記録し、感覚に頼らないコンディショニングを続けている
- 現在は鹿島アントラーズでプレーしながら、睡眠を軸にした自己管理を継続している

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