Dリーグのチーム一覧|全20チームと企業が持つ理由

Dリーグのチーム一覧|全20チームと企業が持つ理由 スポーツビジネス

プロダンスリーグ「D.LEAGUE(Dリーグ)」の26-27シーズンは、20チームが2つのブロックに分かれて戦います。初年度の2021年は8チームだったので、2.5倍に増えたことになります。チーム名の多くには企業名やブランド名が入っていて、企業がチームを運営する形がこのリーグの特徴です。

「どんなチームがあるのか」「なぜ企業がダンスチームを持つのか」は、協賛や社内の企画を考えるときに最初に押さえたいところです。全20チームの顔ぶれと試合の仕組み、企業がチームを持つ例を、公式サイトと各社の発表から整理します。

26-27シーズンは20チーム|2つのブロックに10チームずつ

26-27シーズンに参戦するのは20チームで、HYPEとVIBEの2つのブロックに10チームずつ入っています。公式サイトに掲載されているメンバーは、ディレクターを含めて1チーム10人から19人でした。

ブロック チーム 掲載メンバー数
HYPE Anker XEED 16人
HYPE Benefit one MONOLIZ 14人
HYPE CHANGE RAPTURES 14人
HYPE CyberAgent Legit 13人
HYPE dip BATTLES 19人
HYPE JTCC OVERRIDES 10人
HYPE KADOKAWA DREAMS 19人
HYPE List::X 15人
HYPE Medical Concierge I’moon 17人
HYPE Valuence INFINITIES 15人
VIBE avex ROYALBRATS 16人
VIBE BREXA EDGE 17人
VIBE DYM MESSENGERS 16人
VIBE FULLCAST RAISERZ 14人
VIBE KOSÉ 8ROCKS 15人
VIBE LDH SCREAM 15人
VIBE M&A SOUKEN QUANTS 16人
VIBE ONODERA USER RUNBULLS 15人
VIBE SBC NAIL the NAME 16人
VIBE SEGA SAMMY LUX 15人

出典:D.LEAGUE公式サイトのチーム一覧と各チームページ(26-27シーズン、2026年10月18日確認)。メンバー数はディレクターを含む掲載人数で、シーズン中に入れ替わることがある

メンバーがいちばん多いのはKADOKAWA DREAMSとdip BATTLESの19人で、いちばん少ないのはJTCC OVERRIDESの10人です。20チームを合わせると307人が掲載されています。どのチームも、1回の試合に出る人数より多くのメンバーを登録しています。

初年度のリーグの説明では、チームはシーズンを通して出る「レギュラーダンサー」、期間を限って出る「SPダンサー」、監督にあたる「ディレクター」で構成され、毎回のラウンドに8人が出演するとされていました。

(参考)チーム一覧(26-27シーズン) – D.LEAGUE公式サイト

Q. Dリーグのチームはいくつありますか?

26-27シーズンは20チームです。HYPEとVIBEの2つのブロックに10チームずつ分かれ、ブロックの中で総当たりのリーグ戦を行います。

レギュラーシーズンは10ラウンド|各ブロックの上位3チームがチャンピオンシップへ

レギュラーシーズンは、ブロックの中で全チームが総当たりで戦います。26-27シーズンは2026年10月6日のROUND.1から始まり、2027年4月のROUND.10まで、約半年かけて進みます。

多くのラウンドは、ブロックごとに日を分けて2日間で行う日程です。公式サイトに出ている26-27シーズンの会場は、ROUND.1からチャンピオンシップまで、すべてTOYOTA ARENA TOKYOでした。決まった会場で開くことで、観客は毎回同じ場所に足を運べます。

レギュラーシーズンが終わると、各ブロックの上位3チームがトーナメント形式のチャンピオンシップに進みます。26-27シーズンのチャンピオンシップは2027年6月5日の予定です。

(参考)ルール – D.LEAGUE公式サイト

(参考)日程 – D.LEAGUE公式サイト

Q. Dリーグのチャンピオンシップには何チームが出られますか?

レギュラーシーズンで各ブロックの上位3チーム、合わせて6チームが出場します。チャンピオンシップはトーナメント形式で、26-27シーズンは2027年6月5日にTOYOTA ARENA TOKYOで開かれる予定です。

8チームで始まったリーグは20チーム・2ブロックの形に変わった

Dリーグの初年度(2021年)と26-27シーズンの比較図

Dリーグは2021年1月10日に開幕しました。初年度は8チームが1つのリーグで年間12ラウンドを戦い、上位4チームがチャンピオンシップに進む形でした。

26-27シーズンは20チームに増え、2つのブロックに分けて各10ラウンドを戦う形に変わっています。チャンピオンシップに進むのは、各ブロックの上位3チームです。チーム数が増えても1チームあたりの試合数が膨らみすぎないよう、ブロックで区切っていると読めます。

リーグを運営する株式会社Dリーグは、開幕前年の2020年2月10日に設立されました。事業として、大会の運営、協賛、放映権、映像の利用許諾、グッズを挙げています。

あわせて読みたいダンススタジオ運営11社比較|経営者が見るFC収益構造›

(参考)プロダンスリーグ「D.LEAGUE」にセガサミーグループの参戦決定(2020年8月12日) – セガサミーホールディングス株式会社

(参考)会社概要・事業案内 – 株式会社Dリーグ

3社の発表で見る企業がダンスチームを持つ形

Dリーグのチームを中心に、運営する企業・スポンサー企業・ファン・ダンサーとの関係を示した図

Dリーグのチームは、企業が運営する形が中心です。運営する企業は費用を出してチームを持ち、チーム名を通じて社名を発信します。スポンサー企業は協賛金を出して露出の権利を得て、ファンは観戦やグッズの購入でチームを支え、パフォーマンスを受け取ります。リーグは大会を運営し、チームはそこに参戦します(図は本記事の整理)。

協賛で得た権利を、販促や採用などの施策に変える考え方はスポンサーシップ アクティベーションの企業事例が参考になります。

実際に企業がどう関わっているかは、各社の発表で確かめられます。ここでは公式に発表している3社を取り上げます。

セガサミー|開幕前の2020年に参戦を決めた

セガサミーホールディングスは、2020年8月12日にDリーグへの参戦を発表し、チーム名をSEGA SAMMY LUXとしました。発表では、2008年に学校教育でダンスが必修になったことや、ブレイキンがオリンピックの追加競技に加わる可能性があることを挙げ、ダンスへの機運が高まっていると説明しています。

そのうえで、ダンスを通じて新しい「感動体験」をつくると述べています。エンターテインメントを本業とする企業が、事業の延長としてチームを持った例です。

(参考)プロダンスリーグ「D.LEAGUE」にセガサミーグループの参戦決定(2020年8月12日) – セガサミーホールディングス株式会社

バリュエンス|自社でチームを運営している

バリュエンスジャパンは、Valuence INFINITIESを「同社が運営するプロダンスチーム」と紹介しています。2023年9月25日の発表では、22-23シーズンをレギュラーシーズン総合9位で終え、23-24シーズンがチームの2シーズン目だと説明しています。

途中のシーズンから参戦し、新しいメンバーを加えながら上位を目指している例です。企業がチームを持つことは、1年で終わる広告ではなく、複数のシーズンにわたる取り組みになります。

(参考)Valuence INFINITIES、D.LEAGUE 23-24 SEASON 始動(2023年9月25日) – バリュエンスホールディングス株式会社

サイバーエージェント|開幕時から参画して完全優勝も経験

サイバーエージェントは、CyberAgent Legitが2021年の開幕時から参画していると説明しています。2026年9月1日の発表では、26-27シーズンは10人と契約を更新し、新たに2人を加えた12人で臨むとしています。

同じ発表では、24-25シーズンにレギュラーシーズンとチャンピオンシップの両方で優勝し、Dリーグで初めて完全優勝を達成したことも紹介しています。長く続けたチームが結果を出し、それが企業の発信の材料にもなっている例です。

(参考)プロダンスチームCyberAgent Legit、第一生命 D.LEAGUE 26-27 SEASON 新チーム体制について(2026年9月1日) – 株式会社サイバーエージェント

Q. Dリーグのチームは企業が運営しているのですか?

チーム名に企業名やブランド名が入っているチームが多く、企業が運営している例が公式発表で確認できます。たとえばバリュエンスジャパンは、Valuence INFINITIESを「同社が運営するプロダンスチーム」と紹介しています。

ダンスは中学校で必修|裾野の広さが企業の関心を集める

企業がダンスに注目する背景には、ダンスを経験した人の多さがあります。中学校の保健体育では、2008年3月に告示された学習指導要領で武道とダンスを含むすべての領域が必修になり、2012年度から全面実施されました。

授業で扱うダンスは、創作ダンス、フォークダンス、現代的なリズムのダンスの3つです。いまの10代から20代の多くは、学校でダンスを経験しています。若い世代に届けたい企業にとって、ダンスは身近な接点になります。

企業がスポーツチームを持つ形そのものは、実業団として長い歴史があります。運営の型や費用の考え方は実業団・企業スポーツの運営モデルが参考になります。スポーツ業界全体の課題と市場の動きは日本スポーツ業界の8つの課題にまとめています。

あわせて読みたいDリーグのスポンサー企業一覧|20チームの協賛493件›

(参考)武道・ダンス必修化 – スポーツ庁

Dリーグのチーム一覧のまとめ

Dリーグのチームと、企業との関わり方を振り返ります。

  • 26-27シーズンは20チームがHYPEとVIBEの2ブロックに10チームずつ入り、各10ラウンドを戦う
  • 各ブロックの上位3チームがチャンピオンシップへ進む。26-27シーズンは2027年6月5日の予定
  • 初年度の2021年は8チームで、2.5倍に増えた
  • チーム名の多くに企業名が入り、企業が運営する形が中心。セガサミー、バリュエンス、サイバーエージェントが公式に発表している
  • ダンスは中学校で必修になっていて、若い世代との接点として企業の関心を集めている

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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