群馬クレインサンダーズの協賛には3つの枠があります。オフィシャルパートナーが99社、年会費396,000円のサンダーズビジネスクラブ、そして1口20,000円で714社が加入する後援会です。クラブの2024年度の営業収入はB1で5番目にあたる25億4,782万円で、入場料収入は前年から59.3%増えました。金額と特典、クラブ側の数字まで公式情報で整理しました。
協賛は3つの枠に分かれる

金額も目的も違う3つが並んでいます。まず全体像を押さえます。
オフィシャルパートナーは99社
公式サイトのオフィシャルパートナー一覧に掲載されている企業は99社です(2026年9月21日時点)。筆頭にオープンハウスグループが並び、栗原医療器械店、滋野堤水堂など、地元企業と全国企業が混在しています。金額は個別の見積もりで、公式サイトに一律の料金表はありません。
後援会は714社
もう一方の後援会は、年会費が1口20,000円です。公式サイトには2026年9月9日現在で714社の名前が掲載されています。株式会社から医療法人、商工会、市役所の幹部会、さらに「おにぎり専門店和み家」「手打ち蕎麦 金山庵」といった個人商店まで並びます。
99社と714社という差が、このクラブの協賛構造をよく表しています。広告枠を買う企業が100社弱、地域ぐるみで支える団体が700社超、という二重構造です。
(参考)一般社団法人群馬クレインサンダーズ後援会 – 群馬クレインサンダーズ
サンダーズビジネスクラブ|年会費396,000円
3つの中で内容が最も明確なのがビジネスクラブです。料金と特典が公開されています。
年額396,000円、途中入会は月割り
年会費は396,000円(税込)で、支払方法は年額一括払いの請求書払いです。会員資格は1年間で、7月からBリーグシーズン終了年の6月末までとなっています。
途中入会の場合は加入月から6月までの月額払いで、公式サイトには9月入会の例として33,000円×10か月=330,000円(税込)という計算が示されています。2年目以降は自動更新契約となり、更新月の2か月前に案内が届きます。途中退会しても返金はされません。
特典は4つ
| 特典 | 内容 |
|---|---|
| ビジネスマッチング | クラブ会員同士でのコラボレーションや提携のサポート。パートナー企業紹介支援で新たな取引先や顧客開拓を支援 |
| イベントへの招待 | 加入企業が一堂に会する懇親会などの各種イベント |
| 呼称権・ロゴの使用権利 | 公式ロゴを名刺・WEBサイト・パンフレット等に使用可。販促品には使用不可で、事前の確認と承認が必要 |
| 企業名の掲載 | 公式サイトに社名と指定ロゴを掲載。自社サイトへのリンクも可能 |
出典:群馬クレインサンダーズ「サンダーズビジネスクラブ」(2026年9月21日時点)
ビジネスセミナーは年10回
特典の中身として、年間の予定イベントが公開されています。ビジネスセミナー年10回、プレシーズンマッチ観戦、サンダーズフェスタ、オープンハウスアリーナ新年会、パブリックビューイング交流会、ゴルフコンペ、アウェー試合観戦ツアーです。
クラブはこのプログラムを「交流・地域貢献・社員教育の機会を提供し、企業成長と地域活性を共に実現する会員制プログラム」と説明しています。おすすめの企業として挙げているのは、地域企業とのネットワーク拡大、ブランド価値向上・CSR活動支援、そして社員教育・チームビルディング強化の3つです。
従業員の運動機会づくりに取り組む企業を国が認定するスポーツエールカンパニーのような制度もあり、社内向けの施策として並行して検討できます。
つまり広告枠ではなく、経営者向けの学びと人脈の場として設計されています。スポーツを社内施策に使う考え方はスポーツを福利厚生に取り入れる効果で整理しています。
申し込みは4ステップ
申し込み、担当者による詳細説明、請求書に記載の期日までの振込、入金確認後の特典提供開始という流れです。問い合わせ先はサンダーズビジネスクラブ事務局です。
(参考)サンダーズビジネスクラブ – 群馬クレインサンダーズ
後援会|1口20,000円で714社
最も参加しやすいのが後援会です。金額の桁が1つ違います。
2021年設立、5年で714社に
後援会は、太田市近郊と企業が一体となってクラブを応援し、バスケットボールが野球・サッカーに続く第三のプロスポーツとして盛り上がることを願って2021年に設立されました。設立から5年がたち会員数が順調に増えたことから、昨年「一般社団法人群馬クレインサンダーズ後援会」として法人化されています。
年会費は1口20,000円で、複数口の入会も可能です。有効期間は2026年7月1日から2027年6月30日までで、特段の申し出がない限り自動更新となります。対象は個人事業主、法人もしくは団体です。
無料チケットは1口につき年4枚
特典の中心はホームゲームの無料チケットです。1口につき年間で合計4枚の利用権利が付き、口数に応じて対象試合が変わります。
| 口数 | 年会費 | 対象試合 |
|---|---|---|
| 1口 | 20,000円 | 対象の20試合 |
| 2口〜4口 | 40,000円〜80,000円 | 対象の25試合 |
| 5口以上 | 100,000円〜 | 全30試合 |
出典:群馬クレインサンダーズ「一般社団法人群馬クレインサンダーズ後援会 2026-27シーズン概要」(2026年9月21日時点)。席種はコートサイドAの自動配席。
このほか、後援会企業限定イベントの参加権利、公式サイトへのテキスト掲載、マスコットのサンダくんと後援会バナーの使用権利(申請が必要)、のぼりやステッカーなどのオリジナル装飾品、限定グッズの購入権利が付きます。
限定イベントの昨シーズン実績として、アウェー応援バスツアー、ガラポン抽選会、選手との集合写真撮影会、サイン色紙お渡し会が挙げられています。
役員に県知事と商工会議所会頭が並ぶ
後援会の体制も公開されています。名誉会長は群馬県知事の山本一太、理事長は学校法人太田国際学園理事長の清水聖義です。理事(副会長)には太田商工会議所会頭の加藤正己、新田商工会会長の大島和之、大泉町商工会会長の茂木透が名を連ね、監事は太田商工会議所副会頭の高橋嘉一郎が務めています。
行政と地域の経済団体が役員として入っている構造です。714社という数は、個々の営業活動だけでなく、この枠組みがあって成立しているものだと読めます。
入会は決済代行サービスを使う
入会にはWEBでの申し込みと、決済代行サービス「Paid」への登録の2つの手続きが必要です。Paidはラクーンフィナンシャルが提供する法人・個人事業主向けのサービスで、会費はこれを通じて支払います。
(参考)一般社団法人群馬クレインサンダーズ後援会 – 群馬クレインサンダーズ
クラブの決算から見た協賛の重み

相手の収益構造を知っておくと、協賛の位置づけが変わります。B.LEAGUEは全クラブの決算概要を公表しています。
営業収入はB1で5番目
2024-25シーズン(2024年度)の営業収入は25億4,782万円でした。B1の24クラブ中5番目で、B1平均の21億8,954万円を上回ります。内訳はスポンサー収入11億5,055万円、入場料収入8億7,176万円、物販収入2億1,970万円、ユース・スクール関連収入5,685万円、配分金6,413万円、その他1億8,484万円です。
営業費用は24億1,051万円で、営業利益は1億3,731万円の黒字でした。トップチーム人件費は10億2,240万円です。
入場料収入は前年から59.3%増えた
前年度と比べると動きがはっきりします。営業収入は20億1,067万円から25億4,782万円へ26.7%増加しました。とくに入場料収入が5億4,712万円から8億7,176万円へ、59.3%増えています。B1平均の5億2,466万円に対して1.7倍で、順位はリーグ4番目です。
一方でスポンサー収入の伸びは2.9%
同じ期間、スポンサー収入は11億1,821万円から11億5,055万円へ、2.9%の増加にとどまりました。営業収入に占める割合は45.2%です。
観客は6割近く増えたのに、協賛は3%しか増えていない。これは協賛を検討する企業にとって重要な情報です。会場での露出価値は大きく上がっているのに、協賛収入がそれに追いついていないということは、クラブ側が協賛を伸ばしたい局面にあり、かつ1社あたりの露出機会は以前より増えていることを意味します。
クラブ経営の数字の読み方はJリーグとBリーグの決算を並べた資料で扱っています。
(参考)B.LEAGUE 2024-25シーズン(2024年度)クラブ決算概要 – B.LEAGUE
(参考)B.LEAGUE 2023-24シーズン(2023年度)クラブ決算概要 – B.LEAGUE
目的別に、どの枠を選ぶか
| 目的 | 向いている枠 | 年間の費用 |
|---|---|---|
| まず関わってみたい/観戦を社内で使いたい | 後援会(1口) | 20,000円 |
| 社員や取引先を多く招きたい | 後援会(5口以上で全30試合が対象) | 100,000円〜 |
| 他社とつながりたい/経営者向けに学びたい | サンダーズビジネスクラブ | 396,000円 |
| 社員教育・チームビルディングに使いたい | サンダーズビジネスクラブ(クラブが推奨対象に明記) | 396,000円 |
| 会場やメディアで社名を出したい | オフィシャルパートナー | 個別見積もり |
研修や組織開発の文脈でスポーツを使う方法は、協賛以外にもあります。
(参考)サンダーズビジネスクラブ – 群馬クレインサンダーズ
(参考)後援会 2026-27シーズン概要 – 群馬クレインサンダーズ
よくある誤解
「スポンサーは数百万円から」
後援会なら1口20,000円です。714社が加入しているのは、この金額設定があるからです。
「ロゴをもらえば自由に使える」
使えません。ビジネスクラブのロゴは名刺・WEBサイト・パンフレット等には使えますが、販促品には使用できず、使用の際は事前の確認と承認が必要です。後援会のサンダくんとバナーも申請が必要です。
「観客が増えれば協賛も自然に増える」
増えてはいますが、同じ速さではありません。2024年度は入場料が59.3%増えた一方、スポンサー収入は2.9%増です。露出価値の上昇が協賛料に反映されるまでには時間差があります。
(参考)B.LEAGUE 2024-25シーズン(2024年度)クラブ決算概要 – B.LEAGUE
よくある質問
Q. 群馬クレインサンダーズのスポンサーになるにはいくらかかりますか?
枠によって違います。後援会は年会費1口20,000円、サンダーズビジネスクラブは年会費396,000円(税込)です。オフィシャルパートナーの金額は公開されておらず、個別の見積もりになります。
Q. スポンサーは何社いますか?
オフィシャルパートナーが99社(2026年9月21日時点)、後援会が714社(2026年9月9日現在)です。ビジネスクラブの会員数は公開されていません。
Q. ビジネスクラブに入ると何ができますか?
ビジネスマッチング、イベントへの招待、呼称権とロゴの使用権利、公式サイトへの企業名掲載の4つです。年間の予定イベントとしてビジネスセミナー年10回、ゴルフコンペ、アウェー試合観戦ツアーなどが挙げられています。
Q. 後援会の無料チケットは何枚もらえますか?
1口につき年間で合計4枚です。口数によって対象試合が変わり、1口は20試合、2口から4口は25試合、5口以上は全30試合が対象となります。席種はコートサイドAの自動配席です。
Q. 途中から入会できますか?
できます。ビジネスクラブは加入月から6月までの月額払いで、公式サイトには9月入会の場合33,000円×10か月=330,000円という例が示されています。後援会も随時受け付けています。
Q. クラブの経営状況はどうですか?
2024年度の営業収入は25億4,782万円でB1の24クラブ中5番目、営業利益は1億3,731万円の黒字でした。入場料収入は前年から59.3%増え、スポンサー収入は2.9%増の11億5,055万円です。
(参考)サンダーズビジネスクラブ – 群馬クレインサンダーズ
(参考)一般社団法人群馬クレインサンダーズ後援会 – 群馬クレインサンダーズ
まとめ
- 協賛は3つの枠:オフィシャルパートナー99社、ビジネスクラブ396,000円、後援会1口20,000円で714社
- 後援会が714社:2021年設立から5年。県知事が名誉会長、商工会議所会頭が副会長を務める
- ビジネスクラブは学びと人脈の場:ビジネスセミナー年10回。クラブ自身が社員教育・チームビルディングを推奨対象に挙げている
- 営業収入はB1で5番目:25億4,782万円、営業利益1億3,731万円の黒字
- 入場料は59.3%増、協賛は2.9%増:露出価値の上昇に協賛が追いついていない
- ロゴの使用には制限がある:販促品には使えず、事前の承認が必要
問い合わせは公式サイトのパートナー向けフォームから行えます。スポーツビジネス全体の見取り図はスポーツビジネスの基礎にまとめています。
(参考)パートナーに関するお問い合わせ – 群馬クレインサンダーズ
(参考)B.LEAGUEとは|経営情報 – B.LEAGUE
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