湘南ベルマーレのスポンサー一覧|協賛企業6社が株主になった経緯

湘南ベルマーレのスポンサー一覧|協賛企業6社が株主になった経緯 スポーツビジネス

湘南ベルマーレの公式サイトのパートナー一覧には、2026年10月24日時点で延べ605件の企業・団体・個人が載っています。同じ名称の重複をまとめると591件です。料金が公表されているのは小口のサポートコーポレーションだけで、年3万3,000円(税込)から申し込めます。上位のオフィシャルクラブパートナーは金額が非公表なので、資料を取り寄せて相談する流れになります。

2026年2月には、親会社だったRIZAPグループが保有株式をすべて譲渡すると発表し、フジタやアマダなど協賛企業6社が発行済株式の50.002%を取得することで合意しました。スポンサーの顔ぶれ、公表料金、決算のスポンサー収入、そして経営体制の変化を、一次情報だけで順に見ていきます。

湘南ベルマーレのスポンサー一覧|公式サイトの掲載は591件

公式サイトの「パートナー一覧」を2026年10月24日に数えると、掲載は10の区分に延べ605件でした。上位のプレミアム・トップ・オフィシャルパートナーの3区分で163件、その下に、地域の法人や個人が入るサポートコーポレーションが5コースで433件並んでいます。

区分 掲載数 主な企業・団体
オフィシャルプレミアムパートナー 7 フジタ、アマダ、Authense Holdings、産業能率大学、マッケンジーハウス、コクエー、加茂商事
オフィシャルトップパートナー 12 キリンビバレッジ、パイロットコーポレーション、イオンモール、平塚市、平塚信用金庫ほか
オフィシャルパートナー 144 セブン-イレブン・ジャパン、横浜ゴム、レモンガス、神奈川中央交通、NTTドコモほか
オフィシャルサプライヤー 5 アンブロ(加茂商事)、キリンビバレッジ、小田原鈴廣、日本シグマックス、濱田精麦
BELL-BEINGパートナー 4 アズビル、東京海上日動火災保険、平塚信用金庫、メディケアー
サポートコーポレーション GOLD 79 原田重量、NOK、富士フイルムワコーケミカルほか
サポートコーポレーション SILVER 23 ミヤザワ、南開工業ほか
サポートコーポレーション BRONZE 141 キリンビール、大磯プリンスホテル、USENほか
サポートコーポレーション GREEN 41 湘南物流、中川特殊鋼ほか
サポートコーポレーション BLUE 149 共栄火災海上保険、ファミリーマート平塚テクノロード店ほか
合計 605 重複をまとめると591件

出典:湘南ベルマーレ公式サイト「パートナー一覧」(2026年10月24日取得)をもとに Human Soar 作成

重複は14件ありました。キリンビバレッジはトップパートナーとサプライヤーに、アズビルと東京海上日動火災保険はオフィシャルパートナーとBELL-BEINGパートナーに載っています。サプライヤー欄の「UMBRO|KAMO」はプレミアムの加茂商事と同じ会社です。サポートコーポレーションの中で同じ名前が2回出てくるものも3件ありました。一方、明治安田生命の平塚支社(トップ)と大船支社(オフィシャル)のように、支社ごとに別の枠で載っているものは別々に数えています。

591件のうち、サポートコーポレーションには個人名や店舗名が多く含まれます。クラブの説明でも、サポートコーポレーションは法人・自治体・団体・組合に加えて個人を対象にしています。同じ神奈川県のJ1クラブの例は川崎フロンターレのスポンサーで整理しています。

(参考)パートナー一覧 – 湘南ベルマーレ公式サイト

Q. 湘南ベルマーレのスポンサー一覧はどこで見られますか?

クラブ公式サイトの「パートナー一覧」で見られます。2026年10月24日時点で10の区分に延べ605件が載っていて、同じ名称の重複をまとめると591件です。いちばん上のオフィシャルプレミアムパートナーは、フジタ、アマダ、産業能率大学など7社です。

スポンサー料金はサポートコーポレーションだけ公表|年3万3,000円から

湘南ベルマーレが料金を公開しているのは、サポートコーポレーションの5コースです。年額は税込で3万3,000円から33万円で、上の3コースは「PREMIUM(法人の方におススメ)」、下の2コースは「STANDARD」と呼ばれています。どのコースにも観戦チケットの引換券が付き、枚数と社名の出し方がコースで変わります。

コース 年額(税込) 観戦チケット引換券 入場ゲートの社名 公式サイトの社名 2026年10月の掲載数
GOLD 330,000円 20枚(40席分) 指定ロゴ 指定ロゴ一覧 79
SILVER 220,000円 13枚(26席分) 指定ロゴ 文字のみ 23
BRONZE 110,000円 6枚(12席分) 指定ロゴ 文字のみ 141
GREEN 55,000円 3枚(6席分) 文字のみ 文字のみ 41
BLUE 33,000円 2枚(4席分) 文字のみ 文字のみ 149

出典:湘南ベルマーレ「サポートコーポレーション概要」「パートナー一覧」(2026年10月24日取得)をもとに Human Soar 作成

全コース共通で、オリジナルペナントとステッカー、年2回のシーズンポスターが届き、クラブ主催イベントに会費制で参加できます。PREMIUMの3コースには、キングベルI世とサポートコーポレーションのロゴを名刺やWebサイトに使える権利と、「〇〇〇は湘南ベルマーレを応援しています」という呼び方を使える権利が付きます。GOLDだけは、ホームゲームの日に大型ビジョンへ社名(テキスト)が出ます。

引換券は1枚で2席分です。GOLDの20枚なら40席分になり、取引先や社員を年に何度か招く使い方ができます。引換券が要らない場合は、社名入りのフラッグ(引換券5枚と交換)や店頭のぼり(3枚と交換)などのグッズを申し込み時に選べます。

サポートコーポレーションはフォームで申し込み請求書は後日届く

申し込みは、サポートコーポレーション概要のページにあるフォームに必要事項を書いて送ります。協賛金はクラブから後日届く請求書で支払います。特典は「シーズン終了後まで有効」とされているため、シーズンの途中で申し込むと使える試合が少なくなる点は先に確かめておきます。

資料請求と問い合わせの窓口は、電話0463-25-1211(火〜土10時〜18時)とメールsales@bellmare.co.jpです。

(参考)サポートコーポレーション概要 – 湘南ベルマーレ公式サイト

オフィシャルクラブパートナーは資料請求から相談する

プレミアム・トップ・オフィシャルパートナーの金額は公表されていません。パートナーのページには「パートナーシップの資料ダウンロード」と「相談」の入口があり、ユニフォーム、スタジアムの看板、SNS、冠試合などの広告は「ご予算に合わせてご用意」と書かれています。

2026年10月9日には、サポートコーポレーションとして長年応援してきた伊勢原市の原田重量が、新たにオフィシャルクラブパートナーになると発表されました。J2第10節のアルビレックス新潟戦から、ゴール裏のLEDサイネージにロゴを出しています。小口の枠から始めて、上位の枠に移る道筋があることが分かる例です(2026年10月24日時点の一覧では、まだGOLDの欄に載っています)。

クラブはパートナーの目的を「自社認知向上」「採用強化」「新規顧客開拓」「SDGs推進」「福利厚生強化」などに分けて事例を載せています。オフィシャルクラブパートナーになると、パートナー企業どうしをつなぐプラットフォーム「engine」も使えます。他のクラブの公表料金と比べたいときは、29クラブの金額を並べた記事が参考になります。

あわせて読みたいスポーツスポンサー料の相場|29クラブの公表料金と企業の目安›

(参考)パートナー – 湘南ベルマーレ公式サイト

(参考)オフィシャルクラブパートナー「株式会社原田重量」決定のお知らせ – 湘南ベルマーレ公式サイト

Q. 湘南ベルマーレのスポンサーにはいくらからなれますか?

年3万3,000円(税込)のサポートコーポレーションBLUEから申し込めます。サポートコーポレーションは法人・自治体・団体・組合のほか個人も対象で、5コースの年額は税込3万3,000円から33万円です。オフィシャルクラブパートナーの金額は公表されていないため、クラブに資料を請求して相談します。

決算に出るスポンサー収入は13億1,000万円|J1で17番目

Jリーグが毎年公表しているクラブ決算一覧で、湘南ベルマーレのスポンサー収入は2024年度(2025年3月期)に13億1,000万円でした。売上高28億9,600万円の45.2%にあたります。同じ年度のJ1平均は24億4,700万円で、湘南はその約54%、J1の20クラブ中17番目です。売上高はJ1で最も少ない額でした。

年度 決算期 売上高 スポンサー収入 売上高に占める割合 J1平均のスポンサー収入
2022年度 2023年3月期 24億7,700万円 13億1,000万円 52.9% 22億8,300万円
2023年度 2024年3月期 28億1,200万円 12億8,700万円 45.8% 22億2,800万円
2024年度 2025年3月期 28億9,600万円 13億1,000万円 45.2% 24億4,700万円

出典:公益社団法人日本プロサッカーリーグ「クラブ決算一覧」2022〜2024年度をもとに Human Soar 作成(割合は計算値)

スポンサー収入は3年間ほぼ13億円で横ばい

2022年度から2024年度まで、スポンサー収入は13億1,000万円、12億8,700万円、13億1,000万円と、ほとんど動いていません。この間に売上高は24億7,700万円から28億9,600万円へ増えたので、売上に占めるスポンサー収入の割合は52.9%から45.2%へ下がりました。

2025年度の決算一覧では、湘南の欄は決算期が「2026年6月期」とされ、数値は空欄です。RIZAPグループが責任企業だった2026年初めのクラブカンファレンスの議事録でも、社長が「25年度決算はまだ確定していません」と述べています。J1全体の順位と平均はJリーグのスポンサー収入ランキングにまとめています。

(参考)2024年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2023年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2022年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2025年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

J2の平均と比べると1.4倍の規模

湘南は2025シーズンにJ2へ降格し、2026/27シーズンはJ2で戦っています。2024年度のJ2平均のスポンサー収入は9億3,700万円なので、湘南の13億1,000万円はその約1.4倍です。J2の20クラブに並べると、清水、千葉、仙台、横浜FC、徳島に次ぐ6番目の水準になります。

一方、議事録では取締役が、J2降格で入場料収入が下がり、いくつかのスポンサーが離れたと説明しています。J1にいた時期の数字が、そのままJ2の年度に続くとは限りません。地域のクラブが抱える収益の課題は日本スポーツ業界の8つの課題でも取り上げています。

(参考)2024年度 J2 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)クラブカンファレンス メディア対応 議事録(PDF) – 湘南ベルマーレ

公表料金で積み上げると上位163件は1件あたり約774万円

サポートコーポレーションは料金と掲載数がどちらも分かるので、合計を計算できます。税抜の年額(GOLD30万円、SILVER20万円、BRONZE10万円、GREEN5万円、BLUE3万円)に2026年10月の掲載数を掛けると、合計は約4,892万円です。2024年度のスポンサー収入13億1,000万円のうち、3.7%にとどまります。

残りの約12億6,108万円を、上位3区分の163件で割ると、1件あたり約774万円になります。ただし議事録では、当時の親会社RIZAPグループからの協賛を「従来通りのスポンサー支援:約2億円」と説明しています。この2億円を除いて計算すると、1件あたり約651万円です。年度と掲載の時点がずれているため目安の数字ですが、上位の枠は数百万円単位が中心と読めます。

単純に591件で割った平均は約222万円です。スポンサー収入の9割以上は、上位3区分の163件が支えている計算になります。

(参考)サポートコーポレーション概要 – 湘南ベルマーレ公式サイト

Q. 湘南ベルマーレのスポンサー収入はいくらですか?

2024年度(2025年3月期)は13億1,000万円です。Jリーグのクラブ決算一覧によると、同じ年度のJ1平均24億4,700万円の約54%で、J1の20クラブ中17番目でした。2025年度の決算一覧では、湘南の欄は数値が空欄になっています。

親会社の撤退は2度|いまは協賛企業6社が株主

湘南ベルマーレのスポンサーと親会社の変遷を示した図(1968年の創部と1998年のフジタ撤退表明、1999年の湘南ベルマーレ発足、2017年のフジタ復帰、2018年のRIZAP経営参画、2026年に協賛企業6社が株式50.002%の取得で合意)

湘南ベルマーレの歴史には、親会社が離れた時期が2度あります。1度目はフジタ、2度目はRIZAPグループです。どちらのあとも、クラブを支えたのは地域の企業と市民でした。いまのプレミアムパートナーの顔ぶれは、この経緯を知ると理解しやすくなります。

フジタは1998年に撤退を表明し2017年にスポンサーへ戻った

クラブの公式ヒストリーによると、チームは1968年に栃木県で藤和不動産サッカー部として創部し、1975年にフジタ工業へ移りました。1993年にベルマーレ平塚としてJリーグに加わりましたが、1998年11月にフジタが撤退を表明します。1999年12月に株式会社湘南ベルマーレが発足して経営を引き継ぎ、サポーターと地域の人による存続運動が行われました。

2000年にはチーム名を湘南ベルマーレに改め、ホームタウンを平塚市から7市3町へ広げています。いまのホームタウンは9市11町です。フジタは2017年、18年ぶりにスポンサーとして戻りました。この年、チームはJ2で優勝してJ1に昇格しています。

(参考)湘南ベルマーレの歴史 – 湘南ベルマーレ公式サイト

(参考)湘南ベルマーレ概要 – 湘南ベルマーレ公式サイト

RIZAPグループは2026年2月に全株式の譲渡を決めた

2018年4月、湘南ベルマーレはRIZAPグループと三栄建築設計の合弁会社の傘下に入りました。2026年2月20日、RIZAPグループは子会社が持つ湘南ベルマーレの株式(発行済株式の50.002%)をすべて譲渡すると発表しています。発表文は理由として前シーズンのJ2降格に触れ、「本株式譲渡により当社グループは経営から撤退いたします」と書いています。

株式を取得するのは、フジタ(14.720%)、アマダ(14.720%)、産業能率大学(5.520%)、マッケンジーハウス(5.520%)、Authense Holdings(5.520%)、日本端子(4.000%)の6社です。日本端子を除く5社は、いまのオフィシャルプレミアムパートナーでもあります。フジタの発表では、この取引で湘南ベルマーレは「特定の親会社を持たない独立した企業集団」になるとしています。

協賛する企業から見ると、上位のスポンサーが株主も兼ねる体制に変わったことになります。契約や更新の相談では、新しい体制での中長期の計画を聞いておくと判断しやすくなります。

(参考)子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ(2026年2月20日) – RIZAPグループ株式会社

(参考)株式会社湘南ベルマーレの株式の取得について(2026年2月20日) – 株式会社フジタ

Q. 湘南ベルマーレからスポンサー企業が撤退したことはありますか?

親会社の撤退は2度あります。1998年11月にフジタが撤退を表明し、2026年2月にはRIZAPグループが保有する株式をすべて譲渡し、経営から撤退すると発表しました。フジタは2017年にスポンサーとして復帰し、2026年には共同出資者の代表として株式を取得しています。

平塚市と産業能率大学とのつながり|命名権と授業

パートナー一覧には、自治体と大学も入っています。平塚市はオフィシャルトップパートナーで、平塚市公営事業部もオフィシャルパートナーに載っています。大学では、産業能率大学がプレミアムパートナー兼株主です。

平塚市の命名権16か所のうち10か所にパートナーの名前が入る

平塚市が2025年5月にまとめた提案型ネーミングライツ(命名権)の募集資料には、命名権を入れている施設が16か所並んでいます。ホームスタジアムの「レモンガススタジアム平塚(平塚競技場)」もその1つです。

愛称に入っている社名やブランドを湘南ベルマーレのパートナー一覧と突き合わせると、10か所の愛称に、一覧に載る7社の社名やブランドが入っていました。レモンガス、サン・ライフ(ひらつかサン・ライフアリーナ)、トッケイセキュリティ(平塚総合体育館)、湘南造園(ビーチパーク)、ららぽーと(公園2か所と市道)、ひらしん(文化芸術ホール)、THE OUTLETS(公園と水路)です。同じ社名やブランドが、クラブの協賛と市の施設の愛称の両方に出ていることになります。

平塚市の提案型は、企業が施設と愛称と金額を提案する仕組みです。毎年度9月上旬に締め切り、10月ごろに選考委員会を開き、愛称の使用は翌年4月1日からの予定と書かれています。応募の手順は下の記事で解説しています。

あわせて読みたいネーミングライツ募集の読み方|スポーツ施設に応募する企業の手順›

(参考)平塚市提案型ネーミングライツパートナー募集要項(令和7年5月) – 平塚市

産業能率大学は2004年からのユニフォームスポンサー

産業能率大学の2026年5月のプレスリリースによると、同大学は2004年1月に湘南ベルマーレと提携し、大学として初めてJリーグチームのユニフォームスポンサーになりました。冠試合「産業能率大学スペシャルデー」は毎年開かれ、2026年5月30日の試合で23回目です。2025年度からは授業「湘南ベルマーレ コラボレーション プロジェクト」を開き、学生がパートナー企業の満足度を高める施策に取り組んでいます。

厚木市の報道資料(2026年4月)では、同大学から市への観戦チケットの寄贈が平成20年から続いていると紹介されています。協賛を広告だけで終わらせず、学生の教育と地域への還元に結び付けている例です。

(参考)「産業能率大学スペシャルデー」開催(2026年5月28日、PDF) – 産業能率大学

(参考)産業能率大学が湘南ベルマーレ観戦チケットを寄贈(令和8年4月15日、PDF) – 厚木市

予算から選ぶ湘南ベルマーレのスポンサー枠

年間の予算から湘南ベルマーレのスポンサー枠を選ぶ図(年5万円以下はスタンダードコース、10万〜30万円はプレミアムコース、それ以上はオフィシャルパートナーとして資料請求)

ここまでの公表情報から、協賛の予算と入れる枠を分けると、図のようになります。年30万円(税抜)までならサポートコーポレーションの中で決まり、それを超えるとオフィシャルクラブパートナーとしての個別相談になります。

年30万円までは公表価格で決められる

年5万円(税抜)以下ならスタンダードコースで、BLUEは税込3万3,000円で引換券2枚、GREENは税込5万5,000円で3枚です。社名の掲出は入場ゲートも公式サイトも文字だけになります。お店や個人事業として地元のクラブを応援したい場合の入口です。

10万〜30万円(税抜)ならプレミアムコースで、BRONZE、SILVER、GOLDから選べます。どれも入場ゲートにロゴが出て、マスコットのキングベルI世のロゴや「応援しています」の呼び方を名刺やWebサイトで使えます。GOLDは大型ビジョンへの社名掲載と引換券20枚が付くため、取引先の招待にも使えます。それ以上の予算は金額が公表されていないため、資料を取り寄せ、ユニフォームや看板などの希望を伝えて見積もりを受けます。社内の承認を取る書類の作り方は下の記事にまとめています。

あわせて読みたいスポーツ協賛の稟議書の書き方|担当者が書く8項目と例文›

(参考)サポートコーポレーション概要 – 湘南ベルマーレ公式サイト

招待券の使い方で経理の扱いが変わる

協賛で受け取った観戦チケットを誰に配るかで、会計の扱いが変わることがあります。国税庁の説明では、得意先や仕入先などへの接待・贈答のための費用は交際費等にあたり、不特定多数への宣伝を意図した費用は広告宣伝費になります。取引先を招く使い方が多い場合は、契約前に税理士や経理担当者と扱いを決めておきます。

社員に配る場合は別の基準があります。国税庁は、専ら従業員の慰安のために行う運動会や旅行などに通常かかる費用を、交際費等から除いています。観戦チケットを社員に配る使い方がこれにあたるかは配り方で変わるため、あわせて確かめておきます。

勘定科目の考え方はスポンサー料の勘定科目、社員への配り方はスポーツ観戦チケットの福利厚生と交際費で解説しています。

(参考)No.5260 交際費等と広告宣伝費との区分 – 国税庁

(参考)No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算 – 国税庁

湘南ベルマーレのスポンサーのまとめ

湘南ベルマーレは、上位を地域の企業が株主として支え、裾野を数百の法人と個人が支える形のクラブです。数値と出典は本文の各セクションに記載しています。

  • 公式サイトの掲載は10区分に延べ605件、重複をまとめると591件。上位163件がオフィシャルクラブパートナー
  • 公表料金はサポートコーポレーションの5コースで、年額は税込3万3,000円から33万円。上位の枠は資料請求から相談する
  • 2024年度のスポンサー収入は13億1,000万円で、J1平均の約54%、J2平均の約1.4倍
  • 親会社の撤退は1998年のフジタと2026年のRIZAPの2度。2026年2月に協賛企業6社が株式50.002%の取得で合意
  • 平塚市の命名権16か所のうち10か所に、パートナー7社の社名やブランドが入っている

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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