協賛企業がクラブ・リーグ・大会のロゴを広告や販促に使うには、契約で得た権利の範囲で、案件ごとに権利を持つ団体へ申請し、承認を受けてから使います。申請先は団体ごとに違い、申請システム、申請書の郵送やメール、Webフォームと出し方もさまざまです。審査の日数は公表されている例で原則5営業日から10営業日程度で、形や色を変えない、承認番号を表示するなど、承認後にも守る決まりがあります。
キャンペーンのチラシにクラブのエンブレムを入れたい。営業部から「協賛しているんだから使えるでしょう」と言われたものの、どこに何を出せばいいのか分からず、印刷の締め切りは近づいてくる。ここでは、プロ野球の球団、Jリーグ、マラソン大会、国民スポーツ大会の規程を並べて、ロゴの使用申請を誰に、何を、いつまでに出し、承認後に何を残すかを順に整理します。
スポーツ団体のロゴ使用申請は契約の権利の範囲で承認を取る手続き
協賛契約を結んでも、クラブや大会のロゴを社内の判断だけで使えるようにはなりません。どのロゴを、どの場面で使えるかは契約で決まり、実際に案件ごとに権利を持つ団体の承認を取ります。スポンサー担当の業務全体の中での位置づけは、スポンサー担当の仕事内容(企業側の6つの業務)で整理しています。
協賛していても案件ごとに事前の申請が要る
Jリーグのプロパティ利用規約は、リーグとクラブのロゴ・エンブレム・フラッグ・マスコットを、Jリーグのパートナー、Jクラブのスポンサー、商品化契約を結んだ企業の広報・広告や商品に使うことを権利として認めています。それでも、報道とは異なる目的で使う場合は事前にJリーグへ問い合わせるよう求めており、使用料がかかることがあるとしています。パートナー・スポンサー以外の企業がキャンペーンや広告に使うことは、原則としてできません。
プロ野球の球団も同じ考え方です。千葉ロッテマリーンズは球団のロゴなどを使う場合、原則としてすべて事前に球団へ申請し、許諾を得るよう定めています。楽天野球団は、ロゴやマスコットを使った商業行為を、スポンサー契約・商品化契約を結んだ企業に「事前申請の上」権利として認めるとしています。協賛は申請する資格を得ることであって、申請そのものを省けるわけではありません。
(参考)プロパティ利用規約 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)ロゴ、肖像、映像二次使用等に関して – 株式会社楽天野球団
使えるロゴと使える場面は契約と協賛の区分で決まる
商標法は、商標権者が他人に使用を許諾できるとしたうえで、許諾を受けた人は「設定行為で定めた範囲内において」登録商標を使えると定めています(31条)。商標法上の「使用」には、商品や広告に標章を付けて展示・頒布する行為や、それをインターネットで提供する行為も含まれます(2条3項)。協賛契約でいえば、契約書や権利の一覧に書かれた範囲が、使ってよいロゴと場面の上限になります。商標登録の有無や著作権の扱いなど、個別の判断は法務部門や専門家に確認してください。
大会では、協賛の区分によって使える場面が変わります。日本スポーツ協会の国民スポーツ大会企業協賛ガイドラインは、サンプリングやブース出展、協賛社ロゴの掲出などのマーケティング活動を、式典会場では「カテゴリーA」と「カテゴリーB」、競技会場の中では「カテゴリーA」の協賛社だけに認めています。JAPAN GAMESマークも、営利目的で使えるのはJAPAN GAMESパートナーに限られます。申請の前に、自社の契約書で、使えるロゴの種類、媒体、地域、期間を確かめておきます。契約書で見る項目はスポーツスポンサー契約で企業が確かめる6項目にまとめています。
選手の写真や名前を一緒に使う場合は、ロゴとは別に肖像の許諾が要ります。許諾先の確かめ方はスポーツ選手の広告起用のチェック表、支払う料金は肖像権の使用料の記事で扱っています。
(参考)商標法(昭和三十四年法律第百二十七号) – e-Gov法令検索(デジタル庁)
(参考)国民スポーツ大会企業協賛に関するガイドライン – 公益財団法人日本スポーツ協会
(参考)国民スポーツ大会関係標章使用のガイドライン(2025年12月16日更新) – 公益財団法人日本スポーツ協会
Q. 協賛すればクラブや大会のロゴを自由に使えますか?
自由には使えず、契約で得た権利の範囲で、案件ごとに事前の申請と承認を経て使います。Jリーグはパートナーやスポンサーの広告でのロゴの使用を権利として認めていますが、報道以外の目的で使う場合は事前の申請を求めています。
ロゴ使用申請の申請先と申請方法|球団・リーグ・大会の規程を比べる
申請先と出し方は、団体ごとに大きく違います。球団、リーグ、マラソン大会、国民スポーツ大会の公開されている規程を並べると、次のようになります。
| 団体 | 申請先 | 申請の方法 | 審査の日数 | 協賛社に関わる主な条件 |
|---|---|---|---|---|
| Jリーグ(リーグ・クラブのロゴ) | Jリーグ | 報道以外で使う前に申請・問い合わせ | — | パートナー・スポンサーの広告での使用を権利として認める。報道以外では使用料がかかることがある |
| 千葉ロッテマリーンズ | 球団 | プロパティ使用申請システム(Jリーグメディアポータルのアカウントが必要) | — | 審査のうえ許諾を通知し、その後に使用を開始 |
| オリックス・バファローズ | 事業推進部 商標担当 | 申請書をFAXかメールで提出(利用内容を説明する資料があれば添付) | — | 報道以外の利用は原則として商標権使用許諾料が発生 |
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 楽天野球団 | Webの申請フォーム | — | ロゴを使った商業行為はスポンサー契約・商品化契約を結んだ企業に事前申請のうえ認める |
| 東京マラソン | 東京マラソン財団 広報部 | Webの申請フォーム、または申請書と企画書をメール | 原則5営業日 | 使用権は共催・後援・主管・協賛する団体に限る |
| 京都マラソン | 京都マラソン実行委員会 | 実行委員会の承認を受ける | — | 名称・ロゴの使用は主催者と実行委員会が承認する協賛社等に限る |
| 愛媛マラソン | 愛媛マラソン実行委員会事務局 | 使用承認申請書に会社概要・企画書・商品一覧を添えて郵送か持参 | — | 商用の使用は有償。審査を通過すると契約書が送られる |
| ちばアクアラインマラソン | ちばアクアラインマラソン実行委員会事務局 | 協賛社は案件ごとに使用企画書を提出 | — | 使用料は無償 |
| 国民スポーツ大会(国スポ) | 日本スポーツ協会または開催県の実行委員会 | JAPAN GAMESパートナーは協賛契約書に基づく申請書を提出 | 一般の申請は受理から許可通知まで10営業日程度(協賛企業の手続きは別に定める) | JAPAN GAMESパートナーは両者の承認を得て無償で使用 |
出典:Jリーグ、千葉ロッテマリーンズ、オリックス野球クラブ、楽天野球団、東京マラソン財団、京都マラソン実行委員会、愛媛マラソン実行委員会、ちばアクアラインマラソン実行委員会、日本スポーツ協会の各規程・ガイドラインをもとに Human Soar 作成。「—」は公開されている規程に審査の日数の記載がないもの
申請システムやWebフォームで出す
千葉ロッテマリーンズは「千葉ロッテマリーンズプロパティ使用申請システム」で申請を受け付けており、利用にはJリーグメディアポータルのアカウントの申請かサービス利用登録が必要です。初めて申請する会社は、アカウントの準備も申請の前に済ませておきます。東京マラソン財団は、大会公式サイトの申請フォームか、申請書を企画書と一緒にメールで送る方法を案内しています。楽天野球団も、Webの申請フォームから申請するよう案内しています。
(参考)東京マラソンのプロパティ使用について(2024年1月30日時点) – 一般財団法人東京マラソン財団
(参考)ロゴ、肖像、映像二次使用等に関して – 株式会社楽天野球団
申請書を郵送やFAXで出す
書面で出す団体もあります。愛媛マラソンは、使用承認申請書を実行委員会事務局へ郵送か持参で出す決まりで、申請書には企業の概要が分かる書類、企画案やデザイン案が分かる企画書、商品一覧を添えるよう書かれています。オリックス・バファローズは申請書をFAXかメールで受け付け、商品企画書など利用内容を説明する資料があれば一緒に出すよう求めています。添える資料は、何に、どの大きさで、どれだけの期間使うかが分かるものにしておくと、審査で聞き返されにくくなります。
(参考)愛媛マラソン名称・ロゴマーク 商品等使用承認申請書 – 愛媛マラソン実行委員会
(参考)知的財産に関するご注意 – オリックス野球クラブ株式会社
協賛社は様式が分かれていることがある
協賛社とそれ以外で、出す書類を分けている団体があります。ちばアクアラインマラソンの事務取扱要領は、協賛社には「使用企画書」の提出を求め、協賛社以外には申込書・企画書・申込者の概要が分かる書面を求めています。国民スポーツ大会では、JAPAN GAMESパートナーは協賛契約書に基づく申請書を日本スポーツ協会か実行委員会へ出し、両者の承認を得れば無償で使えます。一般向けの申請窓口に出す前に、協賛社向けの窓口や様式がないかを担当者に聞くと手戻りを防げます。
(参考)ちばアクアラインマラソンオフィシャルロゴ事務取扱要領 – ちばアクアラインマラソン実行委員会(千葉県掲載)
(参考)国民スポーツ大会関係標章の使用に関する規程 – 公益財団法人日本スポーツ協会
ロゴ使用申請の審査にかかる日数|掲出日から逆算して出す

ロゴの申請は、印刷や配信の日から逆算して出します。審査の日数そのものに加えて、デザインの修正を求められた場合の往復を見込んでおくことが大切です。
公表されている審査の日数は原則5営業日から10営業日程度
審査の日数を公表している団体は多くありませんが、示されている例を比べると幅があります。東京マラソン財団は原則5営業日、日本スポーツ協会の国スポ関係標章は、一般の申請について、申請を受理してから許可通知まで10営業日程度としています(大会協賛企業の手続きは別に定めるとしています)。10営業日は、土日を挟むと計算するとおよそ2週間です。日数を公表していない団体には、申請の前に目安を聞いておきます。
(参考)東京マラソンのプロパティ使用について(2024年1月30日時点) – 一般財団法人東京マラソン財団
(参考)国民スポーツ大会関係標章使用のガイドライン(2025年12月16日更新) – 公益財団法人日本スポーツ協会
デザインの修正と再提出の往復を見込む
審査では、デザインの修正を求められることがあります。東京マラソン財団は修正が必要な場合は再提出を求めることがあるとし、日本スポーツ協会も審査の結果デザインの修正をお願いする場合があるので日程に余裕を持って申請するよう呼びかけています。ちばアクアラインマラソンの要領も、会長が書類の修正や追加書類の提出を求められると定めています。社内で広告のデザインを固める前に、ロゴの置き方だけを先に相談しておくと、修正の往復を減らせます。
国スポでは、申請の時期で使用料率も変わります。会期前の分では、7月31日までに申請書を出し、8月20日までに修正を終えて受理の告知を受ければ使用料率は5%ですが、それより後になると、協賛社(JAPAN GAMESパートナー以外)は15%、協賛社以外は30%になります。承認後にデザインを変えると再申請の扱いになる点も、締め切りから逆算するときの注意点です。
あわせて読みたいスポーツスポンサーの活用|担当者が組む年間計画と月別の作業›
(参考)東京マラソンのプロパティ使用について(2024年1月30日時点) – 一般財団法人東京マラソン財団
(参考)国民スポーツ大会関係標章使用のガイドライン(2025年12月16日更新) – 公益財団法人日本スポーツ協会
(参考)ちばアクアラインマラソンオフィシャルロゴ事務取扱要領 – ちばアクアラインマラソン実行委員会(千葉県掲載)
Q. ロゴの使用申請はどのくらい前に出せばよいですか?
審査の日数に修正の往復を足した期間より前に出します。公表されている審査の日数は、東京マラソン財団が原則5営業日、日本スポーツ協会の国スポ関係標章が一般の申請で10営業日程度です。日数を公表していない団体も多いので、申請の前に目安を聞いておきます。
ロゴを使うときの禁止事項|形と色を変えずに余白を守る
承認を受けても、ロゴは団体が決めた形と色のまま使います。規程やガイドラインに書かれている禁止事項は、形と色、余白と重なり、承認の範囲の3つに分けて確かめると漏れを防げます。
形と色は配布されたデータのまま使う
千葉ロッテマリーンズの規程は、報道利用で申請が不要な場合でも、掲載するロゴは球団が配布・貸与したものに限り、形状・配色などの変更と分断使用を禁止しています。オリックス・バファローズも、報道以外の利用を含めて形状・配色などの変更と分断使用を禁止としています。ちばアクアラインマラソンのガイドラインは、縦横の比率の変更、傾けや反転、トリミング、規定の色の変更をしないよう例を挙げて示しています。
(参考)知的財産に関するご注意 – オリックス野球クラブ株式会社
(参考)ちばアクアラインマラソンオフィシャルロゴガイドライン – ちばアクアラインマラソン実行委員会(千葉県掲載)
余白を取り自社のロゴとは離して置く
ちばアクアラインマラソンのガイドラインは、ロゴの周りに一定の余白(ロゴの寸法Aに対して0.1A)を取るよう図で示し、ほかの絵柄と重ねたり、背景と同化させたりしないよう定めています。企業のロゴと並べる場合も、余白を守って重ならないように置きます。国民スポーツ大会関係標章使用のガイドラインは、標章を使う物品のデザインの決まりとして、大会の正式名称と企業名・企業ロゴを同じ面に載せることはできないとしています。社名と並べたいときは、団体が示す使用例どおりの組み方にします。
(参考)国民スポーツ大会関係標章使用のガイドライン(2025年12月16日更新) – 公益財団法人日本スポーツ協会
承認された物と用途の中で使う
承認は、申請した物と用途に対して出ます。ちばアクアラインマラソンの要領は、許諾された内容で使うこと、許諾を受けた使用権を譲渡・転貸しないことを求めています。協賛社が取引先や販売店に「うちのチラシにも使ってよい」と渡すと、承認の範囲を超えることになります。京都マラソンは、承認を受けていない企業が「〇〇社は京都マラソンを応援します」と書くことも使用できない例に挙げています。
(参考)ちばアクアラインマラソンオフィシャルロゴ事務取扱要領 – ちばアクアラインマラソン実行委員会(千葉県掲載)
Q. ロゴの色を自社の広告のデザインに合わせて変えてもよいですか?
変えられません。千葉ロッテマリーンズやオリックス・バファローズの規程は形状や配色の変更と分断使用を禁じており、ちばアクアラインマラソンのガイドラインも規定の色の変更を禁止しています。色を合わせたいときは、団体が用意したモノクロ版などの別の版を使えるか申請先に相談します。
報道利用とロゴ使用申請の違い|自社の発信は報道以外の利用になる

球団やリーグの規程は、ロゴの使い方を「報道利用」と「報道以外の利用」に分け、申請の要否を変えています。協賛企業の宣伝や販促は報道以外の利用にあたるので、申請が要る側に入ります。
報道利用は新聞やニュース番組での報道に限られる
Jリーグは「報道利用」を、新聞、定期刊行物、テレビのニュース番組での純然たる報道で、個人や団体を誹謗・中傷する目的でない利用と定義し、報道一次利用と報道二次利用は申請が要らないとしています。千葉ロッテマリーンズも、取材した媒体が自ら使う報道一次利用では商標・意匠の申請を不要とし、報道二次利用と報道以外の利用は申請が要るとしています。楽天野球団は、意匠・商標については報道二次利用も申請不要とする一方、映像の報道二次利用は申請が要るとしており、団体によって線の引き方が違います。
(参考)プロパティ利用規約 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)ロゴ、肖像、映像二次使用等に関して – 株式会社楽天野球団
企業の宣伝や販促は報道以外の利用になる
Jリーグの規約は、企業や商品の宣伝、キャンペーン、報道した内容を宣伝・告知する目的での利用、報道以外のインターネットでの利用を、事前の申請が必要な「報道以外の利用」に挙げています。自社サイトのお知らせ、プレスリリース、SNSの投稿は、この側に入ると考えて準備します。楽天野球団は、観戦チケットのプレゼントを告知するチラシにチームのロゴを入れる場合も、事前の申請による審査が要る例として挙げています。
協賛していない企業が大会やクラブとの関係をにおわせる広告は、アンブッシュマーケティングとして問題になります。表現の線引きは次の記事で扱っています。
あわせて読みたいアンブッシュマーケティングとは|スポーツ大会で企業が避ける表現›
(参考)プロパティ利用規約 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
(参考)ロゴ、肖像、映像二次使用等に関して – 株式会社楽天野球団
Q. 自社のプレスリリースやSNSでクラブのロゴを使うときも申請は必要ですか?
必要になると考えて準備します。Jリーグの規約は、申請が要らない「報道利用」を新聞や定期刊行物、テレビのニュース番組での報道に限っており、企業の宣伝や報道以外のインターネットでの利用は事前の申請が必要な「報道以外の利用」に入ります。
ロゴ使用申請の承認後に残す記録|承認番号と期間と見本
承認を受けたら、その条件を社内に残しておきます。使用期間が切れた後に古い販促物を使い続けたり、担当者が替わって同じ申請を出し直したりする事故は、記録があれば防げます。
承認番号と条件を表示し台帳に残す
国民スポーツ大会関係標章の使用に関する規程は、使用する人に、日本スポーツ協会が指定する承認番号を明示するよう定めています。営利目的で使う商品には承認番号の表記と証紙(横1.3㎝、縦2㎝)の貼付が義務付けられ、現地調査で証紙や承認番号のない商品が見つかった場合は、商品の取り下げに加えて標章使用料の追納(30%)を求めるとしています。社内の台帳には、申請日、承認日、承認番号、使用してよい物と媒体、使用期間、付いた条件を1件ずつ残します。
(参考)国民スポーツ大会関係標章の使用に関する規程 – 公益財団法人日本スポーツ協会
(参考)国民スポーツ大会関係標章使用のガイドライン(2025年12月16日更新) – 公益財団法人日本スポーツ協会
使用期間と内容の変更は改めて申請する
承認には使用期間があります。ちばアクアラインマラソンの要領は、使用期間を原則として大会が実施される年の翌年の3月末日までとし、期間が満了した後も使う場合は改めて申し込むよう定めています。許諾通知書の様式には、使用内容を変えるときは再度許諾を得ることも書かれています。日本スポーツ協会の規程も、承認の内容を変えるときは変更申請書をあらかじめ出すよう定めています。同じロゴを翌年も使う予定があるなら、契約の更新の時期に合わせて申請も出し直します。
(参考)ちばアクアラインマラソンオフィシャルロゴ事務取扱要領 – ちばアクアラインマラソン実行委員会(千葉県掲載)
使った後の報告と見本を出す
使った後の報告を求める団体もあります。日本スポーツ協会は、営利目的で承認した商品について、実際の物品の写真を見本として提出するよう求めています。島根県の国スポ・全スポのマスコット等の使用では、使用前の申請書とは別に、使用後の使用報告書の様式を用意しています。提出した見本や報告書の控えは、年度末の協賛の報告書に、権利をどう使ったかの記録としてそのまま使えます。
あわせて読みたいスポーツスポンサーの契約更新と解約|企業の判断基準と時期›
(参考)国民スポーツ大会関係標章使用のガイドライン(2025年12月16日更新) – 公益財団法人日本スポーツ協会
(参考)ロゴデザインの使用について(第84回国民スポーツ大会・第29回全国障害者スポーツ大会) – 島根県
スポーツ団体のロゴ使用申請のまとめ
ロゴの使用申請は、契約で得た権利を実際の広告や販促に使うための最後の手続きです。審査の日数や禁止事項は団体ごとに違うので、契約を結んだ時点で申請先と様式を確かめておくと、印刷や配信の締め切りに間に合わせやすくなります。数値の出典は本文の各セクションに記載しています。
- 協賛していても、ロゴは契約の権利の範囲で、案件ごとに事前の申請と承認を経て使う
- 申請先と出し方は団体ごとに違い、申請システム、Webフォーム、申請書の郵送やメールがある
- 公表されている審査の日数は原則5営業日から10営業日程度で、修正の往復も見込んで逆算する
- 形・色の変更、分断、余白の不足、承認外の用途への流用はしない
- 自社の発信は報道利用に入らない。承認番号・期間・見本を台帳に残し、変更や期間満了のときは申請し直す
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