スポーツ中継の視聴率ランキング|2025年・歴代と企業の読み方

スポーツ中継の視聴率ランキング|2025年・歴代と企業の読み方 スポーツマーケティング

スポーツ中継は今もテレビで最もよく見られる番組です。ビデオリサーチの2025年の年間高個人視聴率番組30(関東地区)では、上位30位に入った番組のうち21番組がスポーツ中継で、MLB開幕戦のカブス対ドジャースが個人視聴率19.9%でスポーツの1位でした。歴代では、2002年のFIFAワールドカップ日本対ロシア戦の世帯視聴率66.1%が最高です。ただし視聴率は関東などの地区ごとの割合で、配信だけで中継された試合は含まれません。協賛やCMの判断には、個人の年代別の数字と視聴人数、配信の視聴データを組み合わせて読みます。

大会の協賛やCMの提案書に「視聴率◯%」と書かれていても、それが何人に届いた数字なのか、自社が届けたい年代に見られているのかは分かりにくいものです。ここではビデオリサーチの公表データをもとに、2025年と歴代のスポーツ中継の視聴率ランキングを整理し、企業が数字を読むときの見方をまとめます。内容は2026年10月18日時点のものです。

スポーツ中継の視聴率ランキング2025|上位30番組のうち21番組がスポーツ

2025年に関東地区で個人視聴率が高かった番組の上位は、スポーツ中継が占めました。全体の1位は紅白歌合戦(個人視聴率26.4%)ですが、3位から8位までは6番組続けてスポーツ中継です。年間高個人視聴率番組30に載ったスポーツ中継を、順位の順に並べます。

順位 番組 放送日 放送局 個人視聴率 世帯視聴率
3 MLB開幕戦2025 カブス×ドジャース 3月18日 日本テレビ 19.9% 31.2%
4 MLB開幕戦2025第2戦 カブス×ドジャース 3月19日 日本テレビ 18.6% 29.5%
5 第101回箱根駅伝 復路 1月3日 日本テレビ 17.3% 28.8%
6 第101回箱根駅伝 往路 1月2日 日本テレビ 17.0% 27.9%
7 東京2025世界陸上 9月21日 TBS 14.8% 22.1%
8 MLB開幕戦2025プレシーズンゲーム 巨人×ドジャース 3月15日 日本テレビ 14.6% 22.9%
11 W杯アジア最終予選 日本×バーレーン 3月20日 テレビ朝日 14.3% 21.7%
15 東京2025世界陸上 9月20日 TBS 12.9% 19.6%
16 MLBワールドシリーズ第6戦 ドジャース×ブルージェイズ 11月1日 NHK総合 11.4% 20.7%
18 大相撲 九州場所 千秋楽 11月23日 NHK総合 11.3% 20.0%
19 MLBナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 10月18日 NHK総合 10.8% 19.2%
20 W杯アジア最終予選 日本×サウジアラビア 3月25日 テレビ朝日 10.7% 16.7%
20 東京2025世界陸上 9月13日 TBS 10.7% 17.0%
20 MLBワールドシリーズ第6戦(8時56分からの放送) 11月1日 NHK総合 10.7% 19.1%
23 東京2025世界陸上 9月15日 TBS 10.6% 16.5%
24 東京2025世界陸上 9月18日 TBS 10.5% 17.2%
25 キリンチャレンジカップ2025 日本×ブラジル 10月14日 テレビ朝日 10.4% 16.0%
26 東京2025世界陸上 9月19日 TBS 10.2% 16.6%
26 MLBワールドシリーズ第1戦 ドジャース×ブルージェイズ 10月25日 NHK総合 10.2% 18.2%
28 東京2025世界陸上 9月16日 TBS 10.1% 16.1%
29 MLB開幕戦2025プレシーズンゲーム 阪神×ドジャース 3月16日 日本テレビ 10.0% 16.5%

出典:ビデオリサーチ「2025年 年間高個人視聴率番組30(関東地区)」をもとに Human Soar 作成。スポーツ中継だけを抜き出した。順位は個人視聴率の順で、番組名は一部を短くしている

競技で見ると、MLBの中継が8番組と最も多く入りました。ドジャースの試合が、3月の開幕戦から11月のワールドシリーズまで、夜の放送でも朝の放送でも高い数字を出しています。東京で開かれた世界陸上も7番組が入り、9月21日の放送は個人視聴率14.8%でした。

サッカーは、2026年のワールドカップに向けたアジア最終予選の日本戦2試合と、10月の日本対ブラジル戦が入りました。日本代表の試合は、親善試合でも年間の上位に入る数字を出しています。1月の箱根駅伝は往路が個人視聴率17.0%、復路が17.3%で、毎年決まった時期に高い数字を出す番組です。

(参考)2025年 年間高個人視聴率番組30(関東地区) – 株式会社ビデオリサーチ

Q. 2025年に視聴率が最も高かったスポーツ中継は何ですか?

2025年の関東地区で最も個人視聴率が高かったスポーツ中継は、3月18日に日本テレビが放送したMLB開幕戦のカブス対ドジャースで、個人視聴率19.9%、世帯視聴率31.2%でした。ビデオリサーチの年間高個人視聴率番組30では、紅白歌合戦に次ぐ3位です。

歴代のスポーツ視聴率ランキング|1位は2002年W杯日本戦の66.1%

歴代の記録は、ビデオリサーチが1977年9月26日以降に関東地区で放送された番組を対象に、競技ごとに世帯視聴率でまとめています。競技別の1位を並べると、サッカーのワールドカップが頭ひとつ抜けています。

競技 番組 放送日 放送局 世帯視聴率
サッカー 2002 FIFAワールドカップ グループリーグ 日本×ロシア 2002年6月9日 フジテレビ 66.1%
プロ野球 ナイター中継'94 中日×巨人 1994年10月8日 フジテレビ 48.8%
マラソン・駅伝 ロサンゼルス五輪 男子マラソンほか 1984年8月13日 NHK総合 48.8%
プロボクシング WBA世界Jフライ級タイトルマッチ 具志堅用高×ハイメ・リオス 1978年5月7日 TBS 43.2%
ゴルフ '87全米オープンゴルフ 1987年6月21日 NHK総合 18.6%

出典:ビデオリサーチ「サッカー高世帯視聴率番組」「プロ野球高世帯視聴率番組」「マラソン・駅伝高世帯視聴率番組」「プロボクシング高世帯視聴率番組」「ゴルフ高世帯視聴率番組」(いずれも1977年9月26日以降・関東地区)をもとに Human Soar 作成。プロ野球はセ・リーグ公式戦、ゴルフは男子と女子のうち高いほう(男子)の1位

プロ野球の1位は、1994年10月8日の中日対巨人戦(48.8%)です。マラソン・駅伝の1位は1984年のロサンゼルス五輪の男子マラソンを含む放送、プロボクシングの1位は1978年の具志堅用高さんの世界タイトルマッチです。

(参考)プロ野球高世帯視聴率番組 – 株式会社ビデオリサーチ

(参考)マラソン・駅伝高世帯視聴率番組 – 株式会社ビデオリサーチ

(参考)プロボクシング高世帯視聴率番組 – 株式会社ビデオリサーチ

(参考)ゴルフ高世帯視聴率番組 – 株式会社ビデオリサーチ

サッカーW杯の日本戦が歴代上位を占める

サッカーの歴代10位までには、ワールドカップの試合が並びます。1位の2002年の日本対ロシア戦が66.1%、2位の同じ大会の決勝ドイツ対ブラジル戦が65.6%で、3位と4位には1998年フランス大会の日本戦が入っています。自国開催や初出場といった大きな話題があった大会ほど、数字が高く出ています。

最近の大会でも、日本戦の数字は高い水準にあります。2026年の北中米大会では、6月26日の日本対スウェーデン戦(NHK総合)が関東地区で世帯視聴率35.0%、個人視聴率19.8%、6月21日の日本対チュニジア戦(日本テレビ)が世帯視聴率30.2%、個人視聴率20.4%でした。

(参考)サッカー高世帯視聴率番組 – 株式会社ビデオリサーチ

(参考)2026年 FIFAワールドカップ 北中米大会 – 株式会社ビデオリサーチ

WBCと箱根駅伝は今も高い数字を出している

野球の国際大会では、2023年のWBCの日本対イタリア戦(テレビ朝日)が世帯視聴率48.0%、個人視聴率31.2%でした。決勝の日本対アメリカ戦は平日の朝8時25分からの放送で、世帯視聴率42.4%を記録しています。

箱根駅伝(日本テレビ)は、2026年の第102回で往路が世帯視聴率28.5%、復路が30.2%でした。個人視聴率は往路17.0%、復路18.4%です。毎年1月2日と3日の朝から6時間を超えて放送され、長い時間にわたって多くの人に見られる点が、ほかの中継にない特徴です。

(参考)WORLD BASEBALL CLASSIC – 株式会社ビデオリサーチ

(参考)箱根駅伝 東京箱根間往復大学駅伝競走 歴代視聴率 – 株式会社ビデオリサーチ

Q. スポーツ中継の視聴率の歴代1位は何ですか?

歴代1位は、2002年6月9日にフジテレビが放送したFIFAワールドカップの日本対ロシア戦で、関東地区の世帯視聴率は66.1%です。ビデオリサーチが1977年9月26日以降に放送された番組を対象にまとめたサッカーの記録で、ほかの競技の1位を上回っています。

世帯視聴率と個人視聴率の違い|ランキングは2022年から個人が基準

スポーツ中継の視聴率から全国の平均視聴人数を求める計算(個人視聴率×テレビを持つ推計人口)を示した図

視聴率には世帯視聴率と個人視聴率の2つがあり、同じ番組でも数字が大きく違います。歴代の記録は世帯視聴率で残っていますが、ビデオリサーチは2022年4月4日から週間ランキングの基準を個人視聴率にしました。比べるときは、どちらの数字かを必ずそろえます。

世帯視聴率はテレビを持つ世帯のうち見ていた割合

世帯視聴率は、テレビを持っている世帯のうち、どのくらいの世帯で番組が見られていたかを表します。家族のうち1人でも見ていれば1世帯と数えるので、個人視聴率より高く出ます。2025年のMLB開幕戦は、世帯視聴率が31.2%、個人視聴率が19.9%でした。

個人視聴率は4才以上の人のうち見ていた割合

個人視聴率は、世帯の中の4才以上の家族全員のうち、誰がどのくらい見ていたかを表します。人単位なので、年代や性別に分けた数字も出せます。CMや協賛で届けたい相手が決まっている企業にとっては、こちらのほうが使いやすい数字です。

どちらも標本調査の結果なので、統計上の誤差を伴います。0.1ポイントや0.2ポイントの差で順位が入れ替わっても、それだけで見られ方に差があったとは言い切れません。

(参考)「視聴率の種類」ビデオリサーチが解説 視聴率基本の『キ』 – 株式会社ビデオリサーチ

(参考)視聴率をご覧いただくときの注意事項 – 株式会社ビデオリサーチ

視聴率を人数に直すと届いた規模が分かる

割合のままでは、何人に届いたかが分かりません。ビデオリサーチの解説では、関東地区は視聴率1%あたり約40.3万人が番組を見ている計算になります(関東地区のテレビを持つ推計人口40,298千人をもとにした値)。ほかの地区では人数が変わる点に注意が必要です。

全国の規模は、ビデオリサーチが公表する平均視聴人数で確かめられます。全国32地区の4才以上の個人視聴率に、テレビを持つ人の推計人口を掛けて求めた推計値です。2026年のワールドカップの日本対チュニジア戦は、平均視聴人数が2,237.2万人、1分以上見た人の数を表す到達人数が3,900.8万人でした。

(参考)「視聴率の種類」ビデオリサーチが解説 視聴率基本の『キ』 – 株式会社ビデオリサーチ

(参考)2026年 FIFAワールドカップ 北中米大会 – 株式会社ビデオリサーチ

Q. 世帯視聴率と個人視聴率はどう違いますか?

世帯視聴率はテレビを持つ世帯のうち何%で番組が見られていたか、個人視聴率は4才以上の人のうち何%が見ていたかを表します。1台のテレビを家族の1人が見ていても世帯としては1世帯と数えるため、世帯視聴率のほうが高い数字になります。ビデオリサーチは2022年4月4日から、週間ランキングの基準を個人視聴率にしています。

配信で中継されたスポーツは視聴率と別の数字で読む

地上波のスポーツ中継の視聴率とNetflixの配信の延べ接触人数の違いを比べた図

ビデオリサーチのリアルタイム視聴率は、地上波やBSなどのテレビ放送を、放送と同時に見た割合を示す指標です。配信だけで中継された試合は、視聴率のランキングには出てきません。スポーツ中継を視聴率だけで比べると、配信に移った大会が見えなくなります。

2026年のWBCはNetflixの配信で延べ3,140万人が視聴した

2026年のWBCは、日本ではNetflixが全47試合を配信しました。Netflixの発表では、全47試合の視聴は3,140万人、最も多かった日本対オーストラリア戦は1,790万人です。この人数は、ビデオリサーチの推計データをもとにした延べ接触人数で、1人が複数の端末で見た場合を含み、試合後24時間以内の見逃し配信も入っています。

ビデオリサーチのWBCの視聴率のページは、2023年大会までの掲載です(2026年10月18日確認)。2023年の世帯視聴率48.0%と2026年の3,140万人は、数え方も媒体も違うので、並べて増えた減ったとは言えません。配信の仕組みと企業の確認点は、スポーツ配信の主な事業者の記事でも整理しています。

あわせて読みたいNetflixのスポーツ中継とは|WBC配信の実績と企業の確認点›

(参考)2026 ワールドベースボールクラシック 日本のNetflixで、過去最大の視聴を記録!(2026年3月25日) – Netflix

10代と20代はテレビをリアルタイムで見る時間が短い

テレビの見られ方は年代で大きく違います。総務省情報通信政策研究所の令和7年度の調査では、平日1日あたりのテレビ(リアルタイム)視聴は全年代の平均で156.1分、インターネット利用は183.9分でした。年代別では、テレビのリアルタイム視聴は10代が43.4分、20代が46.3分なのに対し、60代は249.3分、70代は313.5分です。

若い世代に届けたい企業ほど、テレビの視聴率だけでは届き方を見誤りやすくなります。中継の視聴率に加えて、ハイライト動画や配信での視聴の数字もあわせて確かめておくと安心です。

(参考)令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(概要)(2026年6月) – 総務省情報通信政策研究所

Q. 配信の視聴者数はテレビの視聴率と比べられますか?

そのままでは比べられません。2026年のWBCでNetflixが発表した3,140万人は、1人が複数の端末で見た分も数える延べ接触人数で、試合後24時間以内の見逃し配信も含みます。テレビの視聴率は放送と同時に見た割合なので、比べるときは定義をそろえた数字を権利元や配信事業者に確かめます。

企業がスポーツ中継の視聴率を協賛やCMの判断に使う3つの見方

視聴率は、中継がどれだけ見られたかを比べる共通の物差しです。ただし協賛やCMの判断に使うときは、割合を人数と年代に直し、配信の数字と合わせて読むことが欠かせません。企業が押さえたい見方を3つ挙げます。

世帯ではなく個人の年代別の数字を見る

提案書の視聴率が世帯視聴率なら、個人視聴率と、自社が届けたい年代の数字を求めます。同じ中継でも、見ている年代の構成で協賛の価値は変わります。年代別の数字は権利元や放送局、調査会社に確かめるのが近道です。

平均視聴人数と到達人数で届いた規模を確かめる

割合は地区の人口で意味が変わるので、全国の平均視聴人数と到達人数に直して比べます。看板やユニフォームの社名が画面に映った時間を広告費に換算する方法もありますが、換算値は露出の量であって、見た人の記憶に残ったかまでは示しません。中継に広告を合成するスポーツのバーチャル広告のように、映り方そのものが変わる手法も出てきています。

あわせて読みたいスポーツ協賛の広告換算値とは|担当者が知る計算方法と注意点›

配信の視聴データは定義をそろえてから比べる

配信の視聴者数は、延べ人数か重複を除いた人数か、見逃し配信を含むか、どの期間かで大きく変わります。契約の前に、どの定義の数字を受け取れるかを確かめておくと、翌年の見直しで比べやすくなります。放映権が地上波と配信にどう分かれて売られるかは、スポーツ放映権の仕組みで解説しています。

スポーツ中継の視聴率ランキングのまとめ

スポーツ中継の視聴率は、上位のランキングを見るだけでなく、数字の定義と届いた相手まで読むことで、協賛やCMの判断に使える情報になります。数値の出典は本文の各セクションに記載しています。スポーツを使った販促の全体像はスポーツマーケティングの定義と事例にまとめています。

  • 2025年の年間高個人視聴率番組30(関東地区)では、21番組がスポーツ中継で、MLB開幕戦の19.9%がスポーツの1位だった
  • 歴代1位は2002年のW杯日本対ロシア戦の世帯視聴率66.1%で、WBCや箱根駅伝も高い数字を出している
  • 世帯視聴率と個人視聴率は別の数字で、ランキングは2022年から個人視聴率が基準になっている
  • 配信だけで中継された試合は視聴率に出ないため、配信の視聴データを定義をそろえて確かめる
  • 協賛やCMの判断では、個人の年代別の数字、平均視聴人数と到達人数、配信の数字を組み合わせる

元気な社員が、いちばんのマーケティングになる。

社員のウェルビーイングを高め、
その元気が自然と外に伝わる仕組みをつくります。

インナーマーケティングを知る →

About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

コメント

タイトルとURLをコピーしました