卓球ラケットメーカー一覧12社|企業の備品選びに使う価格と刻印

卓球ラケットメーカー一覧|12社の価格と公認刻印を公式情報で比較 スポーツビジネス

卓球ラケットのメーカーは、日本卓球協会の公認刻印一覧に28社39ブランド(2026年7月6日現在)が載っています。この記事では、そのうち公式情報を確認できた12社の販売元・代表モデル・価格・重さを一覧にしました。掲載した代表モデルの税込価格は7,920円から38,500円です。

社内の卓球部に備品をそろえようとして通販サイトを開くと、同じようなラケットが何百本も並び、どの会社が国内のメーカーで、どれが海外ブランドの輸入品なのかが分からなくなります。公式大会で使えるかどうかも、商品名だけでは判断できません。

そこでHuman Soarでは、各社の公式サイトと日本卓球協会の公開資料を突き合わせ、窓口になる会社の名前まで整理しました。

  1. 卓球ラケット一覧|12社の販売元・代表モデル・価格・重さを公式情報で比較
    1. タマス|1953年からラケットを自社で作るバタフライの会社
    2. 日本卓球|1977年に特殊素材入りラケットを出したニッタクの会社
    3. VICTAS|VICTASとTSPの2ブランドで公認を持つ1931年創業の会社
    4. ヤサカ|スウェーデン製の7枚合板を8,800円で出す墨田区の会社
    5. ジュウイック|チタン入りラケットを並べる新座市のメーカー
    6. アームストロング|1946年創業でラバーとラケットを手がける荒川区の会社
    7. ミズノ|早田ひな選手のモデルも持つ総合スポーツ用品メーカー
    8. スティガ・スポーツ・ジャパン|スウェーデンのSTIGAを日本で扱う窓口
    9. TIBHAR JAPAN|木曽檜の日本式ペンも出す新宿区の会社
    10. アンドロジャパン|andro製の5枚合板を7,920円で案内する窓口
    11. 卓永|XIOMの日本向けサイトを持つ窓口
    12. イルマソフト|DONICなど3ブランドの公認を持つ会社
  2. 公認刻印の一覧は28社39ブランド|海外ブランドも日本の会社が窓口になる
  3. 登録人数は2019年度比で21.8%減|47都道府県すべてで減った卓球の足元
  4. ラケットの種類一覧と重さ|握り方・戦型・素材の3つで絞る
    1. 握り方|シェークハンドとペンで重さの目安が変わる
    2. 戦型|守備用の松下浩二は5.4mmで攻撃用のファルクW7は6.4mm
    3. 素材|木材の合板にカーボンやチタンを組み合わせた特殊素材もある
  5. 社内の備品から協賛まで|用途ごとに先に確かめること
    1. 社員チームで公式大会に出る|刻印の読み取りやすさまで確かめる
    2. 備品としてまとめて買う|握りの種類と税込価格を先に決める
    3. 協賛や連携を考える|各社が公表している取り組みから入る
  6. まとめ|卓球ラケットは刻印の一覧で会社名を引いてから比べる

卓球ラケット一覧|12社の販売元・代表モデル・価格・重さを公式情報で比較

12社の違いは、まず日本での窓口に表れます。国内の卓球専業が6社、総合スポーツ用品のミズノが1社、海外ブランドの日本の窓口が5社です。選定条件は、日本卓球協会の公認刻印一覧にある28社のうち、公式サイトで事業者情報か製品仕様を確認できたことです。

会社(ブランド) 区分 代表モデル 税込価格 重さ 板厚 生産国
タマス(Butterfly) 国内専業 張本智和 インナーフォース ALC 19,800円 88g 6.0mm 日本
日本卓球(Nittaku) 国内専業 蒼天 19,800円 88g± 5.7mm 日本
VICTAS(VICTAS・TSP) 国内専業 松下浩二 14,300円 87g± 5.4mm 日本
ヤサカ(Yasaka) 国内専業 ファルクW7 8,800円 85g± 6.4mm スウェーデン
ジュウイック(JUIC) 国内専業 チタニウムターボ 25,300円 未取得 6.3mm 未取得
アームストロング 国内専業 鳳凰 No.902 8,250円 ST 80g±/FL 78g± 6mm± 未取得
ミズノ 総合スポーツ FORTIUS NT-A COMBO 19,250円 約90g 記載なし 未取得
スティガ・スポーツ・ジャパン(STIGA) 海外ブランドの窓口 DESTINY CARBON 29,700円 87g± 5.7mm 未取得
TIBHAR JAPAN(TIBHAR) 海外ブランドの窓口 イェーガー 38,500円 未取得 10.5mm 未取得
アンドロジャパン(andro) 海外ブランドの窓口 PROSPIRE 5 OFF 7,920円 82g 6.0mm 中国
卓永(XIOM) 海外ブランドの窓口 ストラディバリウス 未取得 未取得 未取得 未取得
イルマソフト(DONIC) 海外ブランドの窓口 Anders Lind Exceptional 未取得 未取得 未取得 ドイツ

各社の公式サイトの表示を2026年11月2日までに確認。価格は代表モデル1本の例で、各社の価格帯を示すものではありません。未取得は、公式ページの本文から確認できなかった項目です。区分はHuman Soarの整理です。

タマス|1953年からラケットを自社で作るバタフライの会社

株式会社タマスは1950年12月19日創立で、本社は東京都杉並区です。公式の沿革によると、1953年にラケットの自家生産を始め、所沢の事業所は2013年に「バタフライ・テック」へ改称しました。従業員は190名(2024年12月1日現在)です。

代表例の「張本智和 インナーフォース ALC」は、木材5枚にアリレートカーボン2枚を組み合わせた日本製で、税込19,800円です。2025年4月から2029年3月まで日本卓球協会の男女日本代表のオフィシャルサプライヤーを務めると、沿革に記載しています。

(参考)沿革 – 株式会社タマス

(参考)張本智和 インナーフォース ALC – 株式会社タマス

日本卓球|1977年に特殊素材入りラケットを出したニッタクの会社

日本卓球株式会社は大正9年創業、昭和22年7月15日設立で、本社は東京都千代田区、資本金は9,600万円です。公式のヒストリーでは、1977年に「世界初となる特殊素材入りラケット」を発売したと紹介しています。

代表例の「蒼天」は木材5枚にKVC3を2枚組み合わせたインナータイプで、税込19,800円です。公認刻印付きの特注ラケットも案内しており、公式の表示は66,000円に設計費22,000円、納期は90日以上です。JTTAの一覧では、Nittakuのほか「双喜」も同社のブランドとして載っています。

(参考)会社概要 – 日本卓球株式会社

(参考)蒼天 – 日本卓球株式会社

(参考)特注ラケット – 日本卓球株式会社

VICTAS|VICTASとTSPの2ブランドで公認を持つ1931年創業の会社

株式会社VICTASは1931年5月創業で、東京本社を江東区、大阪本社を大阪府泉大津市に置いています。資本金は9,000万円です。JTTAの一覧では、VICTASとTSPの2ブランドが同社の公認刻印に並びます。

代表例の「松下浩二」は、カット型向けの守備用シェークで税込14,300円です。全日本4回優勝の松下浩二さんが開発に関わったと、製品ページに書かれています。

あわせて読みたい松下浩二が日本初のプロ卓球選手から経営者へ転身した思考と判断基準›

(参考)会社概要 – 株式会社VICTAS

(参考)松下浩二 – 株式会社VICTAS

ヤサカ|スウェーデン製の7枚合板を8,800円で出す墨田区の会社

株式会社ヤサカの本社は東京都墨田区で、資本金は2,000万円、従業員は17名です。会社概要の設立日は1947年5月27日、沿革は「1947年に合資会社ヤサカ商会開業、1978年に株式会社ヤサカ設立」と書いています。

代表例の「ファルクW7」は2025年春発売の7枚合板で、生産国はスウェーデン、税込8,800円です。沿革では、契約選手のガシアンさんが1993年に世界チャンピオン、馬琳さんが2008年に五輪チャンピオンになったことを紹介しています。

(参考)会社概要 – 株式会社ヤサカ

(参考)ファルクW7 – 株式会社ヤサカ

ジュウイック|チタン入りラケットを並べる新座市のメーカー

株式会社ジュウイックは1970年9月設立で、本社は埼玉県新座市、資本金は5,000万円です。十一屋貿易として始まり、1980年に日本卓球協会の公認を受けてメーカーに専業化し、1988年に現在の社名へ変わりました。

公式通販のラケット一覧には「チタニウムターボ」25,300円や「ペルセウスV」6,600円が並びます。JTTAの一覧では、JUICとDr.Neubauerの2ブランドが同社に載っています。

(参考)会社概要 – 株式会社ジュウイック

(参考)ラケット – 株式会社ジュウイック

アームストロング|1946年創業でラバーとラケットを手がける荒川区の会社

アームストロング株式会社の会社概要は、創業を1946年、本社を東京都荒川区と記載しています。加盟団体の欄には国際卓球連盟の公認と日本卓球協会の検定を挙げています。

代表例の「鳳凰 No.902」は5枚合板で税込8,250円です。グリップ別に重さの目安を分けて載せており、ストレートが80g前後、フレアが78g前後です。

(参考)会社概要 – アームストロング株式会社

(参考)鳳凰 No.902 – アームストロング株式会社

ミズノ|早田ひな選手のモデルも持つ総合スポーツ用品メーカー

美津濃株式会社は1906年創業で、大阪本社と東京本社を持ちます。連結従業員は3,649名(2025年3月31日時点)で、12社の中で唯一の総合スポーツ用品メーカーです。卓球の公式ページでは、早田ひな選手と作った「ウエーブメダルHS」を掲載しています。

2025年12月19日に発売した「FORTIUS NT-A COMBO」は、合板7枚とアラミドカーボン2枚の9枚構造で約90g、税込19,250円です。他競技の用品と同じ会社で調達したい場合の候補になります。

(参考)卓球ラケット「FORTIUS NT-A」「FORTIUS BT-A」発売 – ミズノ株式会社

(参考)卓球 – ミズノ株式会社

スティガ・スポーツ・ジャパン|スウェーデンのSTIGAを日本で扱う窓口

日本語の公式サイトは、STIGA Sports ABをスウェーデンのスポーツメーカーと説明し、1944年に卓球製品の生産を始めたと紹介しています。JTTAの一覧では、公認の会社としてスティガ・スポーツ・ジャパン株式会社が載っています。

代表例の「DESTINY CARBON」は木材5枚にカーボン2枚で、板厚5.7mm、税込29,700円です。JTTAの資料には、ヤサカのプレートが付いたスティガのラケットも公式戦で使えるという注記があります。ヤサカが扱っていた時期の製品を持っている場合に確かめておきたい点です。

(参考)会社概要 – STIGA

(参考)DESTINY CARBON – STIGA

TIBHAR JAPAN|木曽檜の日本式ペンも出す新宿区の会社

TIBHAR JAPAN株式会社の本社は東京都新宿区で、会社情報の業種欄には「卓球用品総合メーカー」とあります。

ラケット一覧の「イェーガー」は木曽檜の単板で板厚10.5mm、税込38,500円です。公式はTIBHARで初めての日本式ペンと説明しており、今回の代表例では最も高い価格でした。

(参考)会社情報 – TIBHAR JAPAN株式会社

(参考)ラケット – TIBHAR JAPAN株式会社

アンドロジャパン|andro製の5枚合板を7,920円で案内する窓口

JTTAの一覧では、androブランドの公認の会社は株式会社アンドロジャパンです。日本語の製品ページは、andro.deの中に用意されています。

代表例の「PROSPIRE 5 OFF」は木材5枚で板厚6.0mm、税込7,920円です。重さの目安は82gで、中国式は75gと分けて載せており、ジュニアでも扱いやすいと説明しています。

(参考)PROSPIRE 5 OFF – andro

卓永|XIOMの日本向けサイトを持つ窓口

JTTAの一覧では、XIOMの公認の会社は株式会社卓永です。xiom.jpの最下部にもTAKUEI Corporationの表記があります。

シェークハンドの一覧にはストラディバリウス、アイギス、インディードなどのシリーズが並びます。今回は個別の価格と仕様を公式ページから取得できなかったため、購入前にサイトで確かめてください。

(参考)ラケット – XIOM

イルマソフト|DONICなど3ブランドの公認を持つ会社

JTTAの一覧では、DONIC、akkadi、The World Connectの3ブランドがイルマソフト株式会社に載っています。同社の公式サイトは今回確認できなかったため、日本での購入先はDONIC側の案内や販売店で確かめるのが確実です。

ドイツのDONICは、2代目が経営する企業と公式に説明しています。「Anders Lind Exceptional」はドイツ製の7枚構成で、キリの内側をカーボン層で挟んだ攻撃用です。

(参考)About us – DONIC

(参考)DONIC Anders Lind Exceptional – DONIC

Q. 卓球ラケットの価格はいくらくらいですか?

今回確認した代表モデルでは、税込7,920円から38,500円でした。5枚や7枚の木材合板は1万円以下の例があり、カーボンを組み合わせたモデルは2万円前後から3万円程度の例が並びます。これは代表モデル1本ずつの比較なので、各社の価格帯は公式の一覧で確かめてください。

公認刻印の一覧は28社39ブランド|海外ブランドも日本の会社が窓口になる

卓球ラケットの公認刻印を得るまでの国内ブランドと海外ブランドの流れ

海外ブランドかどうかにかかわらず、日本の公式戦で使うラケットには日本卓球協会の公認を示す刻印が付きます。協会の資料では、公認ラケットの業者として28社が並び、ブランドを数えると39になりました(Human Soarが資料の表から数えた値)。

7社は複数のブランドを持っています。アンビション(WRM・銀河・OSP)、イルマソフト(DONIC・akkadi・The World Connect)、センターフィールド(TOP FIELDER・RALLY ACE)、ジュウイック、ドクターヤン(4ブランド)、日本卓球、VICTASです。ブランド名だけで探すと窓口の会社にたどり着けないので、まずこの一覧で社名を引くと早く確かめられます。

刻印の条文は、日本卓球ルールの2.2.1.2に「ラケットにはJ.T.T.A.A.の刻印及び商標、または指定業者名の略称とJ.T.T.A.A.の連続刻印がなければならない」とあります。協会のFAQによると、個人の申請は受け付けておらず、自作のラケットはこのルールで行う大会には使えません。大会に出る社員には、この一覧にある会社の製品から選んでもらうと安全です。

一覧には取り下げの情報も載っています。Wizardブランドのラケットは2026年3月末日で取り下げとなり、使用有効期限は2028年3月末日です。古い備品を引き継いだときは、このような注記まで確かめると安心です。

(参考)JTTA 公認ラケット・登録刻印(2026年7月6日現在) – 公益財団法人日本卓球協会

(参考)刻印が薄くなったラケットの使用(FAQ) – 公益財団法人日本卓球協会

(参考)自作ラケットの使用(FAQ) – 公益財団法人日本卓球協会

Q. 卓球ラケットのメーカーは何社ありますか?

日本卓球協会の公認刻印一覧には、2026年7月6日現在で28社39ブランドが載っています。これは日本の公式戦で使える刻印を持つ会社の数で、世界のメーカー総数とは異なります。

Q. 刻印がないラケットは公式大会で使えますか?

日本卓球ルールで行う大会では使えません。ルールがJ.T.T.A.A.の刻印などを求めているためです。刻印が薄くなった場合は審判長の判断になり、不安ならメーカーに押し直しを依頼できます。

登録人数は2019年度比で21.8%減|47都道府県すべてで減った卓球の足元

日本卓球協会の登録人数は、2019年度の358,124人から2025年度の280,010人へ21.8%減りました。協会の加盟団体別の表から増減率を計算し直すと、47都道府県のすべてで減っています。

区分 2019年度 2025年度 増減率
全体(合計) 358,124人 280,010人 -21.8%
高体連 76,707人 60,111人 -21.6%
青森 5,888人 3,617人 -38.6%
岐阜 8,412人 5,379人 -36.1%
愛知 18,887人 12,173人 -35.5%
東京 15,322人 13,959人 -8.9%
愛媛 5,561人 5,145人 -7.5%

出典:日本卓球協会「登録人数推移表(2019年~)」をもとにHuman Soarが増減率を計算。都道府県は減少率の大きい3つと小さい2つです。2020年度は262,175人でした。

減り方には差があり、青森と愛知は3割を超える一方、東京と愛媛は1割未満でした。高体連も21.6%減で、全体とほぼ同じ割合です。協会の登録者だけで市場の大きさを測ると、この下げをそのまま需要の減少と読んでしまいます。

登録していない人を含めた数字も見ておきます。総務省の令和3年社会生活基本調査で、過去1年間に卓球をした10歳以上の割合は4.9%で、2016年の6.8%から1.9ポイント下がりました。笹川スポーツ財団の調査では、10代の年1回以上の実施率は2025年に17.4%、推計187万人です。年1回以上卓球をする10代だけで、協会の登録人数を大きく上回ります。

卓球以外の競技も含めた業界の見取り図は、スポーツビジネスの7要素と市場動向の解説にまとめています。スポーツ業界全体の課題はスポーツ業界の課題の記事で整理しました。テニスシューズのメーカー一覧のように、用品ごとの比較も順に公開しています。

(参考)登録人数推移表(2019年~) – 公益財団法人日本卓球協会

(参考)令和3年社会生活基本調査 結果の概要 – 総務省統計局

(参考)10代の卓球人口 – 公益財団法人笹川スポーツ財団

ラケットの種類一覧と重さ|握り方・戦型・素材の3つで絞る

卓球ラケットの種類を握り方・戦型・素材で分けた一覧

卓球ラケットの種類は、握り方、戦型、素材の3つで分けると絞りやすくなります。メーカーの公式サイトも、この分け方で一覧を作っています。

握り方|シェークハンドとペンで重さの目安が変わる

各社の一覧はシェークハンドとペンホルダーを分けています。今回確認したシェークの代表例は78gから90gでした。ペンでは、ニッタク「暁炎 C」が77g前後、andro「PROSPIRE 5 OFF」の中国式が75gと、同じ会社のシェーク系より軽い値が載っています。

戦型|守備用の松下浩二は5.4mmで攻撃用のファルクW7は6.4mm

各社の製品ページには、攻撃用や守備用の分類が載っています。守備用の「松下浩二」は板厚5.4mmで、攻撃用の「ファルクW7」は6.4mmでした。andro「PROSPIRE 5 OFF」のように、攻守のバランスを取ったオールラウンドの区分もあります。ブレードの大きさも、松下浩二は165×155mm、張本智和 インナーフォース ALCは158×152mmと差があります。

素材|木材の合板にカーボンやチタンを組み合わせた特殊素材もある

今回の代表例には、木材5枚のモデル、木材7枚のモデル、木材にカーボンやアラミドカーボン、チタンを組み合わせたモデル、木曽檜の単板が並びました。国際卓球連盟の規定では、ブレードは厚さの85%以上を天然木にする必要があり、繊維で補強した接着層は全厚の7.5%か0.35mmの小さいほうが上限です。カーボン入りと書かれていても、大部分は木でできていることになります。

あわせて読みたいテニスラケットメーカー一覧8社|国内3社と海外5ブランド比較›

(参考)ITTF Statutes 2026 – International Table Tennis Federation

Q. 卓球ラケットの重さの目安はどれくらいですか?

今回確認したシェークの代表例は78gから90gでした。ペンや中国式では75g前後の軽い例もあります。木材は個体差が出るので、各社の表示は「87g±」のように幅を持たせています。

社内の備品から協賛まで|用途ごとに先に確かめること

企業が卓球ラケットのメーカーを調べる場面では、用途によって最初に見る情報が変わります。公式大会に出るなら刻印、備品なら価格と窓口、協賛や連携なら公表された取り組みが先です。今回、オフィスでの導入事例を公式に掲載している社は確認できなかったので、法人の条件は各社の問い合わせ窓口で確かめてください。

社員チームで公式大会に出る|刻印の読み取りやすさまで確かめる

刻印が薄くなったラケットは、審判長が読み取れて適合と判断した場合に使えます。不安があれば、メーカーに押し直しを依頼できると協会のFAQにあります。引き継いだ備品は、大会の前に確かめておくと当日の差し替えを防げます。

備品としてまとめて買う|握りの種類と税込価格を先に決める

同じモデルでも、ストレートとフレアでグリップが分かれます。5枚合板は税込8,000円前後の例があるので、まず参加人数と握りの比率を決めてから、公式の一覧で価格を確かめると見積もりが早くなります。特定の形にこだわるなら、ニッタクの特注のような選択肢もあります。

協賛や連携を考える|各社が公表している取り組みから入る

タマスは2026年5月25日に、小学館集英社プロダクションなどと幼児向けプログラムを全国の園へ展開すると発表しました。日本代表のサプライヤーのように、競技団体と組む形の事例もあります。卓球選手のデータ活用の記事や吉村真晴選手から企業が学ぶ視点の記事は、選手と組むときの話題を考える材料になります。

あわせて読みたいエンドースメント契約とは|スポーツ選手と企業が決める内容›

(参考)ニュースリリース(2026年5月25日) – 株式会社タマス

まとめ|卓球ラケットは刻印の一覧で会社名を引いてから比べる

卓球ラケットを選ぶときは、ブランド名から窓口の会社を確かめると、その後の比較が楽になります。要点は次のとおりです。

  • 公認刻印の一覧には28社39ブランドが載る(2026年7月6日現在)
  • 代表モデルの税込価格は7,920円から38,500円、シェークの重さは78gから90g
  • 海外ブランドにも日本の公認の会社があり、DONICはイルマソフト、XIOMは卓永が一覧に載る
  • 登録人数は2019年度から21.8%減り、47都道府県すべてで減った
  • 公式大会で使うなら、刻印が読み取れるかを大会の前に確かめる

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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