レブロンの食事管理|67日の炭水化物抜きとシーズン中の変化

レブロンの食事管理を解説する記事のアイキャッチ。バスケットボールのイメージ写真に67日の炭水化物抜きの文字 スポーツアスリート

炭水化物を抜くのがいいのか、しっかり食べるのがいいのか。食事の情報を調べるほど、正反対の意見に迷います。レブロン・ジェームズの食事は、この問いに「時期で変える」という答えを示しています。

2014年のオフには炭水化物と糖を断つ生活を67日続け、約250ポンド(約113kg)まで体重を落としました。一方で2023年に紹介されたシーズン中の食事では、砂糖を抑えて炭水化物を増やしています。同じ選手でも、目的が変われば食べ方は変わります。本人の発言と報道をもとに、その違いを整理します。

レブロンの食事管理の変化|2014年と2023年の違い

レブロンの食事管理は、オフの2014年と、シーズン中を伝える2023年の報道で大きく違います。3つの時点を比べると、炭水化物の扱いが正反対であることが分かります。

時点 時期 炭水化物の扱い 確認できる数字
2014年夏 オフ 抜く 67日間
2014年9月 シーズン前 制限を終えて報告 約250ポンド(約113kg)
2023年10月の報道 シーズン中 増やす シェイク1杯445kcal

出典:CBS Sports(2014年)、Sports Illustrated(2014年)、NBC Los Angeles(2023年)をもとに本記事で作成。kgは本記事の換算値です。

2014年夏は67日間の厳しい食事制限を続けた

CNNのインタビューを伝えたCBS Sportsの2014年9月24日の記事によると、本人は「とても厳格でした。67日間です」と語っています(英語の発言を本記事で訳出)。

さらに「何が食べられなかったかを言いましょう。炭水化物なし、砂糖なし、乳製品なし、精製糖なし。何もなしです。肉、魚、野菜、果物です」と説明しました(本記事で訳出)。

(参考)LeBron James dieted for 67 days(2014年9月24日) – CBS Sports

2014年9月は250ポンド前後まで軽くなった

同じインタビューで本人は、体重について「250ポンドくらいです。ここ数年プレーしてきた体重よりかなり軽いですが、調子はいいです」と話しました(本記事で訳出)。Sports Illustratedも同じ趣旨を伝えています。

一番つらかったものを聞かれると、「パンケーキか、チョコチップクッキーとアイスクリームのどちらかでした」と答えています(本記事で訳出)。夢に出てきたかと聞かれ、クッキーモンスターに追いかけられたことがあると話しました。

(参考)LeBron James dieted for 67 days(2014年9月24日) – CBS Sports

(参考)LeBron James: Weight loss ‘not such a good thing for the competition’(2014年9月25日) – Sports Illustrated

2023年の報道ではシーズン中に炭水化物を増やしている

NBC Los Angelesの2023年10月24日の記事は、本人が動画の中で「砂糖はかなり抑えて、炭水化物はかなり増やします」と語ったと伝えています(本記事で訳出)。

理由については「だから炭水化物を多めにとります。エネルギーになるからです。自分にはこれが合っています」と続けています(本記事で訳出)。糖質の考え方を深く知りたいときは、糖質と脂質を時期で使い分ける考え方が参考になります。

(参考)LeBron James’ diet and workout routine(2023年10月24日) – NBC Los Angeles

Q. レブロンは炭水化物を食べないのですか?

時期によって違います。2014年のオフは67日間炭水化物を抜きましたが、2023年の報道ではシーズン中に炭水化物を増やすと語っています。試合で使うエネルギーが多い時期は、多めにとるという考え方です。

2014年の67日間の食事は時期を決めた短期の取り組み

レブロンの2014年オフの食事とシーズン中の食事を比べた図解。オフは炭水化物と砂糖を抜き、シーズン中は炭水化物を増やす

67日間の制限で注目すべきなのは、期間を区切っている点です。図のように、オフとシーズン中では食事の考え方が違います。ずっと炭水化物を抜き続ける食事として紹介された話ではありません。

本人が語った制限は、炭水化物、砂糖、乳製品を同時に断つ厳しいものでした。トップ選手が専門家の支えを受けて行った例なので、一般の人がそのまま試すのはおすすめできません。極端な制限を考えるときは、医師や管理栄養士に相談してください。

他の選手の食事の組み立て方と比べるなら、1日6回に分けて食べるロナウドの食事も参考になります。

(参考)LeBron James dieted for 67 days(2014年9月24日) – CBS Sports

レブロン・ジェームズの食事メニュー|シーズン中の1日

レブロン・ジェームズのシーズン中の1日の食事の流れを、朝、昼と夜、間食、試合の前後に分けた図解

レブロン・ジェームズのシーズン中の食事メニューは、たんぱく質と野菜を中心に、試合の前後でエネルギーを補う形です。NBC Los Angelesが典型的な1日の例として伝えた内容を、時間の流れで整理しました。

朝は卵白のオムレツやヨーグルト、スモークサーモン、ベリー、グルテンフリーのパンケーキなど。急いでいるときはピーナッツバターを塗ったベーグルを食べるそうです。昼と夜はたんぱく質に野菜を合わせ、試合の日は鶏むね肉、軽めのパスタ、オリーブオイルをかけた野菜サラダなどを選びます。

間食には果物をよく食べ、試合中にはアーモンドバターをのせたりんごを用意します。お気に入りのシェイクは1杯445kcal、たんぱく質26g、炭水化物53g、脂質15gと紹介されています。同じ記事は週6日の運動のうち3日がウェイトトレーニングとも伝えています。報道された例なので、毎日同じものを食べているわけではありません。

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(参考)LeBron James’ diet and workout routine(2023年10月24日) – NBC Los Angeles

Q. レブロンのシーズン中の食事メニューは何ですか?

NBC Los Angelesの報道では、朝は卵白のオムレツやヨーグルト、昼と夜はたんぱく質と野菜が中心です。試合の日は鶏むね肉や軽めのパスタを選びます。間食は果物で、試合の前後にはシェイクや炭水化物の多いドリンクをとると伝えられています。

レブロンの食事管理は睡眠と一緒に考える

レブロンの体づくりは、食事だけでは語れません。練習量や回復の習慣があって、初めて食事の意味が出てきます。レブロン・ジェームズの睡眠管理を合わせて読むと、回復までの全体像が見えてきます。

他の分野の取り組みも含めた全体の考え方は、一流アスリートのコンディショニング完全ガイドにまとめています。食事の良し悪しを1つの栄養素で判断せず、運動量、睡眠、時期と一緒に見ることが大切です。

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レブロンの食事管理から現場で試したい3つのこと

まねしたいのは67日の制限ではなく、次の3つの考え方です。職場の健康づくりや運動習慣にも置き換えられます。

食事の方針を時期で分ける

体重を落としたい時期と、活動量が多い時期では、必要な食事が違います。繁忙期や大会前など、予定に合わせて方針を分けるだけでも無理が減ります。

制限するなら期間を先に決める

レブロンの67日のように終わりを決めておくと、見通しを持って取り組めます。終わりのない我慢は続きにくいものです。極端な内容にせず、まず間食や飲み物など1つから変えてみましょう。

動く量に合わせて炭水化物を増やす

「炭水化物は悪いもの」と決めつけないことが大切です。長時間の運動や試合がある日は、エネルギー源として必要になります。持病がある方や糖質の管理が必要な方は、医師や管理栄養士に相談してください。

Q. レブロンの67日間の食事制限は一般の人でもまねできますか?

そのまま試すのはおすすめできません。炭水化物、砂糖、乳製品を同時に断つ厳しい内容だからです。まねするなら、期間を決めること、時期で方針を変えることなど、考え方を取り入れるようにしてください。

レブロンの食事管理のまとめ

レブロンの食事管理で押さえたい点は次の5つです。

  • 2014年のオフは、炭水化物や砂糖、乳製品を断つ食事を67日間続けた
  • 体重は約250ポンド(約113kg)まで軽くなったと本人が語った
  • 2023年の報道では、シーズン中は砂糖を抑えて炭水化物を増やしている
  • シーズン中の食事はたんぱく質と野菜が中心で、シェイクは1杯445kcal
  • まねするなら制限の内容ではなく、時期で方針を変える考え方を取り入れる

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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