Bリーグの観客動員数ランキング|B1全26クラブと企業の見方

Bリーグの観客動員数ランキング|B1全26クラブと企業の見方 スポーツビジネス

Bリーグの観客動員数は2025-26シーズンに過去最多を更新しました。B1とB2を合わせたレギュラーシーズンの入場者数は5,257,849人、B1の平均入場者数は5,107人です。クラブ別の平均は名古屋ダイヤモンドドルフィンズが10,281人で1位、千葉ジェッツが10,093人で続き、初めて2クラブが1万人を超えました。一方で、B1の26クラブのうち7クラブは平均が4,000人に届いておらず、クラブごとの差は大きくなっています。

地元のバスケットボールクラブへの協賛を考えていて、「試合に実際どれくらいの人が来ているのか」を数字で比べたい。けれどリーグの発表は上位のクラブだけで、全クラブを並べた数字が見つからない。ここではB.LEAGUE公式サイトの試合ごとの入場者数を集計し、B1全26クラブの観客動員数と、企業が数字を読むときの見方を整理します。

Bリーグの観客動員数は2025-26シーズンに過去最多|B1平均は5,107人

Bリーグ2025-26シーズンの観客動員数を名古屋ダイヤモンドドルフィンズとB1平均・B2平均で比べた図

B.LEAGUEが2026年5月21日に公表したレギュラーシーズン終了時点のマーケティングレポートによると、B1とB2を合わせたレギュラーシーズンの入場者数は5,257,849人で、過去最多になりました。平均入場者数はB1が5,107人(前年比+258人)、B2が3,034人(前年比+321人)です。

クラブ別のB1トップは、新しいIGアリーナで試合を始めた名古屋ダイヤモンドドルフィンズの10,281人でした。千葉ジェッツが10,093人、アルバルク東京が8,560人、琉球ゴールデンキングスが8,322人と続きます。B2では神戸ストークスが5,874人でトップでした。名古屋ダイヤモンドドルフィンズの平均は、B1平均の約2.0倍にあたります(本記事の計算値)。

ポストシーズンまで含めると、2025-26シーズンの入場者数は5,486,029人で、2016-17シーズン以降で最多です。リーグは、新しいアリーナで試合をするクラブの健闘に加えて、全体の底上げがこの数字を生んだとしています。

(参考)5月21日、B.LEAGUE理事会に関するメディアブリーフィング(2026年5月21日) – 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ

(参考)りそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズン終了のご報告(2026年5月26日) – 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ

Q. Bリーグの観客動員数は増えていますか?

増えています。B.LEAGUEの発表では、2025-26シーズンのB1とB2を合わせたレギュラーシーズンの入場者数は5,257,849人で過去最多でした。B1の平均入場者数は5,107人で、前のシーズンから258人増えています。

B1のチーム別の平均観客動員数ランキング(2025-26シーズン)

B1の26クラブを、2025-26シーズンのレギュラーシーズンのホームゲームの平均入場者数が多い順に並べました。1位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと26位の富山グラウジーズでは、平均に約4.1倍の差があります(本記事の計算値)。

順位 クラブ 2025-26の平均 2025-26の合計 2024-25の平均 前年との差
1 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 10,281人 308,424人 5,353人 +4,928人
2 千葉ジェッツ 10,093人 302,798人 9,847人 +246人
3 アルバルク東京 8,593人 257,803人 6,819人 +1,774人
4 琉球ゴールデンキングス 8,322人 249,660人 8,156人 +166人
5 佐賀バルーナーズ 5,753人 172,575人 5,111人 +642人
6 レバンガ北海道 5,743人 172,280人 5,378人 +365人
7 長崎ヴェルカ 5,681人 170,429人 5,498人 +183人
8 アルティーリ千葉 5,450人 163,500人 — —
9 群馬クレインサンダーズ 5,109人 153,274人 5,169人 −60人
10 越谷アルファーズ 4,980人 149,413人 3,839人 +1,141人
11 横浜ビー・コルセアーズ 4,874人 146,206人 4,211人 +663人
12 宇都宮ブレックス 4,754人 142,629人 4,838人 −84人
13 川崎ブレイブサンダース 4,458人 133,727人 4,395人 +63人
14 三遠ネオフェニックス 4,455人 133,661人 4,265人 +190人
15 滋賀レイクス 4,353人 130,592人 4,200人 +153人
16 仙台89ERS 4,275人 128,258人 4,358人 −83人
17 京都ハンナリーズ 4,268人 128,043人 4,187人 +81人
18 広島ドラゴンフライズ 4,210人 126,307人 3,900人 +310人
19 シーホース三河 4,070人 122,111人 2,728人 +1,342人
20 大阪エヴェッサ 3,954人 118,621人 4,561人 −607人
21 サンロッカーズ渋谷 3,849人 115,473人 4,331人 −482人
22 秋田ノーザンハピネッツ 3,822人 114,670人 4,163人 −341人
23 茨城ロボッツ 3,307人 99,215人 4,214人 −907人
24 島根スサノオマジック 3,089人 92,669人 4,085人 −996人
25 ファイティングイーグルス名古屋 2,577人 77,315人 2,619人 −42人
26 富山グラウジーズ 2,501人 75,034人 — —

出典:B.LEAGUE公式サイト「日程・結果」の各試合の入場者数(2026年10月18日取得)をもとに Human Soar 作成。B1レギュラーシーズンのホームゲーム(各クラブ30試合)の合計と平均で、平均・前年との差は本記事の計算値。2024-25の平均は、同じシーズンもB1にいたクラブだけ(— は2024-25にB2)。リーグが2026年5月21日に公表した平均は名古屋D 10,281人、千葉J 10,093人、A東京 8,560人、琉球 8,322人で、A東京は試合ごとの数字の合計と差がある

平均が5,000人を超えたのは9クラブで、上位の4クラブはいずれも収容人数の大きいアリーナを本拠地にしています。前のシーズンもB1にいたクラブで平均が最も伸びたのは名古屋ダイヤモンドドルフィンズで、5,353人から10,281人へ4,928人増えました。次いでアルバルク東京が1,774人、シーホース三河が1,342人の増加です(本記事の計算値)。

反対に、島根スサノオマジックは996人、茨城ロボッツは907人、平均が前のシーズンより減りました(本記事の計算値)。リーグ全体が伸びているなかでも、すべてのクラブが伸びているわけではありません。

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(参考)日程・結果(りそなグループ B.LEAGUE 2024-25/2025-26 B1リーグ戦) – B.LEAGUE公式サイト

Q. Bリーグで観客動員数がいちばん多いクラブはどこですか?

2025-26シーズンのB1で平均入場者数が最も多かったのは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの10,281人です。2位は千葉ジェッツの10,093人で、この2クラブが平均1万人を超えました(B.LEAGUEの発表)。

Bリーグの観客動員数の推移|B1は3シーズンで約1.6倍

B.LEAGUEが2026年10月13日に公表した2025-26シーズンのクラブ決算概要には、直近4シーズンの入場者数がまとめられています。B1は2022-23シーズンの249万人から、2025-26シーズンには398万人まで増えました。

シーズン B1 B2 B3 全体
2022-23 249万人 56万人 — 323万人
2023-24 332万人 97万人 — 452万人
2024-25 349万人 114万人 68万人 557万人
2025-26 398万人 127万人 59万人 612万人

出典:B.LEAGUE「2025-26シーズン(2025年度)クラブ決算概要発表資料」(2026年10月13日)をもとに Human Soar 作成。全体の入場者数にはオールスターゲームとポストシーズンを含む。B3は2024-25シーズンから掲載

B1の入場者数は、2022-23シーズンから2025-26シーズンまでの3シーズンで約1.6倍になりました(本記事の計算値)。2025-26シーズンはB1が26クラブに増えたこともあり、前のシーズンから14.0%増えています。B1からB3までの全体では612万人で、前のシーズンから9.9%の増加です。

同じ資料では、B1からB3とリーグを合わせた営業収入が1,013億円となり、初めて1,000億円を超えたことも公表されています。入場者が増えた分が、入場料やスポンサー収入の伸びにつながっている形です。クラブの決算の読み方はJリーグとBリーグの53クラブの決算分析で整理しています。

(参考)2025-26シーズン(2025年度)クラブ決算概要発表資料(2026年10月13日) – 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ

B.PREMIERの審査基準は平均入場者数4,000人以上

Bリーグは2026-27シーズンから「B.革新」と呼ぶ新しいリーグ構造に移り、最上位のB.LEAGUE PREMIER(B.PREMIER)が始まりました。競技の成績による昇格と降格をやめ、平均入場者数・売上高・ホームアリーナの審査で所属するリーグが決まる仕組みです。観客動員数は、クラブがどのリーグで戦えるかを左右する数字になりました。

新しく参入するクラブには平均4,000名以上が求められる

B.LEAGUEが公表しているB.PREMIERの審査基準は、平均入場者数4,000名以上、売上高12億円以上(バスケ関連事業で9.6億円以上)、B.PREMIERの基準を満たすアリーナの確保の3つです。2026-27シーズンのB.PREMIERは、東地区と西地区に13クラブずつの2地区制で始まりました。

2025-26シーズンのB1では、平均4,000人以上のクラブが19クラブ、4,000人未満のクラブが7クラブでした(本記事の集計)。審査の結果をまとめたページには、各クラブが審査を受けたときの平均入場者数も載っています。

参入後も入場者数と売上高の判定が続く

B.PREMIERに入ったあとも、継続資格の認定で平均入場者数と売上高が判定されます。2028-29シーズンの継続資格認定では、2023-24から2025-26までのシーズンが判定の対象で、平均4,000名以上かつ売上高12億円以上、または平均3,000名以上かつ売上高12億円以上が主な基準項目です。

入場者数や売上高の基準を3期続けて下回ると、B.ONE以下への降格の要件になります。協賛するクラブがどのリーグに所属し続けられるかは、入場者数で見通しを立てやすくなりました。選手の年俸の上限を決めるBリーグのサラリーキャップも、B.革新で新しく入った制度です。

(参考)審査基準・結果|B.革新 – 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ

Q. B.PREMIERに入るには観客動員数が何人必要ですか?

B.LEAGUEが示すB.PREMIERの審査基準では、平均入場者数4,000名以上が基準の1つです。売上高12億円以上と、B.PREMIERの基準を満たすアリーナの確保もあわせて求められます。

企業がBリーグの観客動員数を読むときの3つの見方

企業がBリーグの観客動員数を平均の大きさと前年からの伸びで読む見方を示した図

観客動員数は、協賛先のクラブを比べるときにいちばん手に入りやすい数字です。ただ、平均の大きさだけで選ぶと、伸びている途中のクラブや、数年後に大きく変わるクラブを見落とします。数字を読むときは次の3つを合わせて見ます。

平均の大きさと前年からの伸びを分けて見る

平均が大きく、前年からも伸びているのが名古屋ダイヤモンドドルフィンズです。千葉ジェッツは平均が大きいまま安定していて、露出の大きさを重視するなら候補になります。シーホース三河は平均がB1平均より少ないものの、前のシーズンから1,342人増えて伸びている途中にあります。島根スサノオマジックのように平均が減ったクラブは、その理由をクラブに確かめてから判断します。

平均が大きいクラブは協賛の料金も高くなりがちで、1社あたりの存在感は小さくなります。伸びている途中のクラブに早く関わるほど、長く付き合える関係をつくりやすくなります。料金の目安はスポーツスポンサー料の相場で、公表されている例を集めています。

本拠地のアリーナの新設や改修の時期を確かめる

2025-26シーズンに平均が大きく伸びたクラブには、新しいアリーナで試合を始めたクラブが目立ちます。名古屋ダイヤモンドドルフィンズはIGアリーナ、アルバルク東京はTOYOTA ARENA TOKYOを本拠地にしました。B.LEAGUEの審査結果のページには、各クラブのホームアリーナの開業時期と観客席数が載っているので、これから新しいアリーナに移るクラブを先に見つけられます。

スポーツ庁も、全国のスタジアム・アリーナの新設・建替構想の現状をまとめて公表しています。国の進めるスタジアム・アリーナ改革の流れと合わせて見ると、地域でどの施設が動いているかが分かります。

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(参考)スタジアム・アリーナの新設・建替構想の現状 – スポーツ庁

B.PREMIERの基準との距離を見る

平均入場者数が4,000人前後のクラブは、B.PREMIERへの参入や残留が入場者数に左右されやすい位置にいます。こうしたクラブにとって、来場者を増やす企画に一緒に取り組む協賛企業は大きな存在になります。冠試合で取引先や社員を招くといった協賛のかたちは、クラブの入場者数を増やす取り組みにもなります。

反対に、平均が1万人前後のクラブは基準を大きく上回っていて、協賛の枠も多く埋まっています。宇都宮ブレックスのように、ユニフォームの協賛が長く続くクラブもあります。

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Q. 観客動員数を協賛先選びにどう使えばよいですか?

平均の大きさと前年からの伸びを分けて見ます。あわせて、本拠地のアリーナの新設や改修の時期と、B.PREMIERの入場者数の基準との距離を確かめると、数年後の露出の伸びしろを読みやすくなります。

Bリーグの観客動員数のまとめ

Bリーグの観客動員数は伸び続けていて、協賛先のクラブを選ぶときの手がかりになります。スポーツ業界全体の動きは日本スポーツ業界の8つの課題で整理しています。この記事の要点を振り返ります。

  • 2025-26シーズンのB1・B2のレギュラーシーズンの入場者数は5,257,849人で過去最多
  • B1の平均は5,107人。1位は名古屋ダイヤモンドドルフィンズの10,281人で、千葉ジェッツと2クラブが1万人超
  • B1の26クラブのうち7クラブは平均4,000人未満で、クラブごとの差は大きい
  • B.PREMIERの審査基準は平均入場者数4,000名以上・売上高12億円以上・基準を満たすアリーナ
  • 協賛先選びでは、平均と伸び、アリーナの時期、B.PREMIERの基準との距離の3つを見る

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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