リーグワンの観客動員数|2025-26チーム別平均と企業の見方

リーグワンの観客動員数|2025-26チーム別平均と企業の見方 スポーツビジネス

リーグワンの観客動員数は2025-26シーズンに過去最多を更新しました。ディビジョン1からディビジョン3までの総入場者数は1,322,343人、ディビジョン1のレギュラーシーズンの平均は8,900人です。チーム別では東芝ブレイブルーパス東京が平均12,781人で最も多く、平均1万人を超えたのは4チームでした(本記事の集計)。ただし同じチームでも、試合を開く会場によって入場者数は数倍変わります。

ラグビーのチームに協賛したい、取引先を試合に招きたい。そう考えて数字を探しても、リーグの発表はリーグ全体とディビジョンごとの合計が中心で、チームごとの数字は並んでいません。ここでは公式サイトの試合記録からディビジョン1の全108試合を集計し、チーム別の観客動員数と、企業が数字を読むときの見方を整理します。

リーグワンの観客動員数は2025-26シーズンに過去最多の132万人

リーグワンが2026年6月7日に公表した総入場者数のお知らせによると、2025-26シーズンはディビジョン1からディビジョン3までで計223試合を開き、総入場者数は1,322,343人でした。前のシーズンの1,187,470人を上回り、リーグワンが始まってから最多です。1試合あたりの平均は5,930人でした。

ディビジョン別に見ると、ディビジョン1のレギュラーシーズンは108試合で961,247人、平均8,900人です。ディビジョン2は56試合で167,557人(平均2,992人)、ディビジョン3は45試合で49,652人(平均1,103人)でした。リーグは、ディビジョン1とディビジョン2の総入場者数が過去最多を更新したとしています。

上位チームが優勝を争うプレーオフトーナメントは6試合で122,901人、平均20,484人です。MUFG国立で開かれた決勝のコベルコ神戸スティーラーズ対クボタスピアーズ船橋・東京ベイには50,451人が入りました。プレーオフの平均は、ディビジョン1のレギュラーシーズンの平均の約2.3倍です(本記事の計算値)。

(参考)NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 総入場者数のお知らせ(2026年6月7日) – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

Q. リーグワンの観客動員数は増えていますか?

増えています。リーグワンの発表では、2025-26シーズンのディビジョン1からディビジョン3までの総入場者数は1,322,343人で過去最多でした。ディビジョン1のレギュラーシーズンの平均は8,900人で、前のシーズンの7,908人から992人増えています。

リーグワンの観客動員数の推移|5シーズンで約2.7倍

同じお知らせには、リーグワンが始まった2022シーズンからの歴代の入場者数が載っています。リーグ全体の総入場者数は、2022シーズンの484,047人から2025-26シーズンの1,322,343人まで増えました。

シーズン 全体の総入場者数 全体の平均 D1の総入場者数 D1の平均
2022 484,047人 3,227人 328,617人 4,213人
2022-23 745,311人 4,436人 551,417人 5,744人
2023-24 1,142,294人 6,603人 857,191人 8,929人
2024-25 1,187,470人 5,325人 854,079人 7,908人
2025-26 1,322,343人 5,930人 961,247人 8,900人

出典:リーグワン「NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 総入場者数のお知らせ」(2026年6月7日)をもとに Human Soar 作成。全体はレギュラーシーズン・プレーオフトーナメント・入替戦の合計。D1はディビジョン1のレギュラーシーズン。2022は28試合、2022-23は6試合、2023-24は1試合が中止

リーグ全体の総入場者数は、2022シーズンから2025-26シーズンまでで約2.7倍になりました(本記事の計算値)。ただし全体の平均は2023-24シーズンの6,603人が最も多く、2025-26シーズンは5,930人です。2024-25シーズンにはチーム数が23から26に、試合数が173試合から223試合に増えました。このときディビジョン2の試合は36試合から56試合、ディビジョン3の試合は29試合から45試合に増えており、平均の少ないディビジョンの試合が全体に占める割合が大きくなっています。

ディビジョン1のレギュラーシーズンに絞ると、2025-26シーズンの総入場者数961,247人は5シーズンで最多です。平均の8,900人は、2023-24シーズンの8,929人に次ぐ2番目の多さでした。試合数が96試合から108試合に増えたあとも、1試合あたりの入場者数は保たれています。

(参考)NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 総入場者数のお知らせ(歴代入場者数) – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

ディビジョン1のチーム別の平均観客動員数ランキング(2025-26シーズン)

ディビジョン1の12チームを、2025-26シーズンのレギュラーシーズンのホストゲームの平均入場者数が多い順に並べました。リーグはチームごとの数字を一覧にしていないため、公式サイトの各試合の公式試合記録にある観客数を集計しています。

順位 チーム 2025-26の平均 2025-26の合計 1試合の最多 2024-25の平均 前年との差
1 東芝ブレイブルーパス東京 12,781人 115,033人 32,613人 10,125人 +2,656人
2 トヨタヴェルブリッツ 11,621人 104,593人 24,865人 10,945人 +676人
3 東京サントリーサンゴリアス 11,241人 101,172人 18,038人 10,634人 +607人
4 横浜キヤノンイーグルス 10,134人 91,208人 22,484人 9,840人 +294人
5 コベルコ神戸スティーラーズ 9,873人 88,861人 20,207人 8,050人 +1,823人
6 埼玉パナソニックワイルドナイツ 9,612人 86,507人 19,244人 8,428人 +1,184人
7 静岡ブルーレヴズ 9,111人 82,003人 13,165人 7,590人 +1,521人
8 リコーブラックラムズ東京 7,807人 70,265人 14,441人 6,357人 +1,450人
9 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 7,105人 63,945人 16,647人 6,483人 +622人
10 三重ホンダヒート 5,964人 53,680人 15,934人 4,558人 +1,406人
11 浦安D-Rocks 5,871人 52,839人 11,173人 6,385人 −514人
12 三菱重工相模原ダイナボアーズ 5,682人 51,141人 7,549人 5,502人 +180人

出典:リーグワン公式サイト「日程・結果(2025-26)」と各試合の公式試合記録の観客数(2026年10月18日取得)をもとに Human Soar 作成。ディビジョン1のレギュラーシーズンのホストゲーム(各チーム9試合)の合計と平均で、平均・前年との差は本記事の集計。12チームの合計961,247人はリーグの公表値と一致。チーム名は2025-26シーズンの公式チーム名称

平均が1万人を超えたのは、東芝ブレイブルーパス東京の12,781人、トヨタヴェルブリッツの11,621人、東京サントリーサンゴリアスの11,241人、横浜キヤノンイーグルスの10,134人の4チームです。1試合で1万人以上が入った試合は、108試合中33試合でした(本記事の集計)。

前のシーズンより平均が増えたのは12チーム中11チームです。最も伸びたのは東芝ブレイブルーパス東京で2,656人、次いでコベルコ神戸スティーラーズが1,823人、静岡ブルーレヴズが1,521人増えました。平均が減ったのは浦安D-Rocksだけで、514人の減少です(本記事の集計)。

ほかのリーグと比べるときは、試合数と会場の大きさの違いに気をつけます。Bリーグの観客動員数はアリーナで年間30試合、プロ野球の入場者数は球場で年間70試合前後のホームゲームの数字です。リーグワンのディビジョン1は、ホストゲームが1チーム9試合と少ない点が大きく違います。

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(参考)日程・結果(NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26)と各試合の公式試合記録 – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

Q. リーグワンで観客動員数がいちばん多いチームはどこですか?

2025-26シーズンのディビジョン1のレギュラーシーズンで、ホストゲームの平均入場者数が最も多かったのは東芝ブレイブルーパス東京の12,781人です(本記事の集計)。トヨタヴェルブリッツの11,621人、東京サントリーサンゴリアスの11,241人が続きます。

同じチームでも会場によって入場者数は数倍変わる

リーグワン2025-26シーズンの横浜キヤノンイーグルスの観客動員数を日産スタジアムとクラサスドーム大分と平均で比べた図

リーグワンのチームは、ホストゲームを1つの本拠地だけで開くとは限りません。大きなスタジアムで開く試合と、本拠地から離れた地域で開く試合が同じシーズンに混ざるため、チームの平均だけを見ると試合ごとの差が見えなくなります。

大きなスタジアムの試合は平均の2倍を超えた

2025-26シーズンの横浜キヤノンイーグルスは、12月14日に日産スタジアムで開いた静岡ブルーレヴズ戦に22,484人が入りました。同じチームの9試合の平均は10,134人なので、その約2.2倍です(本記事の計算値)。東芝ブレイブルーパス東京も、開幕節に味の素スタジアムで開いた埼玉パナソニックワイルドナイツ戦に32,613人を集めました。

リーグの歴代記録でも、レギュラーシーズンの1試合最多は2023-24シーズンに豊田スタジアムで開いたトヨタヴェルブリッツ対東京サントリーサンゴリアスの34,568人です。上位の記録は、収容人数の大きいスタジアムで開いた試合が占めています。

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(参考)公式試合記録 横浜キヤノンイーグルス vs 静岡ブルーレヴズ(2025年12月14日) – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

本拠地から離れた地域の試合は少なくなりやすい

反対に、横浜キヤノンイーグルスが2026年4月18日にクラサスドーム大分で開いた浦安D-Rocks戦は2,869人でした。最も多かった試合との差は約7.8倍です(本記事の計算値)。リコーブラックラムズ東京はハワイアンズスタジアムいわき、浦安D-Rocksはユアテックスタジアム仙台の試合が、それぞれのシーズンで最も少ない試合でした。

こうした試合は入場者数こそ少ないものの、ふだんラグビーの試合がない地域でトップチームの試合を見られる機会です。地域での認知を広げたい企業にとっては、開催地の企業や自治体と組む場にもなります。

(参考)公式試合記録 横浜キヤノンイーグルス vs 浦安D-Rocks(2026年4月18日) – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

Q. 同じチームなのに試合によって入場者数が大きく違うのはなぜですか?

試合を開く会場が試合ごとに違うことが大きな理由です。2025-26シーズンの横浜キヤノンイーグルスは、日産スタジアムの試合が22,484人、クラサスドーム大分の試合が2,869人でした。協賛や招待を考えるときは、チームの平均だけでなく会場と日程を確かめます。

企業がリーグワンの観客動員数を読むときの3つの見方

企業がリーグワンの観客動員数を平均・会場・大型試合の3つの数字で読み、協賛や招待に使う流れを示した図

観客動員数は、協賛先のチームや招待する試合を選ぶときの手がかりになります。ただ、リーグワンは試合ごとの差が大きいため、平均だけで判断すると見誤ります。次の3つの数字を分けて読みます(本記事の整理)。

平均入場者数は前年からの伸びと合わせて見る

平均の大きさは、そのチームの試合にふだんどれくらいの人が来るかの目安です。あわせて前年からの伸びを見ると、ファンが増えている途中のチームが分かります。2025-26シーズンの静岡ブルーレヴズは平均9,111人で、最も少ない試合でも7,078人が入っています。最も多い試合と最も少ない試合は、どちらも本拠地のヤマハスタジアムで開いた試合で、数字が安定しています。

平均が大きいチームほど協賛の金額も上がりやすくなります。料金の目安はスポーツスポンサー料の相場で、公表されている例を集めています。

(参考)日程・結果(NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26)と各試合の公式試合記録 – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

会場ごとの入場者数で本拠地か地方開催かを確かめる

協賛で地域の人に社名を見てもらいたいなら、その地域で何試合あるかが大切です。公式サイトの日程・結果では、各試合の会場と都道府県が分かります。本拠地で開く試合と、本拠地から離れた地域で開く試合を分けて数えると、露出が届く地域を読みやすくなります。

スポーツ庁は、地域の交流拠点となるスタジアム・アリーナを「多様な世代が集う交流拠点としてのスタジアム・アリーナ」として令和2年度から選んでおり、選定拠点は全21拠点になりました。国の進めるスタジアム・アリーナ改革の流れと合わせて見ると、試合を開く施設の今後も分かります。

(参考)スタジアム・アリーナ改革 – スポーツ庁

大型試合の入場者数を見て招待する試合を選ぶ

取引先や社員を試合に招くなら、入場者数の多い試合ほど会場の盛り上がりを体験してもらえます。2025-26シーズンは、開幕節に3万人台と2万人台の試合が並び、プレーオフの決勝には50,451人が入りました。

試合の観戦に食事やラウンジを組み合わせて招く方法は、スポーツホスピタリティと呼ばれます。招待の費用の扱いには税務上の注意点もあるため、社内の経理担当者や税理士に確認してから進めます。

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(参考)NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 総入場者数のお知らせ(プレーオフトーナメント入場者数) – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

企業名を掲げるチームが多いリーグワンと協賛の関わり方

リーグワンは、企業の名前を掲げるチームが多いリーグです。リーグのロゴは、ファン・チーム・企業・地域を表す4本の黒いラインでラグビーボールを形づくっており、企業がリーグを支える柱の1つとして位置づけられています。

2026-27シーズンのD1は12チーム中10チームが企業名を掲げる

リーグワン公式サイトに載っている2026-27シーズンのディビジョン1の公式チーム名称では、12チーム中10チームに企業名が入っています。企業名が入っていないのは浦安D-Rocksと静岡ブルーレヴズです(本記事の集計)。チーム名にも動きがあり、東芝ブレイブルーパス東京は東芝ブレイブルーパス武蔵に、三重ホンダヒートは栃木ホンダヒートになりました。

チームを持つ企業にとって、観客動員数は社名がどれだけの人の目に触れたかを示す数字の1つです。企業がチームを持つ意味や運営の形は、実業団・企業スポーツの運営モデルで4社の事例をもとに整理しています。

(参考)「LEAGUE ONE」とは – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

呼称から企業名を外すチームもある

公式チーム名称には企業名を残しながら、ふだん使う呼称では外すチームもあります。埼玉パナソニックワイルドナイツは「埼玉ワイルドナイツ」、東京サントリーサンゴリアスは「東京サンゴリアス」、リコーブラックラムズ東京は「ブラックラムズ東京」を呼称にしています。

呼称は、チームが地域のチームとしてどう見られたいかを表しています。チームを持つ企業以外の会社が協賛を考えるときは、チームを持つ企業と同じ業種の協賛が受けられるかを、事前にチームに確かめておきます。

(参考)「LEAGUE ONE」とは(参入チーム) – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

入場者数を社会貢献につなげる取り組みもある

リーグワンは2025-26シーズンに「One Fan, One Future」という取り組みを行いました。全223試合の総累計来場者数に応じて、リーグが長野県上田市の森林保全活動に寄付する仕組みで、大和ハウス工業が機運を高めるイベントを開く予定とされています。

入場者数をそのまま社会貢献の量に結びつけると、来場者は試合に足を運ぶことが森を守ることにつながると実感できます。協賛の成果を露出の量だけで測らず、観客動員数を使った企画として考える方法もあります。

(参考)2025-26シーズン 累計入場者数(2026年6月8日更新) – 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン

Q. リーグワンのチームは企業のチームですか?

多くのチームが企業の名前を掲げています。リーグワン公式サイトに載っている2026-27シーズンのディビジョン1の公式チーム名称では、12チーム中10チームに企業名が入っています(本記事の集計)。一方で、呼称では企業名を外しているチームもあります。

リーグワンの観客動員数のまとめ

リーグワンの観客動員数は伸びていて、協賛先や招待する試合を選ぶ手がかりになります。スポーツ業界全体の動きは日本スポーツ業界の課題で整理しています。出典は本文の各セクションに記載しています。この記事の要点を振り返ります。

  • 2025-26シーズンの総入場者数は1,322,343人で過去最多。ディビジョン1のレギュラーシーズンの平均は8,900人
  • チーム別の平均は東芝ブレイブルーパス東京の12,781人が最多で、1万人超えは4チーム(本記事の集計)
  • 同じチームでも会場で入場者数は数倍変わり、横浜キヤノンイーグルスは22,484人と2,869人の試合があった
  • 企業は平均と伸び、会場ごとの数字、大型試合の数字の3つを分けて読む
  • 2026-27シーズンのディビジョン1は12チーム中10チームが公式チーム名称に企業名を掲げる

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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