FC町田ゼルビアの公式サイトに載るスポンサー(パートナー)は、2026年9月時点で114社です。トップパートナー8社はすべてユニフォームにロゴを出しており、胸はサイバーエージェント、背中は小田急電鉄です。2025年度のスポンサー収入は45億8,100万円で、一覧に通年の数値が載るJ1クラブの中で最も多く、サイバーエージェントのグループに入った2018年度の約12倍になりました。
パートナー契約の料金は公開されていませんが、地域貢献の協賛制度「ゼルビアアシスト」は5万円から100万円までの金額と特典が公表されています。ここでは公式サイトの一覧と各社の契約発表、Jリーグのクラブ決算、町田市の資料をもとに、どの企業がどの枠で支えているのか、どこから相談すればよいのかを整理します。
町田ゼルビアのスポンサーは114社でシルバーパートナーが66社
公式のパートナー一覧に載るロゴを区分ごとに数えると、合計114社で、一覧に書かれている「114社(2026年9月現在)」と一致しました。最も多いのはシルバーパートナーの66社で、全体の半分を超えます。同じ企業が2つの区分に重なって載っている例はありません。
| 区分 | 掲載社数 | 主な企業・団体 |
|---|---|---|
| トップパートナー | 8社 | サイバーエージェント、小田急電鉄、ルーデル、エイベックス、玉川大学、アンファー(スカルプD)、吉田産業、イーグル建創 |
| オフィシャルキットパートナー | 1社 | アディダス ジャパン |
| プラチナパートナー | 15社 | アート引越センター、エポスカード、ギオン、マイクロアド、大和証券、大塚商会、南町田グランベリーパーク、明治安田、翔整形外科クリニック など |
| ゴールドパートナー | 24社 | 住友不動産、みずほ銀行、三井住友銀行、スポーツニッポン新聞社、加茂商事(KAMO)、町田東急ツインズ、永田屋 など |
| シルバーパートナー | 66社 | アサヒビール、SBI新生銀行、楽天モバイル、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、町田商工会議所、町田ガス など |
| 合計 | 114社 |
出典:FC町田ゼルビア公式サイト「パートナー一覧」をもとに Human Soar 作成(2026年10月24日時点、掲載ロゴを数えたもの)
トップパートナー8社は全社がユニフォームに入る
トップパートナーは、クラブを運営する株式会社ゼルビアの親会社であるサイバーエージェントを含む8社で、全社がユニフォームにロゴを出しています。小田急電鉄(背中)、ルーデル(右の鎖骨)、エイベックス(左の鎖骨)、玉川大学(左袖)、アンファーのスカルプD(背中の裾)、吉田産業(パンツの前)、イーグル建創(パンツの後ろ)が並び、胸にはサイバーエージェントのロゴが入ります。
大学がトップパートナーに入っているのも特徴です。町田市にある玉川大学は2009年からトップパートナーとしてクラブを支え、2026/27シーズンで19シーズン目になると発表しています。
(参考)2026/27シーズン『ユニフォームパートナー』のお知らせ(2026年6月6日) – FC町田ゼルビア
プラチナとゴールドには地元の企業と全国の企業が並ぶ
プラチナパートナーには、ホームスタジアムの命名権を持つギオン、南町田グランベリーパーク、エポスカード、大和証券、明治安田などが並びます。ゴールドパートナーには、住友不動産やみずほ銀行、三井住友銀行のような全国企業と、町田東急ツインズ、サッカーショップKAMOを運営する加茂商事のような地元に店を持つ企業が入っています。
2026年も新しい契約が続いています。7月には八王子市の翔整形外科クリニックがプラチナパートナーとなり、クラブのメディカルサポートも担います。同じ月に、町田で大正2年に創業した葬儀会社の永田屋がゴールドパートナーに、9月にはSBI新生銀行がシルバーパートナーに加わりました。
(参考)「医療法人社団SHO 翔整形外科クリニック」様との新規プラチナパートナー契約のお知らせ(2026年7月13日) – FC町田ゼルビア
(参考)「株式会社 永田屋」様との新規ゴールドパートナー契約のお知らせ(2026年7月4日) – FC町田ゼルビア
(参考)「株式会社SBI新生銀行」様との新規シルバーパートナー契約のお知らせ(2026年9月4日) – FC町田ゼルビア
Q. 町田ゼルビアのスポンサーは何社ですか?
公式サイトのパートナー一覧には、2026年9月時点で114社が載っています。トップパートナー8社、オフィシャルキットパートナー1社、プラチナパートナー15社、ゴールドパートナー24社、シルバーパートナー66社です。これとは別に、地域貢献の協賛制度「ゼルビアアシスト」の一覧にも多くの企業が載っています。
ゼルビアアシストは5万円から100万円まで金額が公表されている
ゼルビアアシストは、クラブと地域の企業が一緒に町づくりに取り組む協賛制度です。集めた協賛金で、町田市内の公立小学校の新1年生への下敷きの配布、出生届を出した家庭へのぬいぐるみの贈呈、市内の小学生の試合への招待、学校でのサッカー教室を行っています。一覧にはプレミアコースの企業が29件、ベーシックコースの企業が351件載っています(ベーシックは同じ名前が2回載る3件を除くと348社)。
| コース | 協賛金 | 主な特典 |
|---|---|---|
| BASIC5 | 5万円 | 公式サイトへの社名掲載、「応援してます」の表記、ゼルナビでの店舗紹介、ホームゲームの観戦チケット(引換券)、ゼルビアアシストのロゴの使用 |
| BASIC10 | 10万円 | BASIC5の特典に、クラブのロゴの使用が加わる |
| BASIC20 | 20万円 | BASIC10と同じ特典 |
| BASIC30 | 30万円 | BASIC10の特典に、エンブレムとゼルビーのイラストの使用が加わる |
| BASIC40 | 40万円 | BASIC30と同じ特典 |
| BASIC50 | 50万円 | BASIC30と同じ特典 |
| PREMIER70 | 70万円 | BASIC50の特典に、バナーでの掲載、活動記事への社名掲載、大型ビジョンでのロゴ掲出、ゼルビーの派遣、専用駐車場、選べる特典1つが加わる |
| PREMIER100 | 100万円 | PREMIER70の特典に加え、選べる特典にゼルビアアシスト新聞への広告が入る |
出典:FC町田ゼルビア公式サイト「ゼルビアアシスト募集」をもとに Human Soar 作成(2026/27シーズン、2026年10月24日時点)。協賛金の額はコース名の表記によるもので、税込・税別はページに記載がない
5万円から社名の掲載と観戦チケットが付く
いちばん小さいBASIC5でも、公式サイトに社名と自社サイトへのリンクが載り、自社の広告やホームページで「〇〇はFC町田ゼルビアを応援してます」のように表記できます。サポーター向けの店舗紹介ページ「ゼルナビ」にも載るので、飲食店や小売店なら来店のきっかけにも使えます。ホームゲームの観戦チケットは席種「カテゴリー1」の引換券で、先着順の申し込みです。
10万円からはクラブのロゴ、30万円からはエンブレムとマスコットのゼルビーのイラストを、自社のホームページや広報物に使えます。使うときの申請の流れはスポーツ団体のロゴ使用申請の手順で整理しています。
70万円以上は大型ビジョンへのロゴ掲出が加わる
プレミアコースになると、ホームゲームの試合前に大型ビジョンへロゴが1回出ます(他社との連名)。ゼルビーを自社のキャンペーンや社内行事に呼べる派遣(基本は年1回)、ホームゲームの日の専用駐車場も付きます。
選べる特典は、ゼルビーのホームタウン活動用ユニフォームへのバナー、クラブが運営するゼルビアフットサルパークの看板(高さ1,000mm×幅4,000mm)、年3回発行のゼルビアアシスト新聞への広告のうち1つで、新聞を選べるのは100万円のコースだけです。
申し込みはWeb決済かメールで受け付ける
申し込みは2通りです。Webでコースを選んで協賛金を支払うと、入金の確認後に事務局から特典が届きます。もう1つは申込書に会社の情報を書いて社印を押し、ゼルビアアシスト事務局へメールで送る方法で、入金は後から届く請求書に従います。2026/27シーズンの契約期間は2026年7月1日から2027年6月30日までです。
あわせて読みたいスポーツスポンサー料の相場|29クラブの公表料金と企業の目安›
(参考)ゼルビアアシスト協賛申込書・申込規約(PDF) – FC町田ゼルビア
Q. 町田ゼルビアのスポンサーにはいくらからなれますか?
金額が公表されているのはゼルビアアシストで、5万円から100万円まで8つのコースがあります。5万円のコースでも、公式サイトへの社名掲載とホームゲームの観戦チケットの引換券が付きます。パートナー契約の料金は公開されておらず、資料請求か問い合わせフォームで確かめます。
スポンサー収入は2025年度に45億8,100万円でJ1平均の1.7倍
Jリーグが毎年公表するクラブ決算一覧で、町田ゼルビアのスポンサー収入を2018年度から並べました。J2にいた2020年度に所属カテゴリーの平均を上回り、J1に上がった2024年度以降も平均を大きく上回っています。
| 年度 | 所属 | スポンサー収入 | 所属カテゴリーの平均 | 平均に対する割合 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年度 | J2 | 3億7,000万円 | 8億1,000万円 | 45.7% |
| 2019年度 | J2 | 6億6,600万円 | 9億2,800万円 | 71.8% |
| 2020年度 | J2 | 9億3,700万円 | 8億7,600万円 | 107.0% |
| 2021年度 | J2 | 10億9,900万円 | 8億4,600万円 | 129.9% |
| 2022年度 | J2 | 14億7,900万円 | 8億4,600万円 | 174.8% |
| 2023年度 | J2 | 26億5,600万円 | 10億7,600万円 | 246.8% |
| 2024年度 | J1 | 40億4,300万円 | 24億4,700万円 | 165.2% |
| 2025年度 | J1 | 45億8,100万円 | 26億7,900万円 | 171.0% |
出典:Jリーグ「クラブ決算一覧」2018〜2025年度をもとに Human Soar 作成。割合はスポンサー収入を同じ年度の所属カテゴリー平均で割ったもの
(参考)2025年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
一覧に通年の数値が載るJ1クラブで最も多い
2025年度のJ1の決算一覧で、通年の数値が載るクラブのスポンサー収入を比べると、町田の45億8,100万円が最も多く、2番目は浦和レッズの41億9,500万円でした。同じ東京都のクラブでは、FC東京が32億2,300万円、東京ヴェルディが13億3,100万円です。
売上高69億1,400万円のうち、スポンサー収入は66.3%を占めます。J1平均では41.3%なので、町田は収入に占めるスポンサー収入の比重が大きいクラブです。一方で入場料収入は5億7,100万円で、J1平均の12億900万円の半分ほどでした。各クラブの金額はJリーグのスポンサー収入ランキングで一覧にしています。
あわせて読みたいFC東京のスポンサー89社|5階層の協賛メニューと権利›
(参考)2025年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
サイバーエージェントのグループ入りから7年で約12倍
2018年10月、株式会社ゼルビアは第三者割当増資で発行する株式をサイバーエージェントに引き受けてもらい、同社のグループに入る方針を発表しました。同社の有価証券報告書では、現在もゼルビアは連結子会社で、サイバーエージェントの藤田晋会長が2022年12月からゼルビアの代表取締役を務めています。
スポンサー収入はこの年の2018年度に3億7,000万円で、J2平均の半分以下でした。その後は毎年増え、J2優勝でJ1昇格を決めた2023年度には26億5,600万円とJ2平均の約2.5倍に、2025年度には45億8,100万円になりました。2018年度からの7年で約12倍です。
(参考)【動画配信】サイバーエージェントグループへの参画について記者会見が行われました(2018年10月1日) – FC町田ゼルビア
(参考)有価証券報告書(2025年12月24日提出) – 株式会社サイバーエージェント
(参考)2024年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)2023年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)2022年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)2021年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)2020年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)2019年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)2018年度 クラブ決算一覧(PDF) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
1社あたりで割ると約4,000万円になる
2025年度のスポンサー収入を、パートナー一覧の114社で割ると、計算上は1社あたり約4,018万円になります。ただし一覧は2026年9月時点、決算は2025年2月から2026年1月までの数字で時点がずれており、トップパートナーの大きな契約も含めた平均なので、枠ごとの価格の目安にはなりません。
公表されているゼルビアアシストの料金と件数を掛け合わせると、規模の見当が付きます。プレミア29件がすべて70万円から100万円、ベーシック348社がすべて5万円から50万円のコースだとすると、合計は約3,770万円から約2億300万円です。仮に全額がスポンサー収入に入るとしても、45億8,100万円の0.8%から4.4%にとどまります。スポンサー収入の大部分は、ゼルビアアシスト以外の契約から来ている計算です。
Q. 町田ゼルビアのスポンサー収入はいくらですか?
2025年度は45億8,100万円で、J1平均の26億7,900万円の約1.7倍でした。サイバーエージェントのグループに入った2018年度の3億7,000万円と比べると、約12倍になっています。
ユニフォームの胸はサイバーエージェントで背中は小田急電鉄

ユニフォームの顔ぶれは、長く続く企業と入れ替わる企業が組み合わさってできています。2009年に玉川大学がトップパートナーに、小田急電鉄がパートナーになり、2018年にクラブはサイバーエージェント(CA)のグループに入りました。2019年の胸はAbemaTVでした。2023年からアディダスがキットを提供し、2024年にエイベックスが左の鎖骨に加わっています。2025年1月末にTERADAのトップパートナー契約が満了し、2026/27シーズンは胸にCyberAgent、背中の裾にスカルプD(SCALP D)のロゴが入りました。
2026/27シーズンのユニフォームに入る企業
クラブが公開した2026/27シーズンのユニフォームの図と、ユニフォームパートナーの発表を合わせると、トップチームのユニフォームには次の企業のロゴが入っています。
- 胸:サイバーエージェント(CyberAgent)
- 背中:小田急電鉄(odakyu)
- 鎖骨:右がルーデル(RUDEL)、左がエイベックス・エンタテインメント(avex)
- 左袖:玉川大学
- 背中の裾:アンファー(SCALP D)
- パンツ:前が吉田産業(吉田産業グループ)、後ろがイーグル建創(EAGLE KENSO)
明治安田J1百年構想リーグのユニフォームと比べると、背中の裾にアンファーが新しく入り、パンツの後ろは大和証券からイーグル建創に代わりました。大和証券はパートナー一覧ではプラチナパートナーに載っています。イーグル建創は、クラブの法人化から代表取締役や相談役を務めた下川浩之氏が会長を務める町田市の会社です。位置ごとの考え方はサッカーのユニフォームスポンサーの解説で整理しています。
(参考)2026/27シーズン『ユニフォームパートナー』のお知らせ(2026年6月6日) – FC町田ゼルビア
(参考)明治安田J1百年構想リーグ『ユニフォームパートナー』のお知らせ(2026年2月5日) – FC町田ゼルビア
(参考)「アンファー株式会社」様とのトップパートナー(ユニフォーム)契約のお知らせ(2026年6月6日) – FC町田ゼルビア
(参考)「株式会社イーグル建創」様とのトップパートナー(ユニフォーム)契約締結のお知らせ(2026年6月6日) – FC町田ゼルビア
(参考)「吉田産業株式会社」様との新規トップパートナー契約のお知らせ(2026年1月11日) – FC町田ゼルビア
2019年の胸はAbemaTVで玉川大学と小田急電鉄は2009年から
サイバーエージェントのグループに入った翌シーズンの2019年は、胸に株式会社AbemaTVが入りました。AbemaTVは、動画配信サービス「ABEMA」を運営するサイバーエージェントの連結子会社です。同じ年のユニフォームでは、右の鎖骨にイーグル建創、背中に小田急電鉄、左袖に玉川大学、背中の裾に寺田電機製作所(現在のTERADA)が並んでいます。
長く続いている企業もあります。玉川大学は2009年からトップパートナーとして左袖に名前を出しており、小田急電鉄はクラブの活用事例の中で、2009年からパートナーシップ契約を結んでいると説明しています。2024年からは、町田市が創業の地であるエイベックスが左の鎖骨に加わりました。
(参考)2019シーズントップパートナーが決定しました!(2019年1月19日) – FC町田ゼルビア
(参考)有価証券報告書(2025年12月24日提出) – 株式会社サイバーエージェント
(参考)小田急電鉄様 活用事例(親子体験イベント) – FC町田ゼルビア
(参考)学校法人玉川学園・玉川大学とのトップパートナー契約更新のお知らせ(2025年1月31日) – FC町田ゼルビア
(参考)エイベックス・エンタテインメント株式会社様とのトップパートナー契約について(2024年2月15日) – FC町田ゼルビア
TERADAは8シーズン続いた裾からユースの支援へ移った
契約の終わりも公式サイトで発表されています。町田に拠点を置くTERADAは2017年から8シーズン、トップチームのユニフォームの裾に社名を出してきましたが、トップパートナー契約は2025年1月末で満了しました。クラブは、TERADAが支援を続けたい意向を示し、2025シーズンはユース(U-18)のユニフォームの裾のパートナーになると発表しています。
ユニフォームのサプライヤーも代わっています。2009年から契約していたSVOLMEとは2022年11月に契約を更新しないことが発表され、2023シーズンからはアディダス ジャパンがオフィシャルキットパートナーとなり、加茂商事とともにキットを提供しています。
(参考)株式会社TERADA様とのトップパートナー契約満了のお知らせ(2025年1月31日) – FC町田ゼルビア
(参考)ユニフォームサプライヤー「株式会社SVOLME様」との契約満了のお知らせ(2022年11月15日) – FC町田ゼルビア
(参考)「アディダス ジャパン株式会社」様とのオフィシャルキットパートナー新規契約のお知らせ(2022年12月24日) – FC町田ゼルビア
Q. 町田ゼルビアのスポンサーの撤退はありましたか?
公式に発表された契約の終了としては、2017年からユニフォームの裾に社名を出していたTERADAのトップパートナー契約が、2025年1月末で満了しています。TERADAはその後もユースチームのユニフォームの裾で支援を続けると発表されており、クラブのスポンサー収入は2018年度から2025年度まで毎年増えています。
パートナー契約は資料請求から始めて権利を目的で組み合わせる

町田ゼルビアへの協賛の窓口は2つあります。料金が公表されたゼルビアアシストは、5万円から20万円で社名掲載と観戦券、30万円から50万円でエンブレムの使用、70万円と100万円で大型ビジョンへのロゴ掲出と、金額に応じて特典が増えます。料金を相談で決めるパートナー契約は、ユニフォームや看板による露出と、VIP席や冠試合のような体験を組み合わせます。
提供される権利は露出から地域貢献まで幅広い
クラブの法人向けサイトは、パートナーに提供できる権利を5つの分野に分けて示しています。ブランドの露出(ユニフォームとスタジアム内の広告)、デジタル(公式サイトへのロゴ掲出、事例の掲載、公式SNSのタイアップ投稿)、イベント(冠試合、ブース出展とサンプリング、パートナー同士の交流会)、ホスピタリティ(VIPルーム、団体観戦とチケット、エスコートキッズ)、地域貢献(サッカー教室の共同開催、社会貢献活動の共同発信)です。
料金は公開されておらず、法人向けサイトのフォームから資料を請求するか、問い合わせフォームで「料金に関するお問い合わせ」を選んで相談します。試合の観戦体験を希望することもできます。
(参考)お問い合わせ – FC町田ゼルビア パートナーシップ
小田急電鉄はファン向けと社員向けの両方に協賛を使っている
クラブが公開する活用事例では、小田急電鉄が冠試合(マッチデー)で来場者へのプレゼントや駅での応援メッセージの掲出を行う一方、社員向けにも観戦チケットの配布や、社員の家族のエスコートキッズ参加を行っています。社員向けの観戦チケットは応募が3日で定数に達するとしています。夏休みには親子向けのサッカー教室とクラブハウス見学を開き、毎回100名を超える申し込みがあるそうです。
商業施設の南町田グランベリーパークは、施設の広場に大型モニターを置いてアウェイゲームを放映するパブリックビューイングを開き、過去数回の開催で延べ1,500人の来場につながったとしています。
(参考)小田急電鉄様 活用事例(マッチデー) – FC町田ゼルビア
(参考)小田急電鉄様 活用事例(親子体験イベント) – FC町田ゼルビア
(参考)南町田グランベリーパーク様 活用事例(パブリックビューイング) – FC町田ゼルビア
稟議では招待券の経理の扱いも確かめる
社内の稟議では、なぜ町田ゼルビアなのか、どの枠を選ぶのか、何を測るのかを書きます。書き方はスポーツ協賛の稟議書の書き方にまとめています。候補を比べる段階では、露出の量だけでなく社員の参加のしやすさも点数にしておくと判断がぶれません(スポーツスポンサーの選定基準)。
付いてくる観戦チケットを取引先の招待に使うと、交際費等に当たることがあります。国税庁の説明では、得意先などへの接待や贈答のための費用が交際費等で、期末の資本金が1億円以下の法人は年800万円までの定額控除などの措置があります。社員の観戦に配る場合との違いは観戦チケットの福利厚生と交際費の記事で整理しています。最終的な扱いは顧問の税理士に確認します。
(参考)No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算 – 国税庁
町田GIONスタジアムの命名権は2027年から年3,600万円になる
町田ゼルビアのホームスタジアムは、町田市立陸上競技場の町田GIONスタジアムです。命名権の契約は町田市が結んでおり、命名権料はクラブのJ1昇格に合わせて上がった経緯があります。地域のスポーツ施設の収益化は日本スポーツ業界の課題でも取り上げています。
J1昇格で年1,700万円から3,000万円に上がった
町田市によると、ギオンとの現在の契約は2020年1月1日から2026年12月31日までの7年間で、命名権料は年1,700万円(消費税別)でした。ホームスタジアムとして使うFC町田ゼルビアがJ1に昇格したことに伴い、契約に基づいて2024年から年3,000万円(消費税別)になっています。
町田市は2025年12月18日に次の契約を結びました。命名期間は2027年1月1日から2034年6月30日までの7年6か月で、命名権料は年3,600万円(消費税別)です。愛称は引き続き町田GIONスタジアムを使います。ギオンは相模原市に本社を置く会社で、パートナー一覧ではプラチナパートナーに載っています。
(参考)町田市立陸上競技場の次期ネーミングライツ契約を締結しました – 町田市
スタジアムの運営にはゼルビアとギオンも加わる
町田GIONスタジアムは、日本陸上競技連盟の第3種公認とJリーグ(J1)の基準を満たすスタジアムです。観客席はメインスタンド2,592席、サイドスタンド5,345席、バックスタンド7,552席で、合計すると15,489席になります。管理と運営は、日本体育施設、町田市スポーツ協会、株式会社ゼルビア、ギオンの4者による共同事業体が指定管理者として、2024年4月1日から2029年3月31日まで担います。
町田ゼルビアは一部のホームゲームを国立競技場(MUFGスタジアム)でも開いています。町田市の案内では、2026/27シーズンの第3節、国立競技場での浦和レッズ戦の入場者数は47,781人でした。国立競技場の運営は、2025年4月に日本スポーツ振興センターから民間の株式会社ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメントへ移っています。看板やビジョンなどスタジアムでの露出を検討するときは、どの会場の試合が対象になるのかも確かめておくと安全です。
あわせて読みたい命名権の相場|スポーツ施設のネーミングライツは年額いくら›
(参考)町田GIONスタジアム(町田市立陸上競技場) – 町田市
(参考)国立競技場 – 独立行政法人日本スポーツ振興センター
町田ゼルビアのスポンサーのまとめ
町田ゼルビアは、親会社のサイバーエージェントを中心に、全国企業と町田の地元企業が層を成して支えるクラブです。数値と出典は本文の各セクションに記載しています。
- 公式のパートナー一覧は114社で、最多はシルバーパートナーの66社。トップパートナー8社はすべてユニフォームに入る
- ユニフォームは胸がサイバーエージェント、背中が小田急電鉄。玉川大学と小田急電鉄は2009年から支えている
- 2025年度のスポンサー収入は45億8,100万円でJ1平均の約1.7倍。2018年度から7年で約12倍
- 金額が公表されているのはゼルビアアシストで、5万円から100万円の8コース。パートナー契約の料金は資料請求か問い合わせで確かめる
- 町田GIONスタジアムの命名権料は、J1昇格で年3,000万円に上がり、2027年から年3,600万円になる
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