サンフレッチェ広島のスポンサー366社|冠スポンサーと命名権10億円

サンフレッチェ広島のスポンサー366社|冠スポンサーと命名権10億円 スポーツビジネス

「サンフレッチェ広島 スポンサー」と一緒に調べられている言葉に「スポンサードゲーム」があります。クラブの呼び方では「冠スポンサー」で、各試合1社限定の枠です。公式サイトの募集ページにきちんと載っています。

この記事では、パートナー企業366社を1件ずつ数え直したうえで、広告メニュー9種類の中身、冠スポンサーの位置づけ、そして唯一金額が公表されている枠——広島市が公開しているスタジアム命名権10億円——までを、出どころごとに整理しました。

サンフレッチェ広島のスポンサーは366社|重複ゼロのきれいな一覧

公式サイトの「パートナー企業」ページは4区分に分かれています。クラブトップパートナー51社、オフィシャルサプライヤー6社、クラブパートナー232社、パートナー77社。合計は366社です。

特筆すべきは、数え直しても数字が1つも動かなかったことです。社名が完全に一致する重複はゼロ、法人格や全角スペースの表記ゆれもゼロ、区分をまたいだ二重掲載もゼロでした。当メディアがこれまで調べたクラブでは、表記ゆれや二重掲載が必ず何件か出ていたので、これは珍しい状態です。

1文字違いの組み合わせは「SCC」「ECC」「RCC」、「JCB」と「JTB」、「日本郵船」と「日本郵便」、「宏和グループ」と「伯和グループ」がありましたが、いずれも別の企業です。誤記ではありません。

顔ぶれで目を引くのは、パートナー区分に「広島県環境県民局 人権男女共同参画課」が入っていることです。自治体の一部署が企業と並んで掲載されています。

これは名前だけの掲載ではありません。広島県のページによれば、2024年11月3日にエディオンピースウイング広島で人権啓発活動が行われ、サンフレッチェ広島とのコラボクリアファイル3,000セットの配布、人権啓発リーフレット「広島県人権だより」の配布、人権クイズとアンケート(546名が参加)などが実施されています。自治体がスタジアムを啓発の場として使い、その対価としてパートナー一覧に名を連ねているという関係です。なお県側でこの活動を所管しているのは「わたしらしい生き方応援課」で、パートナー一覧の課名とは表記が異なります。

サンフレッチェ広島のパートナー区分別掲載数(2026年9月23日時点)
区分 掲載数 主な顔ぶれ
クラブトップパートナー 51社 エディオン、マツダ、ナイキ、広島銀行、中国電力、明治安田、セブンイレブン
オフィシャルサプライヤー 6社 JR西日本、JRバス中国、洋服の青山、ECC、小柴クリーニング
クラブパートナー 232社 アサヒビール、あじかん ほか県内企業が中心
パートナー 77社 法律事務所、歯科、幼稚園、広島県環境県民局 人権男女共同参画課

出典:サンフレッチェ広島公式サイト「パートナー企業」掲載内容を筆者が集計(2026年9月23日時点)

Q. クラブトップパートナーが51社もあるのは多くないですか?

「トップ」という名前ですが、最上位が1〜2社しかないクラブとは設計が違います。エディオンやマツダのような大企業と、地場の建設会社や大学が同じ区分に並んでいます。金額の階層というより、クラブとの関係の深さで区切っていると読むほうが実態に近そうです。

(参考)パートナー企業 – サンフレッチェ広島

(参考)サンフレッチェ広島試合会場(エディオンピースウイング広島)で人権啓発活動を行いました! – 広島県 わたしらしい生き方応援課

広告メニューは9種類|どこに何を出せるかが細かく分かれている

サンフレッチェ広島にはパートナー募集専用のページがあり、広告メニューが9種類、名前と説明つきで公開されています。金額は載っていませんが、何を買えるのかは具体的です。

ウェア広告は「男女トップチームの他、ユースチーム、Jr.ユースチーム、Jr.チーム、それぞれのユニフォームやトレーニングウェア、サッカースクールのコーチウェアまで」が対象。トップチームだけでなく育成年代まで枠があるのが特徴です。

スタジアム内の枠も細かく分かれています。ゴール裏LEDは両ゴール裏を「2面」「独占」、4Fリボンサイネージはスタジアムをコの字型(約360m)に囲う帯、スタジアム看板は試合日以外も掲出され、クラブは「2024年度は試合日以外にも約60万人がスタジアムに訪れました」と説明しています。

サンフレッチェ広島の広告メニュー(公式パートナー募集ページ)
メニュー クラブの説明
ウェア広告 男女トップチーム、ユース、Jr.ユース、Jr.、スクールのコーチウェアまで
冠スポンサー 各試合1社限定。1試合を通してPR。社内福利厚生としても活用
ゴール裏LED 両ゴール裏を「2面」「独占」。ピッチから最も近い広告の1つ
4Fリボンサイネージ スタジアムをコの字型(約360m)に囲う。枠数を増やせる
スタジアム看板 試合日以外も掲出。2024年度は試合日以外にも約60万人が来場
大型ビジョンCM 国内サッカースタジアム最大級。音響設備も活用
SNS広告 スタメン紹介・得点・スタッツに企業ロゴ。約36万人のフォロワー
コラボノベルティ コラボデザインのうちわやクリアファイル
パークビジョンCM スタジアム場外・ミュージアム横の3画面

出典:サンフレッチェ広島「パートナー募集ページ」(2026年9月23日閲覧)

Q. 特典はどの区分でも同じですか?

違います。募集ページには、オフィシャルパートナー呼称権利、インタビューボードへの社名掲載、チケット割引購入券、クラブエンブレム・ロゴ・キャラクターの使用権、チーム集合写真の無償使用権、選手イベント出演の交渉権が並び、最後に「契約金額により利用できる特典が異なります」と明記されています。

(参考)サンフレッチェ広島パートナー募集ページ – サンフレッチェ広島

スポンサードゲームの正体|冠スポンサーは各試合1社限定

冠スポンサーとゴール裏LED、スタジアム看板の比較。冠スポンサーは各試合1社限定で1試合を通してPRできる

「スポンサードゲーム」という言い方は一般名詞で、クラブ側の呼称は「冠スポンサー」です。募集ページの説明はこうです。「各試合1社限定となる冠スポンサーは、様々なアクティビティや企業名の掲出など1試合を通してPRすることができます。社内福利厚生としてもご活用いただいています。」

ここから読み取れることが3つあります。第一に1試合につき1社しか取れないこと。ホームゲームの数だけしか枠がないので、他の広告メニューとは希少性が違います。第二に、掲出だけでなく「様々なアクティビティ」が含まれること。第三に、クラブ自身が社内福利厚生としての用途を挙げていることです。広告効果ではなく従業員向けの施策として使う企業がある、という説明になっています。

冠試合に近い形の事例も公開されています。花火イベント「超熱狂 FIREWORKS」は旭電機商事、ICHIKAWA、ダイヤホーム、TSUNAG、ミツトヨ、リバーワークスの6社が協賛し、大型ビジョンへの企業名掲載と会場内での読み上げが行われました。シートネーミングライツはキリンビール、チェリーゴード、チチヤスの3社が協賛し、バラエティーシートに企業名を掲出、チケット販売ページへの掲載とテーブル装飾も行っています。

Q. 冠スポンサーはいくらですか?

公表されていません。募集ページは「掲載内容は実施の一例です。詳しくはお問い合わせください」としています。分かるのは、各試合1社限定という希少性と、掲出以外のアクティビティが含まれることだけです。資料請求と問い合わせのフォームが用意されています。

(参考)サンフレッチェ広島パートナー募集ページ – サンフレッチェ広島

金額が公表されている唯一の枠|スタジアム命名権10億円・10年

クラブは協賛メニューの価格を公表していません。しかしスタジアムの命名権だけは、金額が公文書で公開されています。施設の所有者が広島市だからです。

広島市市民局文化スポーツ部スポーツ振興課が令和5年6月12日に発表した資料によれば、広島サッカースタジアムの呼称は「EDION PEACE WING HIROSHIMA(エディオンピースウイング広島)」、命名権取得者は株式会社エディオン。契約期間は令和6年2月1日から令和16年1月31日までの10年間、命名権料は10億円(消費税および地方消費税を含む)です。単純に割れば年額1億円になります。

この1億円という数字は、後述する1社あたりの単純平均約763万円の13倍にあたります。スポンサーシップと一口に言っても、枠によって桁が2つ違うということです。

広島市は26施設に命名権を導入しており、スポーツ関連の施設も複数あります。

広島市が命名権を導入しているスポーツ施設(抜粋)
施設名 愛称 命名権取得者 契約期間
広島サッカースタジアム EDION PEACE WING HIROSHIMA 株式会社エディオン 令和6年2月〜令和16年1月(10年間)
広島市民球場 MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島 マツダ株式会社 令和6年4月〜令和11年3月(5年間)
広島広域公園陸上競技場 ホットスタッフフィールド広島 株式会社ホットスタッフ広島 令和6年3月〜令和12年2月(6年間)
広島広域公園第一球技場 サンフレッチェビレッジ 広島第一球技場 株式会社サンフレッチェ広島 令和6年6月〜令和11年5月(5年間)

出典:広島市「広島市の命名権導入施設一覧」(財政局財政課資金係)および「広島サッカースタジアムの呼称を『EDION PEACE WING HIROSHIMA』に決定しました」(市民局文化スポーツ部スポーツ振興課)

Q. なぜ命名権だけ金額が分かるのですか?

スタジアムが広島市の施設で、命名権の売却が市の収入になるためです。自治体は契約内容を公表します。クラブとスポンサーの間の契約は民間同士なので公表義務がなく、金額は出てきません。自治体が絡む枠だけ価格が見えるという構図です。

(参考)広島サッカースタジアムの呼称を「EDION PEACE WING HIROSHIMA」に決定しました – 広島市 市民局文化スポーツ部スポーツ振興課

(参考)広島市の命名権導入施設一覧 – 広島市 財政局財政課資金係

ユニフォーム掲出は8カ所|エディオンが3カ所を占める

ユニフォームの掲出先は、位置ごとに企業名・所在地・事業内容つきで公開されています。掲出位置は8カ所、これにサプライヤーが加わります。

目を引くのは株式会社エディオンが前面・左鎖骨・ショーツ後面の3カ所を押さえていることです。スタジアムの命名権も同社が持っているので、1社でユニフォーム3カ所とスタジアム名の両方を確保している形になります。

残りの掲出先は、右鎖骨がハイセンスジャパン、背中がマツダ、背中裾がひろぎんホールディングス、左袖がイズミ、ショーツ後面のもう1枠がホウコクホールディングス、サプライヤーの右胸がナイキジャパンです。マツダ・ひろぎんホールディングス・イズミ・ホウコクホールディングスの4社は広島県内に本社を置いています。

サンフレッチェ広島のユニフォーム掲出位置とパートナー
掲出位置 企業 本社所在地
前面 株式会社エディオン 大阪市北区
右鎖骨 ハイセンスジャパン株式会社 川崎市幸区
左鎖骨 株式会社エディオン 大阪市北区
背中 マツダ株式会社 広島県安芸郡府中町
背中裾 株式会社ひろぎんホールディングス 広島市中区
左袖 株式会社イズミ 広島市東区
ショーツ後面 株式会社エディオン 大阪市北区
ショーツ後面 ホウコクホールディングス株式会社 広島県東広島市
右胸(サプライヤー) 株式会社ナイキジャパン —

出典:サンフレッチェ広島公式サイト「ユニフォームパートナー」(2026年9月23日閲覧)

Q. 歴代のユニフォームスポンサーは分かりますか?

クラブは現在の掲出先は公開していますが、過去にどの企業がどの位置にいたかの一覧は出していません。この記事でも、確認できない範囲は書いていません。継続の長さが分かるのは、広島市が公表しているスタジアム命名権の10年契約などに限られます。

(参考)ユニフォームパートナー – サンフレッチェ広島

スポンサー収入27億9,200万円|J1平均をわずかに上回る

2025年度J1クラブのスポンサー収入比較。サンフレッチェ広島はJ1平均をわずかに上回る位置にある

Jリーグは全クラブの決算を開示しています。クラブの財務が外から見えるのは、スポーツ庁の「スポーツ団体ガバナンスコード<一般スポーツ団体向け>」が原則4で「公正かつ適切な会計処理を行うべきである」と定め、自己説明と公表を求めている流れの上にあります。

2025年度のサンフレッチェ広島は、売上高83億4,800万円、スポンサー収入27億9,200万円、入場料収入21億6,600万円、その他収入14億5,700万円でした。J1のスポンサー収入の平均は26億7,900万円なので、平均を1億1,300万円上回っています。

より目立つのは入場料収入です。21億6,600万円は、同じ年のヴィッセル神戸(14億4,100万円)を大きく上回ります。クラブは募集ページで、2024年2月に開業した「まちなかスタジアム」が全試合2万人超となり、前年比で1試合平均9,300人増、2024年の観客動員数はJリーグ内第5位、収容率は第1位だったと説明しています。スタジアムが変わった効果が、協賛よりも先に入場料に出ている形です。

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Q. 物販収入が1億4,100万円と低く見えますが?

Jリーグの開示資料には「『物販収入』および『物販関連費』は、代理店に委託販売しているケース等もあることから、取扱い高総額でのクラブ間比較はできない」という注記があります。計上方法が違うため、この科目だけでクラブを比べることはできません。

(参考)2025年度 J1 クラブ決算一覧 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)スポーツ団体ガバナンスコード<一般スポーツ団体向け> – スポーツ庁

1社あたり約763万円|社数が多いぶん単価は下がる

スポンサー収入27億9,200万円を366社で割ると、1社あたり約763万円です。

比較すると位置がはっきりします。ヴィッセル神戸はスポンサー収入30億2,500万円を194社で割って約1,559万円。総額はほぼ同じなのに、掲載社数がほぼ2倍あるため、1社あたりは半分になります。サンフレッチェ広島は「広く薄く集める」設計に近いということです。

スポンサー収入を掲載社数で割った単純平均(当メディア算出)
クラブ リーグ スポンサー収入 掲載社数 1社あたり
FC東京 J1 32億2,300万円 89社 約3,621万円
ヴィッセル神戸 J1 30億2,500万円 194社 約1,559万円
サンフレッチェ広島 J1 27億9,200万円 366社 約763万円
清水エスパルス J1 26億7,200万円 303社 約882万円
モンテディオ山形 J2 12億2,200万円 192社 約636万円
滋賀レイクス B1 5億2,050万円 283社 約184万円
ガイナーレ鳥取 J3 2億2,000万円 317社 約69万円

出典:Jリーグ「クラブ決算一覧」およびB.LEAGUE「クラブ決算概要」と各クラブ公式サイトの掲載社数から当メディアが算出。ガイナーレ鳥取と滋賀レイクスは2024年度、その他は2025年度

もちろん単純平均です。エディオンやマツダのような企業と、パートナー区分の歯科医院が同額のはずはありません。232社が並ぶクラブパートナーの実額は、平均よりかなり低いとみるべきです。関連記事のヴィッセル神戸は公表価格を持つ稀なクラブで、下限帯の目安が分かります。

Q. 763万円あれば協賛できますか?

その保証はありません。総額を社数で割った数字で、メニューごとの価格ではないからです。実額は資料請求と問い合わせで確認してください。募集ページには「まずは資料請求」「いますぐお問い合わせ」の導線が用意されています。

(参考)2025年度 J1 クラブ決算一覧 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

クラブが「スポンサーになる」側にも回っている

広島市の命名権導入施設一覧には、もうひとつ興味深い行があります。広島広域公園第一球技場の命名権取得者が「株式会社サンフレッチェ広島」で、愛称は「サンフレッチェビレッジ 広島第一球技場」、契約期間は令和6年6月から令和11年5月までの5年間です。

つまりこのクラブは、協賛を受け取る側であると同時に、自治体施設の命名権を買う側でもあります。練習や育成の拠点となる施設に自らの名前を付け、その費用を市に払っているという構図です。

同じ一覧には、クラブトップパートナーの「合人社グループ」(株式会社合人社計画研究所)が広島市まちづくり市民交流プラザの命名権を、サッカー教室に協賛している三井不動産リアルティ中国株式会社が安佐動物公園こども動物園の命名権を持っていることも載っています。クラブに協賛している企業が、同じ市内で別の命名権も押さえているという重なりが見えます。

Q. クラブが命名権を買うメリットは何ですか?

広島市の一覧に記載があるのは施設名・愛称・取得者・契約期間までで、目的までは書かれていません。この記事でも理由は断定しません。事実として言えるのは、クラブ名を冠した施設が市の公共施設として5年間存在する、ということです。

(参考)広島市の命名権導入施設一覧 – 広島市 財政局財政課資金係

協賛を検討するなら|価格表がない相手との進め方

金額が出ていない以上、こちらの条件を先に固めてから問い合わせるほうが話が早く進みます。3つに整理します。

露出の母数を数字で押さえる

サンフレッチェ広島のSNS規模。X 263,000人を筆頭にLINE 119,791人、Instagram 104,000人、Facebook 82,000人、YouTube 64,100人

クラブが2025年4月現在として公表している数字は、X 263,000人、LINE 119,791人、Instagram 104,000人、Facebook 82,000人、YouTube 64,100人。公式サイトは2025年2月で4,458,787PVです。スタジアムには2024年度、試合日以外にも約60万人が訪れています。どのメニューがどの母数に届くのかを、先に対応づけておくと比較ができます。

広告以外の使い道を決めておく

クラブは提供する価値として、認知・好感拡大、販促、取引先との関係構築、福利厚生の充実、CSR、地域貢献の6つを挙げています。冠スポンサーの説明にも「社内福利厚生としてもご活用いただいています」とあります。広告宣伝費以外の予算で通す道筋が用意されているということです。

協賛金がどの費用科目になるかを先に決める

国税庁のタックスアンサーは、交際費等・広告宣伝費・福利厚生費とされるものは寄附金から除かれるとしたうえで、金銭や物品を贈与した場合にそれが寄附金になるのか交際費等になるのかは「個々の実態をよく検討した上で判定する必要」があると説明しています。交際費等に該当すると、期末の資本金が1億円以下などの中小法人では年800万円の定額控除限度額を超えた分が損金不算入になります。冠スポンサーのように接待的な要素と広告的な要素が混ざる枠ほど、何を対価として得るのかを契約書面で分けておくことが効きます。

Q. 問い合わせの前に用意しておくものはありますか?

狙うメニュー(冠スポンサーなのか、ゴール裏LEDなのか、ウェア広告なのか)と、社内でどの予算から出すのかの2点です。特典が契約金額によって変わると明記されているので、予算の幅を伝えられると具体的な提案が返ってきやすくなります。

(参考)No.5262 交際費等と寄附金との区分 – 国税庁

(参考)No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算 – 国税庁

まとめ|366社という数字と、見える価格・見えない価格

サンフレッチェ広島のパートナーは366社。数え直しても表記ゆれも二重掲載も出ない、めずらしくきれいな一覧でした。

「スポンサードゲーム」はクラブの呼び方では冠スポンサーで、各試合1社限定。広告メニューは全部で9種類あり、ウェア広告は育成年代のチームやスクールのコーチウェアまで対象に含まれます。特典は「契約金額により利用できる特典が異なります」と明記されています。

金額について言えるのは2つです。公表されているのはスタジアム命名権の10億円・10年だけで、これは広島市の施設だから公開されています。もう1つは、スポンサー収入27億9,200万円を366社で割った1社あたり約763万円という単純平均です。この2つの間に、実際の価格帯があります。

検討するなら順番は3つです。第一に、狙うメニューを先に決めて金額を聞く。第二に、広告宣伝費以外の予算枠を想定しておく。第三に、協賛金がどの費用科目になるかを契約前に整理する。価格表がない相手ほど、こちらの条件が具体的なほど話が早くなります。

Q. この記事の数字はいつ時点のものですか?

掲載社数とメニュー、ユニフォーム掲出先は2026年9月23日時点の公式サイトの記載によります。SNSの規模はクラブが2025年4月現在として公表している数字、決算はJリーグが開示した2025年度の数値、命名権は広島市が公表している契約内容です。パートナーは随時増減するため、最新は公式サイトで確認してください。

(参考)パートナー企業 – サンフレッチェ広島

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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