ラグビーワールドカップ2023フランス大会に日本代表として出場し、全4試合に出場したNECグリーンロケッツ東葛のレメキ ロマノ ラヴァ選手。トンガ出身で4歳からラグビーを続けてきた同選手は、ポジション別のトレーニングと徹底したリカバリーで遠征生活のコンディションを保っています。本記事ではその工夫と、企業のグローバル人材育成に活かせる視点を解説します。
ラグビーW杯日本代表としてキャプテンを務めるレメキ選手とは
レメキ ロマノ ラヴァ選手は1989年生まれ、トンガ出身。NECグリーンロケッツ東葛でウイングとして活躍し、キャプテンも務めています。ラグビーワールドカップ2023フランス大会では日本代表として全4試合に出場し、たくさんの感動を届けた選手の一人です。
ラグビーは4歳のころから続けているといい、ニュージーランドやトンガでは野球やサッカーのように国民的な人気を持つスポーツとして、子どものころから遊びの一部にあったと語っています。
試合期とオフを切り替えるコンディション管理
レメキ選手のコンディション管理で印象的なのは、試合期とオフとで過ごし方を明確に切り替えている点です。ポジションによってトレーニング内容が異なるため一概には語れないとしつつも、フォワードであればウエイトリフティングやスクワットで体を大きくする一方、筋力トレーニングは週2〜3回に留めているといいます。オフの日には、普段は仕事に追われる分、子どもが望むことを優先し、友人とのバーベキューで気持ちを切り替えているそうです。

図:レメキ選手の試合期とオフの過ごし方の違い
試合期の過ごし方
試合が土曜日にある場合、月曜日に下半身強化、火曜日に上半身トレーニング、水曜日は休養、木曜日にパワークリーンといったように、週単位で調整を組んでいるといいます。グラウンド練習もあるため、フィジカルの負荷は決して軽くありません。
オフの過ごし方
オフの日には、自分がやりたいことよりも子どもがやりたいことを優先しているそうです。友人とバーベキューをしながらお酒を飲んで、ゆっくり過ごす時間を大切にしていると語っています。試合期の緊張感から意識的に離れる時間をつくっていることがうかがえます。
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Q. レメキ選手のトレーニングはポジションによって変わりますか?
はい、ポジションによって内容が異なります。フォワードはウエイトリフティングやスクワットで体を大きくする一方、筋力トレーニングは週2〜3回に留めるなど、負荷のかけ方を使い分けています。
リカバリーこそが100%のパフォーマンスを引き出す鍵
レメキ選手が繰り返し強調しているのが、リカバリーの重要性です。「試合で100%のパフォーマンスを出すためにはリカバリーが一番大事」と語り、食事面はもちろん、しっかり睡眠をとることが身体だけでなくメンタルのリフレッシュにもつながると考えています。
食事管理を通じて体づくりを続けたアスリートにも共通しますが、ハードなぶつかり合いが続く競技だからこそ、練習量そのものよりも回復にどれだけ時間と工夫をかけられるかが、長くパフォーマンスを維持できるかどうかを左右するのだと思います。
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家族と過ごす時間が支える精神的なコンディション
男の子3人と女の子1人の父でもあるレメキ選手は、オフの日には自分のやりたいことよりも子どもがやりたいことを優先していると語っています。「子ども達には、とにかく人生を楽しんでくれればいい」という言葉には、競技以外の時間をどう過ごすかがコンディションに影響するという考え方がにじみます。
また、チームメイトとの食事やバーベキューの時間も大切にしており、「みんなと飲むことは好き」としながらも、量はコントロールしているといいます。柔軟性の向上に取り組み続けたアスリートのように、身体面のケアだけでなく、人との時間を通じて精神的な余白を作ることも、長期的なコンディション管理には欠かせない要素だと感じます。
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Q. レメキ選手はリカバリーで何を重視していますか?
食事管理と睡眠を特に重視していると語っています。身体だけでなくメンタルのリフレッシュのためにも、リカバリーの質を落とさないことが試合で100%のパフォーマンスを出す前提になると考えています。
(参考)NECグリーンロケッツ東葛 レメキ ロマノ ラヴァ選手をインタビュー! – しろいまっち[白井市](株式会社フューチャーリンクネットワーク)
遠征生活での切り替えを企業のグローバル人材育成に活かす方法
異国であるトンガ出身のレメキ選手が日本のラグビーチームでキャプテンを任されている背景には、競技力だけでなく、文化の違いを尊重しながらチームに溶け込む姿勢があります。「日本文化はどんなことも100%で続ける真面目さがすばらしい」と語る一方で、自身の出身地の文化や家族との時間も大切にする、両方の価値観を持ち合わせている点が印象的です。
海外出身の人材を採用する企業にとっても、業務スキルの適応だけでなく、本人が大切にしている生活リズムや家族との時間を尊重しながら受け入れる体制を整えることは、長期的な定着とパフォーマンス発揮の両方につながる視点だと思います。
まとめ|レメキ選手の遠征生活に学ぶコンディション管理
- レメキ選手は試合期とオフとで過ごし方を明確に切り替えている
- ポジションによってトレーニング内容を調整し、週2〜3回の筋力トレーニングに留めている
- 「リカバリーが一番大事」という考え方のもと、食事と睡眠を重視している
- 家族との時間や仲間との交流が、精神的なコンディションを支えている
- 文化の違いを尊重しながらチームに溶け込む姿勢は、企業のグローバル人材育成にも活かせる
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