Jリーグの観客動員数|2025年チーム別平均と企業の見方

Jリーグの観客動員数|2025年チーム別平均と企業の見方 スポーツビジネス

Jリーグの観客動員数は2025年に過去最多を更新しました。J1リーグ戦のホームゲームの平均入場者数は21,246人で、前年の20,355人から増えています。クラブ別の平均では浦和レッズが37,350人で1位、名古屋グランパス、FC東京が続きます。J2の平均は8,888人、J3は3,760人で、カテゴリーによって規模は大きく違います。

地元のクラブに協賛するか検討していて、「実際にどれくらいの人がスタジアムに来ているのか」を数字で確かめたい。けれど公式の数字はどこを見ればよく、他のクラブと比べてどうなのかが分からない。ここでは公式データをもとに、J1からJ3までの全クラブの観客動員数と、企業が数字を読むときの見方を整理します。

Jリーグの観客動員数は2025年に過去最多|J1平均は21,246人

Jリーグの2025年リーグ戦の平均観客動員数をJ1・J2・J3で比べた図

Jリーグの発表によると、2025シーズンの公式試合の年間総入場者数は13,503,210人で、前年の12,540,265人を上回り過去最多になりました。リーグ全体の平均も、史上初めて1万1千人を超えています。

J1リーグ戦の年間総入場者数は8,073,557人で、これも過去最多です。平均は2019年の水準を上回って初めて2万1千人を超え、J.LEAGUE Data Siteの数字では21,246人でした。最終節の第38節は収容率が84.6%で、2012年以降の節ごとの収容率で最も高い記録になっています。

カテゴリー別のリーグ戦の平均は、J1が21,246人、J2が8,888人、J3が3,760人です。J1・J2・J3のリーグ戦を合わせた入場者数は12,879,658人で、残りはJリーグYBCルヴァンカップやプレーオフなどの公式試合です(本記事の計算値)。

(参考)2025シーズン年間総入場者数過去最多 13,503,210人を記録!(2025年12月14日) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2025明治安田J1リーグ年間総入場者数が過去最多(2025年12月6日) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

Q. Jリーグの観客動員数は増えていますか?

増えています。Jリーグの発表では、2025シーズンの公式試合の年間総入場者数は13,503,210人で過去最多でした。J1リーグ戦だけでも合計8,073,557人、平均21,246人と、どちらも過去最多です。

J1のチーム別の平均観客動員数(2025年)

J1の20クラブを、2025年のリーグ戦のホームゲームの平均入場者数が多い順に並べました。1位の浦和レッズと20位のアビスパ福岡では、平均に約3.7倍の差があります(本記事の計算値)。

順位 クラブ 2025年の平均 2025年の合計 2024年の平均 前年との差
1 浦和レッズ 37,350人 709,655人 37,519人 −169人
2 名古屋グランパス 32,263人 613,003人 27,650人 +4,613人
3 FC東京 31,590人 600,204人 33,225人 −1,635人
4 ガンバ大阪 30,007人 570,135人 26,096人 +3,911人
5 鹿島アントラーズ 27,401人 520,615人 23,027人 +4,374人
6 横浜F・マリノス 26,578人 504,979人 24,843人 +1,735人
7 サンフレッチェ広島 25,585人 486,116人 25,609人 −24人
8 アルビレックス新潟 22,601人 429,418人 22,430人 +171人
9 川崎フロンターレ 22,050人 418,949人 21,076人 +974人
10 東京ヴェルディ 21,121人 401,300人 20,976人 +145人
11 ヴィッセル神戸 21,099人 400,880人 21,811人 −712人
12 清水エスパルス 18,803人 357,263人 — —
13 セレッソ大阪 18,654人 354,430人 17,903人 +751人
14 京都サンガF.C. 16,538人 314,220人 13,535人 +3,003人
15 ファジアーノ岡山 14,587人 277,154人 — —
16 FC町田ゼルビア 14,018人 266,350人 17,610人 −3,592人
17 柏レイソル 13,017人 247,329人 12,070人 +947人
18 湘南ベルマーレ 11,431人 217,186人 11,315人 +116人
19 横浜FC 10,199人 193,773人 — —
20 アビスパ福岡 10,031人 190,598人 9,698人 +333人

出典:J.LEAGUE Data Site「年度別入場者数推移」(2026年10月18日取得)をもとに Human Soar 作成。リーグ戦のホームゲーム19試合の数字。2024年の平均と前年との差は、2024年も同じカテゴリーにいたクラブだけ(— は2024年に別のカテゴリー)。前年との差は本記事の計算値

平均が3万人を超えたのは、浦和レッズ、名古屋グランパス、FC東京、ガンバ大阪の4クラブです。いずれも人口の多い都市圏に本拠地を置くクラブです。

前年もJ1にいたクラブで平均が最も伸びたのは名古屋グランパスで、27,650人から32,263人へ4,613人増えました。次いで鹿島アントラーズが4,374人、ガンバ大阪が3,911人の増加です(本記事の計算値)。

(参考)年度別入場者数推移 – J.LEAGUE Data Site

あわせて読みたいJリーグのスポンサー収入ランキング|全53クラブと平均額›

Q. Jリーグで観客動員数がいちばん多いクラブはどこですか?

2025年のJ1リーグ戦で、ホームゲームの平均入場者数が最も多かったのは浦和レッズの37,350人です。2位は名古屋グランパスの32,263人、3位はFC東京の31,590人でした(J.LEAGUE Data Siteの数字)。

J2のチーム別の平均観客動員数(2025年)

J2の2025年のリーグ戦の平均は8,888人で、前年の7,667人から増えました。1位はV・ファーレン長崎の15,877人で、J1の下位のクラブを上回る数字です。

順位 クラブ 2025年の平均 2025年の合計 2024年の平均 前年との差
1 V・ファーレン長崎 15,877人 301,665人 9,814人 +6,063人
2 ジェフユナイテッド千葉 15,549人 295,431人 10,431人 +5,118人
3 北海道コンサドーレ札幌 14,470人 274,929人 — —
4 ベガルタ仙台 13,760人 261,444人 13,331人 +429人
5 ジュビロ磐田 12,326人 234,190人 — —
6 大宮アルディージャ 11,316人 215,000人 — —
7 モンテディオ山形 11,068人 210,289人 10,265人 +803人
8 大分トリニータ 10,403人 197,649人 10,360人 +43人
9 サガン鳥栖 9,382人 178,260人 — —
10 ヴァンフォーレ甲府 8,390人 159,401人 8,274人 +116人
11 徳島ヴォルティス 7,214人 137,072人 6,054人 +1,160人
12 ロアッソ熊本 6,715人 127,584人 6,177人 +538人
13 水戸ホーリーホック 6,006人 114,113人 4,406人 +1,600人
14 レノファ山口FC 5,767人 109,574人 6,089人 −322人
15 カターレ富山 5,635人 107,069人 — —
16 藤枝MYFC 5,029人 95,560人 4,274人 +755人
17 ブラウブリッツ秋田 4,953人 94,112人 4,128人 +825人
18 FC今治 4,800人 91,206人 — —
19 愛媛FC 4,730人 89,869人 4,721人 +9人
20 いわきFC 4,372人 83,063人 4,290人 +82人

出典:J.LEAGUE Data Site「年度別入場者数推移」(2026年10月18日取得)をもとに Human Soar 作成。リーグ戦のホームゲーム19試合の数字。2024年の平均と前年との差は、2024年も同じカテゴリーにいたクラブだけ(— は2024年に別のカテゴリー)。前年との差は本記事の計算値

前年もJ2にいたクラブで平均が最も伸びたのはV・ファーレン長崎で、6,063人増えています。J1から降格した北海道コンサドーレ札幌やジュビロ磐田も1万人を超える平均を保っていて、J2の中では規模の大きいクラブです。

(参考)年度別入場者数推移 – J.LEAGUE Data Site

J3のチーム別の平均観客動員数(2025年)

J3の2025年のリーグ戦の平均は3,760人です。1位は松本山雅FCの7,573人で、平均が5千人を超えたクラブは5クラブでした。

順位 クラブ 2025年の平均 2025年の合計 2024年の平均 前年との差
1 松本山雅FC 7,573人 143,881人 8,489人 −916人
2 鹿児島ユナイテッドFC 6,861人 130,354人 — —
3 ツエーゲン金沢 5,564人 105,717人 5,435人 +129人
4 ギラヴァンツ北九州 5,563人 105,697人 4,649人 +914人
5 栃木SC 5,394人 102,481人 — —
6 FC岐阜 4,773人 90,686人 4,684人 +89人
7 AC長野パルセイロ 4,373人 83,079人 4,158人 +215人
8 ザスパ群馬 3,555人 67,539人 — —
9 アスルクラロ沼津 3,417人 64,931人 2,633人 +784人
10 栃木シティ 3,036人 57,677人 — —
11 ガイナーレ鳥取 2,835人 53,873人 2,434人 +401人
12 SC相模原 2,810人 53,397人 2,820人 −10人
13 FC琉球 2,729人 51,848人 3,007人 −278人
14 FC大阪 2,698人 51,263人 2,470人 +228人
15 テゲバジャーロ宮崎 2,413人 45,852人 1,165人 +1,248人
16 高知ユナイテッドSC 2,406人 45,722人 — —
17 ヴァンラーレ八戸 2,374人 45,114人 1,728人 +646人
18 福島ユナイテッドFC 2,374人 45,113人 1,800人 +574人
19 奈良クラブ 2,239人 42,540人 1,879人 +360人
20 カマタマーレ讃岐 2,203人 41,857人 1,949人 +254人

出典:J.LEAGUE Data Site「年度別入場者数推移」(2026年10月18日取得)をもとに Human Soar 作成。リーグ戦のホームゲーム19試合の数字。2024年の平均と前年との差は、2024年も同じカテゴリーにいたクラブだけ(— は2024年に別のカテゴリー)。前年との差は本記事の計算値

J3は平均の規模が小さい分、1社あたりの協賛の存在感が大きくなりやすいカテゴリーです。前年もJ3にいたクラブでは、テゲバジャーロ宮崎の平均が1,248人増えて最も伸びました(本記事の計算値)。協賛の料金の目安は、スポーツスポンサー料の相場で公表されている例を集めています。

(参考)年度別入場者数推移 – J.LEAGUE Data Site

Q. J1・J2・J3の平均観客動員数はどのくらい違いますか?

2025年のリーグ戦の平均は、J1が21,246人、J2が8,888人、J3が3,760人です。J1はJ2の約2.4倍、J3の約5.7倍にあたります(本記事の計算値)。

企業が観客動員数を読むときの3つの見方

企業がJリーグの観客動員数を協賛先選びに使うときの3つの見方の図

観客動員数は、協賛先を選ぶときにいちばん手に入りやすい数字です。ただ、平均の大きさだけで決めると、自社にとって大事な点を見落とします。数字を読むときは次の3つを合わせて見ます。

平均の大きさより伸びを見る

平均が大きいクラブは露出も大きい一方、協賛の料金も高く、1社あたりの存在感は小さくなりがちです。前年から平均が伸びているクラブは、ファンが増えている途中にあり、早く関わるほど長く付き合える関係をつくりやすくなります。

本拠地の新設や建て替えも、伸びを読む手がかりです。スポーツ庁はスタジアム・アリーナの新設・建替構想の現状をまとめて公表しているので、協賛を考えているクラブの本拠地に計画があるかを確かめておきます。

(参考)スタジアム・アリーナの新設・建替構想の現状 – スポーツ庁

来場者が自社の顧客と重なるかを見る

人数が同じでも、来場者の年代や住む地域が自社の顧客と重なるかで協賛の意味は変わります。来場者の構成は、クラブに問い合わせると観戦者調査の結果を教えてもらえることがあります。Jリーグは2025シーズン、全60クラブのホームゲームで観戦者調査を行い、のべ191,686人が回答しています。調べ方はブランドリフト調査の記事でも紹介しています。

(参考)Jリーグが提供する2025シーズン観戦者調査レポート(2026年7月) – KPMGコンサルティング株式会社

シーズンの区切りが変わる点に注意する

Jリーグは2026年に特別大会を挟み、2026-27シーズンから夏に開幕して翌年の春に終わる日程に移ります。年をまたぐシーズンになるので、これからは「何年の数字か」ではなく「どのシーズンの数字か」で比べる必要があります。2026年2月から6月までは特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」が開かれます。日程の変わり方は秋春制の記事で整理しています。

あわせて読みたいスタジアム広告の料金|企業が出す球場看板は年6万円から›

(参考)2026年2月に開幕する特別大会の名称を決定「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

Q. 観客動員数を協賛先選びにどう使えばよいですか?

平均の大きさだけでなく、前年からの伸び、収容率、来場者の年代や住む地域をあわせて見ます。人数が少ないクラブでも、伸びていて来場者が自社の顧客と重なるなら、1社あたりの存在感が大きい協賛になりえます。

Jリーグの観客動員数のまとめ

Jリーグの観客動員数は伸び続けていて、協賛先を選ぶときの手がかりになります。スポーツ業界全体の動きは日本スポーツ業界の8つの課題で整理しています。この記事の要点を振り返ります。

  • 2025シーズンの公式試合の年間総入場者数は13,503,210人で過去最多
  • J1リーグ戦の平均は21,246人、J2は8,888人、J3は3,760人
  • J1の平均1位は浦和レッズの37,350人。前年から最も伸びたのは名古屋グランパス
  • 協賛先選びでは、平均の大きさより伸び、来場者の構成、シーズンの区切りの3つを見る

元気な社員が、いちばんのマーケティングになる。

社員のウェルビーイングを高め、
その元気が自然と外に伝わる仕組みをつくります。

インナーマーケティングを知る →

About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

コメント

タイトルとURLをコピーしました