プレミアリーグの放映権料は、英国内の権利だけで2025/26〜2028/29シーズンの4年間に67億ポンド(1シーズンあたり16億7,500万ポンド)です。2024/25シーズンにリーグが20クラブへ配った放映権と中央の商業収入は28億3,360万ポンドで、その49.5%を海外の放映権の分が占め、英国の分を上回りました。クラブの売上の合計は68億ポンド(Deloitteの集計)で、その半分が放映権の収入です。
海外クラブへの協賛や、店舗でのパブリックビューイングを検討していると、「プレミアリーグはなぜあれほど稼げるのか」「日本ではどこで見られるのか」と聞かれる場面があります。ここでは、リーグが毎シーズン公表しているクラブへの分配額をもとに、放映権料の金額と推移、分配の仕組み、クラブの売上、日本での配信、そして企業が確かめておきたい点を順に見ていきます。
プレミアリーグの放映権料はいくら|英国内は4年で67億ポンド
プレミアリーグの英国内の放映権料は、2025/26シーズンから4年間で67億ポンドです。海外の放映権は国・地域ごとに別に売られ、その収入もリーグがまとめてクラブへ配っています。
英国内の放映権はSky SportsとTNT Sportsが持つ
プレミアリーグは2023年12月4日、2025/26シーズンからの4年間の英国内の契約をまとめたと発表しました。中継の5つのパッケージのうち4つをSky Sportsが取り、1シーズンに最低215試合を中継します。残る1つはTNT Sportsが取り、土曜12時30分の試合など1シーズン52試合を中継します。ハイライトはBBC Sportが全380試合分を持ちます。
3社との契約の合計は4年間で67億ポンドで、リーグは英国のスポーツの放映権として過去最大の契約だとしています。中継の権利の価値は、前回の販売と比べて4%増えました。1シーズンあたりに直すと16億7,500万ポンドで、欧州中央銀行の2025年の平均レートから求めた1ポンド=約197円で計算すると、約3,300億円になります。
10年前と比べると、2016/17〜2018/19シーズンの英国内の中継の権利は3シーズンで51億3,600万ポンドでした。1シーズンあたりは17億1,200万ポンドで、ハイライトを含む今の契約の1シーズンあたりの額とほぼ同じ水準です。1シーズンあたりの額で見る限り、英国内の放映権料はここ10年でほとんど変わっていません。
(参考)League awards UK live broadcast rights for 2016/17 to 2018/19(2015年2月10日) – Premier League
(参考)Exchange rates(EXR) – European Central Bank
海外の放映権は国と地域ごとに売られる
海外の放映権は、国や地域ごとに放送局と契約します。リーグが公表している2025/26〜2027/28シーズンの一覧では、米国はNBC Sports、中国はMigu、韓国はCoupang、オーストラリアはStan Sportが持ち、日本はU-NEXTが2030/31シーズンまでの6シーズンの契約になっています。契約ごとの金額は公表されていませんが、リーグがクラブへ配った海外の放映権の分を見れば、海外の売上の大きさがつかめます。2024/25シーズンは14億200万ポンドでした。
(参考)Premier League broadcast deals for 2025-2028(2025年5月13日) – Premier League
Q. プレミアリーグの放映権料はいくらですか?
英国内の中継とハイライトの権利は、2025/26シーズンから2028/29シーズンまでの4年間で67億ポンドです。1シーズンあたりに直すと16億7,500万ポンドで、1ポンド=約197円で計算すると約3,300億円になります。海外の放映権は国・地域ごとに契約されていて、契約ごとの金額は公表されていません。
プレミアリーグの放映権料の推移|海外の分が英国の分を上回った
リーグがクラブへ配った額で放映権料の推移を見ると、9シーズンで海外の放映権の分が2.4倍に増え、2023/24シーズンからは英国の放映権の分を上回っています。下の表は、リーグが公表した分配表から、英国の放映権・海外の放映権・中央の商業収入に分けて合計し直したものです。
| シーズン | 分配の総額 | 英国の放映権の分 | 海外の放映権の分 | 中央の商業収入 | 海外の分の割合 | 最多と最少の差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015/16 | 1,638.8 | 960.3 | 588.3 | 90.2 | 35.9% | 1.52倍 |
| 2023/24 | 2,848.4 | 1,333.4 | 1,351.0 | 164.0 | 47.4% | 1.60倍 |
| 2024/25 | 2,833.6 | 1,273.6 | 1,402.0 | 158.0 | 49.5% | 1.60倍 |
単位は百万ポンド。出典:Premier League「Payments to clubs」2015/16・2023/24・2024/25 をもとに Human Soar 作成。英国の分は均等・放映回数・順位の3つの合計、海外の分は均等と順位の合計
英国の分は9年で1.33倍|海外の分は2.38倍
2015/16シーズンの分配の総額は16億3,881万ポンドで、2024/25シーズンの28億3,360万ポンドはその約1.73倍です。内訳で見ると、英国の放映権の分は9億6,031万ポンドから12億7,360万ポンドへ約1.33倍、海外の放映権の分は5億8,832万ポンドから14億200万ポンドへ約2.38倍に増えました。総額に占める海外の分は35.9%から49.5%になり、2023/24シーズンに13億5,100万ポンドと、英国の分の13億3,340万ポンドを上回っています。
2024/25シーズンの総額は前のシーズンよりわずかに減りました。英国の分が減った一方で海外の分は増えていて、伸びの中心が海外に移っていることが分かります。
(参考)Premier League's payments to clubs in 2015/16(2016年5月23日) – Premier League
(参考)Premier League central payments to clubs 2023/24(2024年6月17日) – Premier League
(参考)Premier League central payments to clubs 2024/25(2025年7月1日) – Premier League
放映権料が高い理由は一括販売と海外の需要
プレミアリーグは、クラブごとではなくリーグが20クラブの試合の権利をまとめて売っています。英国内の中継は時間帯ごとのパッケージに分けて入札にかけ、2019/20〜2021/22シーズンの販売では1社がすべてのパッケージを買うことを認めませんでした。複数の放送局が同じ試合の権利を競う形をつくることで、値段が上がりやすくなります。
海外の需要も大きく、リーグは2016/17シーズンの海外の放映権の価値が11億ポンドで、英国のほかのテレビ番組の輸出の合計を上回ったと紹介しています。放映権の売り方の一般的な仕組みはスポーツ放映権の仕組みでまとめています。
(参考)How does the Premier League distribute its broadcast rights? – Premier League
(参考)League's global reach has benefits back home(2019年1月24日) – Premier League
Q. プレミアリーグの放映権料はなぜ高いのですか?
リーグが20クラブの試合の権利をまとめて売り、複数の放送局に競わせる形で販売しているうえ、海外でも高く売れているためです。2024/25シーズンには、リーグがクラブへ配った額のうち、海外の放映権の分が英国の放映権の分を上回りました。
プレミアリーグの放映権料の分配|約7割を20クラブに均等に配る

プレミアリーグの放映権料の分配は、2024/25シーズンの総額の68.4%を20クラブに同じ額ずつ配り、残りを英国での中継の回数と順位で配る仕組みです。その結果、1クラブの受取額は最も少ないサウサンプトンの1億920万ポンドから、最も多いリバプールの1億7,490万ポンドまでの幅に収まりました。
均等に配る分|英国と海外と商業収入
英国の放映権料の50%、海外の放映権料のうちルールを変える前の水準の分、中央の商業収入は、20クラブに同じ額ずつ配ります。2024/25シーズンは1クラブあたり英国の分が2,980万ポンド、海外の分が5,920万ポンド、商業収入が790万ポンドでした。
放映回数で配る分|英国で中継された試合の数
英国の放映権料の25%は、そのクラブの試合が英国で何回中継されたかで配ります。2024/25シーズンは最多のリバプールが30試合で2,490万ポンド、最少のイプスウィッチが10試合で890万ポンドでした。15位のマンチェスター・ユナイテッドは28試合が中継され、総額の1億3,620万ポンドが12位のクリスタル・パレスの1億3,610万ポンドを上回っています。人気のあるクラブは順位が下がっても受取額が大きく落ちにくい仕組みです。
順位で配る分|1つ上がるごとに約265万ポンド
英国の放映権料の残り25%は、最終順位で配ります。20位を1として、1つ上がるごとに同じ額ずつ増える計算です。海外の放映権料は2019/20シーズンから、それまでの水準を超えて増えた分を順位で配るルールに変わりました。2024/25シーズンは英国と海外の順位分を合わせ、1位のリバプールが5,310万ポンド、20位のサウサンプトンが260万ポンドで、1つ順位が上がるごとに約265万ポンド増えています。
ルールを変えたとき、リーグは最多と最少の受取額の差に1.8倍の上限を設けました。2017/18シーズンの差は1.6倍で、2024/25シーズンも約1.6倍です。Jリーグも全クラブに同じ額を配る分と成績などで配る分を組み合わせていて、その金額と順位による差はJリーグの分配金で解説しています。
(参考)Clubs agree new share of international TV revenue(2018年6月7日) – Premier League
Q. プレミアリーグの分配金は順位でいくら変わりますか?
2024/25シーズンは、順位が1つ上がるごとに英国と海外の順位分を合わせて約265万ポンド増えました。1位のリバプールは順位分だけで5,310万ポンド、20位のサウサンプトンは260万ポンドです。均等に配る分が大きいため、分配の総額で見ると最多と最少の差は約1.6倍に収まっています。
プレミアリーグの売上|クラブ合計68億ポンドの半分が放映権
プレミアリーグの20クラブの売上の合計は、2024/25シーズンに68億ポンドでした(Deloitteの集計)。クラブ別の売上ランキングでは、世界の上位20クラブのうち9クラブをプレミアリーグが占めます。下の表は、Deloitteの売上ランキングで売上が示されたプレミアリーグのクラブについて、リーグからの分配額を並べたものです。
| 売上の世界順位 | クラブ | 売上(2024/25) | リーグからの分配(2024/25) | 売上に占める分配の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 5位 | リバプール | 836.0百万ユーロ | 174.9百万ポンド | 24.9% |
| 6位 | マンチェスター・シティ | 829.0百万ユーロ | 165.5百万ポンド | 23.8% |
| 8位 | マンチェスター・ユナイテッド | 793.0百万ユーロ | 136.2百万ポンド | 20.4% |
| 23位 | ブライトン | 238.7百万ユーロ | 145.1百万ポンド | 72.4% |
| 24位 | エバートン | 234.0百万ユーロ | 131.8百万ポンド | 67.1% |
| 25位 | クリスタル・パレス | 232.5百万ユーロ | 136.1百万ポンド | 69.7% |
| 26位 | ボーンマス | 218.5百万ユーロ | 143.4百万ポンド | 78.1% |
| 29位 | ウォルバーハンプトン | 206.3百万ユーロ | 123.1百万ポンド | 71.0% |
| 30位 | ブレントフォード | 206.0百万ユーロ | 138.9百万ポンド | 80.3% |
出典:Deloitte「Football Money League 2026」、Premier League「Season 2024/25 Payments to Clubs」をもとに Human Soar 作成。割合はDeloitteが使った換算レート(1ユーロ=0.84ポンド)で売上をポンドに戻して計算した。クラブにより決算期が異なるため目安
クラブ合計の売上は放映権34億ポンド・商業24億ポンド・入場料10億ポンド超
Deloitteによると、2024/25シーズンのプレミアリーグのクラブの売上は合計68億ポンドで、前のシーズンの63億ポンドから8%増えました。内訳は、放映権が34億ポンド、商業収入が24億ポンド、入場料収入が初めて10億ポンドを超えています。
伸びが大きかったのは商業収入(13%増)と入場料収入(15%増)で、放映権は2%増にとどまりました。2024/25シーズンが英国の3年契約の最後の年だったためで、放映権の伸びは主に欧州の大会に出たクラブへのUEFAの分配(4億7,400万ポンド)によるものです。Deloitteは、新しい英国の契約が始まる2025/26シーズンに売上が70億ポンドを超えると見込んでいます。
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(参考)Annual Review of Football Finance: Premier League Clubs(2026年) – Deloitte
クラブ別の売上ランキングはリバプールが英国のクラブで最多
Deloitteの「Football Money League 2026」では、2024/25シーズンの売上の世界1位はレアル・マドリードで、プレミアリーグのクラブではリバプールが8億3,600万ユーロで5位に入り、英国のクラブで最も多くなりました。マンチェスター・シティが6位、アーセナルが7位、マンチェスター・ユナイテッドが8位、トッテナムが9位、チェルシーが10位で、アストン・ヴィラ、ニューカッスル、ウェストハムも上位20位に入っています。
イングランドのクラブ収入の合計を欧州のほかのリーグや日本のリーグと並べた順位は、スポーツ市場規模ランキングでまとめています。
(参考)Deloitte Football Money League 2026 – Deloitte
中位のクラブは売上の7割前後がリーグからの分配
表の割合を見ると、リバプールやマンチェスター・シティでは売上に占めるリーグからの分配は2割台ですが、ブライトンやエバートン、ブレントフォードなど売上の世界順位が20位台のクラブでは67%〜80%に上ります。上位のクラブは商業収入や入場料で稼ぎ、中位のクラブはリーグが一括で売った放映権に支えられている構図です。
Jリーグと比べると違いがはっきりします。Jリーグが開示した2025年度のJ1の18クラブの平均では、売上高65億1,400万円のうちJリーグからの配分金は4億2,700万円で、売上高の6.6%でした。J1クラブの収入の中心はスポンサー収入(40.6%)で、リーグからの分配が経営を支える度合いはプレミアリーグの中位クラブと大きく異なります。
(参考)2025年度 クラブ経営情報開示資料(2026年5月26日、7月24日更新) – 公益社団法人日本プロサッカーリーグ
プレミアリーグの放映権は日本ではU-NEXTが2030/31シーズンまで独占

日本でのプレミアリーグの放映権は、U-NEXTが2024-25シーズンから2030-31シーズンまでの7年間、全試合を独占して配信する契約です。個人向けの「U-NEXT サッカーパック」のほか、店舗やホテル向けの法人向けプランもあり、見る場所によって契約の窓口が分かれます。
U-NEXTは全380試合を配信し放映権料は公表していない
U-NEXTは2024年7月23日、プレミアリーグと7年間のパートナーシップ基本契約を結んだと発表しました。2024-25シーズンの全380試合をライブ配信し、FAカップも独占配信します。発表の時点で、サッカーに特化した「U-NEXT サッカーパック」は月額2,600円(税込)でした。U-NEXTがプレミアリーグに払う放映権料の金額は、発表資料に書かれていません。
2024年10月16日からは、初めての法人向けプランとして、ホテルや商業施設、スポーツバー向けの「U-NEXT サッカーパック」を販売しています。販売するのはグループ会社のUSENとUSEN-ALMEXで、価格は窓口への問い合わせになっています。発表では、訪日客の観戦の需要に応えることも目的に挙げています。
(参考)U-NEXTがサッカー・プレミアリーグと7年間のパートナーシップ基本契約を締結(2024年7月23日) – 株式会社U-NEXT
(参考)U-NEXT初、法人向けに「U-NEXT サッカーパック」提供をスタート(2024年10月16日) – 株式会社U-NEXT
Jリーグの放映権と比べると1年あたり約15倍
JリーグはDAZNと、2023年から2033年までの11年間で約2,395億円の放映権契約を結んでいます。1年あたりに直すと約218億円です。プレミアリーグの英国内の契約の1シーズンあたり約3,300億円と比べると、約15倍の差があり、プレミアリーグにはこれに海外の放映権の収入が加わります。
スポーツ庁も2026年5月の検討会の資料で、2022/23シーズンのクラブの収益を比べ、放映権の収入でプレミアリーグのクラブ(5,106億円)がJリーグのクラブ(138億円)の約37倍、収入全体で約7倍の差があると整理しています(1ポンド=158円で計算)。同じ検討会では、独占配信と視聴の機会、視聴者数とスポンサーの露出の関係も論点に挙がりました。
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(参考)JリーグとDAZNの新たな放映権契約について(2023年3月30日) – Jリーグ公式サイト
(参考)スポーツを観る機会及びスポーツ放映をめぐる現状(スポーツを観る機会の確保及びスポーツ放映に関する検討会 第1回 資料3) – スポーツ庁
(参考)スポーツを観る機会の確保及びスポーツ放映に関する検討会(第1回)議事録 – スポーツ庁
Q. プレミアリーグは日本でどこで見られますか?
日本ではU-NEXTが全試合を独占配信しています。U-NEXTは2024-25シーズンから2030-31シーズンまでの7年間の契約をプレミアリーグと結び、2024年10月からは店舗やホテル向けの法人向けプランも販売しています。U-NEXTが払う放映権料の金額は公表されていません。
プレミアリーグの放映権の数字から企業が確かめる3つのこと
プレミアリーグのクラブと協賛や提携を結ぶとき、放映権の契約と分配の数字は、露出の範囲と相手の経営の安定を読む材料になります。日本のスポーツ界が抱える収益の課題は日本スポーツ業界の課題で整理しています。
露出を見込む国の放送局と契約期間
協賛の露出は、試合が各国でどの放送局を通じて流れるかで決まります。リーグの一覧では、英国の契約は2028/29シーズンまで、多くの国と地域は2027/28シーズンまで、日本のU-NEXTは2030/31シーズンまでです。日本では有料の配信で全試合を見る形なので、日本での露出の大きさはテレビの地上波と同じ物差しでは測れません。協賛の効果を説明するときは、露出を見込む国ごとに放送局と契約の終わる時期をそろえて確かめます。
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(参考)Premier League broadcast deals for 2025-2028(2025年5月13日) – Premier League
店舗やホテルで試合を流すときの法人向けの契約
飲食店やホテルで試合を流して集客や訪日客のもてなしに使うなら、U-NEXTの法人向けプランが窓口になります。個人向けのサッカーパックとは別の商品として、USENとUSEN-ALMEXが販売しています。料金や流せる場所の条件は公表されていないので、導入の前に窓口で確かめます。
(参考)U-NEXT初、法人向けに「U-NEXT サッカーパック」提供をスタート(2024年10月16日) – 株式会社U-NEXT
協賛先クラブの順位が分配に与える幅
プレミアリーグでは、順位が1つ変わったときの分配の差は約265万ポンドで、最下位でも1億ポンドを超える分配があります。英国の放映権の契約は2028/29シーズンまで決まっているので、協賛先が1部に残る限り、分配の大きさは契約の期間中の見通しを立てやすくなります。ただし中位のクラブは売上の7割前後をこの分配に頼っているため、2部への降格は売上を大きく左右します。協賛の契約では、降格したときの金額や権利の扱いを先に決めておくと安心です。
(参考)Premier League central payments to clubs 2024/25(2025年7月1日) – Premier League
プレミアリーグの放映権と売上のまとめ
プレミアリーグの放映権の強さは、リーグが権利をまとめて売る仕組みと、海外での人気の両方から来ています。数字の出典は本文の各セクションに記載しています。
- 英国内の放映権料は2025/26〜2028/29シーズンの4年間で67億ポンド。1シーズンあたりは10年前とほぼ同じ水準
- リーグがクラブへ配った額は2024/25シーズンに28億3,360万ポンドで、海外の放映権の分(49.5%)が英国の分を上回った
- 分配の約7割は20クラブに均等に配り、最多と最少の差は約1.6倍。順位1つの差は約265万ポンド
- クラブの売上の合計は68億ポンド(Deloitteの集計)で、中位のクラブは売上の7割前後がリーグからの分配
- 日本ではU-NEXTが2030/31シーズンまで独占配信し、店舗やホテル向けの法人向けプランもある
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