WEリーグの観客動員数|2025/26クラブ別平均と企業の見方

WEリーグの観客動員数|2025/26クラブ別平均と企業の見方 スポーツビジネス

WEリーグの観客動員数は、2025/26シーズンに過去最多を更新しました。リーグ戦の1試合平均は2,392人で、カップ戦を合わせた公式試合の年間総入場者数は380,179人です。クラブ別の平均ではサンフレッチェ広島レジーナが5,778人で1位、セレッソ大阪ヤンマーレディース、三菱重工浦和レッズレディースが続きます。数字は伸びていますが、平均は1試合の大入りで大きく動くので、協賛先を選ぶときは中央値や前年からの伸びもあわせて見るのが確実です。

女子スポーツへの協賛を検討していて、「実際にどれくらいの人がスタジアムに来ているのか」を確かめたい。けれど女子サッカーの数字はJリーグほど目にする機会がなく、どのクラブが多いのか、男子のリーグと比べてどの程度の規模なのかが分かりにくい。ここではWEリーグの公式データをもとに、全12クラブの観客動員数と、企業が数字を読むときの見方を整理します。

WEリーグの観客動員数は2025/26に過去最多|リーグ戦平均は2,392人

WEリーグは2021年9月に開幕した日本初の女子プロサッカーリーグで、現在は12クラブが所属しています。2025/26シーズンのリーグ戦は132試合で、入場者数の合計は315,747人、1試合平均は2,392人でした。

シーズン リーグ戦の試合数 リーグ戦の入場者数 リーグ戦の1試合平均
2021-22 110試合 171,601人 1,560人
2022-23 110試合 154,141人 1,401人
2023-24 132試合 227,377人 1,723人
2024-25 132試合 282,221人 2,138人
2025/26 132試合 315,747人 2,392人

出典:WE LEAGUE Data Site「年度別入場者数推移」(2026年10月18日取得)をもとに Human Soar 作成。カップ戦を含まないリーグ戦の数字

リーグ戦の平均は、開幕した2021-22シーズンの1,560人から、2022-23に1,401人へいったん下がったあと、4シーズン続けて伸びています。2023-24からは1シーズンの試合数が132試合になり、合計の入場者数も2021-22の約1.8倍になりました(本記事の計算値)。

リーグ戦にWEリーグ クラシエカップの64,432人(41試合、平均1,572人)を加えた公式試合の年間総入場者数は380,179人で、前年の337,290人を上回る過去最多です。WEリーグの発表では前年比113%でした。

(参考)2025/26 WEリーグ公式戦 年間総入場者数過去最多 380,179人を記録!(2026年5月16日) – 公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ

(参考)年度別入場者数推移 – WE LEAGUE Data Site

Q. WEリーグの観客動員数は増えていますか?

増えています。WEリーグの発表では、2025/26シーズンの公式試合の年間総入場者数は380,179人で過去最多でした。リーグ戦の1試合平均は2,392人で、開幕した2021-22シーズンの1,560人から4シーズン続けて伸びています。

WEリーグのクラブ別の平均観客動員数ランキング(2025/26)

全12クラブを、2025/26シーズンのリーグ戦のホームゲーム(各11試合)の平均入場者数が多い順に並べました。1位のサンフレッチェ広島レジーナと12位のノジマステラ神奈川相模原では、平均に約5.5倍の差があります(本記事の計算値)。

順位 クラブ 2025/26の平均 中央値 最も多かった試合 2024-25の平均 前年との差
1 サンフレッチェ広島レジーナ 5,778人 3,523人 17,612人 5,482人 +296人
2 セレッソ大阪ヤンマーレディース 3,306人 2,363人 9,552人 3,105人 +201人
3 三菱重工浦和レッズレディース 2,937人 2,189人 8,472人 2,435人 +502人
4 INAC神戸レオネッサ 2,848人 2,250人 7,970人 1,813人 +1,035人
5 大宮アルディージャVENTUS 2,467人 2,066人 4,218人 1,740人 +727人
6 アルビレックス新潟レディース 2,363人 1,353人 7,311人 1,524人 +839人
7 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2,032人 1,813人 3,534人 1,515人 +517人
8 マイナビ仙台レディース 1,815人 1,604人 2,876人 1,248人 +567人
9 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 1,565人 1,066人 4,491人 3,623人 −2,058人
10 ちふれASエルフェン埼玉 1,399人 1,027人 4,035人 1,111人 +288人
11 AC長野パルセイロ・レディース 1,136人 945人 2,895人 1,143人 −7人
12 ノジマステラ神奈川相模原 1,059人 869人 2,979人 917人 +142人

出典:WE LEAGUE Data Site「年度別入場者数推移」「日程・結果」(2026年10月18日取得)をもとに Human Soar 作成。リーグ戦のホームゲーム11試合の数字。中央値(入場者数を少ない順に並べたときの真ん中の試合の数字)・最も多かった試合・前年との差は本記事の計算値

平均が2,000人を超えたのは7クラブで、前のシーズンの4クラブから増えました。サンフレッチェ広島レジーナは2シーズン続けて平均5,000人を超え、2位のセレッソ大阪ヤンマーレディースを大きく引き離しています。

前のシーズンから平均が最も伸びたのはINAC神戸レオネッサで、1,813人から2,848人へ1,035人増えました。次いでアルビレックス新潟レディースが839人、大宮アルディージャVENTUSが727人の増加です(本記事の計算値)。一方、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは前のシーズンに大入りの試合があった反動で、平均が下がっています。

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(参考)年度別入場者数推移 – WE LEAGUE Data Site

(参考)日程・結果 – WE LEAGUE Data Site

Q. WEリーグで観客動員数が最も多いクラブはどこですか?

2025/26シーズンのリーグ戦で、ホームゲームの平均入場者数が最も多かったのはサンフレッチェ広島レジーナの5,778人です。2位はセレッソ大阪ヤンマーレディースの3,306人、3位は三菱重工浦和レッズレディースの2,937人でした(WE LEAGUE Data Siteの数字)。

WEリーグの最多観客数は26,605人|平均は大入りの1試合で大きく動く

WEリーグの観客動員数で大入りの1試合を含む平均と除いた平均を比べた図

WEリーグの平均は、大きな会場で開いた1試合の数字に強く引っぱられます。1クラブのホームゲームは1シーズン11試合しかないので、1試合だけ観客が多いと平均が大きく上がるためです。平均を読むときは、どの試合が平均を押し上げているかを確かめます。

リーグ戦の最多記録は2025年5月の国立競技場

WEリーグのリーグ戦で最も入場者数が多かったのは、2025年5月6日に国立競技場で開かれたジェフユナイテッド市原・千葉レディース対大宮アルディージャVENTUSの26,605人です。2025年3月8日のサンフレッチェ広島レジーナ対三菱重工浦和レッズレディースも20,156人を集めました。

千葉レディースの2024-25シーズンの平均3,623人は、この26,605人の試合を含んだ数字です。この1試合を除いた残り10試合の平均は約1,325人で、2025/26の平均1,565人はこれを上回っています(本記事の計算値)。

(参考)日程・結果 – WE LEAGUE Data Site

中央値で普段の試合の観客数を見る

2025/26シーズンの最多は、2026年3月28日のサンフレッチェ広島レジーナ対ちふれASエルフェン埼玉の17,612人です。広島の平均5,778人からこの1試合を除くと、平均は約4,594人になります(本記事の計算値)。広島は大入りの試合を除いても、リーグで最も観客を集めているクラブです。

普段の試合の観客数を知るには、中央値(少ない順に並べたときの真ん中の数字)が役立ちます。2025/26シーズンのリーグ戦132試合の中央値は1,774人で、平均の2,392人より小さくなります。入場者数が5,000人以上の試合は8試合、1,000人未満の試合は25試合でした(本記事の計算値)。看板や場内の告知の露出を見積もるときは、平均より中央値を使うほうが実態に近くなります。

(参考)日程・結果 – WE LEAGUE Data Site

Q. WEリーグの1試合の最多観客数は何人ですか?

WEリーグのリーグ戦で最も多かったのは、2025年5月6日に国立競技場で行われたジェフユナイテッド市原・千葉レディース対大宮アルディージャVENTUSの26,605人です。2025/26シーズンに限ると、2026年3月28日のサンフレッチェ広島レジーナ対ちふれASエルフェン埼玉の17,612人が最多でした。

WEリーグの観客動員数をJリーグ・Bリーグと比べる

WEリーグの1試合平均2,392人は、J1の約9分の1、B1の半分弱の規模です。ただし対象のシーズンや会場の大きさがリーグごとに違うので、比べるときは規模の目安として使います。

リーグ 対象 1試合平均 WEリーグとの比
WEリーグ 2025/26シーズンのリーグ戦 2,392人 —
J3 2025年のリーグ戦 3,760人 約1.6倍
B1 2025-26シーズンのレギュラーシーズン 5,107人 約2.1倍
J1 2025年のリーグ戦 21,246人 約8.9倍

出典:WE LEAGUE Data Site「年度別入場者数推移」、J.LEAGUE Data Site「年度別入場者数推移」、B.LEAGUE「2025-26シーズン終了のご報告」をもとに Human Soar 作成。WEリーグとの比は本記事の計算値

J1の2025年の平均21,246人は、WEリーグの約8.9倍です。一方、J3の平均3,760人とは約1.6倍の差です。WEリーグの1位の広島(5,778人)と2位のセレッソ大阪(3,306人)は、J3の平均を上回るか近い水準にあります。クラブ別のJリーグの数字はJリーグの観客動員数で、2025年のJ1からJ3まで全クラブを並べています。

規模が小さいことは、協賛する企業にとって不利とは限りません。来場者や協賛する企業の数が少ない分、1社あたりの協賛の目立ち方は大きくなりやすいからです。

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(参考)年度別入場者数推移 – WE LEAGUE Data Site

(参考)年度別入場者数推移 – J.LEAGUE Data Site

(参考)りそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズン終了のご報告(2026年5月26日) – 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ

Q. WEリーグの平均観客動員数はJリーグと比べてどのくらいですか?

2025年のJ1リーグ戦の平均21,246人は、WEリーグの2025/26シーズンの平均2,392人の約8.9倍です(本記事の計算値)。WEリーグの平均は、J3の2025年の平均3,760人より少し小さい規模にあたります。

企業がWEリーグの観客動員数を協賛に生かす3つの見方

企業がWEリーグの観客動員数を協賛先選びに生かす3つの見方を対応させた図

観客動員数は、女子スポーツへの協賛を考えるときに最初に手に入る数字です。人数の大きさだけでなく、伸び方、リーグ全体の協賛の動き、リーグの理念と自社の目的の重なりの3つをあわせて見ると、判断の材料がそろいます。

前年からの平均の伸びを見る

前年から平均が伸びているクラブは、来場者が増えている途中にあります。2025/26シーズンは12クラブのうち10クラブで平均が前年を上回りました(本記事の計算値)。早い段階から関わるほど、クラブと長く付き合える関係をつくりやすくなります。

協賛の効果を確かめたいときは、来場者や社員に認知や好感度の変化を聞く方法があります。設問の作り方はスポーツ協賛のブランドリフト調査で紹介しています。

(参考)年度別入場者数推移 – WE LEAGUE Data Site

リーグ全体の協賛金収益の伸びを見る

WEリーグの2025年度決算では、協賛金収益が919百万円で、前年度の823百万円から96百万円増えました。一方、リーグの入場料収益は1百万円にとどまり、事業収益の多くを協賛金が占めています。

リーグの収入を協賛が支えているということは、協賛する企業がリーグにとって大事な存在だということです。協賛の条件や関わり方について、企業の側から提案する余地があると考えられます。

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(参考)2025年度決算について(2026年9月25日) – 公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ

リーグの理念と自社の目的が重なるかを見る

WEリーグは設立の意義の1つ目に「日本の女性活躍社会を牽引する」を掲げています。女性の採用や管理職の育成に取り組む企業なら、協賛を広告だけでなく、社員の観戦や採用広報の場として使う設計ができます。女子スポーツへの投資の考え方は女子スポーツへのブランド投資が加速する理由で整理しています。

国も女性のスポーツへの参画を後押ししています。2017年4月10日には、スポーツ庁や日本スポーツ振興センター(JSC)、日本オリンピック委員会(JOC)などが、女性スポーツ発展のための国際的な戦略「ブライトン・プラス・ヘルシンキ2014宣言」に合同で署名しました。

(参考)WEリーグとは – 公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ

(参考)女性スポーツに関する国際的な取組 – スポーツ庁

WEリーグの観客動員数のまとめ

WEリーグの観客動員数は伸び続けていて、女子スポーツへの協賛を考える企業にとって判断の手がかりになります。スポーツ業界全体の動きは日本スポーツ業界の8つの課題で整理しています。出典は本文の各セクションに記載しています。この記事の要点を振り返ります。

  • 2025/26シーズンの公式試合の年間総入場者数は380,179人で過去最多。リーグ戦の平均は2,392人
  • クラブ別の平均1位はサンフレッチェ広島レジーナの5,778人。前年から最も伸びたのはINAC神戸レオネッサ
  • 平均は大入りの1試合で大きく動くので、中央値もあわせて見る
  • WEリーグの平均はJ1の約9分の1で、J3に近い規模
  • 協賛先選びでは、平均の伸び、リーグの協賛金収益、理念と自社の目的の重なりを見る

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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