プレミアリーグのスポンサーを務める日本企業|JALなど11件

プレミアリーグのスポンサーを務める日本企業|JALなど11件 スポーツマーケティング

プレミアリーグのクラブと契約している日本企業は、クラブと企業の公式発表で確かめると、リバプールの日本航空(JAL)・ベイクルーズ・講談社、アーセナルのアサヒスーパードライ、マンチェスター・ユナイテッドのコナミとキヤノンメディカルシステムズ、マンチェスター・シティのアビームコンサルティング、トッテナムのH.I.S.などです。胸スポンサーは過去の横浜ゴム(チェルシー)が代表例で、いまの日本企業の契約は、業種ごとの公式パートナーと、日本だけで権利を使う地域パートナーが中心です。どの公式発表にも金額は書かれていないため、検討するときは権利が使える地域・期間・英国の広告ルールを先に確かめます。

海外のサッカークラブとの協賛を社内で提案したら、「どの会社がやっているのか」「いくらかかるのか」「日本の広告に使えるのか」と聞かれた。報道で見た名前はあるけれど、それが今も続いている契約なのか分からない。ここでは公式発表だけを手がかりに、契約の一覧と種類、日本での使い方、契約前に確かめることを順に見ていきます。

プレミアリーグのスポンサー日本企業の一覧|現在と過去を分ける

プレミアリーグのクラブと日本企業の契約を、クラブまたは企業の公式発表で確かめられたものに絞って並べました。「現在」は、2024年以降の公式発表で契約が続いていると確かめられるものと、クラブ公式サイトのパートナー一覧に載っているものです。

クラブ 日本企業 契約の名称 権利の範囲 公式発表の時期 期間の書き方 現在か過去か
リバプール 日本航空(JAL) オフィシャル・エアライン・パートナー 世界(男女のチーム) 2024年6月 複数年 現在
リバプール ベイクルーズ 公式グッズ店の運営(小売のパートナー) 日本 2025年6月 5年 現在
リバプール 講談社 オフィシャル・グローバル・パートナー 世界 2021年6月(2025年7月の発表でも継続) 記載なし 現在
アーセナル アサヒスーパードライ(英国法人) オフィシャル・ビア・パートナー 世界 2025年6月 複数年・2025/26シーズンから 現在
マンチェスター・ユナイテッド コナミ(欧州法人) オフィシャル・フットボール・ビデオゲーム・パートナー 記載なし 2024年8月(2019年から継続) 複数年 現在(クラブのパートナー一覧に掲載)
マンチェスター・ユナイテッド キヤノンメディカルシステムズ(英国法人) オフィシャル・メディカル・システムズ・パートナー 記載なし 2013年から 記載なし 現在(クラブのパートナー一覧に掲載)
マンチェスター・シティ アビームコンサルティング 日本におけるオフィシャル・マネジメントコンサルティングサービス・パートナー 日本 2024年10月更改(2021年5月から) 記載なし 現在
トッテナム H.I.S. 日本の公式地域パートナー 日本 2026年1月 2027-28シーズン終了まで 現在
マンチェスター・シティ アサヒスーパードライ オフィシャル・ビア・パートナー(グループの4クラブ) 世界 2022年8月 複数年 2022年に発表
チェルシー 横浜ゴム 胸のスポンサー(オフィシャル・シャツ・パートナー)、2020年7月からタイヤの公式パートナー 世界(タイヤ) 2020年1月 胸は5シーズン 胸は過去
マンチェスター・ユナイテッド ヤンマー オフィシャル・グローバル・パートナー(ディーゼルエンジン・農機) 世界 2017年11月(2012年から) 記載なし 過去(現在のパートナー一覧に名前なし)

出典:各クラブと各社の公式発表、マンチェスター・ユナイテッド公式サイトのパートナー一覧(2026年10月時点)をもとに Human Soar 作成。範囲と期間は発表の文面どおり

11件を並べると、権利の範囲を「日本」と書いた契約が3件、「世界」と書いた契約が6件、範囲を書いていない契約が2件でした。期間を年数やシーズンで書いているのは、ベイクルーズの5年、H.I.S.の2027-28シーズン終了まで、横浜ゴムの胸の5シーズンの3件だけです。残りは「複数年」とだけ書くか、期間に触れていません。

契約の名乗り方も、クラブごとに違います。リバプールは日本航空を「オフィシャル・エアライン・パートナー」、アーセナルはアサヒを「オフィシャル・ビア・パートナー」と、業種の名前を付けて呼んでいます。公式パートナーを名乗れる範囲や権利の考え方は、オフィシャルパートナーの呼び名と権利で解説しています。

アサヒ、コナミ、キヤノンメディカルシステムズの3件は、日本の本社ではなく英国や欧州の法人が契約の当事者として発表されています。アーセナルの発表では、スタジアムでビールなどを独占して販売する権利を得たのはアサヒの英国法人です。日本で同じ権利を使えるかは、グループ内のどの会社が契約したかで変わるため、発表の主語まで読んでおくと社内の説明がしやすくなります。

(参考)LFC and Japan Airlines enter into multi-year partnership as club's official airline partner – Liverpool FC

(参考)Liverpool FC welcomes BAYCREW'S as new retail partner – Liverpool FC

(参考)リバプールFCとオフィシャル・グローバル・パートナーシップ契約締結のお知らせ(2021年6月22日) – 講談社

(参考)Asahi Super Dry strikes new multi-year partnership – Arsenal FC

(参考)KONAMI RENEWS PARTNERSHIP WITH MANCHESTER UNITED FC – KONAMI

(参考)Partners – Manchester United

(参考)Official medical systems partner to Manchester United – Canon Medical Systems

(参考)マンチェスター・シティ・フットボール・クラブの日本におけるオフィシャル・マネジメントコンサルティングサービス・パートナー契約を更改(2024年10月15日) – アビームコンサルティング

(参考)Tottenham Hotspur announces partnership with H.I.S. – Tottenham Hotspur

(参考)Asahi Super Dry arrives into Manchester to celebrate the launch of a global partnership with City Football Group – Asahi Europe & International

(参考)Chelsea pleased to announce long and fruitful partnership with Yokohama will be extended from July 2020 – Chelsea FC

(参考)ヤンマーと英プレミアリーグ強豪マンチェスター・ユナイテッドのコラボムービーを公開(2017年11月7日) – ヤンマー

Q. プレミアリーグのスポンサーになっている日本企業はどこですか?

公式発表で確かめられる最近の例は、リバプールの日本航空・ベイクルーズ・講談社、アーセナルのアサヒスーパードライ、マンチェスター・ユナイテッドのコナミとキヤノンメディカルシステムズ、マンチェスター・シティのアビームコンサルティング、トッテナムのH.I.S.です。過去にはチェルシーの胸に横浜ゴムが入っていました。

プレミアリーグの日本企業の契約は4つの種類に分かれる

プレミアリーグのクラブと日本企業のスポンサー契約を、胸のスポンサー、公式パートナー、日本の地域パートナー、日本での商品販売の4種類に分けた図

一覧の11件は、クラブから何を得ているかで4つの種類に分けられます。ユニフォームに社名を出す胸のスポンサー、業種や分野の名前で呼ばれる公式パートナー、日本だけで権利を使う地域パートナー、日本でクラブの商品を売る運営の契約です。種類によって、使える地域と得られる権利が変わります。

胸のスポンサー|横浜ゴムはチェルシーで5シーズン

横浜ゴムは2015年7月の発表で、チェルシーの新しい胸のスポンサー(principal shirt partner)として「YOKOHAMA TYRES」のロゴが入ったユニフォームを公開しました。チェルシーは2020年1月に、2019/20シーズンで胸のスポンサーとしての5シーズンを終え、2020年7月からはタイヤの公式パートナーとして関係を続けると発表しています。

胸の枠は、試合の映像に映りやすい位置です。袖や練習着の枠を含めたユニフォーム全体の位置と金額は袖スポンサーの仕組みと海外の実例で詳しく解説しています。

あわせて読みたいサッカーのユニフォームスポンサー|位置と金額を企業向けに解説›

(参考)Chelsea Football Club Unveils New Uniform with "YOKOHAMA TYRES" Logo(July 16, 2015) – The Yokohama Rubber Co., Ltd.

(参考)Chelsea pleased to announce long and fruitful partnership with Yokohama will be extended from July 2020 – Chelsea FC

公式パートナー|航空・ビール・ゲーム・医療機器・出版

いまの契約で最も多いのが、業種の名前を付けた公式パートナーです。日本航空はリバプールの航空会社、アサヒスーパードライはアーセナルのビール、コナミはマンチェスター・ユナイテッドのサッカーゲーム、キヤノンメディカルシステムズは同じクラブの医療機器の公式パートナーです。講談社はリバプールの「オフィシャル・グローバル・パートナー」で、ヤンマーは2012年からマンチェスター・ユナイテッドのディーゼルエンジンと農機の公式パートナーを務めていました。

中身は露出だけではありません。アーセナルの発表では、アサヒの英国法人が2025/26シーズンからスタジアムでラガー・エール・サイダーを独占して提供します。キヤノンメディカルシステムズは2013年から、マンチェスター・ユナイテッドの練習場にある画像診断の施設にMRIや超音波の装置を納めています。自社の商品やサービスをクラブの現場で使ってもらうこと自体が、契約の中心になっている例です。

(参考)Asahi Super Dry strikes new multi-year partnership – Arsenal FC

(参考)Official medical systems partner to Manchester United – Canon Medical Systems

(参考)リバプールFCとオフィシャル・グローバル・パートナーシップ契約締結のお知らせ(2021年6月22日) – 講談社

(参考)ヤンマーと英プレミアリーグ強豪マンチェスター・ユナイテッドのコラボムービーを公開(2017年11月7日) – ヤンマー

日本の地域パートナー|H.I.S.とアビームコンサルティング

地域パートナーは、クラブの名前を使える地域を日本に限った契約です。トッテナムは2026年1月14日、H.I.S.を2027-28シーズンの終わりまでの日本の公式地域パートナーにすると発表しました。マンチェスター・シティとアビームコンサルティングの契約も「日本における」パートナーで、2021年5月に始まり、2024年10月15日に更改が発表されています。

世界向けの契約より権利の範囲が狭いぶん、日本での活動に絞った内容になっています。日本の企業が初めて海外クラブと組むなら、まず検討しやすい形です。

(参考)Tottenham Hotspur announces partnership with H.I.S. – Tottenham Hotspur

(参考)マンチェスター・シティ・フットボール・クラブの日本におけるオフィシャル・マネジメントコンサルティングサービス・パートナー契約を更改(2024年10月15日) – アビームコンサルティング

日本での商品販売|ベイクルーズはリバプールの店を運営する

リバプールは2025年6月、ベイクルーズを小売のパートナーに迎える5年の契約を発表しました。ベイクルーズはオンラインと店舗の両方でクラブ公式の売り場を運営し、1年目に日本各地で店舗内の売り場(ショップインショップ)を開き、日本で初めての単独の公式店も計画しています。

発表では、ベイクルーズを1977年創業で70を超えるブランドと400を超える店舗を持つ会社と紹介しています。広告の枠を買うのではなく、自社の売り場と販売の力をクラブに提供する契約で、小売や流通の会社にとって参考になる形です。

(参考)Liverpool FC welcomes BAYCREW'S as new retail partner – Liverpool FC

Q. プレミアリーグのクラブの地域パートナーとは何ですか?

権利を使える地域を日本などに限ったスポンサー契約です。H.I.S.はトッテナムの日本の公式地域パートナー、アビームコンサルティングはマンチェスター・シティの日本におけるパートナーとして発表されています。世界向けの広告にもクラブの名前を使いたい場合は、契約の範囲を先に確かめます。

プレミアリーグのスポンサー契約を日本で生かした施策

公式発表には、日本企業が契約を国内でどう使ったかも書かれています。観戦の旅行やイベント、日本での展示、キャンペーンの賞品の3つに分けて見ると、自社でできることを考えやすくなります。

日本でのイベントと観戦旅行|H.I.S.は観戦会と「Japan Day」

トッテナムとH.I.S.の契約では、日本のファン向けにクラブのレジェンド選手との交流やスタジアムツアーを用意します。2月22日のノースロンドン・ダービーに合わせて日本で観戦会を開き、4月のブライトン戦ではスタジアムで日本文化を紹介する「Japan Day」を行うと発表しています。旅行会社の本業である観戦旅行と、日本での集客をつなげた使い方です。

(参考)Tottenham Hotspur announces partnership with H.I.S. – Tottenham Hotspur

スタジアムの露出と国内の展示|講談社は渋谷で展示会

講談社は2021年6月22日の契約発表で、本拠地アンフィールドの試合中のLED看板に講談社のロゴや作品のタイトルを出すこと、マッチデープログラムに講談社のページを載せることを挙げました。2025年には、リバプールの来日に合わせて2025年7月28日から8月3日まで、渋谷で契約の歩みを紹介する展示会を開いています。

この展示会には、同じリバプールの公式パートナーである日本航空が特別協力として加わりました。同じクラブのパートナー同士が日本で一緒に企画を組める点も、契約の使い道のひとつです。

(参考)リバプールFCとオフィシャル・グローバル・パートナーシップ契約締結のお知らせ(2021年6月22日) – 講談社

(参考)リバプールFC来日!!「Where Impossible Happens」展開催のお知らせ(2025年7月18日) – 講談社

観戦チケットや旅行を賞品にするなら懸賞の上限を確かめる

リバプールと日本航空の発表では、ファン向けの企画で試合のチケットやサイン入りグッズ、リバプールへの旅行が当たると紹介されています。日本で同じような賞品を出す場合、商品の購入や来店を応募の条件にすると、景品表示法の一般懸賞として上限がかかります。消費者庁によれば、取引価額が5,000円未満なら景品の最高額は取引価額の20倍、5,000円以上なら10万円で、総額は懸賞に関わる売上予定総額の2%までです。

計算すると、1,000円の商品を買った人が応募できる企画なら、賞品の上限は1人2万円です。英国への観戦旅行のように高額な賞品を出すなら、購入を条件にせず誰でも応募できる「オープン懸賞」にすると、景品規制の上限はかかりません。応募の条件の分け方はスポーツスポンサーのキャンペーン企画の手順で詳しく解説しています。

あわせて読みたいスポーツ団体のロゴ使用申請|協賛企業が承認を得る手順›

(参考)LFC and Japan Airlines enter into multi-year partnership as club's official airline partner – Liverpool FC

(参考)景品規制の概要 – 消費者庁

英国の広告ルール|プレミアリーグの賭博スポンサーの扱いを先に確かめる

プレミアリーグのクラブと組むと、同じユニフォームや看板に賭博会社のロゴが並ぶことがあります。英国では賭博のスポンサーについてリーグが自主的な決まりを作っているため、自社のロゴがどこに出るかと合わせて確かめておきます。

胸の賭博スポンサーは2025/26シーズンの終わりからやめる

プレミアリーグは2023年4月13日、クラブが試合用シャツの胸から賭博のスポンサーを外すことで合意したと発表しました。始まるのは2025/26シーズンの終わりからで、リーグは英国のスポーツリーグとして初めて自主的に取り組むものだとしています。胸の枠に入る会社の顔ぶれが変わる可能性があるため、同じクラブで露出の位置を考えるときは、どの会社が隣に並ぶかも確かめます。

(参考)Premier League statement on gambling sponsorship – Premier League

子ども向けの商品と場所には賭博のロゴを入れない

プレミアリーグ、イングランド・フットボールリーグ(EFL)、女子スーパーリーグ、イングランドサッカー協会(FA)がまとめた行動規範では、子ども向けのレプリカユニフォームに胸にも袖にも賭博のロゴを入れないこと、家族向けの観戦エリアに賭博のロゴを出さないことなどを定めています。英国の利用者に賭けを提供する会社と契約する場合は、英国の賭博委員会の免許を持つ会社に限るとしています。

この規範は、英国の賭博法や広告の自主規制(CAPコード)に加えて守るものと位置づけられています。日本の企業がクラブと共同で子ども向けの企画を行うときや、ユニフォームを賞品に使うときは、賭博のロゴが入っていない版を選べるか確かめます。日本でも海外の賭けサイトへの誘導は禁じられているため、国内向けの発信ではスポーツベッティングの日本での扱いも合わせて確かめておくと安心です。

(参考)Code of Conduct for Gambling Related Agreements in Football – Premier League, EFL, WSL, The FA

Q. プレミアリーグでは賭博会社が胸スポンサーになれますか?

プレミアリーグのクラブは、2025/26シーズンの終わりから試合用シャツの胸の賭博スポンサーをやめることで合意しています。あわせて、サッカー界の行動規範は子ども向けのレプリカユニフォームに胸にも袖にも賭博のロゴを入れないと定めています。

プレミアリーグのスポンサー契約の費用と契約前に確かめること

プレミアリーグのクラブとスポンサー契約を結ぶ日本企業が、社内の準備から発表と更新までに確かめる項目を順に並べた図

一覧の11件の公式発表には、どれも契約金額が書かれていません。金額を手がかりに予算を組むことはできないため、権利の中身と期間をそろえてクラブから見積もりを取るのが現実的です。そのうえで、次の3つを確かめます。

権利を使える地域と言葉を確かめる

まず、クラブの名前やロゴを日本で使えるのか、世界で使えるのかを契約で確かめます。地域パートナーなら日本だけ、グローバルな契約でも発表の主語が海外の法人なら、日本の本社が同じ権利を使えるとは限りません。日本語の広告やSNSでクラブ名をどう書くか、ロゴの使い方の承認をどこに出すかも、契約の前に決めておきます。

リバプールは、日本のサポーターが460万人を超えてプレミアリーグのクラブで最も多いこと、2023-24シーズンに日本で最も多く視聴された欧州のクラブで、テレビの視聴者が160万人に達したことを挙げています。こうしたクラブ側の数字は、日本で使う権利の価値を社内で説明するときの材料になります。

(参考)Liverpool FC welcomes BAYCREW'S as new retail partner – Liverpool FC

契約期間と更新の発表のされ方を確かめる

一覧のとおり、期間を年数やシーズンで公表している契約は3件で、ほかは「複数年」とだけ書かれています。社外に向けて「いつまで」と言えるかどうかは、発表の文面で決まります。契約書に書く期間と、発表で公表する期間を分けて決めておくと、更新や終了のときに困りません。

アビームコンサルティングはマンチェスター・シティとの更改を、トッテナムは契約の終わりのシーズンを公表しました。更新を発表するかどうかも交渉の項目に入れておくと、社内外への説明の時期を決めやすくなります。契約書に入れる項目全体はスポーツスポンサーの種類と仕組みから順に確かめられます。

(参考)マンチェスター・シティ・フットボール・クラブの日本におけるオフィシャル・マネジメントコンサルティングサービス・パートナー契約を更改(2024年10月15日) – アビームコンサルティング

(参考)Tottenham Hotspur announces partnership with H.I.S. – Tottenham Hotspur

窓口と社内で決めておくことを確かめる

トッテナムとH.I.S.の契約は東京での記者会見で発表され、クラブの収益部門の責任者(Chief Revenue Officer)とH.I.S.の社長が出席しました。交渉に入る前に、社内では目的、使う地域、予算の上限、決裁者を先に決めておきます。英語での契約書の確認は、国際取引に詳しい弁護士に相談するのが安全です。

あわせて読みたいスポーツスポンサー契約とは|企業が確かめる6項目と印紙・法律›

(参考)Tottenham Hotspur announces partnership with H.I.S. – Tottenham Hotspur

Q. プレミアリーグのクラブのスポンサー料はいくらですか?

公表されていません。ここで挙げた日本企業の11件の公式発表には、どれも契約金額が書かれていません。金額はクラブとの個別の交渉で決まるため、権利の中身と期間をそろえたうえで見積もりを取ります。

プレミアリーグのスポンサー日本企業のまとめ

プレミアリーグのクラブと日本企業の契約は、公式発表で確かめると業種の公式パートナーと日本の地域パートナーが中心です。数値と日付の出典は本文の各セクションに記載しています。

  • 現在の例はリバプールの日本航空・ベイクルーズ・講談社、アーセナルのアサヒ、マンチェスター・ユナイテッドのコナミとキヤノンメディカルシステムズ、マンチェスター・シティのアビーム、トッテナムのH.I.S.
  • 胸のスポンサーは横浜ゴム(チェルシー、2019/20シーズンまでの5シーズン)が代表例
  • 権利の範囲が「日本」の契約は3件、期間を年数で公表したのも3件で、金額を公表した契約はない
  • 胸の賭博スポンサーは2025/26シーズンの終わりからなくなり、子ども向けのユニフォームには賭博のロゴを入れない
  • 日本で観戦チケットや旅行を賞品にするときは、景品表示法の懸賞の上限を確かめる

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About The New株式会社 代表取締役 森永 昂
執筆者
About The New株式会社 代表取締役 森永 昂

新卒で東証プライム上場の社会人教育・コンサルティング企業に入社し、人材育成・組織開発に従事。その後、別企業でメディア・プラットフォーム事業の責任者を務める。

2025年5月に About The New株式会社 を設立。スポーツの現場で培われた知見を組織開発・人材育成の文脈に翻訳し、研修・チームビルディング・イベントの企画運営を行っています。

「知識を得る」で終わらせず「行動が変わる」ところまでを設計することを大切にしています。ご相談は contact@aboutthenew.co.jp まで。

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