Jリーグ売上ランキング2025|1位浦和の113億円と企業の見方

Jリーグ売上ランキング2025|1位浦和の113億円と企業の見方 スポーツビジネス

Jリーグの売上ランキングは、2025年度のクラブ決算で1位が浦和レッズの113億1,000万円、2位が川崎フロンターレの100億6,900万円で、この2クラブが売上高100億円を超えました。3位はガンバ大阪の88億1,700万円です。決算期間が12か月のクラブで比べると、J2の1位はジュビロ磐田の56億6,800万円、J3の1位はSC相模原の15億3,100万円でした。いずれもJリーグが公表している「2025年度クラブ決算一覧」(2026年10月27日現在)の数字です。

地元のクラブから協賛の提案が届き、そのクラブが規模の大きいクラブなのか、どんな収入で成り立っているのかを数字で確かめたい。けれど決算の資料はクラブごとに決算期が違い、そのまま並べてよいのかも分かりにくい。ここではJ1からJ3までの全クラブの売上高を、内訳と3年の推移を添えて並べ、協賛や連携の相手を選ぶときの読み方まで整理します。

Jリーグの売上高は2025年度に53クラブで1,757億円|浦和と川崎Fが100億円超

Jリーグ売上ランキング2025のJ1平均の売上高をスポンサー収入・入場料収入・物販収入・その他の収入に分けた図

Jリーグの発表では、2025年度の決算が先に出た53クラブの売上高の合計は1,757億円で、前期比112%でした。53クラブのうち38クラブが増収で、浦和と川崎Fが売上高100億円を超えています。2025シーズンのJリーグ・Jクラブ全体の売上高は、2,100億円超となる見通しです。

上位のクラブも厚くなっています。同じ53クラブで比べた売上高上位20クラブの平均は64億7,800万円で、前年度より大きく増えました。売上高が50億円以上のクラブは前年度と同じ13クラブです。

J1のクラブが何で稼いでいるかを、決算期間が12か月の18クラブで計算すると、平均の売上高は約66億7,000万円です。内訳はスポンサー収入が約27億5,900万円で41.4%、入場料収入が約12億3,500万円で18.5%、物販収入が約6億5,200万円で9.8%、Jリーグ配分金や移籍補償金、アカデミー関連収入などその他の収入が約20億2,400万円で30.3%です。

J2(12か月決算の19クラブ)の平均は23億3,400万円でスポンサー収入が51.1%、J3(同16クラブ)の平均は8億8,200万円でスポンサー収入が56.5%を占めます。カテゴリーが下がるほど、売上高に占める協賛の割合が高くなります。リーグ全体の配分のしくみはJリーグの分配金の記事、他の競技やリーグとの規模の比較はスポーツ市場規模ランキングで整理しています。

(参考)2025年度クラブ経営情報開示資料(2026年5月26日、7月24日更新) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2025年度クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

Q. Jリーグ全体の売上はいくらですか?

2025年度の決算が先に出た53クラブの売上高の合計は1,757億円で、前期比112%でした。Jリーグは、2025シーズンのJリーグ・Jクラブ全体の売上高が2,100億円超になる見通しも示しています。

J1のチーム売上ランキング(2025年度)|1位は浦和の113億1,000万円

J1の20クラブを、2025年度の売上高が多い順に並べました。決算期間が12か月の18クラブでは、1位の浦和レッズと18位の横浜FCの間に、計算すると約3.4倍の差があります。

順位 クラブ 売上高 スポンサー収入 入場料収入 物販収入 2024年度の売上高
1 浦和レッズ 11,310 4,195 2,214 1,682 10,211
2 川崎フロンターレ 10,069 3,765 1,469 1,383 8,403
3 ガンバ大阪 8,817 2,292 1,451 937 7,223
4 ヴィッセル神戸 8,711 3,025 1,441 1,127 8,067
5 サンフレッチェ広島 8,348 2,792 2,166 141 8,035
6 鹿島アントラーズ 8,173 3,324 1,458 1,066 7,200
7 横浜F・マリノス 7,751 2,871 1,530 1,171 7,333
8 FC東京 7,210 3,223 1,439 715 6,989
9 FC町田ゼルビア 6,914 4,581 571 387 5,754
10 名古屋グランパス 6,463 2,988 1,360 865 6,874
11 セレッソ大阪 5,720 2,758 1,164 218 5,401
12 清水エスパルス 5,353 2,672 1,128 310 5,003(J2)
13 柏レイソル 4,711 2,925 754 65 4,658
14 アルビレックス新潟 4,514 1,426 1,247 588 4,062
15 東京ヴェルディ 4,510 1,331 784 483 3,683
16 京都サンガF.C. 4,435 2,371 891 162 3,720
17 アビスパ福岡 3,740 1,543 647 295 3,053
18 横浜FC 3,303 1,584 512 140 3,314(J2)
参考 湘南ベルマーレ(15か月) 3,867 1,553 599 202 2,896
参考 ファジアーノ岡山(5か月) 1,908 881 350 284 2,036(J2)

出典:Jリーグ「2025年度クラブ決算一覧」(2026年10月27日現在)・「2024年度クラブ決算一覧」をもとに Human Soar 作成。単位は百万円。順位は決算期間が12か月のクラブで付け、12か月でないクラブは「参考」として下に置いた。2024年度の売上高の( )は2024年度の所属カテゴリー

売上高が80億円を超えたのは、浦和レッズ、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズの6クラブです。スポンサー収入が最も多いのはFC町田ゼルビアの45億8,100万円で、売上高の66.3%を占めます。入場料収入は浦和レッズの22億1,400万円、サンフレッチェ広島の21億6,600万円が20億円を超えました。

湘南ベルマーレは2025年4月から2026年6月までの15か月、ファジアーノ岡山は2025年2月から6月までの5か月の決算です。決算期間が違うので、この2クラブは順位を付けずに参考として載せています。選手にかける費用の大きさは、同じ決算から作った人件費のランキングで比べられます。

あわせて読みたいJリーグの人件費ランキング2025|1位は浦和の32.7億円›

(参考)2025年度クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2024年度クラブ決算一覧 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

Q. Jリーグで売上が一番多いクラブはどこですか?

2025年度の売上高が最も多いのは浦和レッズの113億1,000万円です。2位は川崎フロンターレの100億6,900万円、3位はガンバ大阪の88億1,700万円でした(Jリーグ「2025年度クラブ決算一覧」)。

J2とJ3のチーム売上ランキング(2025年度)

J2で決算期間が12か月の19クラブのうち、売上高が最も多いのはジュビロ磐田の56億6,800万円です。2位のRB大宮アルディージャが45億9,700万円、3位のジェフユナイテッド千葉が39億2,700万円と続き、上位3クラブはJ1の下位のクラブを上回る規模です。

順位 クラブ 売上高 スポンサー収入 入場料収入 物販収入 2024年度の売上高
1 ジュビロ磐田 5,668 3,437 597 502 4,852(J1)
2 RB大宮アルディージャ 4,597 2,801 383 363 2,640(J3)
3 ジェフユナイテッド千葉 3,927 2,081 701 385 3,197
4 V・ファーレン長崎 3,331 1,455 1,114 158 2,352
5 モンテディオ山形 3,154 1,222 373 319 2,612
6 サガン鳥栖 2,729 1,023 520 195 3,058(J1)
7 ベガルタ仙台 2,465 1,387 478 33 2,500
8 徳島ヴォルティス 2,188 1,335 199 169 2,731
9 FC今治 2,004 1,200 141 95 1,353(J3)
10 大分トリニータ 1,769 736 346 200 1,819
11 ヴァンフォーレ甲府 1,707 832 290 242 1,748
12 水戸ホーリーホック 1,642 793 170 155 1,224
13 いわきFC 1,500 564 151 203 1,408
14 カターレ富山 1,396 773 160 147 919(J3)
15 レノファ山口FC 1,385 670 202 132 1,251
16 愛媛FC 1,267 583 80 82 1,119
17 ロアッソ熊本 1,252 497 176 114 1,133
18 ブラウブリッツ秋田 1,246 660 70 69 1,007
19 藤枝MYFC 1,118 617 138 117 907
参考 北海道コンサドーレ札幌(17か月) 5,678 2,723 1,130 633 5,000(J1)

出典:Jリーグ「2025年度クラブ決算一覧」(2026年10月27日現在)・「2024年度クラブ決算一覧」をもとに Human Soar 作成。単位は百万円。順位は決算期間が12か月のクラブで付け、12か月でないクラブは「参考」として下に置いた。2024年度の売上高の( )は2024年度の所属カテゴリー

北海道コンサドーレ札幌の56億7,800万円は、2025年2月から2026年6月までの17か月の決算です。12か月のクラブと同じ物差しでは比べられないので、参考として載せています。前年度から売上高の伸び率が最も高かったのはRB大宮アルディージャで、J3にいた2024年度の26億4,000万円から45億9,700万円へ74%増えました。

J3で決算期間が12か月の16クラブでは、SC相模原の15億3,100万円が最多で、松本山雅FCの15億600万円が続きます。SC相模原は売上高のうちスポンサー収入が12億7,900万円で、83.5%を占めます。

順位 クラブ 売上高 スポンサー収入 入場料収入 物販収入 2024年度の売上高
1 SC相模原 1,531 1,279 62 57 1,074
2 松本山雅FC 1,506 772 279 214 1,432
3 ツエーゲン金沢 1,240 565 163 120 1,274
4 鹿児島ユナイテッドFC 1,109 523 150 166 1,130(J2)
5 栃木SC 1,046 576 130 128 1,199(J2)
6 FC岐阜 997 493 111 109 1,010
7 AC長野パルセイロ 850 326 83 9 874
8 ザスパ群馬 779 395 75 85 1,007(J2)
9 テゲバジャーロ宮崎 761 541 65 64 510
10 FC琉球 750 317 37 66 603
11 FC大阪 674 494 29 15 659
12 アスルクラロ沼津 617 350 71 73 589
13 福島ユナイテッドFC 600 394 27 48 523
14 ヴァンラーレ八戸 575 300 30 46 538
15 栃木シティ 564 395 90 4 —
16 奈良クラブ 507 243 48 45 465
参考 ガイナーレ鳥取(17か月) 778 327 74 37 540
参考 カマタマーレ讃岐(17か月) 801 410 84 58 443
参考 高知ユナイテッドSC(17か月) 688 239 86 89 —
参考 ギラヴァンツ北九州(17か月) 1,478 647 208 142 907

出典:Jリーグ「2025年度クラブ決算一覧」(2026年10月27日現在)・「2024年度クラブ決算一覧」をもとに Human Soar 作成。単位は百万円。順位は決算期間が12か月のクラブで付け、12か月でないクラブは「参考」として下に置いた。2024年度の売上高の( )は2024年度の所属カテゴリー

ガイナーレ鳥取、カマタマーレ讃岐、高知ユナイテッドSC、ギラヴァンツ北九州の4クラブは17か月の決算のため参考扱いです。J3で12か月決算のクラブのうち売上高が10億円を超えるのは5クラブにとどまります。協賛の割合が高い構造はJリーグの課題の記事でも詳しく見ています。

(参考)2025年度クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2024年度クラブ決算一覧 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

Jリーグ売上ランキングの推移|2023年度から2025年度で広島はほぼ2倍

Jリーグのクラブの売上高は、2020年度に落ち込んだあと増え続けています。3月・6月決算のクラブを除いた合計の推移は次のとおりで、対象のクラブ数が年度ごとに違う点に注意して読みます。

年度 対象のクラブ数 売上高の合計 うちスポンサー収入 うち入場料収入
2019年度 53クラブ 126,639 61,553 20,729
2020年度 54クラブ 102,654 55,714 8,122
2021年度 55クラブ 117,873 58,827 11,222
2022年度 56クラブ 130,469 61,803 16,600
2023年度 58クラブ 144,541 66,308 22,893
2024年度 58クラブ 164,908 73,210 27,721
2025年度 53クラブ 175,699 78,251 29,562

出典:Jリーグ「2025年度クラブ経営情報開示資料」の売上高推移をもとに Human Soar 作成。単位は百万円。3月・6月決算のクラブを除く

2025年度のJ1で売上高の上位10クラブについて、2023年度からの3年を並べました。サンフレッチェ広島は2023年度の41億9,800万円から2025年度の83億4,800万円へ、計算すると約2.0倍になっています。FC町田ゼルビアはJ2にいた2023年度の34億900万円から、J1で2シーズンを戦った2025年度には69億1,400万円まで増えました。

クラブ 2023年度 2024年度 2025年度
浦和レッズ 10,384 10,211 11,310
川崎フロンターレ 7,963 8,403 10,069
ガンバ大阪 6,574 7,223 8,817
ヴィッセル神戸 7,037 8,067 8,711
サンフレッチェ広島 4,198 8,035 8,348
鹿島アントラーズ 6,462 7,200 8,173
横浜F・マリノス 6,509 7,333 7,751
FC東京 5,929 6,989 7,210
FC町田ゼルビア 3,409(J2) 5,754 6,914
名古屋グランパス 6,303 6,874 6,463

出典:Jリーグ「2023年度」「2024年度」「2025年度」のクラブ決算一覧をもとに Human Soar 作成。単位は百万円。( )はその年度の所属カテゴリー。2025年度J1の売上高上位10クラブ

名古屋グランパスは2024年度の68億7,400万円から2025年度は64億6,300万円へ減り、上位10クラブで唯一の減収でした。順位は毎年入れ替わるので、協賛を考えるクラブは1年分だけでなく、少なくとも3年の推移で見ておきます。

2026年分の数字は、2026年10月27日に「2026年度6月期クラブ決算一覧」が公表されています。ただしJリーグのシーズン移行に合わせて決算期を6月に変えるクラブが多く、2026年2月から6月までの5か月の決算のクラブが並ぶため、2025年度までの売上高とは比べられません。Jリーグは2027年以降、全クラブの経営情報を毎年10月に開示する予定です。

(参考)2025年度クラブ経営情報開示資料(2026年5月26日、7月24日更新) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2023年度クラブ決算一覧 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2024年度クラブ決算一覧 – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2025年度クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)2026年度6月期クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

グッズとユニフォームの売上は物販収入で確かめる

クラブ別のグッズの売上は、決算一覧の「物販収入」に載っています。2025年度に決算期間が12か月のクラブで物販収入が最も多いのは浦和レッズの16億8,200万円で、上位10クラブは次のとおりです。

順位 クラブ カテゴリー 物販収入 物販関連費 売上高に占める物販収入の割合
1 浦和レッズ J1 1,682 1,340 14.9%
2 川崎フロンターレ J1 1,383 1,194 13.7%
3 横浜F・マリノス J1 1,171 747 15.1%
4 ヴィッセル神戸 J1 1,127 782 12.9%
5 鹿島アントラーズ J1 1,066 552 13.0%
6 ガンバ大阪 J1 937 793 10.6%
7 名古屋グランパス J1 865 517 13.4%
8 FC東京 J1 715 566 9.9%
9 アルビレックス新潟 J1 588 502 13.0%
10 ジュビロ磐田 J2 502 408 8.9%

出典:Jリーグ「2025年度クラブ決算一覧」(2026年10月27日現在)をもとに Human Soar 作成。単位は百万円。決算期間が12か月のクラブ。割合は売上高に対する計算値

読むときに注意したいのは、Jリーグ自身が決算一覧の注記で、代理店に委託販売しているケース等もあるため、物販収入と物販関連費は取扱い高総額でのクラブ間比較はできないとしている点です。たとえば柏レイソルの物販収入は6,500万円で物販関連費は600万円、サンフレッチェ広島は物販収入が1億4,100万円で物販関連費は5,200万円と、売上高の規模に比べて小さく出ています。物販収入の差は、グッズの人気の差とは限りません。

ユニフォームについては、Jリーグのクラブ決算一覧にユニフォーム単体の売上や販売枚数の項目はなく、物販収入にまとめて計上されています。ユニフォームの販売状況を知りたいときは、クラブに直接問い合わせるか、クラブが発表する資料を確かめます。

(参考)2025年度クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

Q. Jリーグのグッズ売上ランキングはありますか?

クラブ別のグッズの売上は、Jリーグの決算一覧の「物販収入」で確かめられ、2025年度は浦和レッズの16億8,200万円が最多です。ただし代理店に委託販売しているケース等もあり、取扱い高総額でのクラブ間比較はできないとJリーグは注記しています。ユニフォーム単体の売上の項目はありません。

協賛・連携先のクラブを売上の内訳で選ぶ3つの見方

Jリーグのクラブに協賛する企業が、得たいことによって売上の内訳のどこを見るかを分けた図

売上ランキングの順位だけで協賛先を決めると、自社にとって大事な点を見落とします。協賛で何を得たいかを先に決めると、決算一覧のどの数字を見ればよいかが変わります。

スポンサー収入の割合で1社の存在感を見る

売上高に占めるスポンサー収入の割合が高いクラブほど、協賛企業の支えで成り立っていて、1社の協賛の重みが大きくなります。12か月決算のクラブで計算すると、この割合はJ1が41.4%、J2が51.1%、J3が56.5%です。J1でもFC町田ゼルビアは66.3%、柏レイソルは62.1%と高く、クラブごとに差があります。クラブ別のスポンサー収入の額は、スポンサー収入のランキングで並べています。

協賛金の税務上の扱いについては、国税庁が2020年(令和2年)5月14日に、Jリーグの照会に対して回答しています。Jリーグは照会で、親会社や同じ企業グループの会社、クラブの活動で広告宣伝の効果を受けるスポンサー企業が、子会社等であるクラブ運営会社に支出した金銭のうち、広告宣伝費の性質を持つ部分は支出した年度の損金に算入される、という考え方を示し、国税庁は事実関係を前提とする限り「貴見のとおりで差し支えありません」と回答しました。実際の処理は、契約の中身をもとに税理士に確認します。

あわせて読みたいJリーグのスポンサー収入ランキング|全53クラブと平均額›

(参考)2025年度クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)Jリーグの会員クラブに対して支出した広告宣伝費等の税務上の取扱いについて(令和2年5月14日回答) – 国税庁

入場料収入で来場者への露出を見る

看板や場内の告知など、スタジアムに来る人への露出を重く見るなら、入場料収入が目安になります。2025年度のJ1では浦和レッズが22億1,400万円、サンフレッチェ広島が21億6,600万円で、アルビレックス新潟は売上高に占める入場料収入の割合が27.6%と高いクラブです。実際の来場者数はJリーグの観客動員数でクラブ別に確かめられます。

入場料収入は本拠地のスタジアムの大きさや使い勝手に左右されるので、新しいスタジアムの計画も確かめておきます。スポーツ庁のまとめでは、2026年1月時点で全国にスタジアム36件、アリーナ40件の新設・建替構想があり、鹿島アントラーズ新スタジアム構想やベガルタ仙台スタジアムパーク構想などが含まれています。

(参考)2025年度クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

(参考)全国のスタジアム・アリーナの新設・建替構想(2026年1月時点) – スポーツ庁

物販収入とアカデミー関連収入でファンと地域との接点を見る

自社の商品でクラブと組みたい、地域の子どもたちと関わりたいという目的なら、物販収入とアカデミー関連収入を見ます。アカデミー関連収入は育成組織やスクールの収入で、2025年度のJ1ではFC東京の5億400万円、清水エスパルスの4億700万円が多く、J3では12か月決算の16クラブで売上高の5.7%を占めます。

ただしJリーグの注記のとおり、アカデミーの事業をクラブと関係のあるNPO法人や一般社団法人に移している場合は、その収入が決算一覧に含まれないことがあります。数字が小さいクラブでも育成の活動をしていないとは限らないので、関心のあるクラブには育成組織の運営のしかたを問い合わせます。赤字のクラブかどうかは、同じ決算から作った赤字クラブの一覧で確かめられます。

あわせて読みたいJリーグの赤字クラブ一覧2025|54クラブ中18が最終赤字›

(参考)2025年度クラブ決算一覧(2026年10月27日現在) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ

Q. 協賛先のクラブを選ぶとき売上高の何を見ればよいですか?

売上高の大きさより、内訳を見ます。スポンサー収入の割合が高いクラブほど1社の協賛の重みが大きく、入場料収入は来場者の規模、物販収入とアカデミー関連収入はファンや地域の子どもとの接点の目安になります。

Jリーグの売上ランキングのまとめ

Jリーグの売上ランキングは、協賛や連携の相手を選ぶときの入り口になります。スポーツ業界全体の課題は日本スポーツ業界の8つの課題で整理しています。出典は本文の各セクションに記載しています。

  • 2025年度の売上高1位は浦和レッズの113億1,000万円、2位は川崎フロンターレの100億6,900万円で、2クラブが100億円を超えた
  • 12か月決算のクラブで比べると、J2の1位はジュビロ磐田、J3の1位はSC相模原
  • 決算が先に出た53クラブの売上高の合計は1,757億円で、前期比112%
  • グッズの売上は物販収入で確かめられるが、委託販売のケースもありクラブ間の総額比較はできない
  • 協賛先は、スポンサー収入の割合・入場料収入・物販とアカデミーの収入を目的に合わせて見る

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

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