大谷翔平選手の食事は、日本ハム時代の「増量のために1日6〜7食」から、渡米後は管理栄養士と100g単位で管理する形へ、そして近年は外食を控えつつパスタを一年中食べる形へと、時期ごとに目的を変えながら続いてきました。公表されている範囲で、メニュー、量、こだわり、パスタ、写真の5点を時系列で整理します。
なお、1日の総カロリーや具体的なグラム数を本人や球団が継続的に公表している資料は確認できませんでした。本記事は、発言者と掲載日がわかる報道だけを使い、わからない部分は「わからない」と書いています。
大谷翔平の食事は時期ごとに目的が変わる|公表資料から見た全体像
結論から言うと、2016年は増量、2018年は脂質を抑えたたんぱく質確保、2021年以降は自分の体に合う食品の見極めと外食の抑制、というように、食事の目的は時期ごとにはっきり変わっています。下の表は、日付と発言者が確認できた事実だけを並べたものです。
| 時期 | 確認できた食事の特徴 | 出典 |
|---|---|---|
| 2016年1月(日本ハム) | 体重は約100kg。無理をして1日6〜7食(プロテイン含む) | 日刊ゲンダイDIGITAL(2016年1月7日) |
| 2018年2月(渡米直後) | 帯同した管理栄養士が牛ヒレ・鶏ムネ・魚介を100gずつ小分け | Number Web(2022年1月15日掲載) |
| 2018年(Number950号) | 自炊は卵料理が中心 | Number Web(2023年3月10日掲載) |
| 2021年2月(エンゼルス) | 体重は約102kg。血液検査で自分に合う食品を確認 | デイリースポーツ(2021年2月19日) |
| 2023年7月 | オールスター前日の会見で、今季は外食していないと説明 | 週刊女性PRIME(2023年7月19日) |
| 2025年1月 | パスタ・小麦粉はオフもシーズン中も食べる。シーズン中は炭水化物を多めに | BuzzFeed Japan(2025年1月26日) |
| 2025年3月(東京シリーズ) | チーム夕食会を主催し、写真をInstagramに投稿 | Sports Illustrated(2025年3月25日) |
出典:上記各媒体の報道をもとに作成(発言者・掲載日は表内に記載)。体重や食事量の数値は、各時点の本人発言または報道の記述で、同一基準の測定値ではありません。
以降のセクションでは、この表の各行を順番に掘り下げます。
大谷翔平の食事メニュー|日本ハム時代は1日6〜7食で増量
日本ハム時代の食事の特徴は「量を食べる」ことでした。2016年1月の自主トレ公開時、体重は約100kgで、オフの間だけで約8kg増えたと報じられています。キャンプで絞って98〜99kgで臨む意向も、同じ記事で伝えられました。
食事の回数について、同記事は1日6〜7食(プロテイン含む)と書いています。本人は「無理して食べています」と話し、シーズン中より炭水化物を増やしていました。増量期は、好きなものを楽しむ食事ではなく、体づくりの作業として食べていたことがうかがえます。
当時の捕手だった清水優心選手は、デイリースポーツの連載で、大谷選手が「必要に応じて夜ご飯の炭水化物の量を減らしていたり、揚げ物が少なかったり」したと語っています。時期の記載はありませんが、増量だけでなく体の状態に合わせて引き算もしていた、という証言です。
自炊については、2018年のNumber誌のインタビューで「えっ、自炊ですか。たまご料理、作ってます。」と答えています。「めんどくさいときは目玉焼きで(笑)」とも話しており、手の込んだメニューを毎日作っていたわけではないことがわかります。
(参考)日ハム大谷が体重100キロ メジャー級ボディーでダル超え – 日刊ゲンダイDIGITAL(2016年1月7日)
(参考)オピニオンD – デイリースポーツ online(2019年6月28日)
(参考)「大谷翔平ってこんなにマッチョだった?」本人に聞いた「年々、身体が強くなっている事実」 – Number Web(文藝春秋、2023年3月10日)
同じ時期の運動面の取り組みは、大谷翔平の体幹トレーニングの記事で整理しています。食事とトレーニングをセットで読むと、増量の意図が見えやすくなります。
大谷翔平の食事の量|渡米直後は100g単位の小分けで管理

量について確認できる具体的な数字は、渡米直後の2018年2月の自主トレの記述です。帯同した管理栄養士は、牛ヒレ、鶏ムネ、魚介を100gずつに小分けして冷凍し、3種を組み合わせて食べる形を作りました。課題は、初めての一人暮らしで余分な脂質を抑えつつたんぱく質を揃えることだったとされています。
Number誌の記事によると、大谷選手はチョコレートのカカオポリフェノールやカフェイン、乳酸菌なども自分で調べ、管理栄養士に質問していました。管理栄養士任せにせず、成分の意味を理解したうえで食べる姿勢が、このころから見えます。なお、この記事は有料部分があり、冒頭で確認できた範囲の内容です。
一方で、メジャー移籍後の1日の総摂取量やグラム数を本人が公表した資料は確認できていません。参考までに、JISS(国立スポーツ科学センター)の論文では、日本人競技者の実際のたんぱく質摂取量の平均は体重1kgあたり1.6±0.5g、球技系の目安は1.75gと紹介されています。これは競技者全体の一般的な目安であり、大谷選手の摂取量ではありません。
(参考)大谷翔平を支えた管理栄養士の証言(Sports Graphic Number 1035号) – Number Web(文藝春秋、2022年1月15日掲載)
(参考)アスリートの栄養管理について―国立スポーツ科学センターの場合― – 日本スポーツ振興センター 国立スポーツ科学センター(亀井明子・川原貴)
Q. 大谷翔平の食事の量は公表されていますか
1日の総摂取量やグラム数を本人や球団が継続的に公表した資料は確認できていません。確認できたのは、2016年の1日6〜7食と、2018年の牛ヒレ・鶏ムネ・魚介を100gずつ小分けする管理など、時期ごとの断片的な情報です。
大谷翔平の食事のこだわり|血液検査で食品を選び外食を控える
こだわりは「自分の体に合うかどうかを確かめる」ことに集約されます。2021年2月、エンゼルスのキャンプで体重は約102kgと話し、「自分の体になってきている」という感覚を語りました。あわせて、血液検査で自分に合う食品と合わない食品を調べ、食事に反映したと説明しています。炎症や体質への効果は本人の説明の紹介にとどまり、効果として断定できる資料はありません。
外食についても一貫しています。2018年のシーズンを振り返るインタビューでは、シーズン中はほとんど外食せず球場の食事を利用しており、そのことを「普通じゃなくないですか?」と話しています。2023年のオールスター前日会見でも「今季は外食していない」と説明したと報じられました。
日本ハム時代は外出が許可制で、出前を取ることが多かったとも伝えられています。環境が変わっても、食事を自分で管理しやすい形に整えてきた点は共通しています。
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(参考)大谷翔平のキャンプ取材(2021年2月19日) – デイリースポーツ online
(参考)大谷翔平の日ハム時代の食事と外食に関する記事(2023年7月19日) – 週刊女性PRIME(主婦と生活社)
(参考)野球翔年II MLB編2018-2024 大谷翔平 ロングインタビュー(抜粋、2024年11月4日) – 文春オンライン(文藝春秋)
Q. 大谷翔平は外食をしないのですか
シーズン中は外食をほとんどしないと本人が話しています。2018年のシーズン中は球場の食事を利用し、2023年のオールスター前日の会見でも今季は外食していないと説明したと報じられました。
大谷翔平とパスタ|一年中食べる理由と近年の食事の変化
パスタについては、日清製粉ウェルナの広告に出演した際のインタビューで本人が語っています。BuzzFeed Japanの記事(2025年1月26日)によると、パスタや小麦粉はたんぱく源と並ぶ優れた炭水化物源という位置づけで、オフもシーズン中も食べ続けています。「一年通してずっと食べていますね」という発言が紹介されています。
量はシーズンによって調整します。シーズン中は炭水化物を多めに意識し、オフシーズンは摂取量を少し減らすものの、欠かせない栄養素なので続けているという説明です。なお、この記事は企業の広告に出演した選手の話を扱っており、タイアップ色がある点は割り引いて読む必要があります。
近年の様子については、現代ビジネス(講談社)が球団関係者の話として、塩だけのパスタや、バンズの代わりにレタスで包むハンバーガーなど厳格な管理で知られた一方、現在は炭酸飲料や出前のホットドッグを頼むこともあると伝えています。本人の発言ではなく、時期の記載もないため、「球団関係者によると」という前提で受け取るのが適切です。
写真については、2025年3月の東京シリーズで、大谷選手が山本由伸選手、佐々木朗希選手らとチームの夕食会を主催し、カニ、ウニ、寿司などが並んだ様子をInstagramに投稿したとSports Illustratedが報じています。日常の食事ではなく、行事の食事の写真です。
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(参考)大谷翔平と日清製粉ウェルナの広告に関する記事(2025年1月26日) – BuzzFeed Japan
(参考)大谷翔平の食事に関する球団関係者の話 – 現代ビジネス(講談社)
(参考)Shohei Ohtani organized Dodgers dinner(2025年3月25日) – Sports Illustrated
Q. 大谷翔平はパスタをよく食べますか
本人は、パスタや小麦粉をオフシーズンもシーズン中も食べ続けていると話しています。2025年1月の報道では、シーズン中は炭水化物を多めに、オフは量を少し減らして調整するとされています。
Q. 大谷翔平の食事の写真は公開されていますか
日常の食事を継続的に公開している資料は確認できていません。確認できたのは、2025年3月の東京シリーズで開いたチーム夕食会の様子を、本人がInstagramに投稿したというSports Illustratedの報道です。
大谷翔平の食事から持ち帰る要点|自分の目安を決める手順
一般の人が大谷選手の食事をそのまま真似するのは現実的ではありません。持ち帰るべきは、食事を決める手順のほうです。
- 目的を決めてから食べる|増量期は量、シーズン中は炭水化物、というように時期ごとの目的を先に決めています。
- 自分で確かめる|成分を調べて質問し、血液検査で自分に合う食品を確認する姿勢が共通しています。
- 管理しやすい形に整える|外食を控え、小分けや球場の食事など、迷わず食べられる仕組みを作っています。
自分の目安を知るには、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」が出発点になります。令和7年度から11年度までの5年間使われる基準で、エネルギーとたんぱく質の章があります。競技レベルの高い人や体質に不安がある人は、数値を自己判断で変えず、医師や管理栄養士に相談してください。その他のアスリートの食事の考え方は、一流アスリートのコンディショニング完全ガイドにまとめています。
同じ野球選手の栄養管理としては、広島・森下暢仁選手の栄養バランスも参考になります。
(参考)日本人の食事摂取基準(2025年版) – 厚生労働省
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