プレー中にラケットを振るたび、肘の外側にジンジンとした痛みが走る。テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、フォアハンドやバックハンドの動きを繰り返すうちに、肘の外側の腱に小さな負担が積み重なって起こると考えられている。原因を知り、サポーターやセルフケアで負荷を分散させることが、痛みを長引かせないための近道だ。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)とは?原因を知る
テニス肘は、前腕の腱が付着する肘の外側の骨(外側上顆)に炎症や微小な損傷が起きている状態と言われている。バックハンドで手首を返す動作や、ラケットのインパクト時の衝撃が繰り返されることで、腱に負担がかかりやすいとされる。
テニスをしていない人でも、パソコン作業や重い荷物を持つ動作など、手首をひねる動きの多い生活をしている人に同じような症状が出ることがある。40代・50代になると腱の柔軟性が落ちやすく、発症しやすいとも言われている。
テニス肘の主なサインとセルフチェック
タオルを絞る、ペットボトルの蓋を開ける、握手をするといった動作で肘の外側に痛みが走るなら、テニス肘のサインかもしれない。プレー直後だけでなく、日常動作で違和感が続く場合は注意したい。
痛みを我慢してプレーを続けると、腱の状態が悪化し、治るまでの期間が長引くケースもあるとされている。違和感の段階で対策を始めることが、長い目で見てプレーを続けるための近道になる。
今日からできるテニス肘のセルフケア3つのポイント
①練習量とフォームを見直す
痛みが出ている期間は、練習量やラリーの本数を一時的に減らし、腱を休ませる時間をつくることが大切だとされている。バックハンドで手首に力が入りすぎていないか、コーチや動画でフォームを見直すのも一つの方法だ。
②アイシングと安静で炎症を抑える
プレー後に肘の外側がほてっている、熱を持っていると感じたら、アイシングで冷やして炎症を落ち着かせる人が多い。市販のアイシング用サポーターを使えば、患部に保冷剤を固定しやすく、自宅でのケアが続けやすくなる。
③サポーターで負荷を分散する
プレー中に肘の外側にかかる負荷を分散させる目的で、テニス肘用のサポーターやバンドを使う人も多い。腱の付着部を軽く圧迫することで、衝撃が一点に集中しにくくなると言われている。サイズや締め付け具合の調整が、使い心地を左右するポイントだ。
テニス肘が続くときに気をつけたいこと
サポーターやアイシングはあくまで負担を軽くするための工夫であり、痛みの原因そのものを治すものではない。何週間も痛みが引かない、握力が明らかに落ちた、安静にしていても痛む、といった場合は、整形外科やスポーツクリニックへの相談を検討したい。
特に「タオルも絞れないほど痛い」「しびれを伴う」といった症状は、自己判断でサポーターだけに頼らず、早めに専門家の診断を受けることをすすめる。
| アイテム | 役割 | 価格帯の目安 |
|---|---|---|
| 肘用サポーター(ザムスト) | プレー中の負荷分散・固定 | 2,000円台 |
| グルコサミン(DHC) | 関節まわりの栄養補給 | 1,000円前後 |
| アイシングサポーター(ベースボールタウン) | プレー後の冷却ケア | 2,000円前後 |
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ここからは、テニス肘のセルフケアというテーマに合わせて選んだ関連アイテムを紹介する。普段から編集部員が愛用しているものとは限らないが、記事のテーマに沿って調べた中から、実際の口コミも踏まえて選んだものだ。
ザムスト エルボーバンド:プレー中の負荷を分散するサポーター
肘の外側にあたる部分にパッドが入ったサポーターで、マジックテープで締め付けの強さを調整できる。実際の利用者からは「装着するとスイング時の痛みがやわらいだ」「締め付け調整がしやすく安定感がある」といった声が多く聞かれる一方、「装着の向きが分かりにくかった」「きつく締めすぎて内出血した」という声もあり、最初は緩めに巻いて徐々に調整するのがよさそうだ。
DHC グルコサミン:関節まわりの栄養素を補う
カニやエビの甲羅由来のグルコサミンに加え、II型コラーゲンやコンドロイチンも配合されたサプリメントで、関節を支える成分を日々の食事にプラスしたい人向けの選択肢だ。口コミには「続けやすい価格で長く飲んでいる」という声がある一方、「効果を感じるまでに1〜2か月かかった」という声もあり、即効性を期待するものではなく、じっくり続ける前提で取り入れたい。
ヒザ・ヒジ用アイシングサポーター:プレー後の冷却ケアに
ジェルパックとベルトが一体になったサポーターで、患部に固定したまま冷やせるのが特徴。口コミでは「一体型で固定しやすく、頑丈な作り」「肌触りが良い」と評価される一方、「保冷が長く持続しない」「屋外で使うと冷たさが早く落ちる」という声もあり、自宅や練習後すぐの使用に向いていそうだ。
まとめ
テニス肘は、フォアハンドやバックハンドの繰り返し動作で肘の外側の腱に負担が積み重なって起こると考えられている。練習量やフォームの見直し、アイシング、サポーターでの負荷分散といったセルフケアを組み合わせることで、痛みを長引かせずにプレーを続けやすくなる。
ただし、サポーターやセルフケアはあくまで負担を軽くする工夫であり、痛みが長引く場合や強い症状がある場合は、無理せず専門家に相談することも忘れずにいたい。
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