スポーツメーカー売上ランキング|世界首位ナイキは約7.3兆円

スポーツメーカー売上ランキング|世界首位ナイキは約7.3兆円 スポーツビジネス

世界のスポーツメーカーの売上ランキング1位はナイキで、2026年5月期の売上高は約464億ドルでした。2026年9月30日の為替で円に直すと約7兆3,007億円で、2位アディダス(約4兆4,248億円)、3位アンタ・スポーツ(約1兆8,812億円)が続きます。日本ではアシックスが2025年12月期に8,109億円を売り上げて首位で、シマノ、ミズノの順です。ただし営業利益率で並べ直すと順位は大きく入れ替わり、売上が1兆円を超えても営業赤字の会社があります。

取引先の候補を一覧にしていたら、上司から「そのメーカー、規模はどのくらい?」と聞かれた。検索して出てくるランキングは年度も通貨もばらばらで、どれが最新なのか分からない。ここでは各社の決算短信・有価証券報告書・決算発表の数字だけを使って、世界と日本の順位、3期の推移、営業利益率を並べ、取引先や協賛の相手を選ぶときの読み方までまとめます。

世界のスポーツメーカー売上ランキング|1位はナイキの464億ドル

世界の上場スポーツメーカーを最新の通期売上高で並べると、1位ナイキ、2位アディダス、3位アンタ・スポーツです。2026年10月25日時点で公表されている最新の通期決算を使い、海外企業は2026年9月30日の為替で円に直して順位を付けました。

順位 会社(拠点) 決算期 売上高(現地通貨) 前期比 円換算 営業利益率
1 ナイキ(米国) 2026年5月期 463億9,800万ドル +0.2% 約7兆3,007億円 8.3%※
2 アディダス(ドイツ) 2025年12月期 248億1,100万ユーロ +4.8% 約4兆4,248億円 8.3%
3 アンタ・スポーツ(中国) 2025年12月期 802.2億元 +13.3% 約1兆8,812億円 23.8%
4 ルルレモン(カナダ) 2026年2月1日まで 111億260万ドル +4.9% 約1兆7,470億円 19.9%
5 プーマ(ドイツ) 2025年12月期 72億9,620万ユーロ −13.1% 約1兆3,012億円 −4.9%※
6 アメアスポーツ(フィンランドほか) 2025年12月期 65億6,620万ドル +26.7% 約1兆332億円 10.7%
7 アシックス(日本) 2025年12月期 8,109億円 +19.5% 8,109億円 17.6%
8 アンダーアーマー(米国) 2026年3月期 49億6,637万ドル −3.8% 約7,815億円 −3.3%
9 リーニン(中国) 2025年12月期 約295億9,842万元 +3.2% 約6,941億円 13.2%
10 オン(スイス) 2025年12月期 30億1,400万スイスフラン +30.0% 約5,683億円 12.5%

出典:各社の決算発表・決算短信・年次報告書をもとに Human Soar 作成。円換算は三菱UFJリサーチ&コンサルティングが公表した2026年9月30日の相場(TTSとTTBの中間値:1ドル157.35円、1ユーロ178.34円、1元23.45円、1スイスフラン188.56円)で計算。前期比と、ルルレモン・リーニン・オン・アンダーアーマーの営業利益率は公表値から計算。※ナイキとプーマはEBIT(利払い前・税引き前利益)の比率。アシックスの売上高は億円未満を切り捨て

ナイキの売上高は463億9,800万ドルで、前期の463億900万ドルからほぼ横ばいでした。円に直すと約7兆3,007億円で、2位のアディダス(約4兆4,248億円)の約1.6倍あります。アディダスは2025年12月期に248億1,100万ユーロを売り上げ、前期の236億8,300万ユーロから増えました。

3位のアンタ・スポーツは中国の会社で、自社の「ANTA」のほか「FILA」など複数のブランドを展開しています。2025年12月期の売上高は802.2億元で、営業利益率は23.8%と上位10社で最も高い水準です。4位のルルレモンとの差は円換算で約1,342億円しかなく、人民元とドルの相場が動けば3位と4位は入れ替わりえます。

上位10社には、売上が伸びた会社と減った会社が混じっています。オンは前期比30.0%増、アメアスポーツは26.7%増と大きく伸びた一方、プーマは13.1%減、アンダーアーマーは3.8%減で、この2社は営業損益も赤字でした。アシックスは7位で、日本企業では唯一10位以内に入っています。

ここで並べたのは、株式を上場して通期の決算を公表しているメーカーです。スポーツ業界全体の構造や課題は日本スポーツ業界の8つの課題で整理しています。

(参考)NIKE, Inc. Q4 FY26 Combined Financial Tables – NIKE, Inc.

(参考)adidas reports record revenues for 2025 (2026年3月4日) – adidas AG

(参考)ANTA Sports' 2025 Revenue Grows 13.3% (2026年3月25日) – ANTA Sports Products Limited

(参考)2024 Annual Results Press Release (2025年3月) – ANTA Sports Products Limited

(参考)lululemon athletica inc. Announces Fourth Quarter and Full Year Fiscal 2025 Results(2026年3月17日) – lululemon athletica inc.

(参考)PUMA completes reset in 2025(2026年2月26日) – PUMA SE

(参考)Amer Sports Reports Fourth Quarter and Fiscal Year 2025 Financial Results(Form 6-K) – Amer Sports, Inc.

(参考)2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – 株式会社アシックス

(参考)Under Armour Reports Fourth Quarter and Full-Year Fiscal 2026 Results(2026年5月12日) – Under Armour, Inc.

(参考)Annual Results Announcement for the year ended 31 December 2025 – Li Ning Company Limited

(参考)On Announces Fourth Quarter and Full Year Results 2025(2026年3月3日) – On Holding AG

(参考)Annual Report on Form 20-F 2025 – On Holding AG

Q. 世界で一番売上が大きいスポーツメーカーはどこですか?

ナイキです。2026年5月期の売上高は463億9,800万ドルで、2026年9月30日の為替で円に直すと約7兆3,007億円になります。2位のアディダス(約4兆4,248億円)の約1.6倍の規模です。

決算期と通貨のそろえ方|円換算と部門売上で比べる

スポーツメーカーの売上ランキングで比べる売上の決め方(スポーツが本業なら全社の売上高、他の事業もあればスポーツ部門の売上、決算書がなければ載せない)を示した図

スポーツメーカーの売上を比べるときは、決算期、通貨、事業の範囲の3つをそろえないと順位がずれます。ここでは、スポーツ用品が本業の会社は全社の売上高を使い、タイヤなど他の大きな事業を持つ会社はスポーツ部門の売上だけを使いました。通期の決算書を公表していない会社は、比べる数字がないため表に入れていません。スポーツ以外のブランドが売上の中心になっている会社も対象外にしており、こうした会社を含めると順位は変わります。

決算期|各社の最新の通期決算を使う

決算期は会社ごとに違います。ナイキは5月末、アンダーアーマーと日本のミズノ・ヨネックス・ゴールドウイン・グローブライドは3月末、ルルレモンは2月初め、アディダスやアシックスなど多くの会社は12月末で1年を締めます。

そのため「2025年のランキング」「2026年のランキング」と年で区切ると、どの決算を入れるかで中身が変わります。この記事では、2026年10月25日時点で公表済みの最新の1年分を各社から1つずつ取りました。最大で約5か月の期間のずれがある点は、比べるときに頭に入れておきます。

通貨|2026年9月30日の為替で円にそろえる

海外企業の売上は、ドル、ユーロ、人民元、スイスフランとばらばらです。順位を付けるため、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが公表した2026年9月30日の相場で円に換算しました。売るときの相場(TTS)と買うときの相場(TTB)の中間値を使い、1ドル157.35円、1ユーロ178.34円、1元23.45円、1スイスフラン188.56円で計算しています。

換算した円の金額は、為替が変われば動きます。各社の成長を見るときは円換算ではなく、表の「前期比」のように各社の通貨のままの増減で見るほうが正確です。

(参考)2026年9月30日の為替相場 – 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

事業の範囲|スポーツ以外の事業がある会社は部門の売上を使う

住友ゴム工業は売上の大半がタイヤなので、全社の売上ではなく、ゴルフ・テニス用品などの「スポーツ事業」の売上だけを使いました。同社は営業利益ではなく事業利益をセグメントごとに公表しているため、利益率も事業利益率で示しています。

シマノは自転車部品と釣具、グローブライドは釣具・ゴルフ・ラケットスポーツ用品を主に扱っており、どちらもスポーツ・レジャー用品が本業のため全社の売上を使いました。デサントは伊藤忠商事の完全子会社となって非公開化しており、決算短信の公表がないため表から外しています。用品を仕入れて売る小売の会社も、メーカーとは稼ぎ方が違うので入れていません。

あわせて読みたいスポーツ用品小売10社比較|専門店が生き残る条件›

(参考)2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結) – 住友ゴム工業株式会社

(参考)デサント案件説明会質疑応答議事録(2025年3月26日) – 伊藤忠商事株式会社

Q. スポーツメーカーのランキングは2025年と2026年でどちらの数字を使えばよいですか?

2026年10月時点では、各社が公表している最新の通期決算を使います。ナイキは2026年5月期、アディダスやアシックスは2025年12月期、ミズノやヨネックスは2026年3月期が最新で、年の表記が違っても同じ「最新の1年分」として並べるのが一般的です。

日本のスポーツメーカー売上ランキング|アシックスが8,109億円で首位

日本のスポーツメーカーを最新の通期売上高で並べると、1位アシックス、2位シマノ、3位ミズノです。上位3社の売上を足すと約1兆5,362億円になり、4位から7位までの4社の合計(約5,536億円)の約2.8倍あります。

順位 会社 決算期 売上高 営業利益率 売上の範囲
1 アシックス 2025年12月期 8,109億円 17.6% 全社(連結)
2 シマノ 2025年12月期 4,662億円 11.1% 全社。自転車部品が約76%、釣具が約24%
3 ミズノ 2026年3月期 2,590億円 8.7% 全社(連結)
4 ヨネックス 2026年3月期 1,636億円 10.1% 全社(連結)
5 ゴールドウイン 2026年3月期 1,375億円 18.8% 全社(連結)
6 グローブライド 2026年3月期 1,269億円 5.1% 全社。釣具・ゴルフ・ラケットスポーツ用品
7 住友ゴム工業 2025年12月期 1,255億円 5.4%(事業利益率) スポーツ事業のみ(ゴルフ・テニス用品など)

出典:各社の決算短信をもとに Human Soar 作成。売上高は億円未満を切り捨て。住友ゴム工業は営業利益ではなくセグメントの事業利益で計算。シマノの事業別の割合は決算短信の報告セグメント別の売上高から計算

アシックスの売上高は8,109億円で、2位シマノの4,662億円の約1.7倍です。営業利益は1,425億円、営業利益率は17.6%で、売上と利益の両方で国内の首位に立っています。

2位のシマノは、売上高4,662億円のうち3,549億円が自転車部品、1,108億円が釣具でした。ランニングシューズやウェアのメーカーとは扱う商品が大きく違うので、取引の相手として見るときは事業別の数字で比べます。3位のミズノは2,590億円で、前期から7.8%増えました。

4位以下は1,200億〜1,600億円台に4社が並びます。ヨネックス(1,636億円)とゴールドウイン(1,375億円)は営業利益率が1割を超え、グローブライド(1,269億円)と住友ゴム工業のスポーツ事業(1,255億円)は5%台でした。ゴルフ用品の会社ごとの違いはゴルフクラブの会社12社、用品メーカーをフィットネスやプロクラブと業態ごとに比べたい場合はスポーツビジネス企業一覧10社が参考になります。

(参考)2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – 美津濃株式会社

(参考)2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – ヨネックス株式会社

(参考)2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – 株式会社ゴールドウイン

(参考)2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – 株式会社シマノ

(参考)2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – グローブライド株式会社

Q. 日本のスポーツメーカーで売上が一番大きいのはどこですか?

アシックスです。2025年12月期の連結売上高は8,109億円で、2位のシマノ(4,662億円)の約1.7倍です。3位はミズノの2,590億円でした。

日本の主要7社の売上推移|3期で約4割伸びたのはアシックスとヨネックス

直近3期の売上高を並べると、アシックスとヨネックスが約4割伸びた一方、シマノ、グローブライド、住友ゴム工業のスポーツ事業はほぼ横ばいでした。同じ国内のスポーツメーカーでも、規模の順位と伸び方は一致しません。

会社 2期前 1期前 最新期 3期の増減
アシックス 5,704億円 6,785億円 8,109億円 +42.2%
ミズノ 2,297億円 2,403億円 2,590億円 +12.8%
ヨネックス 1,164億円 1,382億円 1,636億円 +40.5%
ゴールドウイン 1,269億円 1,323億円 1,375億円 +8.4%
シマノ 4,743億円 4,509億円 4,662億円 −1.7%
グローブライド 1,260億円 1,239億円 1,269億円 +0.8%
住友ゴム工業(スポーツ事業) 1,266億円 1,256億円 1,255億円 −0.8%

出典:各社の決算短信・有価証券報告書をもとに Human Soar 作成。12月決算の会社は2023年〜2025年12月期、3月決算の会社は2024年〜2026年3月期。売上高は億円未満を切り捨て。3期の増減は最新期と2期前の比較で、公表値から計算

アシックスは2023年12月期の5,704億円から2025年12月期の8,109億円へ、2年で約2,405億円増えました。ヨネックスも2024年3月期の1,164億円から2026年3月期の1,636億円へ伸びています。ミズノは2,297億円から2,590億円へ、ゴールドウインは1,269億円から1,375億円へと、増え方は緩やかでした。

シマノは2023年12月期の4,743億円から2024年12月期に4,509億円へ減り、2025年12月期は4,662億円に戻しました。決算短信では、自転車と釣具の需要が引き続き弱含んだと説明しています。グローブライドと住友ゴム工業のスポーツ事業も、3期を通して1,200億円台で推移しました。

世界の大手も同じ3期で見ると、動きは分かれます。ナイキは2024年5月期の513億6,200万ドルから2026年5月期の463億9,800万ドルへ約10%減りました。アディダスは2023年12月期の214億2,700万ユーロから248億1,100万ユーロへ約16%増、アンタ・スポーツは623.6億元から802.2億元へ約29%増えています。

あわせて読みたいミズノ・アシックス・デサント3社の戦略比較›

(参考)2024年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – 株式会社アシックス

(参考)2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – ヨネックス株式会社

(参考)2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – 株式会社ゴールドウイン

(参考)有価証券報告書 第113期(2026年3月期) – 美津濃株式会社(EDINET・金融庁)

(参考)有価証券報告書(2024年12月期) – 株式会社シマノ(EDINET・金融庁)

(参考)有価証券報告書(2024年3月期) – グローブライド株式会社(EDINET・金融庁)

(参考)2024年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結) – 住友ゴム工業株式会社

(参考)NIKE, Inc. Q4 FY25 Combined Financial Tables – NIKE, Inc.

(参考)adidas reports strong results for 2024 – adidas AG

(参考)2023 Annual Results Press Release(2024年3月26日) – ANTA Sports Products Limited

営業利益率で見るスポーツメーカーの稼ぐ力|売上の順位とは一致しない

日本のスポーツメーカー7社を3期の売上の伸びと営業利益率で4つに分けた図(アシックスは伸びと利益率がともに高く、ゴールドウインは利益率が高い)

営業利益率で並べ直すと、売上の順位とは別の顔ぶれが上に来ます。図は、日本の7社を横軸に3期の売上の伸び(20%で区切る)、縦軸に最新期の営業利益率(12%で区切る)を取って4つに分けたものです。

伸びと利益率がともに高いのはアシックスだけで、3期で約42%伸び、営業利益率は17.6%でした。ゴールドウインは伸びが約8%と緩やかですが、営業利益率は18.8%と7社で最も高く、売上5位でも稼ぐ力は首位級です。ヨネックスは約41%伸びた一方、営業利益率は10.1%で中位にとどまります。

ミズノ(8.7%)とシマノ(11.1%)は伸びが2割に届かず、利益率も12%を下回りました。グローブライド(5.1%)と住友ゴム工業のスポーツ事業(事業利益率5.4%)は、売上がほぼ横ばいで利益率も5%台です。

世界でも同じで、売上10位以内の会社の利益率はアンタ・スポーツの23.8%からプーマのマイナス4.9%まで開いています。運動着を主力にするルルレモンも19.9%と高い水準でした。運動着を日常でも着る市場の数字はアスレジャーの記事で紹介しています。

(参考)2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – 株式会社アシックス

(参考)2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) – 株式会社ゴールドウイン

(参考)Annual Report 2025 Results of operations – PUMA SE

取引先や協賛の相手を選ぶときの売上ランキングの読み方

売上ランキングは会社の規模をつかむ入り口で、そのまま相手選びの答えにはなりません。使う場面によって、先に見る数字を変えます。

使う場面 先に見る数字 読み方の注意
取引先の与信や取引の継続性を確かめる 営業利益率と赤字かどうか 売上が1兆円を超えても営業赤字の会社がある。プーマは2025年12月期のEBITが3億5,720万ユーロの赤字だった
共同開発やOEMの相手を探す 事業別・部門別の売上 全社の順位ではなく、組みたい分野の売上で比べる。シマノは売上の約76%が自転車部品
協賛や共同企画の相手を選ぶ 3期の売上の伸び 規模の順位と伸びは一致しない。アシックスは3期で約42%増、ナイキは約10%減
社員向けの用品やユニフォームを調達する 円建ての売上と決算期 国内企業は決算短信の円の数字で比べる。為替で動く円換算の世界順位は使わない

出典:表中の数値は各社の決算発表・決算短信をもとに Human Soar 作成

与信を見るなら、売上の大きさより営業損益が黒字かどうかが先です。プーマは2025年12月期に売上高72億9,620万ユーロを上げながら、EBITは3億5,720万ユーロの赤字でした。アンダーアーマーも2026年3月期の営業損益が1億6,311万ドルの赤字です。

共同開発やOEM(相手先のブランドで製品をつくること)の相手を探すなら、全社の順位ではなく組みたい分野の売上を見ます。素材から組む場合は、スポーツ機能性素材メーカー3社のように、メーカーの手前にいる素材の会社も候補に入ります。

協賛や共同企画の相手を選ぶときは、規模よりも売上の向きを見ます。社員向けの用品やユニフォームの調達では、国内企業どうしを決算短信の円の数字で比べれば、為替による順位の上下に振り回されずに済みます。

あわせて読みたいスポーツスポンサーになるメリット|企業が得るものと協賛先の選び方›

(参考)PUMA completes reset in 2025(2026年2月26日) – PUMA SE

(参考)Under Armour Reports Fourth Quarter and Full-Year Fiscal 2026 Results(2026年5月12日) – Under Armour, Inc.

Q. 売上ランキングだけで取引先や協賛の相手を選んでよいですか?

売上だけで選ぶのはおすすめしません。売上が1兆円を超えても営業赤字の会社があり、全社の売上には自分たちが組みたい分野以外の事業も含まれるからです。営業利益率、3期の売上の向き、部門別の売上をあわせて確かめます。

スポーツメーカー売上ランキングのまとめ

スポーツメーカーの売上ランキングは、決算期・通貨・事業の範囲をそろえて初めて比べられます。数字の出典は本文の各セクションに記載しています。

  • 世界1位はナイキで、2026年5月期の売上高は463億9,800万ドル(円換算で約7兆3,007億円)。2位アディダス、3位アンタ・スポーツが続く
  • 日本1位はアシックスで、2025年12月期の売上高は8,109億円。シマノ、ミズノの順で、アシックスは世界でも7位
  • 3期で見ると、アシックスとヨネックスが約4割伸びた一方、シマノやグローブライドはほぼ横ばいだった
  • 営業利益率は売上の順位と一致せず、国内ではゴールドウインの18.8%が最も高い。世界ではプーマとアンダーアーマーが営業赤字
  • 取引先や協賛の相手を選ぶときは、売上に加えて営業利益率、3期の向き、部門別の売上を確かめる

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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