いわきFCの公式サイトのパートナー一覧には、2026年10月24日時点で6区分456件の企業・団体が載っています。2つの区分に載る1社をまとめると455社で、その4社に3社にあたる345社が、年20万円(税別)からのサポートパートナーです。いちばん上のトップパートナーは年2,000万円からで、9社すべての名前がユニフォームに入っています。
クラブの2025年度のスポンサー収入は5億6,400万円で、売上高15億円の約38%でした。協賛の区分ごとの社数と料金、ユニフォームの顔ぶれ、決算の数字、申し込み方、いわき市と進む新スタジアム構想とのかかわりを、クラブと公的機関の公表情報から順に見ていきます。
いわきFCのスポンサー一覧|公式サイトに455社
いわきFCでは、スポンサーを「パートナー」と呼び、公式サイトの「パートナー一覧」に区分ごとの社名を載せています。2026年10月24日にこのページの掲載を区分ごとに数えると、次の表のとおりでした。
| 区分 | 掲載数 | 主な企業・団体 |
|---|---|---|
| トップパートナー | 9 | 磐栄ホールディングス、昭和アステック、スターツコーポレーション、オカモト、浜通り交通、ロート製薬、北電子、アルプスアルパイン、ビーエイブル |
| オフィシャルパートナー | 4 | 福島民友新聞社、ときわ会、freecom、嵐電気工事 |
| ビジネスパートナー | 68 | 東邦銀行、アイリスオーヤマ、NTTドコモ、コカ・コーラボトラーズジャパンほか |
| アシストパートナー | 22 | 古河電池、大和証券、ダスキンほか |
| ISAAパートナー | 8 | 渡辺組、江東微生物研究所、神谷こども園ほか |
| サポートパートナー | 345 | 丸紅ロジスティクス、ユアテック、コジマ、いわき湯本温泉旅館協同組合ほか |
| 合計 | 456 | 1社が2つの区分に載るため、まとめると455社 |
出典:いわきFC公式サイト「パートナー一覧」(2026年10月24日取得)をもとに Human Soar 作成
数え方は、ページに表示される社名を1件としています。江東微生物研究所はビジネスパートナーとISAAパートナーの両方に載っているため、合計から1件を引いて455社としました。クラブ自身は、2025シーズン終了時点のパートナー社数を445社と公表していて、2025年12月のクラブカンファレンスでは、大倉智社長が10年前の4社から445社に増えたと振り返っています。
(参考)【議事録】12/20(土) 2025クラブカンファレンス – いわきFC公式サイト
サポートパートナー345社が全体の4分の3を占める
いちばん数が多いのは、年20万円からのサポートパートナーで、456件のうち345件、割合にして約76%です。2024年11月のクラブカンファレンスでも、大倉智社長は、協賛する約430社の7割ぐらいがサポートパートナーだと説明していました。小口の協賛が数の大半を占める形は続いています。
サポートパートナーには、丸紅ロジスティクスやユアテック、コジマのような会社に加えて、いわき湯本温泉旅館協同組合のような組合や医療法人も並んでいます。企業に限らず、地域の団体も名前を連ねる枠です。
(参考)【議事録】11/22(金) 2024クラブカンファレンス – いわきFC公式サイト
2026年に結んだビジネスパートナー契約は18件
入れ替わりも活発です。公式サイトのパートナーニュースには、2026年1月から10月までに、ビジネスパートナー契約の締結のお知らせが18件出ています。福島日産自動車、関電工 東北支店、福島中央テレビ、福島放送、コナカなどで、18社はいずれも今のビジネスパートナー68社の一覧に載っています。68社の約4分の1が、2026年に加わった計算です。
同じ期間に、トップパートナーにはオカモトが加わりました。2026年6月の発表によると、同社はいわき市に生産拠点を持ち、2026/27シーズンのユニフォームの前面裾の右にロゴを出します。3月には、クレハと「オフィシャルチームビルディングパートナー」という一覧の6区分とは別の名前の契約も結んでいます。
(参考)いわきFC、オカモト株式会社とトップパートナー契約締結(2026年6月15日) – いわきFC公式サイト
Q. いわきFCのスポンサーは何社ありますか?
2026年10月24日時点で、公式サイトのパートナー一覧に6区分456件が載っています。2つの区分に載る1社をまとめると455社です。クラブは2025シーズン終了時点のパートナー社数を445社と公表しています。
いわきFCのユニフォームスポンサー|トップパートナー9社が並ぶ

2026/27シーズンのユニフォームパートナーは、サプライヤーのアンダーアーマー(株式会社ドーム)と9社です。9社は、パートナー一覧のトップパートナー9社と同じ顔ぶれです。クラブは「メインスポンサー」という区分を設けておらず、パートナーの最上位はこのトップパートナーです。
(参考)いわきFC、2026/27シーズン ユニフォームデザインおよび会員先行販売について – いわきFC公式サイト
2022シーズンの5社から2026/27シーズンは9社に
クラブがユニフォーム発表のたびに載せるユニフォームパートナーをたどると、数は少しずつ増えてきました。2022シーズンは磐栄ホールディングス、スターツコーポレーション、浜通り交通、トーカンオリエンス、ロート製薬の5社でした。2023シーズンは昭和アステックと北電子が加わって7社、2024シーズンはトーカンオリエンスの名前がなく6社です。
2025シーズンはアルプスアルパインとビーエイブルが加わって8社になり、2026特別シーズンも同じ8社でした。2026/27シーズンはオカモトが加わり9社です。なお、東邦銀行は2023年2月にトップパートナー契約を結び、ショーツの後面にロゴを出すと発表されました。2026年10月時点の一覧では、ビジネスパートナーに載っています。ユニフォームの位置ごとの考え方は、サッカーのユニフォームスポンサーで解説しています。
(参考)いわきFC 2022年シーズンユニフォームを発表 – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC 2023シーズンユニフォームデザイン – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC 2024ユニフォームデザインおよび会員先行販売について – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC、2025ユニフォームデザインおよび会員先行販売について – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC、2026ユニフォームデザインおよび会員先行販売について – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC、株式会社東邦銀行とトップパートナー契約締結(2023年2月17日) – いわきFC公式サイト
背中はロート製薬とアルプスアルパインと発表されている
掲出位置は、契約の発表で示されています。ロート製薬は2020年7月、JFL時代のユニフォームの背面に、アルプスアルパインは2025シーズンのユニフォームの背面上部にロゴを出すと発表されました。磐栄ホールディングスは2021年5月から右の鎖骨の位置に、昭和アステックは2022年6月から左の鎖骨の位置に、北電子は2023シーズンからショーツとトレーニングウェアの前面にロゴを出しています。
位置はいずれも契約時の発表によるもので、その後に動いている場合があります。ユニフォームの枠を検討するときは、どの位置が空いているかをクラブに確かめることになります。
(参考)いわきFC、ロート製薬とトップパートナー契約を締結(2020年7月17日) – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC、磐栄ホールディングス株式会社とトップパートナー契約を締結(2021年4月28日) – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC、昭和アステック株式会社とトップパートナー契約締結(2022年6月17日) – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC、株式会社北電子とトップパートナー契約締結(2023年1月22日) – いわきFC公式サイト
(参考)いわきFC、アルプスアルパイン株式会社とトップパートナー契約締結(2024年12月11日) – いわきFC公式サイト
BHCは磐栄ホールディングスのロゴ
「BHC」は、いわき市泉町に本社を置く磐栄ホールディングスのロゴです。クラブ公式サイトの下部にあるトップパートナーの欄でも、このロゴが同社のサイトにつながっています。同社は1961年に磐栄運送として創業した物流会社で、2021年4月にトップパートナー契約を結びました。
協賛を自社の商品と結びつけているのも特徴です。2025年6月には、ホームのハワイアンズスタジアムいわきの「BHC FCスタグル プロジェクトブース」で、クラブのマスコットを描いた「BHC ハーマー&ドリー アロハシャツ」(税込9,800円)を売り出しました。
(参考)磐栄ホールディングスにて「BHC ハーマー&ドリーアロハシャツ」販売開始のお知らせ(2025年6月17日) – いわきFC公式サイト
アンダーアーマーは親会社ドームが扱うブランド
ユニフォームのサプライヤーのアンダーアーマーは、株式会社ドームが日本の総代理店を務めるブランドです。ドームはいわきFCの運営会社である株式会社いわきスポーツクラブの親会社で、2022年4月には、ドームの発行済み株式の過半数を伊藤忠商事が取得すると発表されました。クラブはこのとき、運営はこれまでと何も変わらないとコメントしています。
パートナーの特典にも、このつながりが表れています。料金表では、すべての区分に「UA製品/パーク利用割引」が付いています。クラブハウスの「いわきFCパーク」は、2025年12月のクラブカンファレンスでドームが所有していると説明されています。
(参考)ドームの株式譲渡を受け、代表取締役大倉のコメント(2022年4月5日) – いわきFC公式サイト
(参考)【議事録】12/20(土) 2025クラブカンファレンス – いわきFC公式サイト
いわきFCのスポンサー料金|年20万円から2,000万円まで
いわきFCは、パートナーの区分ごとの年額(税別)を公式サイトで公表しています。金額はいずれも「〜」付きの下限で、得られる権利は区分によって変わります。公式サイトの説明をまとめると次のとおりです。
| 区分 | 年額(税別) | 公式サイトの主な露出 | 選手起用のSNS発信・イベントへの選手派遣 |
|---|---|---|---|
| トップパートナー | 2,000万円〜 | トップチームのユニフォームやスタジアムでのロゴ掲出など | あり |
| オフィシャルパートナー | 1,300万円〜 | トップチームの練習着やスタジアムでのロゴ掲出など | あり |
| ビジネスパートナー | 200万円〜 | 練習着やアカデミーへのロゴ掲出、ロゴ入り商品の開発や共同イベントの実施など | あり |
| アシストパートナー | 100万円〜 | ホームスタジアムのLED看板への露出など | なし |
| サポートパートナー | 20万円〜 | クラブ公式サイトや制作物での社名掲載など | なし |
| ISAAパートナー | 100万円〜 | いわきFCパークでの活動時のバナー掲出など | なし |
出典:いわきFC公式サイト「パートナー」の「パートナーカテゴリー」「メリット比較表」(2026年10月24日取得)をもとに Human Soar 作成
ISAAパートナーは、クラブのアカデミーの一つ「いわきスポーツアスレチックアカデミー」の活動を支える枠で、会場のバナーやビブスに名前を出します。同じ東北のJ2クラブの料金と比べたいときは、ベガルタ仙台のスポンサーも参考になります。
年20万円のサポートパートナーで得られる権利
メリット比較表によると、年20万円からのサポートパートナーでも、スタジアム入場口の看板への社名掲出、クラブロゴの使用権、公式サイトと会報誌への社名掲出、キットの贈呈、UA製品といわきFCパークの利用割引が付きます。コラボ商品の開発も「1商品のみ」で認められています。
一方で、ピッチのLED看板とウェアへの露出は付きません。試合中に名前を見せたい場合はアシストパートナー(年100万円から)、選手を使った発信をしたい場合はビジネスパートナー(年200万円から)が入り口になります。
練習着と選手の起用はビジネスパートナーの年200万円から
年200万円からのビジネスパートナーになると、ウェアへの露出(一部を除く)、選手を起用したSNS発信、イベントへの選手派遣が加わり、コラボ商品の開発の数の制限もなくなります。複数年契約なら、いわきFCパークのタイルに社名を刻む権利も付きます。記者会見のパネルにロゴを出せるのは、オフィシャルパートナー以上です。
他のクラブの公表料金と並べると、いわきFCの区分の幅がつかみやすくなります。クラブごとの公表料金は、下の記事にまとめています。
あわせて読みたいスポーツスポンサー料の相場|29クラブの公表料金と企業の目安›
露出の場所は試合の看板からSNSまで並ぶ
公式サイトの「露出バリエーション」には、ユニフォーム、トレーニングウェア、アカデミーユニフォーム、ピッチサイドLED看板、マッチパートナー、スタジアム大型ビジョンCM、ゴール裏看板・ベンチ側面広告、ソーシャルメディア、いわきスポーツアスレチックアカデミーの9つが並んでいます。ソーシャルメディアのフォロワー数は12万人以上と示されています。
マッチパートナーは1試合を通じて名前を出す枠です。公式サイトでは、2026年10月18日の甲府戦が「アルプスアルパインプレゼンツマッチ」、10月25日の磐田戦が「大和電設工業プレゼンツマッチ」として告知されました。年間の区分とは別に、1試合単位で名前を出す方法もあります。
(参考)10/18 甲府戦を「アルプスアルパインプレゼンツマッチ~海ごみゼロDAY~」として開催 – いわきFC公式サイト
(参考)10/25(日) 磐田戦を「大和電設工業プレゼンツマッチ」として開催 – いわきFC公式サイト
Q. いわきFCのスポンサー料金はいくらですか?
クラブ公式サイトに年額(税別)の下限が公表されています。サポートパートナーが20万円から、アシストパートナーとISAAパートナーが100万円から、ビジネスパートナーが200万円から、オフィシャルパートナーが1,300万円から、トップパートナーが2,000万円からです。
いわきFCのスポンサー収入は5億6,400万円|売上の約38%
Jリーグのクラブ決算一覧によると、いわきFCの2025年度(2025年12月期)の売上高は15億円で、そのうちスポンサー収入は5億6,400万円、割合は約38%でした。J2全体では売上高に占めるスポンサー収入の割合は約51%です。売上の規模が近いJ2クラブと並べると、次のとおりです。
| クラブ | 売上高 | スポンサー収入 | 売上に占める割合 |
|---|---|---|---|
| ブラウブリッツ秋田 | 1,246百万円 | 660百万円 | 53.0% |
| いわきFC | 1,500百万円 | 564百万円 | 37.6% |
| カターレ富山 | 1,396百万円 | 773百万円 | 55.4% |
| 藤枝MYFC | 1,118百万円 | 617百万円 | 55.2% |
| レノファ山口FC | 1,385百万円 | 670百万円 | 48.4% |
| 愛媛FC | 1,267百万円 | 583百万円 | 46.0% |
| ロアッソ熊本 | 1,252百万円 | 497百万円 | 39.7% |
| J2全体(数値が載る19クラブの合計) | 44,345百万円 | 22,666百万円 | 51.1% |
出典:Jリーグ「2025年度 J2 クラブ決算一覧」をもとに Human Soar 作成(売上高が11億〜15億円台のクラブとJ2全体。北海道コンサドーレ札幌は数値の記載なし)
売上の規模が近い7クラブの中で、スポンサー収入の割合がいちばん低いのがいわきFCです。2025年12月のクラブカンファレンスでも、大倉社長はパートナーの協賛が「売り上げの3分の1」と説明しています。売上高には、物販収入2億300万円や移籍補償金等収入1億1,900万円なども入っています。
スポンサー収入は4年で約1.5倍に増えた
決算一覧でたどると、スポンサー収入はJFL時代の2021年度が3億8,000万円、J3の2022年度が4億600万円、J2に上がった2023年度が4億8,800万円、2024年度が5億200万円、2025年度が5億6,400万円です。2021年度から2025年度で約1.5倍になりました。
それでも、2025年度のJ2平均11億9,300万円と比べると約47%で、数値が載る19クラブの中で18番目です。Jリーグ全クラブのスポンサー収入の並びは、Jリーグのスポンサー収入ランキングで見られます。
(参考)2021年度 クラブ決算一覧(PDF) – Jリーグ
(参考)2022年度 クラブ決算一覧(PDF) – Jリーグ
(参考)2023年度 クラブ決算一覧(PDF) – Jリーグ
(参考)2024年度 クラブ決算一覧(PDF) – Jリーグ
(参考)2025年度 クラブ決算一覧(PDF) – Jリーグ
公表料金と掲載数を掛けると4億6,700万円
公表されている年額の下限に、一覧の掲載数を掛けて足し合わせてみます。トップパートナー9社×2,000万円、オフィシャルパートナー4社×1,300万円、ビジネスパートナー68社×200万円、アシストパートナー22社×100万円、ISAAパートナー8社×100万円、サポートパートナー345社×20万円で、合計は4億6,700万円です。2025年度のスポンサー収入5億6,400万円の約83%にあたります。
料金は「〜」付きの下限なので、実際の契約額はこれより高い場合があります。マッチパートナーのような1試合単位の協賛も、年額の料金表の外にあります。また、掲載数は2026年10月時点、決算は2025年1月から12月までの数字で、時期が少しずれています。それでも、公表された下限だけで決算のスポンサー収入の約8割を説明できる計算です。
(参考)2025年度 クラブ決算一覧(PDF) – Jリーグ
1社あたりにすると約127万円
クラブが公表した2025シーズン終了時点のパートナー社数445社で、同じ2025年度のスポンサー収入5億6,400万円を割ると、1社あたり約127万円になります。トップパートナーのような大口も含めた平均なので、中小企業が入る枠の相場とは別物として読みます。
入場料収入は2025年度で1億5,100万円です。2025年12月のクラブカンファレンスでは、平均入場者数が4,372人、収容率が86.3%と説明され、大倉社長は入場料収入の伸びには新スタジアムが必要だという考えを示しています。地方クラブの収入の課題は、日本スポーツ業界の8つの課題で整理しています。
(参考)【議事録】12/20(土) 2025クラブカンファレンス – いわきFC公式サイト
(参考)2025年度 クラブ決算一覧(PDF) – Jリーグ
Q. いわきFCのスポンサー収入はいくらですか?
2025年度(2025年12月期)は5億6,400万円で、売上高15億円の約38%です。J2の平均11億9,300万円の半分に届かない水準ですが、2021年度の3億8,000万円から約1.5倍に増えています。
いわきFCのスポンサーになるには|予算の年額で区分を選ぶ

いわきFCの協賛は、年額の下限が公表されているので、予算から入れる区分を先に絞れます。年20万円ならサポートパートナー、年100万円なら試合で露出するアシストパートナーか育成を支えるISAAパートナー、年200万円からは練習着やコラボ商品のあるビジネスパートナー、年1,300万円からはオフィシャルパートナー、年2,000万円からはトップパートナーです。
申し込みはパートナーお問い合わせフォームから
公式サイトの「パートナーお問い合わせ」フォームでは、希望する区分を6つから選び、要件を「新規パートナーシップについて」「既存のパートナーシップについて」「資料請求」「その他」から選んで送ります。内容を確認したうえで、クラブの担当者から後日回答がある流れです。電話での相談は0246-72-2511(受付9時〜18時)です。
社内で協賛の承認を取るときは、区分の年額と得られる権利、使い方を1枚にまとめると話が進みやすくなります。稟議書の書き方は、下の記事にまとめています。
あわせて読みたいスポーツ協賛の稟議書の書き方|担当者が書く8項目と例文›
サポートからオフィシャルへ上がった嵐電気工事の例
公式サイトの「活用事例」では、いわき市の嵐電気工事が、2023年にサポートパートナー、2024年にビジネスパートナー、2025年にオフィシャルパートナーと区分を上げた経緯を紹介しています。代表取締役のコメントでは、地域貢献を目的にサポートパートナーから始め、社外から新しい企業イメージで見られるようになった効果を感じて、翌年にビジネスパートナーになったと説明されています。
2025年1月の発表では、同社はトップチームのトレーニングウェアの背中とパンツの前面にロゴを出しています。同じページでは、小売りのマルトが地元の高校生や自治体と組んだコラボ商品の開発に、ビジネスパートナーの権利を使った例も紹介されています。
(参考)いわきFC、嵐電気工事株式会社とオフィシャルパートナー契約締結(2025年1月10日) – いわきFC公式サイト
招待券を取引先に配るなら経理の扱いを先に決める
協賛の権利に観戦チケットや選手の派遣が含まれる場合、誰に向けて使うかで会計の扱いが変わることがあります。国税庁の説明では、得意先や仕入先などへの接待・贈答のための費用は交際費等にあたり、不特定多数への宣伝を意図した費用は広告宣伝費になります。取引先を招く使い方が多いときは、契約前に税理士や経理の担当者と扱いを決めておきます。
勘定科目の考え方は、スポンサー料の勘定科目で解説しています。
(参考)No.5260 交際費等と広告宣伝費との区分 – 国税庁
Q. いわきFCのスポンサーになるにはどうすればよいですか?
公式サイトの「パートナーお問い合わせ」フォームで、希望する区分と「新規パートナーシップについて」「資料請求」などの要件を選んで送ります。電話(0246-72-2511、受付9時〜18時)でも相談できます。
いわき市と進むいわきFCの新スタジアム構想と企業の関わり方
いわきFCは、いわき市と双葉郡の町村をホームタウンにしています。2024シーズンのユニフォームの右袖には、いわき市、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、葛尾村、浪江町の9市町村の名前が入りました。クラブは2022年3月20日に、ホームタウンの各市町村と地域創生に関するパートナーシップ協定を結んでいます。企業がクラブを通じて地域と関わる場面は、パートナー契約のほかにもあります。
(参考)いわきFC 2024ユニフォームデザインおよび会員先行販売について – いわきFC公式サイト
ホームスタジアムの名前は常磐興産が2028年9月まで
ホームのいわきグリーンフィールドは、いわき市の施設です。市は2023年3月に、多目的広場を含めたネーミングライツの料金を年1,500万円以上(税別)、期間を5年間として募集しました。Jリーグの発表によると、常磐興産が命名権を取得し、2023年10月1日から「ハワイアンズスタジアムいわき」になりました。期間は2023年10月から2028年9月までの5年間です。
スタジアムの命名権は、クラブのパートナー契約とは別に、施設を持つ市と結ぶ契約です。2023年の募集では、市の公園緑地課が応募書類の提出先でした。次の契約期間の扱いは、市の発表を確かめることになります。
(参考)いわきグリーンフィールド等のネーミングライツ・パートナー募集について(令和5年3月20日) – いわき市
(参考)いわきグリーンフィールド 名称変更について(2023年9月7日) – Jリーグ
新スタジアムへの企業版ふるさと納税は2億2,800万円
いわき市の資料(令和8年5月28日)によると、市は2025年7月に、いわきFCの新スタジアム整備に関する企業版ふるさと納税の募集を始めました。スタジアム建設費の財政支援で、2026年3月末までの実績は2億2,800万円です。候補地は小名浜港の周辺で、2025年9月にはJリーグがクラブの整備計画を承認しています。
2024年11月のクラブカンファレンスで、大倉社長は2027年6月に着工し、2031年の開幕を新スタジアムで迎える予定を示しました。東邦銀行は2026年1月、いわき市に企業版ふるさと納税の活用支援サービスの提供を始めたと発表していて、その中でも新スタジアムの建設が市の取り組みとして挙げられています。協賛とは別の形で、スタジアムづくりを支える道があるということです。
あわせて読みたい企業版ふるさと納税でスポーツ支援|スポンサーとの違いと使い方›
(参考)いわきFC・新スタジアム構想に係る市の関わりについて(令和8年5月28日、PDF) – いわき市
(参考)【議事録】11/22(金) 2024クラブカンファレンス – いわきFC公式サイト
(参考)いわき市への「企業版ふるさと納税活用支援サービス」提供の開始について(2026年1月9日、PDF) – 東邦銀行
クレハと市が組む南部地区のスポーツ拠点
いわき市の南部では、クレハ、いわきスポーツクラブ、いわき市南部地区中心市街地活性化協議会、いわき市の4者が組むプロジェクトが進んでいます。いわき市は「スポーツによる南部地区活性化応援プロジェクト」として、企業版ふるさと納税の寄附企業を募っています。対象は1回あたり10万円以上の寄附で、寄附の見返りに経済的な利益を受けることは禁止されています。
クラブは2026年3月にクレハとオフィシャルチームビルディングパートナー契約を結び、同社が運営する「クレラップ スポーツパーク(現 クレハ総合グラウンド)」のサッカーフィールドを、トップチームの練習拠点の一つとして年間で使っています。練習場の提供という形の協賛も、いわきFCでは実例があります。
(参考)企業版ふるさと納税 寄附企業募集 スポーツによる南部地区活性化応援プロジェクト(PDF) – いわき市
(参考)いわきFC、株式会社クレハとオフィシャルチームビルディングパートナー契約締結(2026年3月11日) – いわきFC公式サイト
いわきFCのスポンサーのまとめ
いわきFCは、年20万円からの小口の協賛を数多く集め、トップパートナー9社がユニフォームを支えるクラブです。数値と出典は本文の各セクションに記載しています。
- 公式サイトのパートナー一覧は6区分456件、まとめると455社。そのうち345社が年20万円からのサポートパートナー
- 年額の下限は、サポート20万円、アシストとISAA100万円、ビジネス200万円、オフィシャル1,300万円、トップ2,000万円(いずれも税別)
- 2026/27シーズンのユニフォームパートナーはトップパートナーと同じ9社。BHCは磐栄ホールディングスのロゴ、サプライヤーは親会社ドームのアンダーアーマー
- 2025年度のスポンサー収入は5億6,400万円で売上の約38%。J2平均の約半分だが、4年で約1.5倍に増えた
- 新スタジアムには企業版ふるさと納税で2億2,800万円が集まり、協賛とは別の支え方もある
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